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エクスプロード環境予想!

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    by からばこ

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    エクスプロード環境予想!
    エクスプロード!からばこです。新パック「エクスプロード」が発売されました。華代さん、メル、ミュウの3人が新規参戦し、ますます盛り上がるキーセレクション。これからの環境を、ドドンと予想してみたいと思います。
    新規3ルリグの特徴や注目アーツ<炎真爛漫>が与える影響、注目ルリグ紹介など、盛りだくさんにご紹介。予想といっても「こんな感じになるんじゃないかな」というふんわりとしたものですが、お楽しみいただければと思います。レッツゴー!
    新規ルリグ紹介
    華代さん:2止め登場!火力と速攻のシェフ・華代
    エクスプロードの目玉は華代さん。オールスターで長く輝いていた「2止め花代」が、キーセレクションにも登場します。
    特徴は、序盤からどんどん攻めていく「速攻」。各種原子シグニを駆使し、「相手のシグニをバニッシュし、アタック」を繰り返す、わかりやすいデッキになります。レベル2や3の段階からガンガン焼いてくるため、防御の薄いルリグはひとたまりもありません。中には「ダブルクラッシュ」「アサシン」を持つシグニもいるため、対戦すると「まだレベル3なのにもうライフが無い!」なんてこともあるでしょう。
    原子のシグニの中には、「トラッシュに置かれたとき」に発動する効果を持つ子もいます。ドローやエナチャージ、バニッシュなど効果はさまざま。ゲームプランに合わせてデッキを構築してあげましょう。発動にエナコストを要求するシグニもいるため、特にエナの管理はかなり重要になります。

    ネックはパワーの高いシグニが除去しづらいことでしょうか。
    レベル1、2のシグニは簡単にバニッシュできますが、3、4となると難しくなります。一応<Nce><Slb>などが12000ラインを焼けるので、対応できないわけではないんですが、エナコストがそれぞれ赤2、3と重いため、連打はできなさそうです。
    On>でアサシンを付与したり、「相手がレベル4になる前にライフを焼き切って、最後の一撃を死に物狂いで通す」プレイングを心掛けたりすればなんとかなるのかなあ、という印象です。

    コインの最大値は5枚。2へのグロウ直後は3枚、ゲーム終盤に赤3で2枚追加できます。
    ルリグの下に敷くカードが2枚である都合上、「<ピルルクキー>」などのエクシードが必要なキーとは相性が悪いので、使い切りのキーが採用されやすいです。<鎮護国禍><ゆきめキー><ララ・ルー"ウイリー">などがおすすめです。
    他にも<APEXキー>を採用して高パワーのシグニをバニッシュするできるようにした構築も。<大成の爆火><祝福の五光>と組み合わせれば、試合終盤でも継続して相手シグニをバニッシュできるため、人気の構築になっています。
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    2止めの都合上、ルリグデッキにアーツやキーカードを合計7枚採用できます。防御に関わらないキーはもちろん、ガードや防御に制約をかけられる<炎真爛漫>など、攻撃に寄せた構築も可能です。カスタマイズできる幅が広く、発売当初から非常に人気の高いルリグです。
    序盤から最大火力で突っ走り、相手を焼き払えるのが止めデッキの魅力。キーセレで初めて触れる方も多いことでしょう。その爽快感をぜひで堪能してください。

    メル:栄養取ってるぅ?化学の力でバニッシュ耐性!
    オールスターでは調理のシグニを使っていたメルが、微菌のシグニを従えキーセレに参戦。「チャーム」を駆使して戦います。
    特徴はバニッシュ耐性。<ウェディ><プロテイン>の2種のSRシグニが、チャームを持つシグニにバニッシュ耐性を付与します。チャームは<ビオチン>をはじめとした各種シグニや、レベル4の<メル=ヴェスパー>の効果でつけられるため、思いのほか簡単にチャームがついたシグニがそろいそうです。

    ライフクロスは「ランサー(Sランサー)」や「連続攻撃」でクラッシュしていくことになります。
    序盤は<カーボ><ビタミンB2>、中盤以降は<ウェディ><ビタミンB6><ヨウサン>あたりがアタッカーになっていきます。翠子デッキのような動かし方をイメージしていただければつかみやすいかなと。
    何にせよ、チャームがつかないとどうしようもない状況が多いので、エナや盤面のみならず、チャームの管理(特にチャームを付与するカードの管理)は、とても重要になります。「チャームを付与するカード」と、「チャームがつくことで効果を発揮するカード」がはっきり分かれているため、デッキの構築やプレイングで、役割分担やバランス、運用などをしっかり考えなければいけないでしょう。ここは腕の見せ所ですね。
    プロテイン>の存在から継戦能力もそこそこあるので、除去からの立て直しは意外としやすいです。その分、エナコストの支払いにどのカードを充てるかが重要になってきます。
    バニッシュやパワーダウンには強いものの、ダウンや「アタックできない」の付与など、他の防御手段であっさり止まります。特に人気アーツ<セレクト・ハッピー5>には滅法弱く、チャームがつくことで得られる効果があっさりと消えてしまいます。
    なので、<ハッピー5>が苦手であるということを逆手に取り、<真ユヅキキー><聖マルディウス協会>、コイン技「ベルセルク」などを使い、メインフェイズで相手シグニを除去するという構築も考えられます。この場合、<真ユヅキキー>を発動する序盤用のシグニは何でもよいので、<コレステ><テツブ>など、レベル1,2のバニラシグニにお呼びがかかります。
    同じ環境で<炎真爛漫>が出ることや、2止め華代さんの台頭で夢限が減ることから、<セレクト・ハッピー5>の採用率は、少しは減ると予想されます。減るといっても、採用率9割が8割5分になるかならないか、というところなので、やはり立ち回りでのケアは必須ですね。

    微菌発表時は「調理のメルがウイルス!?」と思っていましたが、栄養素とはびっくりしました。
    ウェディ>の何ともいえない猟奇っぷりが、私の好みのド真ん中です。早速組みましたが、パワー13000以上のシグニがずらりと並んで、バトルしていて気持ち良いです。

    ミュウ:ミュウのポケット銀河系!レベル戦術を駆使しよう
    まさかまさかの水泳部。黒の宇宙シグニとともに、ミュウがキーセレクションに参戦しました。
    ミュウお得意のチャーム戦術は同期のメルが使っており、どんなデッキになるのやらと思っていましたが......。「レベル操作」がテーマのようですね。自分や相手のシグニのレベルを操作しながら戦うデッキです。

    華代やメルに比べて、ミュウは全体的にまとまっている印象です。
    手札補充は<エスキモ><キャッツアイネ><ハッブラ>などで、アタック時除去は<アラクネ><ゴーストジュピタ>などで行えるため、「トラッシュからカードを拾って、場に並べてアタック」という、黒らしい戦術が基本になります。シンプルなデザインに仕上がっていて、わかりやすいですね。
    これだけ見ると「ウリスでいいんじゃない?」と思ってしまいますが、ミュウだからこそのカードが2枚あります。
    まずは<アラクネ>。「あなたのアタックフェイズの間、対戦相手の効果はバニッシュ以外であなたの[宇宙]のシグニを場から移動させない」という、強烈な耐性を付与する効果を引っ提げやってきました。主に、「バウンス」「エナ送り」「トラッシュ送り」を受けなくなります。メルの<ウェディ>たちと違って耐性を持つための条件がないのが魅力的ですね。
    更に<アラクネ>自身もアタック時除去を持っています。アタック時にデッキトップから、宇宙シグニが4枚めくれるまで公開します。最初の4枚が全て宇宙シグニであれば、相手のシグニゾーンを1つ消せます。<フラクタル・ケージ>と全く同じ効果を発揮する、コズミックなシグニです。

    そしてもう1枚が、SRスペル<ネビュラ・コネクト>。
    デッキ内の全てのシグニのレベルを4にする効果と、デッキの上から2枚めくれたレベル4シグニを手札に加える効果を持ちます。どのシグニが手札に来るのか不確定ですが、損失のない手札補充はありがたいです。コストも黒1と非常に軽いのがぐっどです。
    デッキ内のシグニが全てレベル4になっているので、<アラクネ><ゴーストジュピタ>などの効果が最大限に発動しやすくなるのも安心ですね。1ゲーム中に何度も発動したいカードですが、<ネビュラ>を入れすぎることで<アラクネ>たちの効果が発動しにくくなる、なんてこともありますがご愛敬。私は4枚入れます。
    こう書いていくと優秀そうに見えますが、メルや華代と違い、突き抜けた効果を持つカードが少ないのが気がかりです。
    一応<アラクネ>がいますが、効果の確実な発動は単体では行えず、他のシグニもデッキトップを参照する子が多いので、ちょっと不確定なのがネックかなと。<エスキモ>をはじめとした「確実な除去」と、<アラクネ>などの「もしかしたら点数につながるカード」をうまく組み合わせながら攻めていきたいですね。

    環境はどうなる?
    新規に参戦する3デッキを紹介しました。3人とも個性的で、回すのが楽しみですね。
    キーセレクションに参戦したルリグもこれで19人(マユ除く)。新規ルリグが参戦するたびに環境が変わってきましたが、エクスプロードが与える影響は、これまでの弾でもかなり大きくなります。
    その影響を分析しつつ、

    新規3ルリグは「耐性」がキーワード?
    新規ルリグ、とりわけ「メル」「ミュウ」は、両極端の耐性を持っています。メルは<ウェディ><プロテイン>の存在からバニッシュにめっぽう強く、ミュウは<アラクネ>の存在から、バニッシュ以外の耐性(バウンス、トラッシュ送り、エナ送り)に強いです。「同じタイミングで両極端の耐性を持ったデッキが搭乗する」ことが、非常に大きな影響を及ぼすわけです。
    「メルが厄介だからバニッシュ以外の防御アーツを入れよう」と考えてデッキを組んだらミュウが重くなったり、「ミュウがしんどいからバニッシュでの防御を増やそうか」と考えてデッキを組んだらメルに化学実験されたりと、どうしようもないことが起こりうる、ということです。
    また、まんべんなく環境を見ると、どうしても色が異なるアーツを採用せざるを得ません。そこに<炎真爛漫>を引っ提げた華代さんが走ってきます。マルチエナで支払えなくなるため他色のアーツが採用しづらくなるほか、メル、ミュウをまとめて見られる<ハッピー5>の連打も許されないわけです。厄介ですね。
    メル、ミュウが均等に環境に出てくるかはわかりませんし、ピルルクの<キャプテン・フック>や優羽莉の「アルティメットレイド」など、シグニが耐性を持つ場面は他にもあります。キーセレで採用するアーツは、各種耐性を気にしながら選んでいきましょう。

    炎真爛漫が与える影響
    新パックの花形ともいえるルリグレアカード。エクスプロードでは<炎真爛漫>に注目です。
    発動コストが0ということもあり、華代さんのみならず、多くのルリグで採用できます。ガード制約、エナコストやアーツ使用回数の制限など、プレイングやデッキ構築に大きな影響を与えるカードです。かつてオールスターで<燐廻転生>が流行した時のような、「鯖を散らす」ウィクロスが戻ってきました。

    「ガード制限」を持つカードが環境に登場したことにより、デッキ内のサーバントのレベルを散らす必要がでてきます。例えば8枚採用する場合だと、「レベル1×4、レベル2×2、レベル3と4を1枚ずつ」といった具合でしょうか。<爛漫>の採用率にもよりますが、構築の段階で対策できるので、散らしておくことをおススメします。
    試合の際も、「試合終盤は異なるレベルのサーバントを2枚以上手札に抱えておく」「序盤はレベル1でガードしていく」など、独特の立ち回りが必要になってきます。<爛漫>発動後のことを考えながら、サーバントを使っていきましょう。
    もう一つがエナの支払いの制約です。<落華流粋>など多色のコストが必要なアーツを採用している場合は、サーバントの「マルチエナ」に頼るのでなく、その色を払えるような構築が必須です。私が現在使っているメルにも、赤エナの支払いのために<Pbx>が3枚採用されています。「サーバントを散らす」「他色エナの採用」は、キーセレでも大原則になってくるのでしょう。
    なお実戦でも、エナの支払いや防御の使い方にも気配りが必要になります。
    「無色エナはなるべく早めに使い切っておく」「エクシードでの防御をを残しておく」など、意識すれば何とかなる部分も多いです。<爛漫>の採用が予想されるデッキと当たった時は、気を付けましょう。

    ちなみに、<真情リル>のコイン技「オーネスト」と、<爛漫>のアーツ使用制限を組み合わせてワンターンキルを狙うデッキの登場が予想されます。リルとの対戦でオーネストを発動されたら「1」と答えておき、アーツとエクシードで守る、という立ち回りが必須です。2以上を宣言すると、<爛漫>のアーツ使用制限で数字が達成できずに敗北するので、要注意です。

    そのほかの注目デッキ
    環境のダークホース?「ワンショットエマ」
    オルタナティブで登場したルリグ「エマ」が、ここにきて注目されています。<真ユヅキキー>での全面バニッシュとリソース確保を利用し、<ネクスト・フューチャー>や<ペットロケット>を絡めて、1ターンに7点近くのライフクロスをクラッシュするデッキです。
    ライフバーストが絡んだり、<ハッピー5>の「アタックできない」が重いという弱点がありますが、最速で発動すれば2止め華代以上の速度でゲームエンドに持ち込めるという、恐ろしいポテンシャルを秘めています。
    噂を聞いて私もデッキを試作し、都道府県ツアー東京に持ち込んだのですが、「<ネクスト・フューチャー>重ねがけ」はもちろん、「<ハウス>でのダメージによる勝利」「<神話の本>などでの入れ替わり」など、ワンショット以外にも様々な勝ち筋がありそうでした。
    オルタナティブ環境では、同期のウリス、ウムルの後塵を拝すことが多かったエマですが、活躍に注目したいですね。

    原点回帰?「インサイダー黒点翠子」
    オールスターで色々なことができそうな<黒点タマキー>ですが、キーセレクションでは翠子で注目されています。
    「自ターンでのアーツ発動」がコンセプトの翠子。<黒点キー>でシグニやルリグを黒にし、「<インサイダー・サルベージ>」と組み合わせ、アーツを連打しながら戦うデッキです。特に<ドアーフ><イバラヒメ>との相性は抜群ですね。
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    ルリグデッキを2枠使ってしまうことや、<黒点キー>を場に出し続ける必要があるため、<華代キー>などの優秀なキーが使えないという懸念点もありますが、<4翠子>のアーツ回収効果や、コイン技「テンタクル」もあるため、意外とカバーできそうな予感がします。
    クラクション環境で2強を走っていた「グズ子」「翠子」が融合したようなデッキですね。古豪復活に期待がかかります。


    いかがでしたでしょうか、 ますます混沌とするキーセレ環境。特に「2止め華代」がどこまで台頭してくるかが注目ポイントです。
    これまでの止めデッキのように速攻系になるのか、どっしりと腰を据えて戦うデッキになるのかが楽しみです。メル、ミュウの耐性シグニたちからも、目が離せませんね。
    オルタナティブで活躍していたウリスやウムルがトップを維持するのか。タマやリル、ユヅキなど、かつて環境を席捲したデッキが再び目覚めるのか。それとも、新たなデッキが生まれてくるのか。各地のセレモニーの結果から目が離せませんね!


    おかげさまで、WIXOSSBOXも無事に1周年を迎えました。これからもぜひ、ご利用ください。
    それでは、また次回の更新でお会いしましょう。ではではー!

555円デッキを改造しよう!-カーニバル編-

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    by からばこ

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    555円デッキを改造しよう!-カーニバル編-
    こんにちは、からばこです。
    先日のリルの記事は、たくさんの方に読んでいただきました。ありがとうございます。
    今後もわかりやすい記事をお届けできるよう精進致しますので、どうぞよろしくお願いします。

    というわけで555円デッキ改造記事の第2弾です。
    今回は「カーニバル」を改造します。作中ラスボスとして暗躍した彼女。かなり「規格外」な効果を持つカードが多く、扱いはやや難しいですが、存分に活躍させてあげましょう!

    デッキのコンセプトをおさらい!
    カーニバルデッキのコンセプトは「墓地活用で勝つ!」です。
    墓地、いわゆる「トラッシュ」に関する効果を持つカードを中心に、特にトラッシュの枚数を参照しながら戦っていきます。デッキのカードを自らトラッシュに送るカードも多く、対戦中は常にトラッシュに気を配る必要があります。
    トラッシュの枚数が増えれば増えるほど、効果を発揮するカードが主力。ストラク収録の<カコウトン>がエースになります。

    ただ、トラッシュの増やしすぎにも要注意。ウィクロスではデッキがなくなると「リフレッシュ」という処理が行われます。トラッシュがすべてデッキに戻るうえ、ライフクロスが1枚トラッシュに置かれます。トラッシュの枚数が0枚になるだけでなく、ライフも減ってしまうため、過度な肥やしは禁物、です。
    カーニバルのカードには、トラッシュのカードをデッキに戻すカードもありますので、うまく組み合わせながら立ち回っていきたいですね。

    そして「規格外」。アニメで清衣ちゃんたちを苦しめた、えげつない効果も魅力です。キーを2枚貼ったり、レベル5になったり。まさに「俺は特別なんだよ」です。
    今回はそんなカーニバルの特別感を、存分に堪能するデッキに仕上げました。派手に行きましょう!

    デッキレシピ

    コンセプトはトラッシュ利用でしたね。トラッシュを増やすカード、枚数によって強力になるカードなどを幅広く採用しました。特にトラッシュの「枚数」が重要になります。
    リルの時と同様に、カードを見ながら、採用の理由や改造のポイントを紹介していきましょう。

    メインデッキ
    カコウトン
    ストラクでも活躍しているエースです。自身がアタックした時にマイナス5000、ないしマイナス8000を振ることができます。マイナス8000するための条件は、トラッシュが20枚以上。達成すると、レベル3までのシグニをほとんど除去することができます。
    さらに<カコウトン>が場にいる限り、トラッシュから武勇のシグニが場に出るたびに、マイナス3000を振ることができます。後述する<マーリン><カコウエン>あたりとの相性が良いです。
    この効果は1ターンに何度も使えるので、パワーの低いシグニを除去したり、<カコウトン>の正面のシグニをマイナスしてパワーを調整するなど、柔軟に立ち回りましょう。

    シバイ
    カコウトン>と似たような効果を持つシグニです。
    トラッシュの枚数に応じてパワーが上昇し、アタック時に自身のパワー分だけ、シグニのパワーをマイナスできます。<カコウトン>との違いは「15000までマイナスできること」「自身のパワーが上がること」です。その分、素のパワーは10000と低めで、効果発動に黒2エナかかります。
    レベル4、5にグロウした直後は<カコウトン>で攻め、トラッシュが増え、フィニッシュを狙うときは<シバイ>で攻めていく、というような役割分担がいいでしょう。<ナナシキー><リサイクル・デッズ>などで、場面応じたシグニを選んで攻めましょう。

    ちなみに、<カコウトン><シバイ>のような、「アタックした時に、相手のシグニを除去できる効果」を持つシグニたちのことを、「アタックトリガー持ちのシグニ」「アタック時除去持ちのシグニ」などと呼びます。俗称ですが色々な場面で使われているので、覚えておくとグッドかも?

    マーリン
    3エナでトラッシュから蘇生するシグニ。「手札が尽きたときに3エナでトラッシュから供給できるシグニ」と考えましょう。
    トラッシュを増やしやすいデッキなので、欲しい時にぽんと蘇生させれば、簡単に盤面にパワー12000のシグニを用意できます。さらに、トラッシュから出れば相手の場のシグニをすべてマイナス4000できるので、<シバイ><カコウトン>の補助になります。
    今回は1枚の採用ですが、2枚採用し、「1枚はエナ、1枚はトラッシュ」に置いておくのがいい感じです。慣れたら増やしてみましょう。

    ハンゾウ
    ちょっと独特な効果を持つレベル4シグニ。トラッシュ送りに誘発してパワーマイナスを、バニッシュに応じてトラッシュ送りを発動します。
    単体では機能せず、他のカードと組み合わせて使います。<セミラミス>や<リサイクル・デッズ>にパワーマイナスを加えたり、<ウムルキー>のマイナスの数値を増やしたりなど、除去性能を高めてくれます。
    他のカードとの兼ね合いもあって、1枚だけ入れてみました。肌に合う合わないの差が大きなシグニですので、枚数はお好みでどうぞ。

    トラッシュを増やすシグニたち
    セミラミス><トキサダ>を採用しています。
    セミラミス>は序盤の要。3枚落とし、黒のカード1枚につき2000アップです。最大8000と、レベル1としては破格の数値になります。<トキサダ>はトラッシュを増やしながらシグニを除去できます。マイナスの値は4000と小粒ですが、下級シグニ相手には十分仕事をします。
    序盤にトラッシュを増やすほか、リフレッシュ後のトラッシュ肥やしにも役立ちます。

    蘇生カードたち
    増やしたトラッシュを利用する蘇生カードたちです。<ランスロー>はダウン+黒1で、<リサイクル・デッズ>は場のシグニをトラッシュに置いて、<カコウエン>は手札1枚で、シグニを蘇生できます。
    ランスロー>は最も汎用性が高いです。「ダウン+黒1」とコストが重いので、<カコウトン>などのアタッカーにつなげたいですね。<デッズ>は出現時効果を使い終わった<セミラミス>や、ダウンした<ランスロー>をコストにすると、無駄がありません。<カコウエン>は出現時効果なので、<グレイブ・アウェイク>などの他の蘇生カードと組み合わせながら使うとグッドです。
    それぞれ長所や短所がありますので、プレイスタイルや好みに応じて、枚数を調整してください。また、関連するシグニに<エリザベート>がいます。<エリザベート>は蘇生されるとマイナス5000を振ることができます。<カコウエン>で蘇生させて相手のシグニを除去しつつ、面を埋めましょう。

    序盤を支えるシグニたち
    ダンゾウ>と<サンソン>を採用しています。
    ダンゾウ>はアタック時にマイナス3000を、<サンソン>はトラッシュに3枚以上あればパワーが5000になります。序盤の攻めに役立つため、多めの採用となっています。
    トラッシュ肥やしは<セミラミス>で行うほか、<ナナシキー>の出現時効果でも行えますので、序盤からフルパワーで使うことができます。

    サーバントたち
    脅威の10枚。デッキの都合上どんどんトラッシュにカードを落としていくため、サーバントもそれに巻き込まれます。10枚でも少ないと感じるくらいです。
    ライフバーストでサーバントを回収できる「4シリーズ」をしっかり採用。リフレッシュダメージもあるので、ガードはしっかり行いましょう。

    ルリグデッキ
    通常のルリグではレベル4までしかありませんが、カーニバルではレベル5が採用できます。
    今回はレベル0から5までの、6枚のルリグカードを選んでいきましょう。
    レベル4はリル同様、ルリグレアの<黒Q>を採用します。コイン技でキーを2枚場に出せる「ジョーカー」こそ、カーニバルの唯一無二の能力。戦術も、防御力も、555円デッキの<黒QA>と比べ物にならないくらい強いです。ぜひぜひそのパワーを体感してみてください。
    0から3はアーツ、キーカードにかかるコインの枚数で選んでいきます。今回はコインを5枚フルで使いますので、この組み合わせになりました。それでは、アーツなどを見ていきましょう。

    フェイト・ストラグル
    シンプルな2面バニッシュカード。トラッシュが20枚以上なければ使えませんが、カーニバルをもってすれば達成は容易です。バニッシュするシグニに制限もないのが便利ですね。1度リフレッシュしてしまうと2度目の条件達成が難しくなるので、発動するタイミングがあれば出し惜しみせずに使いましょう。

    グレイブ・アウェイク
    トラッシュからシグニを蘇生させるシンプルなアーツ。グズ子の555円デッキに入っているので、入手は簡単です。
    蘇生する対象は<マーリン><ハンゾウ>などになります。ただ蘇生させるだけでなく、「<マーリン>で全体にマイナス4000を振ったあと、<ナナシキー>を破棄してさらにマイナスする」「<ハンゾウ>を蘇生させ、<ウムルキー>のエクシードを強化する」など、他の防御手段と組み合わせて使います。
    このアーツも<ストラグル>同様、トラッシュの状況によって使えるタイミングが左右されます。上手に使って、きっちり相手の攻撃を受け流しましょう。

    ナナシキー
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    黒2エナで毎ターンのサルベージができる、デッキを支える屋台骨です。トラッシュに落ちたカードを気軽に回収できるため、自分が好きな盤面を作りやすいのがカーニバルデッキの強みですね。どんどん発動していきたいところですが、黒2エナが地味に重いので注意。各種アーツや<シバイ><マーリン>のコストなど、エナを要求される場面がかなり多いので、エナの管理には気を付けましょう。
    出現時の5枚落としで、<サンソン><ダンゾウ>などの効果を確実に発動できるようになります。破棄時の全面マイナスは<アウェイク>+<マーリン>でマイナス値を上げるほか、序盤に早々に使う場合もあります。破棄すると当然、サルベージが使えなくなるので、タイミングが大切。総じて強力なキーです。

    ウムルキー
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    2コインに加え、発動に黒3エナかかる重量級キーカード。そんなカードも、カーニバルのコイン技「ジョーカー」にかかれば、2コインで楽々アンロックです。
    性能は超強力。エクシード1でマイナス7000、エクシード2でトラッシュを肥やしつつ、マイナス18000を振ります。エクシード2は「12000と6000」「10000と8000」など、1から2面を確実に止めてくれます。また、<ハンゾウ>がいればマイナスの値がさらに高くなります。<アウェイク>で蘇生させたり、場に<ハンゾウ>が残っているタイミングでエクシードを使うなどして、効率を上げていきましょう。
    使い終わったら破棄することで、トラッシュから好きなカードを1枚回収できます。試合終盤での発動がほとんどになるでしょうから、<シバイ>などの攻撃札を拾って、フィニッシュを狙いたいですね。
    このカードは書籍「カード大全」に付属しています。<ウムルキー>を手に入れると同時に、大全を読んでカードの知識を学びましょう。

    さらなる改造のヒント
    ここからは入れ替え候補のカードを紹介します。
    トラッシュを利用するカードが多いカーニバルデッキに、「トラッシュのカードをデッキに戻す」という要素を加えてみましょう。リフレッシュの回数が減り、耐久力が上がりますが、デッキの扱いがやや難しくなります。慣れたら加えてみる、という心持ちで大丈夫です。

    メイル・ストリーム
    トラッシュの武勇を全てデッキに戻し、15枚以上なら1点回復する強力なスペルです。黒3とコストは重いですが、1点の回復はちょっとした防御に相当します。2回使えれば2点回復なので、<ドント・ムーブ>での防御1回分と考えることができますね。
    1ゲーム中に1から2回発動できれば御の字ですが、トラッシュ送りに巻き込まれることがあるので、採用するなら3から4枚は思い切って入れましょう。

    始まりのルリグ 夢限の鍵
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    ルリグアタックを防御するキーカード。出現時のサーバント2枚回収と自身の破棄効果で、3回のルリグアタックを防ぐことができます。トラッシュに落ちたサーバントを簡単に回収できるのがありがたいですし、「精元」、つまりサーバントたちのパワーを2000アップしてくれるのが地味に便利です。
    入れ替え候補は<ナナシキー>のほか、<黒MAIS>も挙がります。レベル4を3面並べたり、マルチエナを消せなくなりますが、選択肢としてはありですよ。
    他にも、ルリグを止める防御手段としては<イノセント・ディフェンス>が挙がります。こちらはアーツですが、シグニに対する防御にもなります。お財布事情などとご相談、ですね。

    タウィルキー
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    ルリグレアのキーです。トラッシュに7枚のカードを戻しながら、相手のシグニを1枚除去できます。 <ウムルキー>と比べて1面しか守れませんが、「トラッシュに送る」のでバニッシュ耐性を無視できることや、何よりデッキを増やすことができます。リフレッシュ防止策としてはぴったりですので、<メイル・ストリーム>を連打する構築や、<黒Q>で戦う構築であれば<ウムルキー>より相性が良いため、お呼びがかかることがあります。

    リフレッシュ防止のメリット・デメリット
    リフレッシュを防ぐことには、メリットとデメリットがあります。
    ざっと書いておきますので、デッキ構築の参考にしてください。

    リフレッシュ防止のメリット
    • リフレッシュダメージを受けにくくなり、長期戦が得意になる
    • ウムルキー>など、トラッシュ肥やしに関するカードを連続で使いやすくなる
    • デッキに戻せるカードを選べるため、好きなカードを引きやすくなる
    リフレッシュ防止のデメリット
    • サーバントが戻せないため、ルリグアタックを受けやすい
    • 「デッキに戻す」カードの条件が満たせないことが多い
    デメリットは構築やプレイングで、ある程度フォローできます。
    たくさん練習したり、デッキを調整したりして、最適な構築を目指してくださいね。


    いかがでしたか?長くなりましたが、カーニバル編は以上になります。
    独特な効果を持つカードが多く、構築もプレイングも一癖ありますが、使いこなせたら非常にパワフルです。構築の幅も広いので、色々なデッキにトライしてください。
    それでは、また次回の更新でお会いしましょう!

    おまけ
    運営中のデッキまとめサイト「WIXOSSBOX」が、6月21日でオープン1周年を迎えます。現在1周年キャンペーンということで、ユーザーの皆様にアンケートをお願いしています。
    皆様からのたくさんのご意見をお待ちしておりますので、よければご協力のほど、よろしくお願いします。アンケートはこちらから回答できます。ぜひぜひ、力を貸してください!

555円デッキを改造しよう!-リル編-

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    by からばこ

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    555円デッキを改造しよう!-リル編-
    こんにちは、からばこです。
    5月25日に「GO!GO!GO!デッキ」が発売されました。
    過去の構築済みストラクが1セット555円で再登場。バトルに必要なデッキに加え、コインカードとプレイシートが同梱されている、お買い得な商品です。
    この構築済みデッキがあれば、すぐにウィクロスを始められます。まさに「ウィクロスを始めるなら今!」なデッキ。「にじさんじ」コラボなどでウィクロスが気になった方は、このデッキからウィクロスに触れてみるのがオススメです!

    とはいえだんだん慣れると、555円デッキだけでは物足りなくなるかもしれません。
    というわけで今回は、この555円デッキを改造する記事をお届けします。「カードを始めたばかりで、高いカードを買うのはまだ早いかなあ......」という方にもご安心。お財布と相談しながらデッキを改造するポイントや、デッキ改造のちょっとしたコツをご紹介します。
    改造するデッキは「リル」です。それでは、いってみましょう!!
    デッキのコンセプトをおさらい!
    リルデッキのコンセプトは「進化して勝つ!」です。
    シグニを進化させるギミック「ライズ」を駆使し、強力なライズシグニたちで相手を追い詰めていく、パワフルなデッキです。555円デッキでは<ハイメイル>が該当します。
    また、もうひとつのコンセプトが「手札回転」です。手札を捨てては引き、捨てては引きを繰り返し、手札を入れ替えながら戦っていきます。デッキの中にも<ハイメイル><トンファー>のように、手札交換にまつわる効果を持ったシグニが多く収録されています。
    この「ライズ」「手札回転」がリルの強みです。
    デッキ改造では「そのデッキの強みを伸ばす」ことが、考え方のひとつになります。

    軸が決まったら、その動きができそうなカードを探し、デッキに組み込んでいきます。お財布と相談したり、自分の好みに合わせたりしながら整えていきましょう。
    今回は「高いカードはあまり使わない」がコンセプトですので、このようになりました。

    デッキレシピ
    アーツ
    5

    コンセプトは「ライズ」と「手札回転」でしたね。
    「ライズ」のシグニはいくつかありますが、今回は<オニマル>を軸に添えました。「手札回転」からは、第一線で活躍する優秀なシグニを多く採用。デッキの回転力を底上げしています。
    それでは、カードを見ながら、採用の理由や改造の方向性を紹介していきましょう。

    メインデッキ
    オニマル
    3枚のアームを素材にする大型ライズです。レベル1、2、3が下敷きになっていればシグニ除去、レベル4が3枚下敷きになっていればルリグ耐性+2000パンプと、幅広い活躍が見込めます。<ハイメイル>と異なり、<オニマル>はメインフェイズに相手のシグニをバニッシュできます。バニッシュするタイミングが異なる2種類のライズを採用しておくことで、攻め方に多様性が生まれます。
    なお、<ハイメイル>の説明は割愛させていただきます。555円デッキのエースは、こちらのデッキでも、八面六臂の大活躍です。

    ランベルジェ・キジンマル・ハナヤリ
    もうひとつのコンセプト「手札回転」の中核を担うシグニたちです。
    ランベルジェ>はわかりやすい手札回転です。<トンファー>と異なり発動に条件がなく、「まずは<ランベルジェ>でドローしてから」が基本になります。1枚で「手札を捨てる」「カードを引く」が両立するため、とても使い勝手の良いシグニです。
    ハナヤリ>は序盤の手札回転に役立ちます。手札でだぶついた上級シグニを捨て、どんどんドローしておきましょう。終盤もいざという時に使います。
    キジンマル>はライズの素材になればドローできます。ドロー力は高いとはいえ、手札消費が激しいリル。ガス欠を防いでくれる、縁の下の力持ちです。

    キジンマル>はレベル4以降で、<ハナヤリ>はゲーム全般を通して役立つので4枚の採用です。<ランベルジェ>は強いのですが、レベル4であることから2枚のみです。<トンファー>の枚数とあわせて、検討してください。

    サンガンソウ・バクヤ
    リルの隠れたコンセプトは「後攻でも安心」です。この2枚のシグニは、自分と相手のルリグのレベルが同じ時、つまり後攻を取った時に真価を発揮します。
    サンガンソウ>は「ダブルクラッシュ」を、<カンショウ・バクヤ>はシグニ除去を持っており、どちらも後攻で真価を発揮します。先攻に比べて攻めが遅くなりがちな後攻ですが、この2枚を使って立ち回っていきましょう。
    枚数はどちらも2枚ずつです。<オニマル>のライズ素材にもなるので、足りないと思った方は増やしてもいいでしょう。自分のじゃんけんの強さともご相談かな?

    ヌアザ・キツネサキ・ヌンチャ
    残りは下級シグニで固めました。ダブルクラッシュやシグニ除去など、全体的に火力の底上げを考えています。「手札回転」に役立つシグニであり、<ヌアザ><キツネサキ>は、<オニマル>のライズ条件を満たすための、レベル2シグニの枠としても採用しています。
    自由枠でもありますので、お好みで調整してください。

    サーバントたち
    全部で8枚です。手札の回転が早いので、ちょっと余ってしまうかもしれません。
    サーバント O2>は、ウィクロスを楽しむにあたって必須カードです。<D2><O4>もあると便利です。各4枚ずつ、揃えておきましょう。
    サーバントは色々なイラストがありますので、お好きなものを探して下さいね。

    というわけで、リルのコンセプトである「ライズ」「手札回転」を軸にメインデッキを作りました。<ハナヤリ><ランベルジェ><キジンマル>で手札を回しつつ、<ハイメイル><オニマル>で攻めていくというデッキです。
    採用枚数は「4枚or2枚」に絞りました。「1回のゲームに何度も使いたい」「デッキの中核」「いち早く手札に欲しい」カードは4枚、「あればいいな」は2枚、というイメージです。枚数はお好みで調整していきましょう。

    ルリグデッキ
    メインデッキができたら、ルリグデッキを作っていきます。
    まずはルリグカード。レベル0から4までの5枚を選んでいきます。
    レベル4の選択肢は、デッキの<凛武の記憶 リル>に加え、LRの<真情の記憶 リル>があります。出現時の回収に加え、毎ターンのダブルクラッシュ付与や、コイン技「オーネスト」での特殊勝利があるため、<真情>を採用します。
    この「コイン技」は、LRのレベル4ルリグが持っており、どれも強力です。555円デッキを購入する際は、一緒にLRのレベル4ルリグをお迎えしておくことをオススメします。

    その後はレベル1から3を選びます。
    選ぶ基準はコインの枚数です。使う"キー"カードやアーツ、コイン技などと相談しながら決めていきましょう。"キー"カードやアーツ、コイン技に必要なコインが獲得できるようにルリグを選んでいくと簡単です。今回は5枚獲得する構築にしました。

    いよいよ、アーツや"キー"カードを決めていきます。
    デッキの防御力やコンセプトを左右する、ウィクロスの心臓部といってもいい箇所です。
    今回は「使いやすさ」を軸に、以下の5枚を採用しました。

    落華流粋
    リルの代名詞的なアーツです。効果も幅広くどれも強力、ほぼ全ての構築に採用されているため、リルを組むうえでは必須カードになります。
    ルリグが「リル」であれば2つのモードを選ぶことができます。多くは1と2を選び、2面バニッシュして防御することになると思いますが、ライフクロスが0枚で手札にサーバントがない時は、4のライフ回復効果でしのぐこともあります。臨機応変にいきましょう。
    コストの緑エナは、原則「マルチエナ」を持つサーバントで支払います。ライフクロスからサーバントがめくれた場合、最低1枚はエナゾーンに残しましょう。グロウやその他のアーツのコストの支払いでは、そのこと忘れずに。
    6月にキーセレに参戦するメルも、このアーツをフルパワーで使えます。メルが気になる方はなおさらマストバイ、です。

    華代キー・鎮護国禍
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    "キー"カードは<華代キー>と<鎮護国禍>にしました。<鎮護国禍>はルリグコモン、<華代キー>は<大会の商品>として流通量が多いため、入手が簡単です。
    試合では<鎮護国禍>を先に使うことが多いでしょう。相手のシグニを1体バニッシュしながら、トラッシュから赤のシグニを回収し、盤面を作ります。<ヌアザ><カンショウ・バクヤ>で序盤からガンガン攻めたいですね。
    使い終わった<鎮護国禍>は<ハッピー5>のアンコールコスト(後述)にし、そのあと<華代キー>を発動します。エクシード2で1面バニッシュはシンプルにして強力。相手のアタックフェイズに効果を使って、次の自分のターンにその穴を狙います。
    特に<華代キー>は他のデッキでもお呼びがかかることがあるので、"キー"カードの入門としては最高です。どちらも使い勝手が良く、便利ですよ。

    セレクト・ハッピー5
    555円デッキを2つ買うと一緒にもらえるアーツです。とにかく強いです。
    「シグニに『アタックできない』を付与する」「トラッシュからシグニを回収する」など、防御に優れた効果を持っていますが、強さの秘訣は「アンコール」にあります。
    自分の場の"キー"カードをルリグトラッシュに置くことで、このカードをルリグデッキに戻すことができる能力で、何度もこのアーツを利用できます。使い終わった<鎮護国禍><華代キー>をルリグトラッシュに置きながら、<ハッピー5>を繰り返し使いましょう。
    ちなみに、キーセレのウィクロスセレモニーで上位入賞しているデッキで、<ハッピー5>を採用しているデッキは8割をゆうに超えます。オールスターでもお呼びがかかることの多いアーツですので、555円デッキを2つ購入し、必ず手に入れておきましょう。

    火朝月夕
    555円デッキから続投です。コストも軽く、効果もシンプルな使いやすいアーツですね。
    小回りの効く防御アーツですが、<ハッピー5>とそこまで差はないので、構築次第では入れ替え枠になります。
    ちなみに5枚のコインは「<鎮護国禍>で1枚、コイン技『オーネスト』で1枚、<火朝月夕>のベットで1枚、<華代キー>で2枚」と使っていきます。「オーネスト」は必須ではないので、<火朝月夕>をコインが2枚必要な別のアーツに変えるという選択肢もあります。

    さらなる改造のヒント
    さて、いかがでしょうか。ここからは入れ替え候補のカードを紹介していきます。
    今回は「使いやすさ」「お財布事情」が軸に来ているため、「強いけど高い」カードはあまり採用していません。
    ですが、「もっとリルを強くしたい!」「強いデッキで戦いたい!」と思う方もいらっしゃると思いますので、ご紹介させていただきます。

    ロンギンス
    SRのライズシグニです。ライズとバニッシュの条件が非常に緩く、<オニマル>より小回りの効いた戦いができ、非常に使い勝手の良い1枚です。<オニマル>と入れ替えて採用しましょう。
    一方の<オニマル>は<ロンギンス>に比べ場に出しづらいですが、エナの消費がないことや、ルリグ耐性を持つという意味ではあちらより強力です。<ハイメイル>を含む3種類のライズを使い分け、臨機応変に戦えるようになれば理想ですね。

    イノセント・ディフェンス
    限定なしのLRアーツです。コストは赤4とやや重いですが、防御には「シグニダウン凍結+ルリグ止め」や「シグニダウン凍結+バニッシュ耐性付与」を、反撃には「トラッシュからの回収+バニッシュ耐性付与」と、攻防ともに優れた便利な1枚です。
    火朝月夕>の枠に採用してみるのがオススメ。1枚持っておくと、デッキ構築の幅がかなり広がります。

    ドント・リブミー
    2面ダウンアーツ。シンプルながら非常に強力です。コインが2枚かかりますが、「オーネスト」を使わなければ工面できます。コストも青1と軽く、マルチエナを用意することで問題なく発動できます。
    ただ、キーセレクションには<カーニバル †MAIS†>という、「マルチエナ」を失わせるルリグがいます。<落華流粋>の緑エナも払えなくなるので、緑色や青色のシグニを採用するなどして対策しておくのも手です。
    入手方法は簡単で、555円のピルルクデッキを購入するだけです。<ハッピー5>もセットで手に入るので、リルデッキと合わせて購入するのもひとつの手でしょう。

    はなみどキー
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    花代さんと緑子さんのキーなので「はなみど」キーです。<華代キー>の強化版、と考えていただいてOKです。
    発動に3エナかかりますが、出現時にサルベージや除去ができたり、エクシードでのバニッシュにエナチャージのオマケがついていたりと、かなりパワフルな"キー"カードになっています。以前のウィクロスマガジン付属カードですので、ちょっと入手困難ですが、手に入ったらぜひ使ってみてくださいね。


    アーツや"キー"カードは、他にもたくさんあります。
    自分の好みやプレースタイル、参加する大会の環境などに合わせて、色々入れ替えてみてください。必要なコインの枚数が変わったら、レベル1から3のリルを別のルリグにして調整しましょう。

    レベル0で楽しもう!
    ウィクロスの醍醐味の1つが、「レベル0ルリグ」です。サーバント同様、多種多様なイラストのが存在しているので、お気に入りの1枚を探してみましょう。中には、セレモニーで上位入賞しなければ手に入らないものや、数百パックに1枚しか入っていないとされるものなど、とても貴重なレベル0ルリグも存在しています。
    特に効果は変わらないのですが、ここにこだわるセレクターはたくさんいます。あなたの愛を込めましょう!

    長くなってしまいましたが、いかがでしたか?
    採用されるカードは、時期によっても変わってきます。ツイッターやデッキまとめサイト「WIXOSSBOX」などを活用し、デッキ作りの参考にしてくださいね。WIXOSSBOXは私が運営しているので、ぜひ使ってやってください・・・・!
    デッキの改造はカードゲームの醍醐味です。試行錯誤を繰り返し、自分だけのパーフェクトなデッキを目指してくださいね!

    それでは、また次回の更新で!

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