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大須星決定戦に向けてキーセレを知ろう【キーセレ裁定クイズ編】

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    by 46熊

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    大須星決定戦に向けてキーセレを知ろう【キーセレ裁定クイズ編】
    こんにちは、46熊です。
    今回は「大須星決定戦に向けてキーセレを知ろう」の2本目、キーセレ裁定クイズです。(※1本目はこちらから)
    それでは参りましょう。

    Q1.あなたのセンタールリグはナナシ 其ノ四ノ報です。場の羅原 H2 2体の上へ弩書 ザ・ロウをライズし、ナナシ効果でトラッシュのH2をザ・ロウの下に敷きました。
    この場合相手の手札を見ないで選び捨てさせる効果は何枚でしょうか
    1. 1枚
    2. 2枚
    3. 3枚
    4. 0枚

    ...............
    .........
    ...


    A1:2.の2枚でした。

    解説
    H2>はライズされるとランダムハンデスが発動するシグニで、ディーセレでも<羅原姫 H2O>と合わせて猛威を振るったカードであるのは記憶に新し......くないですね(大体1、2年前)
    但しこれは場に居る<H2>にライズしなければ発動しないため、トラッシュから忍び込ませた<H2>でランダムハンデスを行う事は出来ません。
    ナナシ>を使う上ではどうしても手札の消耗が激しいため、<H2>の出現時のドロー(序盤に場に出した<羅原 Se>等を取っておくとGood)で損失を誤魔化しつつ相手の手札を刈り取って有利にゲームを進めていきましょう。


    Q2.対戦相手のターン、対戦相手がワンス・サルベージを使用しトラッシュのサーバント #を蘇生しようとしました。その効果にスペルカットインしてセレクト・ハッピー5を使用し、対象となったサーバント #を除外しました。
    この場合の挙動について正しいのはどれでしょう。
    1. 結果的に何も起こらず処理が完了する
    2. サーバント #>が場に出て、<セレクト・ハッピー5>の効果が結果的に何も起こらず処理が完了する

    ...............
    .........
    ...


    A2:1.の結果的に何も起こらず処理が完了する、でした。

    解説
    ターンプレイヤーは対戦相手なのでは?といった疑問が生まれた貴方は今までの裁定クイズをしっかり理解できています。その考え方はとても大事でほとんどの裁定をそれで乗り越える事が出来ます。
    ただし今回はスペルカットインが焦点になります。これは『スペルよりも先に発動する』『<ワンス・サルベージ>はコストを払って対象を選択するところまでは行う必要がある』の2つの要素が合わさる事で1.の状況が起こります。

    まあスペルカットインでスペルを打ち消すアーツもあるのでカットインよりも先にスペル効果が発動してたら打ち消せねぇじゃん、と言った話になってしまうので......
    ちなみに今回<セレクト・ハッピー5>絡みの問題は他にもあります。キーセレと言えばこのアーツ、ってくらいよく飛んでくるので覚えて帰ってもらえると嬉しいです。


    Q3.対戦相手の場の中央に羅祝石 ダイヤブライド、右側に極装 ハイメイルが立っており、このターン対戦相手は手札を2枚捨てている状態です。またハイメイルはダブルクラッシュを得ています。
    貴方はセレクト・ハッピー5を使用し、それぞれ以下のアクションを取りました。その場合の挙動のうち、正しいものはどれでしょう
    『I.ダイヤブライドに『アタック出来ない』を付与した場合』
    『II.ハイメイルに『アタック出来ない』を付与した場合』
    I.
    1. ダイヤブライド>はアタック出来ない
    2. ダイヤブライド>はアタック出来、アタック時無無支払うとターン1でアップする
    3. ダイヤブライド>はアタック出来るが、アタック時無無を支払ってもアップしない
    4. ダイヤブライド>はアタック出来るが、アタック時無無を支払えない
    II.
    1. ハイメイル>はアタック出来ない
    2. ハイメイル>はアタック出来、アタック時シグニを1体バニッシュし、2点ライフクロスをクラッシュする
    3. ハイメイル>はアタック出来、アタック時シグニを1体バニッシュするが、1点ライフクロスをクラッシュする
    4. ハイメイル>はアタック出来るが、アタック時シグニを1体バニッシュする事は出来ず、1点ライフクロスをクラッシュする

    ...............
    .........
    ...


    A3: I.は4.で、II.は3.でした。

    解説
    キーセレクションでも随一の採用率を誇る通称<セレハピ>とそれを許さないシグニ筆頭である<ダイヤブライド>を組み合わせた問題です。
    ダイヤブライド>の効果によってダウンや<アタック出来ない>付与は無効にされてしまいますが、この時(自分・相手の区別なく)得ている能力を消し去ってしまうおまけがついています。
    <アタック出来ない>をスマートに回避しようとして作られたテキストがこれなのかもしれませんね。
    そのせいで今までに得ていた能力も失われてしまい、<ダイヤブライド>のもう一つの効果まで一緒に消えてしまいます。
    但し<ハイメイル>のアタック時バニッシュは得ている能力ではない(テキストをよく見ると両者のテキストが微妙に異なる点に気付けます)ため、アタック時のバニッシュだけは通す事が出来ます。

    セレハピ>は便利なアーツですが、<炎真爛漫>のアーツ使用回数制限に引っかかったり<ダイヤブライド>にケアされてリーサルが通ったりみたいな事もあり採用率が多いだけに対策もしてくる人はちゃんとしてくるので気を付けましょう。
    ちなみにキーセレにはベットとアンコールを封じるシグニも居るため、<セレハピ>を2回撃つつもりでリルのオーネストに『2』を宣言しそのまま敗北する報告も上がっています。気を付けましょう。

    Q4.あなたのセンタールリグはレベル3でコインを2枚持っており、対戦相手のセンタールリグはレベル4です。対戦相手が創鍵の巫女 マユのエクシード1を使用しアタックフェイズに入りました。
    この時あなたのルリグデッキからぶりっつあーや!をアンロック(※1)した場合の挙動について正しいものを選んでください。
    1. 対戦相手のシグニをデッキの一番上に置き、<エクシード1><エクシード2>は使用出来る
    2. 対戦相手のシグニをデッキの一番上に置くが、<エクシード1><エクシード2>は使用出来ない
    3. 対戦相手のシグニをデッキの一番上に置く事も出来ず、<エクシード1><エクシード2>も使用できない
    4. そもそもアンロック出来ない
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    ※1:アンロックとはキーを出す事を言います。こっちの方がかっこよくて好きです、いつまでたっても少年なので

    ...............
    .........
    ...


    A4:3.の対戦相手のシグニをデッキの一番上に置く事も出来ず、<エクシード1><エクシード2>も使用できない、でした。

    解説
    キーセレに突如として登場し程なくして同時使用制限がかけられたほどの話題のキー。そして以前話した通り<このターン><ターン終了時まで>を明確に区別しなければならない裁定であると言えるでしょう。
    前者は発動後場に出たシグニやキーにも効果を及ぼす一方で、後者は発動時点で場に居るシグニやキーにしか効果を及ぼしません。ゆえに<ぶりっつあーや!>をアンロックしたとしても何も効果が発動しないわけですね。
    このカードの登場によりちゃんとアーツを使う事の大切さが身に沁みた思い出があります。


    Q5.あなたのセンタールリグは糾う者です。あなたのメインフェイズ開始時に糾う者の効果でエナ、場、ライフクロス、ルリグの下から1枚カードをトラッシュに送れる効果を発動しようとしました。
    ただ、対戦相手の場には大罠 パントマイムとサーバント #が立っています。この場合の挙動について正しいのはどれでしょう。
    1. エナ、場のシグニ、ライフクロス、ルリグの下のカードのうちどれでも好きなカードをトラッシュに送れる
    2. エナ、ライフクロス、ルリグの下のカードをトラッシュに置く事は好きに行えるが、場のシグニをトラッシュに置く場合<大罠 パントマイム>を対象に取らなければならない
    3. 大罠 パントマイム>を対象に取る必要があり、他の選択肢を選ぶことは出来ない

    ...............
    .........
    ...


    A5:3.の<大罠 パントマイム>を対象に取る必要があり、他の選択肢を選ぶことは出来ない。

    解説
    糾う者>スキーな私ですが、この<パントマイム>と言うカードは自分で使っても強いのに対戦相手が出してくるともっと強いと言う事で非常に困ったシグニです。
    このシグニが立っているだけでライフやエクシードを引っこ抜く事が出来ず、ついでに横のシグニへ<シャドウ>が付与されてしまいます。これを防ぐためこの裁定が知れ渡った(からかは分かりませんが)以降<糾う者>に除去系のキーや除去アーツの採用が増えた印象があります。


    Q6:対戦相手の場には翠英姫 ニュートンと羅菌姫 アミノサンが立っています。貴方のセンタールリグはメルで、落華流粋を使いモード1.パワー12000以下のシグニ1体を対象としバニッシュ、2.パワー12000以上のシグニ1体を対象としバニッシュ、を発動しました。
    この場合の挙動について正しいのはどれでしょうか。
    1. アミノサン>をバニッシュした後<ニュートン>をバニッシュする
    2. アミノサン>をバニッシュした後<ニュートン>はバニッシュ出来ず処理が完了する
    3. アミノサン>をバニッシュした後<ニュートン>はバニッシュ出来ないため新たに3.効果の対象を取り直す

    ...............
    .........
    ...


    A6:2.の<アミノサン>をバニッシュした後<ニュートン>はバニッシュ出来ず処理が完了する、でした。

    解説
    アーツの処理順はちゃんとテキストに起こすと思ったより若干複雑です。以下に公式の回答を引用します。

    落華流粋>を使用することを宣言する
    →(1)(2)(3)(4)のどれを使用するかを宣言する
    →対象を選ぶ場合は対象を選ぶ((1)(2)の対象を両方選ぶ)
    →(1)(2)(3)(4)の順番に処理を行う
    (続く)

    この場合、パワー12000の<アミノサン>とパワー15000の<ニュートン>をそれぞれ対象に取りましたが、アーツ効果は上から順に解決していくためパワー12000以下の<アミノサン>をバニッシュした事で<ニュートン>のパワーが10000に落ちてしまうため『パワー12000以上のシグニ』の条件を満たせずバニッシュが出来ない、と言った状況になります。
    あとは問題にするべきでもないかなと思った事例が<落華流粋>で<コードVL 健屋花那>と<聖天姫 エクシア>を対象に取った場合、<エクシア>からバニッシュするとエナゾーンから戻ってきますが<健屋>からバニッシュすると<エクシア>は戻ってきません。(<エクシア>がバニッシュされたタイミングで<健屋>がどこにいるかの違い)
    覚えておくとどこかで役立つかもしれません。


    Q7.あなたのセンタールリグはレイラ=デッドエンドです。<ライド能力を使って>コードライド エフワンがドライブ状態になっている時、対戦相手がセレクト・ハッピー5の5.を使用した場合の挙動について正しいものはどれでしょうか。
    1. エフワン>のパワーは17000 / ダブルクラッシュは消えない / アサシンは消える
    2. エフワン>のパワーは14000 / ダブルクラッシュは消えない / アサシンは消えない
    3. エフワン>のパワーは17000 / ダブルクラッシュは消える / アサシンは消えない
    4. エフワン>のパワーは12000 / ダブルクラッシュは消える / アサシンは消える
    Tips:<エフワン>のテキストにあるマークはドライブ状態の時に解放される能力です

    ...............
    .........
    ...


    A7:3.の<エフワン>のパワーは17000 / ダブルクラッシュは消える / アサシンは消えないでした。

    解説
    かなり難しい問題で、特にドライブ時の常時効果をどうするかが鬼門となります。
    セレクト・ハッピー5>の5つ目の効果は得ている効果を消すという特殊なものですが、パワー上昇は効果を得ているわけではないため<エフワン><レイラ>のパワー上昇は消えません。
    また、<レイラ=デッドエンド>の効果でドライブ状態のシグニはダブルクラッシュを得ますが、これは得ている効果なので消えます。
    そしてドライブ状態と言うディーセレから始めた方には???な効果ですがこれは能力ではなく状態なのでこれもまた消えません(状態の例でいうと凍結や血晶武装等も該当します。血晶武装はルリグ<優羽莉>を参照ください)
    最後に<エフワン>のドライブ時のみ解放される能力ですがこれはもともと<エフワン>がもっている能力で、ウィクロスでは『持つ』と『得る』が明確に区別されているためこれだけは消えません。


    Q8.対戦相手のセンタールリグはレベル4/リミット11で、場には『翠英 ナイチール』が三面並んでおり全員が『対戦相手の効果でダウンしない。』を得ています。この状態で相手がアタックフェイズに入りました。
    こちらの場にはシグニがおらずライフクロスは2枚で、ライフバーストは既に公開領域に全て見えています。
    こちらのアーツは焼風水月1枚しかないためこのアーツを使用し、1.3.を選択し3.のバニッシュ対象は中央のナイチールにしました。
    この時対戦相手が不可思議な誇超 コンテンポラを捨てた場合の挙動について正しいのはどれでしょう。
    1. コンテンポラ>は場に出て来る
    2. コンテンポラ>は場に出て来ない

    ...............
    .........
    ...


    A8:1.の<コンテンポラ>は場に出て来る、でした。

    解説
    アーツ効果はターンプレイヤーがどちらであっても間に対戦相手の効果を挟みません。そのため捨てた時点で場に出せなくても、バニッシュで面が空いた後で<コンテンポラ>を場に出す事が出来ます。
    実際こんなにうまくいくことはありませんが、アタック時手札を捨てる効果で<コンテンポラ>が生えてくるのは中々の恐怖です。
    オールスターやってるとこんなんばっかりなんですけどね......


    Q9.あなたのセンタールリグはレベル4/リミット11で、あなたの場には何も居ません。コード&アロスピルルク KEYの起動効果を発動し不可思議な誇超 コンテンポラを手札から捨てました。
    この場合の挙動について正しいのはどれでしょう。
    1. コンテンポラ>が場に出る
    2. コンテンポラ>が場に出ない
    3. コンテンポラ>を場に出せる(選べる)
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    ...............
    .........
    ...


    A9:2.の<コンテンポラ>が場に出ない、でした。

    解説
    Youtuberのおうちにたまたま遊びに来たら突発の配信に出演させられたくらいのノリで再登場してもらいました<コンテンポラ>ちゃん。
    彼女の3つ目の効果は効果で手札かデッキからトラッシュに置かれた時発動するもので、コストとして支払った場合には発動しません。
    コストか効果かの違いは:で区切られているかどうかです。そのためアタック時手札を●枚捨てても良い、的なテキストの効果で捨てた場合はちゃんと出て来てくれます。

    あと滅茶苦茶マニアックなお話なんですが<Dr.デメニ>ってシグニがおりまして。彼女のアタック時デッキの一番下から<コンテンポラ>が落ちるとLB発動して1枚ライフが増えながら<コンテンポラ>が出てきます。

    Q10.あなたのセンタールリグはエマ レベル4です。アーツ クリスタル・エクスプロージョンとスペル ネクスト・フューチャーを使用しアタックフェイズに入り、ルリグアタックの後で2回目のアタックフェイズに入りました。
    この場合の挙動について正しいのはどれでしょう。
    1. すべてのシグニをアップし、ルリグもアップする
    2. すべてのシグニをアップするが、ルリグはアップしない

    ...............
    .........
    ...


    A10:1.のすべてのシグニをアップし、ルリグもアップする、でした。

    解説
    何でルリグをアップする効果にターン1書いてないんじゃーーーーー


    Q11.ディーセレで始めたけどキーセレ何も分からんし何を使ったらええんじゃ......この場合の選択について正しいのはどれでしょう。
    1. 直近の大会で結果を残しているルリグを使う
    2. 自分がディーセレで初めて使用したルリグがキーセレでも戦ってないか調べてみる
    3. 自分が普段ディーセレで使っているルリグと同色または戦法が似ているルリグを探してみる
    4. 見た目が良いルリグを使う

    ...............
    .........
    ...


    A11:1.2.3.4.、どれも正解です。


    <解説>するまでもないでしょう。
    ただ、どの選択肢を取るにしても十分に情報を得たり実際に対戦してみたりすることはとても重要です。環境最強のルリグを環境最強の構築で組んではい乗り込みました、で勝てるほど甘くはない、とも思っています。(天性の勘を持っている方も中にはおりますが)
    今回話したものは広いカードプールの中のごく僅かな一面にすぎません。ただ様々な事に応用できるようある程度取捨選択して取り上げさせて頂いたつもりです。
    貴方のキーセレライフが末永く続く事を、心から祈っています。


    キーセレ単体での強化弾もお待ちしております!

    最後まで読んで頂きありがとうございました!

大須星決定戦に向けてキーセレを知ろう【活躍しているルリグ紹介編】

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    by 46熊

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    大須星決定戦に向けてキーセレを知ろう【活躍しているルリグ紹介編】
    こんにちは、46熊です。
    今回は大須星決定戦に向けてキーセレを知ろう、と題しまして、1本目はキーセレクション(以下キーセレ)現環境で活躍しているルリグの紹介、2本目は普段ディーヴァセレクション(以下ディーセレ)に限定した裁定クイズをキーセレにまで間口を広げて行う2本立てとなります。
    ディーセレから始めたものの他のレギュレーションは未経験、と言った若人の皆さんにキーセレの雰囲気も少し理解してもらいつつ、ある程度キーセレに慣れている方にも幾ばくかの刺激を与えられたらなと思っています。

    今回私は大須星決定戦に両日参加しないこともあり、参加される皆様一人一人を最大限応援したいと考えました。平等に応援するのであれば何が良いか、考えた結果が今回の記事となります。自分の相棒に関わるものだけでなくそのルリグと対面した時、円滑にゲームを運ぶことが出来るよう参考に出来る部分は参考にして行ってくださるとこれ以上の喜びはありません。
    それでは参りましょう。

    キーセレとは?
    キーセレ、それは鍵のアイコンまたはディーヴァアイコンの付いているカードのみ使用が可能なレギュレーションです。再録していればオールスターで登場したカードも使用することが出来ますが正直判別するのが微妙に難しいのもまた事実、公式のカードリストなども見ながらデッキを組んでいきたいですね。

    また、直近で結果を残したデッキを参考にするのも賢い方法かもしれません。キーセレの匠がそれぞれ多種多様なルリグで入賞しているのを確認できることでしょう。その中でもいくつか紹介させてください。

    攻めの王道!「レイラ」「リル」「華代」
    キーセレは基本的にレベル4以降までルリグをグロウさせて戦うゲームで、その火力もディーセレと比べ何ランクか上をいくものばかりです。

    専用クラス・乗機と固有ギミック【ライド】を操り、そのターンのルリグアタックを犠牲にする代わりにシグニの隠された効果を呼び起こす「レイラ」。
    専用技の『ドーピング』は手札2枚とコイン2枚を消費する代わりにガード不可且つルリグに完全耐性を付与できます。アタック無効やルリグバリア、ライフ回復でしか防ぐことが出来ず何よりほぼルリグアタックをしてこないルリグが急に上から攻撃してくるため対策がとても取りづらい詰め手段となります。

    また、レイラが4までグロウしていくウィクロスをする一方2で止めて手数の多さで勝負するルリグも居ます。それが華代(ルリグタイプ上は『花代』)さんです。
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    準専用アーツ<炎真爛漫>でガードを制限しつつ苛烈に攻め立てそこで勝つならよし、耐えて相手が4以降までグロウしたらアーツ使用枚数に制限をかけて全力で叩き潰すと言った強力な詰め手段を持っています。
    またディーセレのチーム編成を取り入れた型も猛威を振るっており、ディーセレとは異なり同色ルリグへグロウする縛りもないためドリームチームピースと単色向けピースを両搭載して相手が全力を出す前に叩きのめす構築が出来るのも魅力的です。

    また、私の活動圏である福岡で最強の一角として君臨しているのが「リル」。
    専用技『オーネスト』はこのターンのアーツ使用枚数を相手に宣言させる効果で、ここで嘘をつくと極稀な例外を除いてゲームに負けます。
    ただアーツを何枚使えば耐えられるかを読むのが非常に難しく、かと言って2以上を宣言すると確実な敗北を迎えるカードがキーセレには存在しています。そう、先程華代の項で紹介した<炎真爛漫>です。
    勿論得意とする[アーム]により序盤から終盤まで点要求には困りません。ディーセレ産の点取りシグニとも相性が良く、ディーヴァのレベル3もがっつり強いことから4まで乗らない構築も直近の大会では結果を残しているようです。

    守りの王道!「ナナシ」「ユキ」「翠子」
    攻めがあるなら守りもあります。上記3ルリグはその攻撃性もさることながら手厚い防御や盤面の再現性に優れており、生半可な攻めを通さない体制を確立しています。
    「ナナシ」は限定シグニではありませんが多くのデッキにインフラとして搭載されている<弩書 ザ・ロウ>を起点に相手へ刺さるシグニを複数回立てていくことで有利に立ち回るのが特徴です。
    2体の上にライズする事から手札の消費は半場でないものの、<羅原 H2><コードVL ルイス・キャミー>などを使って手札の消費を抑え、特に<H2>に至ってはライズされるとランダムハンデスのおまけが付いています。手札を刈り取られると更に盤面の突破は難しくなることでしょう。

    一方でシグニだけでなくルリグデッキによる防御が手厚いのが「ユキ」「翠子」と言えるかもしれません。
    いずれもゲーム1効果で1,2点分防御でき、「ユキ」は1から3ターン目で【シード】として設定したシグニを開花する【トゥルース】やコイン獲得枚数的に相性の良い<永遠の鍵 タマヨリヒメ>によるアーツ回収により、「翠子」は自身の出現時によるアーツ回収や『テンタクル』による追加2面分の防御により鉄壁の防御性能を誇ります。また白、緑シグニには攻撃力だけでなく防御力も兼ね備えたシグニが多数おり、攻めるだけではなく守りも手厚いのが持ち味となっていますね。

    我が道を行く!?「タマ」「グズ子」「糾う者」
    王道もあれば例外もあるのが世の常ということで3ルリグ紹介させていただければと思います。
    「タマ」はキーセレ2弾に登場したにも関わらずキーセレの根幹を揺るがす『キーの効果を実質無効化する』とんでもない能力を有して生まれました。ちなみにキーセレで登場した<白滅の巫女 タマヨリヒメ>は長年オールスターでも活躍し続けたルリグでもあります。
    その『イノセンス』はかなり裁定泣かせで、相手のシグニやルリグやキーに対し得ている効果や元々持っている効果に加え自分側で能力を失わされた効果、パワー増減やはたまたカード変更(<カーニバル//メモリア>等による)まで「なにもしなく」してしまいます。
    正直これ1本で記事書けるまである複雑な要素ですが、ひとまず大体上のような要素を押さえておけば大丈夫です。一番多いのがキーの持つ「エクシード◯をルリグに付与する」効果を消されることでしょうか。「タマ」相手にキーの防御だけを残すのは危険です。

    「グズ子」はディーセレのカードによって大化けしたカードで、ゲーム1の『ダイレクト』がルリグに付与した効果ではないためディーセレでよくある「ルリグをアップし能力を失う」効果でも消えないのが魅力的です。
    ドーナ//ディソナ>+<アーク・ライト・オーラ>と合わせて9点取ってくるのも脅威的で、ルリグアタックを格安で止める手段も出来れば持っておきたいですね。(キー効果は消される可能性があるため出来ればアーツで)
    また、全ての4ルリグからグロウ出来る「糾う者」もキーセレのラスボスと言わんばかりの性能で君臨しています。専用シグニの<紡槍 アークエナジェ>はパワー15000の上にアーツ制限やエナ制限、各プレイヤーのアタックフェイズ開始時に相手シグニ1体をトラッシュ送りにするてんこもりな効果をしており、この<アークエナジェ>を何回除去できるかが中速、低速ルリグの課題となります。
    速攻にはめっぽう弱い他、トラッシュ送りで場を動かないシグニも同じく苦手としているのでそう言ったシグニで攻めるのも一つの手ですね。

    何にでもなれる!「夢限」
    どのカテゴリに入れてよいかわからなかったので個別枠を作りました。キーセレを象徴するようなルリグで、アーツを3枚しか使えない代わりにキーを好きな枚数同時に展開することが出来、5回起動すると裏返ると言った特殊な性能をしています。
    ルリグの色が無色なのでどんな汎用シグニも無理なく採用でき、どんな相手とも互角以上に渡り合える万能ルリグです。昨今はルリグの能力を消される(複数張ったキーが1枚になります)、起動を1ターン封じられる、起動にコストを追加要求される、など2/3リメンバじゃねぇかという話ではありますがそれを差し引いても十分に強い性能を有しています。
    おそらくキーセレで最も自由に組めるルリグなのではないでしょうか。


    他にも魅力的なルリグが多数居るキーセレクション、貴方のお気に入りの1体で頂点目指して頑張りましょう。

    ...と言うことで、キーセレでよく見るであろうルリグを紹介してきました。これらのルリグを使う上で、またはこれらのルリグと対面する上で役立つかもしれない裁定を次回はクイズ形式で学んでいければと思っています。

    ディーセレの裁定の知識があればある程度は解けるように作りました。程なく公開されると思いますのでお楽しみに。

    それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!

ディーヴァグランプリで使わなかったルリグの話

    posted

    by 46熊

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    ディーヴァグランプリで使わなかったルリグの話
    こんにちは、46熊です。
    遅くなりましたがディーヴァグランプリお疲れ様でした。私は人気ルリグの「あきら」を使用するも予選6-2で予選落ち、配信卓でそれはもう手痛いミスをして落としたのをきっかけにずるずると滑り落ち無念の敗北を喫したわけでした。
    順当にいけば今週か来週くらいに公式から動画が上がるのではないかと思いますがもし観た方は軽く笑い飛ばして頂けると嬉しいです。

    と言う事で今回はディーヴァグランプリで使用するはずだったデッキ「アン」の紹介をさせて頂けたらなと思います。それではどうぞ。



    1.ディーヴァグランプリの環境予想と結果
    調整チームでも話していたのですが今回のディーヴァグランプリは「一衣」「あきら」「アン」でメタが回る事を想定していました。
    羅植姫 フラスタ>を獲得し手札が薄い所からでもトップ解決できる選択肢の増えた「一衣」、<参ノ遊姫 フンスイショー>を獲得し継続的なハンデスにより相手の選択肢を狭めながらコスパの良い点要求を継続できる「あきら」は前環境から継続しての活躍が見込まれていましたが、それに加えて新規ルリグから「アン」の台頭を予想していました。
    翠美姫 スイボク>の自ターンにも発動するシグニシャドウは分かりやすく強く、場に出しても手札に構えても強い<翠美姫 コンテンポラ>や単色に偏りがちな現環境においてハンデスやランデスを行わない相手にも場持ちの良さを保証してくれる<翠美姫 アン//ディソナ>の存在は従来のメタゲームを大きく動かす事が想定されます。
    新弾環境当初何度<羅植姫 ラベンダー><大幻蟲 ベル・クリケット>がライフから捲れて不発に終わった事か......
    調整チームでは「一衣」に対して比較的有利な「あきら」、その「あきら」に対して高パワーとハンデス耐性で有利を取る「アン」、「アン」に対して構築を少し寄せるだけでダメージレースで追いつける「一衣」の三竦みになると予想しそれぞれのデッキを研究していました。恐らく多くのプレイヤーもこれらの3ルリグは少なからず仮想敵に設定してデッキ選択を行っていた事かと思います。

    そんな中、実際のルリグ分布がこちらでした。
    「一衣」「あきら」が同率1位でその数49名、合わせると3桁にも届きそうな圧倒的母数で驚きました。言うても「一衣」1位で「あきら」は2、3位くらいと思っていたので......
    また、「タマ」の母数が3位である点は予想はしていないまでも納得がいくものではありました。先の大阪GPでも「一衣」の台頭が騒がれる中「タマ」の数は22/308名で3位となっており、根強い人気を感じざるを得なかったためです。
    実際、一応はあきら向けに配布された<フンスイショー>を「タマ」も取り入れており、ハンデス性能を強化する事で環境にしっかりと爪痕を残している印象でした。

    あとはルリグ分布とあまり関係ない話ですがあちこちから<フンスイショー>が飛んできて面食らう事が多かったです。予選2戦目で「一衣」のライフから捲れた(しかも2点分の要求が止まった)時は変な声を出してました。直近の大会では「ミカエラ」を筆頭とする「夢限少女」に搭載されたりもしていて、少なくともあと2ヶ月くらいは向き合わないといけないシグニだなと思わされる優良シグニでした。

    2.使用デッキの紹介
    そんな中で、実際には使わなかったけれど直前まで使用予定としてグランプリ会場にも忍ばせて頂いたデッキを紹介します。

    アシストルリグ/ピース/アーツ
    6

    防御力はそのままに攻撃力を上げたい!と思い枚数を調整しています。
    その最たる例が<ハイティ//ディソナ>で、少なくないコストを要求される代わりに自分と引き換えに一面トラッシュ送りに出来る効果を持っています。
    この効果は勿論正面のシグニを対象にする事もありますがレベル3美巧の前をトラッシュに送って生存させ、返しのターンでもう1面をルリグ効果、最後の1面は<エッチング><トウロウ>で空けておおよそアンでは苦手としている3面要求を可能としてくれます。
    また、当然ながらエナを食うためこればかりやっていると防御アーツが撃てないと言った事態を招きます。そこは先程申したレベル3美巧が<翠美姫 スイボク>であればそのターンのルリグアタックを防いで1エナ、返しのターンのルリグアタックが止められればもう1エナですぐに戻ってくるのでそこまで気にする必要はありません。
    この枠は調整チームで話していて<聖天姫 エクシア>の枠に入り込んで来た子ではありますが、エナに干渉してこない対面であれば特に労せず使用する事が出来ていました。
    現環境だと能力消しを多用してくる<ベル・クリケット>が重いものの、<ハイティ//ディソナ>の能力を消せば<スイボク>の能力を消せず、シャドウ持ちの<ハイティ//ディソナ>に干渉が出来ないため自身の能力を使って主に<ジャックビーンズ>等のシグニを相手ターンに処理する等して動く事が出来ていました。
    実際ここまでやらないと「一衣」に対してどうしても勝ち筋を作れず、「一衣」側も大量の手札を温存させてはくれないため色々やって3-7位かなと言う差でした。グランプリで使用しなかったのもこの辺りの理由が大きいです。

    また、最初の方でも話しましたがこのデッキは<アン//ディソナ>のパワーを労せず上げる(アーツだけでなく<翠美 テンペラ>を使用する事で)事が出来、ハンデス相手に強烈な壁として立ちはだかりました。
    このカードを擁する「アン」と如何に向き合うかはハンデスを行うデッキ全てで頭に入れておいた方が良いのかなと感じています。

    3.現環境の変遷予想
    次の新弾発売までかなり期間があり、一衣あきらの台頭はもうしばらく続きそうです。ただ今回のディーヴァグランプリ優勝が緑子、準優勝が花代爾転だったのはウィクロスの面白さが出ているなと感じました。
    ある人はその環境最も強いと思われるルリグで、またある人は自分の愛するルリグで頂点を目指す、様々な思惑が一堂に会するからこそこのゲームは複雑で難しくて面白いのかなと大会半月経ってから改めて実感しました。
    私も年内はディーセレの大きな大会も無いため色んなデッキを使って遊んでいきたいなと思っています。リアル店舗やオンライン上でマッチングした際にはよろしくお願いします。
    特に花代爾転については組んでは崩してを繰り返していてちゃんと回せたことが無いため結果を残した構築を参考にちゃんと回してみたいですね。


    と言う事で、最後まで読んで頂きありがとうございました!

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