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デッキレシピ:2017年4月 アーカイブ

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【第192話】蟲はピルルクだけのものじゃない!

    posted

    by デッキレシピ

    今年も公式のエイプリールフール企画が公開されていましたね。
    今年はWBC繋がりということで、野球に関連する内容が多かったです。

    男性シグニを扱った「エクスチェンジセレクター」や渡辺琴音さんと1日デートといったぶっ飛んだ企画の多い去年に比べると、まともな内容が多かった気がしますが、HP全体が「野球」という1つのテーマでよくまとまっており、完成度は今年の方が上だと感じました。
    早くも来年の企画が気になります・・・
    さて、今回は先日発売された「カードゲーマー」の情報を元に、18弾のカードを紹介していきます。
    ウィクロス3周年、1弾から始めた筆者のウィクロス歴も約3年という節目の弾となりますが、大きな可能性を感じる弾となっています。
    ここ半年ほどはピルルク&緑子の2強環境でしたが、そろそろ環境が大きく変わるのではないかと思います。

    今回取り上げるのは・・・


    ミュウ
    gp


    です!
    早速新規カードをご紹介します。
    《ミュウ=フリー》
    LC ミュウ=フリー
    カード種類:ルリグ
    カードタイプ:ミュウ
    色:紫
    レベル:5
    グロウコスト:黒2
    リミット:12
    【常】対戦相手はコストの合計が場にある【チャーム】の数以下のスペルを使用できない。
    【自】:このルリグがアタックしたとき、あなたのトラッシュから[凶蟲]のシグニ1枚を手札に加える。
    【出】:あなたのルリグデッキから[凶蟲]のレゾナ1枚を出現条件を無視して場に出す。
    【起】[アタックフェイズ]エクシード1:【チャーム】が付いている対戦相手のシグニ1体をバニッシュする。

    ついにミュウにもLv5ルリグが登場しました。
    Lv5に相応しく、色々と強力な能力を持っています。

    まず1つ目は常時能力で、相手の場のチャームの数以下のスペルを使用不能にするというもの。
    チャームの数に関係なく、相手は0コストスペルを使えなくなります。
    APEX>対策には最適で、相手にチャームの数を調整してアタックフェイズに入ることで、相手の起動による防御を妨害することができます。

    2つ目は自動能力で、ルリグアタック時にトラッシュから凶蟲シグニを1体手札に加えるというもの。
    ミュウ=イマゴ>が自身をダウンさせて回収する効果であり、ルリグアタックができなかったことを考えると、回収のタイミングは変わりましたが強化されていると言えるでしょう。
    ミュウには<エイフド>というガード能力持ちが居るため、回収能力があるのは非常に有り難いです。

    3つ目は出現時能力で、凶蟲のレゾナ1体を出現条件を無視して場に出すというもの。
    コストを踏み倒してレゾナを出せるのであると便利です。
    実用性は皆無ですが、クマムスですらグロウフェイズに出せてしまいますw

    4つ目はエクシード1を消費する起動能力で、チャーム付きのシグニ1体をバニッシュできるというもの。
    ターン1制限はないため、チャームさえ付いていれば1ターンに何体でもバニッシュできます。
    Lv5の都合上、エクシードは5枚あるため、耐久力はかなり高いと言えます。

    最大5回使える除去能力が強力で、構築の際には除去能力を補助するカードを入れると良いでしょう。
    《特大幻蟲 ヨロズハタヒメ》
    SR 特大幻蟲 ヨロズハタヒメ
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精生:凶蟲
    色:紫
    レベル:5
    限定条件:ミュウ限定
    パワー:15000
    【常】:【チャーム】が付いている対戦相手のすべてのシグニは能力を失い、新たに得られない。
    【常】:【チャーム】が付いている対戦相手のシグニがバニッシュされる場合、エナゾーンに置かれる代わりにトラッシュに置かれる。
    【出】:対戦相手は自分のシグニ1体につき、自分のデッキの上からカード1枚を、それらの【チャーム】にする。
    【ライフバースト】:対戦相手の場にある【チャーム】の数に1を加えた枚数のカードを引く。

    ミュウ限定のLv5シグニです。
    Lv5に相応しく、3つの能力を持ちます。

    まず1つ目は、チャームが付いている相手シグニの能力を失わせ、新たに得られなくするというもの。
    ランサー持ちのシグニに対しては、ミュウフリーの起動能力で除去するまでもなく、ヨロズハタヒメの常時能力で無力化してしまえば済むということです。

    2つ目は、チャーム付きのシグニがバニッシュされる場合に、エナゾーンに送られる代わりにトラッシュに送られるというもの。
    相手のエナが増える心配をすることなく、どんどん殴り倒すことができます。
    ミュウフリーの起動能力が実質的にトラッシュ送りに変わるため、非常に相性が良いです。

    最後に3つ目は、出現時に相手シグニ全てにチャームを付与するというもの。
    上記2つの能力を補助でき、1枚で効果が完結しているというのは立派だと思います。

    では実際のデッキレシピに移りましょう。
    ミュウは正直専門外ですが、上記2枚と、最近ご無沙汰のとあるレゾナシグニを活躍させることを目指して組んでみました。
    レシピはこちらです。
    ◆デッキレシピ
    ◆キーカード
    《ミュウ=シェド》
    LC ミュウ=シェド
    カード種類:ルリグ
    カードタイプ:ミュウ
    色:紫
    レベル:3
    グロウコスト:黒2
    リミット:7
    【出】:コイン×2を得る。

    18弾の新規Lv3ルリグで、出現時にコインを2枚得られます。
    これにより、ミュウにもベットアーツが投入できるようになりました。
    18弾では他のSelectorルリグにもコインが与えられるようになるのですが、そちらの紹介は別の機会に。
    《黒幻蟲 アラクネ・パイダ》
    gp

    ミュウフリーの除去能力の補助といえば、「チャーム付与」ということで、<アラクネ>を投入してみました。
    オタガメ>登場からの<グソク>ループの発見により、<オウグソク>に出番を取られることの多かった<アラクネ>ですが、ミュウフリーの登場により再び存在価値が高まるかもしれません。
    ヨロズハタヒメとセットで立てることで、毎アタックフェイズの開始時に相手シグニを1体トラッシュに送るという、破格の除去性能を見せてくれます。

    チャームが付与できるというのもそうですが、相手の起動能力を封じられ、場持ちが良いということもメリットになります。
    今までであればレゾナを出す度に、<イマゴ>の効果で1エナチャージできたため、レゾナを出すことのコストを重く感じることは少なかったですが、Lv5グロウ後はこのエナチャージがなくなるため、レゾナを出す回数を極力減らしたいところ。
    そのため、場持ちがよく、能力が全て常時で盤面に居続ければ強いアラクネ>にチャンスが回ってきています。

    代替案としては、<チャーム・タクティクス>が挙げられます。
    アラクネ>の場合、相手のメインフェイズに除去されるとチャームを付与できませんが、<チャムタク>はアーツであるため、相手ターンでも安定してチャームを付与できるという利点があります。
    ナナホシ>・<キイロテン>といった、相手の場にチャームがあれば効果を発揮できるシグニとの相性も良いです。
    メイン除去が少ない環境であれば<アラクネ>、多い環境であれば<チャムタク>と使い分けると良いでしょう。
    《バイオ・ハザード》
    gp

    ミュウのベットアーツとして、<フェイタル・パニッシュ>との比較で悩みましたが、今回はこちらを採用しました。
    メイン除去の多い相手に対し、ヨロズハタヒメを蘇生させてチャームを付与するのが主な狙いです。
    隣に<ボクマキリ>を蘇生させればエナ消費を少し軽減できます。
    チャーム・タクティクス>採用型であれば<フェイタル>の方が優先されるかと思います。
    《月欠けの戦場》
    gp

    新弾フラゲデッキということで、かなり攻めたアーツ構成にしてみました。
    我ながら攻めたと思いますw
    ミュウフリーの除去能力が強力なので、エクシード回収で使用可能回数を増やす狙いです。
    チャーム・タクティクス>で安定的にチャームを付与できるようにすれば、より使い勝手がよくなるでしょう。
    《幻蟲 スカラベ》
    gp

    ヨロズハタヒメによりチャームを付与でき、場に出しやすくなったため採用しました。
    チャームを剥がすのは損なようでも、チャーム付きのシグニを限定することで、アラクネで狙った1体を確実に除去できるという意味では、悪いことばかりではありません。
    先攻3ターン目で出せれば相手の場を一掃する力を持ち、終盤で出しても2体のアタックを通せればパワー8000ダウンとなり、Lv3シグニを1体除去できるだけの力はあります。
    《コードアンチ メイジ》
    gp

    ミュウの盤面埋めといえば<クマムス>でしたが、Lv5にグロウすると<イマゴ>のエナチャがなくなるため、優位性が低下しました。
    逆に<メイジ>は、Lv5シグニを採用することでデッキに戻す選択肢が増えたため、使い勝手が良くなっています。
    後述する<ヘルボロス>で釣るという手もありますし、活躍の機会は広がっていると言えるでしょう。
    《コードアンシエンツ ヘルボロス》
    gp

    黒シグニで<キアハ>で回収できるため、1枚採用しています。
    最初は<バオバブーン>を採用し、<Cサーバント T>まで採用しようかとまで思いましたが、緑エナの使い道が浮かばなかったため<ヘルボロス>のみを採用しています。

    いかがでしょうか?

    ミュウフリー、ヨロズハタヒメ共に多くの能力を持っており、大きな可能性を感じます。
    構築を考える中で調べて驚いたのですが、凶蟲のカードプールが予想以上に広く、新環境への適応力は高いと思います。
    今後新しい下級シグニの情報が出れば、また構築が変わるかもしれませんね。

    カードゲーマーには世界チャンピオンであるヨネカジさんのミュウデッキのレシピも載っているため、こちらも参考にしてみてください。
    あちらは<オウグソク>や青凶蟲を採用しており、このレシピとはタイプが違っています。ヨロズハタヒメで3面チャームを付与し、<グソク>を出して全体を15000ダウンして一斉にトラッシュに送る動きも確かに強力ですね。
    ヨネカジさんのレシピが前提としてあって、それと被らないような構築を考えたという裏話があったりします。

    次回も18弾の新規カードを取り上げる予定です。
    お楽しみに(^-^)/

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