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都道府県ツアーin長野!

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    by からばこ

    タイトルトップ.jpg
    都道府県ツアーin長野!
    からばこです。長野に行ってきました。
    6月末まで全国各地で行われているイベント「47都道府県ツアー 5周年だヨ!全員集合」。通称「都道府県ツアー」に参加してきました。せっかくなので、イベントの様子をお届けします。
    「ツアーってなんだ?」と気になっていた方や、「行ってみようかな?」と思っていた方は、これを読んでぜひ、足を運んでみてくださいね。それではスタート!
    長野に到着!
    ポップ.JPG
    (<ハッピー5>のタマがお出迎え)
    東京から新幹線で約1時間半。
    今回の会場は「カードラボ長野店」様です。長野県長野市のど真ん中にあるカードショップで、デュエルスペースの席数は60席ほど。北信エリアに住むカードゲーマーの拠点、といった雰囲気が伺えます。
    カードラボさんが入っている商業施設「again」には、同フロアに「らし●ばん」様や「メロン●ックス」様など、アニメ、ゲームのお店が揃っていました。この建物だけで色々完結するのが良さそうですね。

    到着すると、デュエルスペースには「ツアー開催中!」のポップが。
    すでに人だかりができており、そっと紛れて開始時間を待ちます。知り合いの方はいませんが、イベントが始まれば仲良くなれるので大丈夫です(多分)。
    タカラトミーウィクロスチームの社員さんの司会でイベントがスタート。参加者は20人ほどで、長野市はもちろん、軽井沢市などからいらっしゃっている方もいました。県内中から集まってくるんでしょうか。とても賑やかな雰囲気です。

    ティーチングのコツって?
    今回のツアーでは5周年にちなみ、
    1:対戦交流会
    2:ティーチング
    3:手書きポップコンテスト
    4:じゃんけん大会
    5:サプライズイベント
    の5つのイベントが行われます。

    最初はティーチングイベント。参加者から講師役を募集します。教わりたい方が1人、講師役希望が4人いたので、講師役はウィクロスに関する問題に正解した人が務めることになりました。
    ウィクロス図鑑などでしっかり予習していた甲斐があって、問題には一発正解。講師役になり、1人の方をウィクロスの世界にご招待することに。いらっしゃいませ!

    ティーチングには構築済みデッキと、20枚ほどの紙芝居を使用します。
    紙芝居には「グロウとは」「ルリグデッキとメインデッキ」「エナゾーンやライフクロスについて」「ライフバーストとは」など、ウィクロスの基本的なルールが記載されています。
    紙芝居を使って教えてもいいんですが、今回は1対1なので、生徒さんのカードゲーム経験や、ウィクロスに関する知識などに合わせて、教え方を変えてみました。
    他タイトルのカードゲーム(ヴァンガード)経験があり、ウィクロスのアニメも視聴済みとのことだったので、「アニメで『コインベット、アンロック!』ってやって、ピルルクの隣にドーナが出たじゃないですか。それが"キー"カードです」とか「ライフバーストは20枚です。ヴァンガードにも構築ルールがありますよね?あんな感じです」など、生徒さんの知識に合わせた伝え方をするように心がけました。
    これがうまくいったようで、レクチャーはスムーズに終了。ルールも把握していただいたようで、あとは実戦形式。対戦を通してウィクロスに慣れていただきました。
    一通り教えたところで、生徒さんに「持ってきたユキデッキで対戦したいです!」と言われたので、後半は構築済みデッキでの対戦会に。とても和気あいあいとした時間を過ごせました。
    対戦の様子.JPG
    (講師用にウリスストラクが用意されていましたが、強さに驚きました)
    教えるというのはすごく難しいことですが、今回はうまくいってホッとしました。
    もしツアーでティーチング役を務める方がいらっしゃれば、相手の立場での教え方を心がけると、うまくいくかもしれません。1人でも多くの方をウィクロスの世界に招きたいですね。

    先生だって対戦したい!
    ティーチングを終え、対戦交流会へ途中合流。前半・後半の2部構成で、各2試合が行われます。
    フォーマットはキーセレクション。勝ち負けに関係なく景品(ちびルリグカード)がもらえるので、今回は一番好きなルリグのピルルクを使用しました。
    参加賞としてもらえる「自己紹介カード」にピルルクをぶらさげていたり、プレイマットをアロスピルルクのものにしていたこともあり、「絶対ピルルクじゃん・・・」と言われておりましたが、そりゃそうです。ピルルクです。
    ピルルク.JPG
    (なんやかんやピルルクが好きです)
    対戦結果は、
    • 優羽莉:勝ち
    • ウムル:勝ち
    です。久しぶりにピルルクを使うことができてよかったです。
    周囲を見渡してみても、自分が好きなルリグを使っている人が多い印象でした。対戦終了後も別のデッキでフリー対戦をしていたり、ウィクロス談義に花を咲かせていたり、パックの開封結果に一喜一憂していたりと、ほんわかしていました。
    ツアー当日は、ウィクロスの新品商品の購入1,000円ごとにくじ引きができます。3,000円分購入し、「初心者です」デッキケースが2つ当選。かなり使い勝手がいいサイズなので、デッキの持ち歩きに使おうかなあ。

    お楽しみ色々!
    手書きポップコンテスト
    対戦交流会を終えたら、手書きポップコンテストの審査です。
    「WIXOSS部勧誘チラシ」をテーマに、「見た人がウィクロスをやってみたい!」と思えるようなポップを描きます。私も描きました。
    wx1.jpg
    (美麗イラストを描かれる皆様に常々脱帽しています)
    「最優秀賞間違いなしでしょ!」と意気込みましたが、特に何もありませんでした。優秀賞に輝いたポップは店舗様に飾られるとのことですので、ぜひカードラボ長野店様へ足を運んでみてください。
    ちなみに、ウィクロス部に入ったら人生が変わります。冗談抜きで人生が楽しくなります。騙されたと思って、皆様もぜひウィクロスを始めましょう。
    じゃんけん大会&サプライズイベント
    残るはじゃんけん大会とサプライズイベントです。
    じゃんけん大会の景品は、プレイマットやスリーブなどかなり豪華。長野店ではピルルクプレイマットやアイドルルリグプレイマットが目玉として用意され、白熱したじゃんけんバトルが繰り広げられました。
    サプライズイベントは・・・、ここで紹介するのはネタバレになってしまいますので、後日のご紹介とさせてください。バトルの強さやウィクロスの知識は不要で、誰でも楽しめる内容になっています。お楽しみに!

    遠征の楽しみといえば?
    遠征の楽しみといえば、食事です。限定では長野名物のお蕎麦をひたすら食べていました。
    以前長野市に住んでいたことがあり、当時よく足を運んでいたお蕎麦屋さんで懐かしい味を堪能していました。長野のお蕎麦は、店によって味や太さ、食べ方が異なるので、どこに入っても楽しめます。一度の訪問で、2,3店舗行くのがおすすめです。朝蕎麦、昼蕎麦、夜の飲みの後に蕎麦、です。
    お蕎麦.JPG
    (うどんよりそば)
    カードラボの近くには、長野市の代名詞「善光寺」があります。
    イベント終了後は夕方で、門前町のお店のほとんどが閉まっていましたが、お参りのために足を運びました。人も少なく、心の底から手を合わせることができ、これはこれでいいタイミングだったなと。
    善光寺.JPG
    (牛に引かれて善光寺)
    たまたま開いていたお焼き屋さんで、名物の「お焼き」をいただきました。長野市はアニメ「長門有希ちゃんの消失」の聖地でもありますので、ファンの方は要注目です。
    ツアーでもそうですが、ウィクロスの遠征で普段行かない場所に行く際は、ぜひ地元の味に舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。カードゲーム以外の目的も用意しておくと、楽しい旅行になりますよ。

    ウィクロスの世界へようこそ!
    いかがでしたでしょうか。
    セレモニーやWIXOSSCUPなどに比べて、都道府県ツアーはかなりカジュアルなイベントです。対戦よりも交流の側面が強いので、「セレモニーに出るのはまだ早いかな・・・」「ウィクロスパーティーに行きたいけど、ちょっと怖くて・・・」と思っている方にこそ、ぜひ参加してほしいイベントです。ゆったり楽しくウィクロスをプレーできるうえに、同じ地域に住むプレイヤーとの交流も生まれますので、足を運んでみてはいかがでしょうか。
    イベント終了後にウィクロスチームの社員さんから、「約ネバやにじさんじとのコラボや、555円デッキの発売をきっかけに、ウィクロスを始める方がたくさんいらっしゃると思います。温かく迎えてあげてください!」とのアナウンスがありました。長野店に限らず、皆様が住む地域や足を運ぶカードショップにも、きっとそういう方がいらっしゃることでしょう。ぜひぜひ温かくお迎えしましょう!
    遊々亭も記事やコンテンツを通して、これからウィクロスを始める方を応援します。

    都道府県ツアーはまだまだ続きます。
    開催店舗はタカラトミー公式ページからご覧になれますので、お近くの店舗で今後開催される場合は、ぜひぜひ足を運んでみてください。

    それでは、また次回の更新で!
    予定が合えばどこかのツアーに参加する予定ですので、お会いしたらよろしくお願いします。

ウィクロスセレモニー総復習!上位入賞ルリグランキング解説(後編)

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    by からばこ

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    ウィクロスセレモニー総復習!上位入賞ルリグランキング解説(後編)
    からばこです。
    というわけで前回に引き続き、WIXOSSセレモニー総復習の記事です。キーセレクションと、アーツ採用ランキングから、ざくっと環境を振り返ります。
    集計方法や期間、サイトの説明につきましても、前回の記事からご覧ください。

    ルリグランキング(キーセレクション)
    全250デッキ
    1. タマ:58
    2. リル:46
    3. 夢限:23
    4. グズ子:18
    5. カーニバル・翠子:17
    6. ピルルク:15
    7. ユヅキ・優羽莉:13
    8. ユキ:12
    9. エルドラ:11
    10. レイラ:3
    11. リメンバ・再会マユ:2
    トップ3解説
    案の定、タマが圧倒的な実績を残しています。
    突然の<プリキャス>によるロングショット、バウンスによるエナを与えない除去、攻防共に優れたコイン技『イノセンス』など、圧倒的な性能でキーセレクションのトップに君臨し続けてきました。ユヅキやエルドラなどが登場した「ワイルズ 」「レトリック」環境ではやや数を減らすかと思われましたが、台頭した夢限に対し有利に立ち回れることから、結局トップの座を譲ることはありませんでした。同時期に行われていたWIXOSSCUPでも、その強さを存分に発揮していたことは記憶に新しいかと思います。
    強さの根源はいくつかあります。3点要求が基本とされるキーセレクションの中で、4点以上を要求できる<プリキャス>の存在はもちろんですが、<サンポケ>などの下級遊具が試合後半になっても腐らないことや、これらの下級遊具が「<プリキャス>になるかもしれない」という無言の圧を相手に与えるため、アーツを吐かせやすいことなどがあります。
    今後も環境の中心にあり続けそうですが、ウムルの青迷宮シグニで手札やデッキを狂わされるような予感がして、ちょっと逆風なのかな、という印象です。

    次点はリルでした。タマに引けを取らない入賞数です。
    ハイメイル>、<ロンギンス>という強力なライズシグニと、「ダブルクラッシュ」をお手軽に付与するルリグ能力により、ゲームスピードで優位に立ちやすいデッキです。ライズシグニはパワーも13000と高水準で場に残りやすく、両者が異なるタイミングでの除去を持っているため、相手に合わせてコンスタントに点数要求ができる点が強力です。「4点以上を取る」という強みも、きちっと持っていますね。
    3番手が夢限です。
    「ユートピア」での登場時は構築が難しいデッキでしたが、「レトリック」で<ムゲン>を、直後に<ハッピー5>を得たことで、一気に環境トップクラスに躍り出ました。20件以上の入賞のほとんどが、<ハッピー5>を得たあとの記録です。
    豊富なキーを環境によってカスタマイズし、そのどれもが<ハッピー5>のアンコールコストになることや、<フラクタル・ゲージ>をフルパワーで使えることなど、防御力では他のルリグの追従を許しません。攻めの面でも、<アルフォウキー>、<ゆきめキー>や、<サーバントF>、<ヤミガネ>などで一定以上の攻撃力を確保しており、どのデッキに対してもしっかり渡り合えます。結果的に高水準なデッキに仕上がりました。

    しかしルリグの性質上、タマに不利です。複数キーを並べる能力も、相手ルリグのレベルとリミットをコピーする能力も、『イノセンス』で簡単に消えます。WIXOSSCUPでも夢限はタマ以外のルリグに対して防御数で有利を取っていましたが、タマに勝てず、結果を大々的に残せませんでした。
    とはいえ入賞数は続々と増えており、今後も環境の一角として存在感を発揮しそうです。
    アーツランキング
    全830デッキに採用されたアーツ・キーカードはなんと3900枚超!
    これら全てをランキングにしてみました。
    今回は、各フォーマットのトップ10をご紹介します。
    オールスター
    全2614枚
    1. ビカム・ユー>:107
    2. アイスフレイム・シュート>:98
    3. スピリット・サルベージ>:97
    4. クトゥル・アビス>:95
    5. ダーク・コグネイト>:94
    6. カーニバルキー>:67
    7. ピルルクキー>:67
    8. ブルー・サジェスト>:63
    9. 水天一碧>:61
    10. アンチ・アビリティ>:60
    ビカム・ユー>が1位になりました。先攻・後攻を入れ替えるルール介入型アーツとして登場当初から注目され、登場後は「バカラオーラタマ」「3止めユヅキ」など、ショット系のデッキで採用され始めていました。その後も「燐廻グズ子」「白滅ダッシュタマ」など、先にレベル4にグロウしてワンターンキルを狙うデッキや、「ミルルン」「アロス・ピルルク」といった、先にレベル4にグロウしてリソースを奪い尽くし、ゲームを支配するデッキで採用されています。
    また最近では、カーニバルでの採用が目立ちます。主に「白滅ダッシュタマ」の対策で、先にレベル4にグロウし、コイン技で<アークゲイン>を迎撃するためのものです。タマ側にも<ビカム・ユー>がほぼ確実に採用されているため、お互いにレベル2でお見合いすることになりますが、数少ない対策手段として覚えておきましょう。
    次点が<アイスフレイム・シュート>です。
    優秀なルリグ止めアーツとして、青や赤、リワトなどのデッキで幅広く採用されました。4位の<クトゥル・アビス>もそうですが、「燐廻グズ子」「タマ伍改」など、強力なルリグアタックを持つデッキを考える上で、ルリグを止める手段は欲しいものです。<ジャイアント・キリング>、<始まりキー>など、ルリグ止めの手段はさまざまですので、デッキに合ったカードを1つ採用しておくと安心です。

    キーからは<ピルルクキー>、<カーニバルキー>がランクインです。
    ピルルクキー>はコイン1枚で使えるキーの中ではかなり汎用性が高く、グズ子などの火力の高いデッキで採用されています。レベル5までグロウするデッキでは、「ドロー1回+シグニ止め2回」で効率よくエクシードが吐けるのも美しいです。
    カーニバルキー>は言わずもがな。カーニバルをはじめ、採用したデッキがどんどん入賞しています。強力さについては過去の記事でも紹介していますので、ぜひ合わせてどうぞ。
    10009.jpg カニ.jpg
    採用数をどんどん上げている<セレクト・ハッピー5>では、感謝祭時では52件でしたが、この記事を書いている5月1日現在では、83件と7位まで上昇しています。かなりのデッキに採用されていますので、環境読みの際にお役立てください。

    キーセレクション
    全1300枚
    1. イノセント・ディフェンス>:124
    2. セレクト・ハッピー5>:84
    3. ソウイキー>:77
    4. 華代キー>:73
    5. ママキー>:71
    6. ドーナキー>:54
    7. ドント・リブミー>:51
    8. ドント・ムーブ>:37
    9. ゆきめキー>:35
    10. 始まりのルリグキー>:30
    1弾「クラクション」で登場した汎用アーツ<イノセント・ディフェンス>がトップでした。色を問わず使え、モードも幅広く、キーセレクションの黎明期を支えたアーツです。お世話になった方も多いことでしょう。<ドント・リブミー>、<ドント・ムーブ>も同様に、登場してからの期間が長いことから、上位になっています。
    しかし、<セレクト・ハッピー5>を語らずして、キーセレクション環境を語ることはできません。登場から3か月でこの採用数。5月1日現在では105件と<イノディ>を追随する採用数で、もはや「<ハッピー5>は基本」と言っていいほどです。555円デッキのプロモになるのも頷けますね。
    使い終わったキーをアンコールコストにし、シグニ止めやサーバント回収で防御につなげることがほとんどです。このカードの登場で<イベリコーナキー>、<鎮護国禍>など、防御に直結しないキーカードも採用されるようになるなど、環境に与えた影響は特大級です。ちなみに、5月1日現在、<ハッピー5>登場以降に入賞したキーセレの129デッキのうち、<ハッピー5>が採用されているデッキは105件。率にして8割以上。「こんなに採用されるカード、過去にあったかな?」と記憶を探るレベルです。
    キーセレのみならず、オールスターでの採用件数も高まっています。除外モードや効果ダメージ無効など、オールスターでも役に立つモードも含まれているため、今後も使われていくことでしょう。コストが0であることから、ママやドーナデッキで<ヒャクヨウ>、<コロポ>などが採用されていることも、存在感を発揮している裏付けとなっています。
    ハッピー5>はまさに、現代ウィクロスの代名詞的なアーツです。1枚はぜひ、手元に置いておきたいところです。

    まとめ
    いかがでしたでしょうか。
    ちなみに今回のデータは過去の結果も含んでいるので、現環境の傾向をそのまま表しているわけではありません。感謝祭ではオールスターのルリグ入賞ランキングを環境ごとに出したので、そういったものを恒常的に作って比較すれば、環境ごとの強さや傾向が見えてくるでしょう。そのうちサイトに実装する予定なので、お楽しみに。

    ただ、データや統計にとらわれすぎて、予想外のアーツが飛んできたときに対処できず、「そんなの聞いてないよ!!」と言って負けないように気をつけましょう。最近その傾向が強いので、データとの向き合い方を考え直した方がいいかもなと反省しています。
    情報はこちらにまとまっています。これからもリアルタイムで更新されていきますので、興味がある方は覗いてみてはいかがでしょうか。

    重ね重ねになりますが、感謝祭のブースに足を運んでくださった方、本当にありがとうございました。対戦以外の楽しみ方が豊富なのも、ウィクロスの魅力ですよね。
    それでは、また次回の更新でお会いしましょう。ではではー。

ウィクロスセレモニー総復習!上位入賞ルリグランキング解説(前編)

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    by からばこ

    まとめ.jpg
    ウィクロスセレモニー総復習!上位入賞ルリグランキング解説(前編)
    ご無沙汰しております。からばこです。
    先日行われましたウィクロス大感謝祭東京で、ユーザー出展に参加しました。ブースにお越し下さった皆さま、誠にありがとうございました。
    私が運営しているサイト「WIXOSSBOX」に集まった、800以上のセレモニー入賞デッキを集計し、上位入賞の回数が多いルリグや、採用頻度の高いアーツ・キーカードを発表する、という試みです。2018年4月から19年3月までのセレモニーの結果をまとめました。
    今回はそのデータの一部を紹介しつつ、セレモニーの環境を振り返ってみたいと思います。

    集計方法
    サイトに掲載されたデッキをひとつひとつ黙視し、エクセルに入力しました。
    ルリグタイプ、最終レベル、色、採用アーツ・キーカードをまとめ、関数を使って集計、といった具合です。
    ルリグタイプの基準につきましては、原則最終レベルで判断しています。「イオナとユキは別」「マユは個別集計」など、細かい基準はサイトに合わせています。ご了承ください。
    「入賞」の基準は「ベスト4まで」です。セレモニーを開催した店舗・ならびに関係者がツイッターに掲載したもののみ含めました。

    ルリグランキング(オールスター)
    全580デッキ
    1. カーニバル:52
    2. グズ子:45
    3. リワト:44
    4. あや・タマ:39
    5. ナナシ:30
    6. ハナレ・真名マユ・ユヅキ:29
    7. ドーナ:27
    8. アン:23
    9. ミルルン:22
    10. 花代:21
    11. ウリス:20
    12. アロス・ピルルク:19
    13. 紡ぐ者:18
    14. エルドラ:17
    15. レイラ:10
    16. ママ・リル:9
    17. タウィル・メル:8
    18. イオナ:7
    19. サシェ:6
    20. アイヤイ・アルフォウ:4
    21. ピルルク(蟲軸アロス以外):3
    22. 創世マユ・ユキ:2
    23. 緑子・ミュウ・リメンバ・再会マユ・優羽莉:1
    24. 夢限・ウムル:0
    トップ3解説
    カーニバルの入賞数が圧倒的です。特に<レイラキー>が登場したユートピア環境以降、常に環境トップを走り続けています。
    ユートピア環境では<赤MAIS>と<黒MAIS>を両方採用した「W5カニ」が台頭していました。当時現役だった<テンドウ>で<トオン>を埋めて耐久したり、<ウムルキー>と<ジルコニウム>を組み合わせ、守り続ける型が流行していました。
    ワイルズで<カーニバルキー>が登場すると、防御の幅がさらに広がり、耐久力では肩を並べるデッキはいないといっても過言ではありませんでした。苦手なリソース破壊も<レイラキー>で対策する隙のなさで、文字通り延々と守り続けることができます。<テンドウ>禁止後に数を落とすかと思われましたが、アンリミテッドセレクターでの強化を経て、未だに環境トップに君臨しています。
    豊富な防御手段、赤宇宙たちのリソース獲得能力や安定感など、攻防ともに隙がありません。以前は「<アイスフレイム・シュート>・<鎧終一触>・<炎のタマ>・<カーニバルキー>」が鉄板のアーツ構成でしたが、最近では<ビカム・ユー>、<自由自罪>などが採用されつつあります。拡張性能の高さゆえ、今後も環境の中心に立ち続けるでしょう。

    次点でグズ子、その次がリワトでした。
    グズ子は<応援の駄姫>が強化を後押ししました。ライフクロスを一気に詰められるコイン技『ダイレクト』で相手の防御手段やライフを減らしてから、<ブラジャック>を絡めて一気にゲームエンドに持っていくプランが主流になりました。オールスター環境でレベル4へのグロウコストが早々に0になり、他のルリグが持つ「防御のためにアーツを使うとグロウできなくなるよ......」という悩みから脱却できたのも大きいです。
    トオン>を絡めた防御が台頭した時期には「<燐廻転生>+『ダイレクト』」で上から勝利するなど、圧倒的な攻撃性能で猛威を振るい続けていましたが、アンリミテッドセレクターで全員のグロウコストが0になったり、<ヘルボロス>の流行などで、最近は向かい風です。


    リワトは<レイラキー>の登場まで猛威を振るっていました。<フレイン>によるエナ・トラッシュ破壊で、多くのデッキを根本から粉々にされた方も多いことでしょう。エナコストが重いアーツやトラッシュでの防御は成り立たず、これらに頼るデッキはトーナメントシーンから姿を消した、といっても過言ではありませんね。
    さすがに<レイラキー>の登場後は数を減らしましたが、最近ではチラホラと数を増やしつつあるようです。「リワトはいないし<レイラキー>はいらないかな」「<レイラキー>を入れるくらいなら他の防御カードを入れるよ」などの考えから、<レイラキー>が減ったことも追い風なのでしょう。
    ちなみにWIXOSSBOXのトップ絵はこのリワトと<フレイン>です。「環境の象徴にふさわしいルリグはどの子かな」と考えた結果です。我ながらナイス人選!

    環境の変遷と、オールスターを変えたカードたち
    18年4月にキーセレクションが導入され、登場するカードのパワーは、以前に比べてやや控えめになりました。ただその中でも、環境に大きな影響を与えたカードが何枚もあります。振り返りつつ、環境の変遷を復習します。
    超罠ミミック
    デッキトップを自由に操ることができる、レベル4のシグニです。<トオン>を仕込み、<流転>などで埋める戦術が開発されました。
    ただ当時はリワトが台頭しており、「<トオン>を埋めて1ターン耐えても、リソースがないからどうしようもないよ」という雰囲気があり、そこまで影響を与えていませんでした。リワトに加え、ミルルンやアロスピルルクなど、リソースに干渉するデッキも多かったこともあります。ただ、「いつか活躍するだろう」という雰囲気は漂っていました。
    入賞ランキング(WXK01-02環境・222デッキ)
    1. リワト:34
    2. グズ子:22
    3. あや:16
    4. 花代・ミルルン・ユヅキ:14
    5. ハナレ:13
    6. ウリス:12
    7. アロス・ピルルク:11
    8. タマ:11
    レイラキー>がなかったこともあり、<サンスト>でライフクロスを砕いて<西部の銃声>で勝利する「花代」や、ランデスワンショットの「3止めユヅキ」、手札破壊の「ミルルン」「アロス・ピルルク」といったデッキが多く入賞していました。
    カーニバルの入賞件数は7と、当時はリワトに追いやられていたようです。グロウコストも赤3かかっていましたし、逆風を耐え忍ぶ時期でした。

    レイラ=クレジット
    10017.jpg
    そんな中、ユートピアで<レイラキー>が登場。リワトを始め、リソースを奪い尽くすデッキが軒並み弱体化し、<トオン>を埋めて守る意義が生まれました。
    ここで環境トップに羽ばたいたのがカーニバルです。天敵だったリワトが姿を消したことで、コイン技『ジョーカー』や<ジルコニウム>での防御が確実に使えるようになりました。「<ミミック>・<トオン>」のギミックも、<ミミック>や<トオン>がレベル4であること、<テンドウ>の効果や<黒MAIS>がクラフトする<落華流粋>が<トオン>と相性がよかったことなどから、すんなりと組み込んでいました。
    カーニバルのみならず、<生生流転>を何度も使える<真名マユ>や、メインデッキでの回復に長けたエルドラなどが、<トオン>での防御を取り入れています。<レイラキー>の登場により、<メツミ>や<フォーカラー・マイアズマ>などで、相手のデッキをリフレッシュさせてライフクロスを破壊することができなくなったことも、<トオン>での防御が多くなった要因です。

    フラクタル・ケージ
    同じユートピアで「シグニゾーンを消す」<フラクタル>が登場。真っ先に取り入れたのが「2止めアン」でした。序盤で早々にライフを奪い、<フラクタル>で消したシグニゾーンを完全耐性の<マーライ>で狙い撃つ、というデッキです。ユートピアが発売された直後のセレモニーで、<フラクタル>を採用した2アンが複数上位入賞したことは印象的でした。

    カーニバルキー
    10009.jpg
    トラッシュ利用に拍車をかけたカードです。全てのルリグがカーニバルの『ジョーカー』能力を使えるようになり、戦術に幅が生まれました。
    特に、<マイプラ>がいるナナシなど、アタックフェイズ中の起動効果を持つシグニを有するデッキが導入を試みました。限定条件のない<ヘルボロス>、<ジルコニウム>なども相性が良く、多くのデッキに組み込まれました。<レイラキー>の登場で、<フレイン>や<メツミ>といったトラッシュ破壊が減っていたこともあり、流行しました。
    入賞ランキング(WXK03-05・265デッキ)
    1. カーニバル:30
    2. グズ子・タマ:23
    3. ドーナ・真名マユ:10
    4. あや:18
    5. アン:15
    6. ナナシ・ユヅキ:13
    7. エルドラ:11
    耐久力の高いデッキが上位入賞している印象があります。<トオン>を要する防御に対抗するには、ナナシやエルドラなど、無限に近い防御力を組み込む必要があったのでしょう。
    アンは入賞例のほとんどが「2止め」です。またリワトも10件入賞しており、<レイラキー>のないデッキへは、相変わらずの破壊力を発揮していたことが伺えます。

    アンリミテッドセレクターと「ダッシュタマ」
    「全員強化」が謳われたアンリミテッドセレクター。毎日発表される新カードたちに胸を踊らせた日々が懐かしいですね。2月、3月の環境を振り返りましょう。

    飛躍したのは「ナナシ」でした。
    もともと<マイプラ>や<ボツリネス>といった強力なシグニを持っていましたが、新規4ルリグの「場出し禁止」が強烈でした。「面を開けて、場出しを禁じて、アタック」というシンプルな動きで、環境の中心に躍り出ています。
    テンドウ>やW5戦術を失ったカーニバルも、<ヒミコ>などの強化を得て、トップの地位を守っています。<鎧終>や<炎のタマ>などを取り込み、<ボツリネス>やショット系のデッキに対抗していました。さらに、グロウ難易度が格段に下がった<アルテマイオナ>、絶対的エースを得たサシェなど、これまで入賞が少なかったルリグもじわじわ登場し、オールスターは群雄割拠した環境になっています。

    そんな中で注目されているのが「ダッシュタマ」と呼ばれるデッキです。
    アークゲイン>、<プロメウス>と<アイヤイキー>、<鎮護国禍>、<華代緑子キー>を組み合わせ、ルリグ耐性のショットを決めるデッキです。キーは<白滅タマ>の『イノセンス』で無効化するため、隙がないショットデッキとして台頭しています。
    多くのデッキにキーカードが採用されていることや、環境が多様化し、<アンチアビリティ>などの対策カードを採用する余裕がないこともあり、一部の大型大会で猛威を振るっています。対策がなければなすすべもないので、警戒しておきたいデッキです。
    入賞ランキング(WXEX01環境前半・96デッキ)
    1. カーニバル:15
    2. ナナシ:12
    3. タウィル・ハナレ:7
    4. イオナ・サシェ・タマ:6
    5. ドーナ:5
    6. 紡ぐ者・ウリス:4
    3月下旬までの統計なのでやや古いデータですが、ランキングは上記の通りです。
    4月の傾向としては、ナナシがやや勢いを落とし、ダッシュタマや各種「マユ」などがじわじわ数を増やしている、という印象です。今後もデータを見ていきたいところです。

    長くなってきたので、キーセレクション編・アーツ編は次回お伝えします。
    もしかしたら令和元年になってしまうかもしれませんが、どうぞお楽しみに。

    個人ブログの更新を休憩させているので、こっちは気合い入れて頑張ります。ではまた次回!

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