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【ディーヴァ】タマとタマゴの間で葛藤 目指すは理想郷の最強

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    by JACK

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    【ディーヴァ】タマとタマゴの間で葛藤 目指すは理想郷の最強
    みなさんこんにちはこんばんは。JACKです。
    先日名古屋にてGPが開催されましたね。参加された方はお疲れ様でした。
    私も参加しましたが、結果的には4-2と不甲斐ない結果に終わってしまいました。そこで今回はGPで使用したデッキを紹介......ではなく、GP使用候補としてずっと調整したデッキを紹介しようと思います。

    また、「読んだよ!」という感想が活動の励みとなりますので、当記事の拡散を何卒よろしくお願いします。私が喜ぶので。

    ◇デッキレシピ

    コンセプトは「1ターンでシグニ3点ルリグ2点が取れたら強いよね」です。

    ◇採用カード
    月日の巫女タマヨリヒメ
    ということで候補デッキはタマでした。このルリグの強みは「盾0枚になってからの『ホープ』は相手に3面防御を要求できる」ことです。そして盾を0枚にするためのルリグ連パンがあります。
    デザインとしては盤面を【シュート】でトラッシュに置いてリソースを絞りながらルリグが2回殴り続けるというものです。しかし、アーツでルリグが止まりやすい環境=ある程度シグニで点を入れる必要があります。そのために今回は<カリバン>や<デウスメモリア>、<オーバーパシュート>といった火力札を気持ち程度採用しています。

    大装カリバン/中装デウスメモリア/オーバーパシュート
    上記で説明した面空けカード達です。それぞれに強みと弱みがあるため各2で採用しましたが、3枚以上の採用も十分に考えられます。下記にメリットとデメリットを示しておくので、こちらを勘案して枚数を調整してみてください。

    オーバーパシュート
    メリット:(1)レベル指定バウンスのためパワーラインに関わらず除去ができる (2)エナチャによりリソース消費を抑えられる
    デメリット:(1)332盤面のように<パシュート>ケア盤面を作りやすい (2)スペルのためフルハンデスされた上から引くと盤面を埋められない

    中装デウスメモリア
    メリット:(1)黒アームシグニのため<エナジェ>で回収やエナ置きができる (2)手札をコストにするためエナを節約できる
    デメリット:(1)高パワーラインを退かす事が出来ない (2)自身のパワーが5000と焼かれやすい

    大装カリバン
    メリット:(1)1コストでシグニバウンスができ、ダウンするコストもLBケアに繋がる (2)<ダークマイアズマ>で回収ができる
    デメリット:レベル3のため枠の取り合いになる

    ダークマイアズマ
    メイン限定のアーツには<ダークマイアズマ>を採用しました。基本的にはマイナス20000+2枚回収で再現性と火力を両立するのが強力です。また全体的なパワーラインを意識的に高くしてロングゲームを狙えるようにもしているため、相手のデッキによってはデッキ10枚トラッシュでリフレッシュを狙うことも多々あります。慣れてきたらゲームがあと何ターン続くのかを予測し、ちょうどいいタイミングでリフレッシュに入れられるよう練習してみましょう。
    また今回は入れていないのですが、<メツメ>を2枚ほど入れるとリフレッシュがより現実的になります。

    アビスノスタルジア
    新弾の黒アーツですがタマに入っているのは珍しいかと思います。今回のタマは緑子を重く見ていたため<シィラ>や<ノヴァメモリア>と共に投入されました。
    環境的に母数が多いタマ・ピルルク・緑子にはアタック時能力消しの<シィラ>が刺さります。しかしアーツ等で先に<シィラ>が退かされる展開もあります(実際緑子は<マンドリル>の採用でメインから<シィラ>を退かせる)。そこで<アビスノスタルジア>で<シィラ>を蘇生することによって防御性能を十全に発揮してもらおうということです。
    ただし<緑子>は『ワナ』でエナを3枚バウンスしてくるため、リコレクトを待たずに使えるタイミングがあれば早めに使いましょう。黒4エナ構えるのはあまりに現実的ではないので。

    ◇その他採用候補カード
    コードハートリメンバメモリア
    ピルルクを重く見るなら採用しましょう。<Vキューム>のスペル軽減効果に大きく刺さります。起動のライフチェックはアーツで小分けの防御ができる環境だと中々に強力です。3面要求に対して上がバーストだったら1面防御アーツを、非バーストなら2面防御アーツを使うなど柔軟な防御でバーストを無駄にしないよう戦いましょう。
    また、ルリグアタックへの課税とタマの連パン相性はいいですが、<リメメモ>×2+アームのような盤面でアタックするとアームシグニがアーツやアシストで除去されてルリグが1回しかアタックできない......ということになるので気をつけましょう。

    マッスルアーム
    もっと攻めに寄せるなら<マッスルアーム>の採用もアリです。アタック時8000以下バウンスと優秀な効果ですが、スペルなので採用は1-2枚に抑えるといいでしょう。
    マッスルアーム>採用の際は<デウスメモリア>と組み合わせることで最大14000までのシグニを除去できることを覚えておきましょう。

    ◇なぜGPで使わなかったのか
    タマをずっと調整していましたが、実際GPで使用したのは防衛タマゴでした。
    その理由はいくつかあるのですが、一番大きな理由は「今回のGPではタマで勝ちきれなさそうだったから」です。
    GP1-2週間前に有識者達の手で防衛タマゴの構築が煮詰められていました。今回のGPの結果(1位2位ベスト4がタマゴ)を見るとやはりタマゴは勝ち馬デッキだったわけです。
    試しに自分がタマゴを、調整相手にタマを使ってもらうと、タマ側がある程度タマゴに構築を寄せないと勝ち切るのは難しいのではないかという結論に至りました。自分の調整時間があまり取れないのも相まって、結果的には慣れている防衛タマゴを使ったということです。
    だからといってこのタマの構築がダメという訳では全然無いので、これからも微調整は続けていこうと思っています。何より使ってて楽しいデッキですし。

    ◇終わりに
    ということでGP使用候補だったタマの紹介でした。今回紹介した黒タッチ軸だけでなく、赤アーツを入れて直接盾を割るタマなんかも非常に面白いです。ぜひみなさんも色々なタマを組んで遊んでみてください。

    ということで今回はここまで。
    また次回の記事でお会いしましょう!!!

【ディーヴァ】点数要求しないリソース奪取型防衛タマゴが強い!?採用カードを徹底解説!

    posted

    by ネザキ

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    点数要求しないリソース奪取型防衛タマゴが強い!?採用カードを徹底解説!
    ネザキです。

    先日行われたディーヴァグランプリ2024SPRING。優勝が防衛タマゴで、ベスト4に防衛タマゴが3人という圧倒的防衛環境で幕を閉じましたね。この3人とも、点数要求ができる防衛派のカードで<コスチュム>と<アキノ>は採用されていますが、<ヒラナ>や<マドカ>は入っておらず、リソースをとにかく奪い続ける形でした。
    本記事ではこのように点数要求を意識しない防衛タマゴの形をリソース奪取型防衛タマゴと名付けることにします。

    この結果を見て、点数を取らないデッキがそんなに強いのか?と思われた方もいらっしゃるでしょう。そこで今回の記事は、リソース奪取型防衛タマゴに採用されているカードについて徹底解説します。防衛タマゴを遊んでみたい方へ、あるいは防衛タマゴにどんなカードが入っていてどんなことをしてくるかを知りたい方など、防衛派初心者へ向けての記事になります。まずは知ることから始めましょう。

    デッキの動かし方はディーヴァグランプリSPRING優勝者の方がnote(以下、指南書)で書かれています。
    URLを載せる許可を頂けたのでそちらを参照頂けたら良いかなと思います。

    (参考:指南書)


    どんなデッキ?
    リソース回復&奪取がテーマです。どちらも高水準のカードがテーマ内に配られています。
    例えば、2ドロー1捨てで手札を+1しながら、アタック時に相手にハンデスを1枚or2枚要求する<ノヴァ//THE DOOR>が分かりやすいです。自分の手札が1枚増えて相手の手札が2枚減っているので、合計3枚のリソース差が1人のシグニで生まれているわけです。
    このように、リソース差を広げられるシグニがたくさんいて、そのシグニ達のパワーはほとんどが8000以上になることが多いため盤面強度もあります。
    固い盤面を形成しながら相手のリソースを奪うことで相手の攻め手を減らし、じわじわと追い詰めていく。これがリソース奪取型防衛タマゴです。

    指南書の方でも書かれていますが、リソース奪取型では点数要求のことを考えるのではなく、相手のリソースを減らすことでゲームターン数を伸ばすことを考えます。相手にエナを渡さないことが大事なのであれば相手のシグニをアタックして踏むことすらしません。相手にエナを渡す=相手に点数要求の余地を与えるということですからね。

    ここまで相手にリソースを与えないことを徹底するデッキは今までのディーヴァセレクションにはあまり存在しなかったと思います。リソース奪取型防衛タマゴを握るときは点数要求という思考を一度外し、相手のリソースを奪う!という思考で戦っていきましょう。

    以上がリソース奪取型防衛タマゴのおおまかな概要です。リソースの増減に注目しながら、早速デッキの中身を見ていきましょう。
    今回のデッキは、ディーヴァグランプリSPRING優勝デッキのレシピを見ていきます。

    デッキレシピ

    ルリグデッキ
    センタータマゴ
    出現時で対戦相手のルリグを凍結できるので、タマや花代など現環境で強烈なルリグアタックを持つ対面に強く出られます。センターでルリグアタックを1回牽制できるのが相当偉い。

    ゲーム1でゲートをもう1つ置けるので貼り忘れないようにしましょう。防衛ミラーで後攻を取ってゲートを置く際は<LOVIT>を<LOVIT>で踏めるように相手のゲートの正面に置くように。

    ターン1で防衛派のシグニをダウンさせることで1ドローか1ハンデスを選ぶことができます。相手の手札があるうちはハンデスを選択することがほとんどですが、ハンデスを選択しなくても相手の手札を0にできる場合は1ドローを選択してリソースを稼いでいきましょう。

    1ドローを選択するときはどんな行動をする何よりも先にドローしてから動きましょう。先にドローです。

    アシストガブリエラ
    レベル1は<凛々!!ガブリエラ>。3枚ルックしてレベル1,2,3を1枚ずつ加えます。
    MAX3枚手札が増えるのでめちゃくちゃお得。<レイ//THE DOOR>でデッキトップを確認してから加えると外しにくい。サーバントも加えられるので基本的には<レイ>でトップを見て、サーバントがいればトップに固定、いなければすべて下に送ってサーバントが捲れる確率を上げるのも選択肢です。

    レベル2は<バイバイ!!ガブリエラ>。2コストグロウで、能力消しと「アタックできない」を付与します。緑子のようにアタックトリガーを駆使してくる対面には能力消しで防御になるので刺さりますし、防衛派ミラーのときに点数要求のないところに添えられた<ノヴァ>を消してハンデスを止めたり、<LOVIT>を消してサーバント回収をできなくしたりできます。

    さらに追加で白無色の2コストを払えばサーバントをトラッシュから回収できます。あまりにも至れり尽くせりだ。

    アシストカーニバル
    こちらは今回の優勝者がディーヴァグランプリ7thでカーニバルアシスト入りの防衛LIONで優勝していることから、そちらのアシストが入っているかもしれないと相手の思考に刷り込ませる目的があったと思われます。

    アシストの色を赤白の構成にしておけば<GO TO THE TOP>の可能性も出てきますので、自分のピースの可能性を広げるという意味でもセンター青のアシスト赤白が良いと思います。基本的に<TAP DOWN TAP>が入っているということは悟られたくないので...。

    ひらけ!ゲート!
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    ゲートを設置できます。1ターン目に貼るのを忘れないように!!!(1敗)

    エクシード4の効果でシグニバリアを貼るか4ドローを選ぶことができますが、基本的には防御を伸ばすためにシグニバリアを貼ります。防衛ミラーやハンデス対面など、底に送った<ノヴァ>など4ドローすれば触れるといったように目的をもって4ドローを選択するのはありです。

    しかし、防衛派は基本的にはリソースを稼ぐのが得意なので、相手のリソースを先に枯らすことを意識すれば4ドローを選択しなくて良いことが多いです。4ドローを選択しないといけないほど追い詰められた試合の後は、無駄なエナチャージをしていないか、<レイ>の1ドローを序盤でさぼっていないかなど、プレイングで手札を無駄に損失していないかを振り返るようにすると良いでしょう。

    TAP DOWN TAP
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    ルリグかシグニを1人ダウンします。時々使っている人はいましたが、環境に食い込んでくるほどの活躍をこのピースが見せてくれるとは思っていませんでした。

    ピースで防御できるカードはほとんどないので、基本的には意識外から飛んでくる防御ピースとしての活躍を見せてくれます。サーバントがトラッシュに4枚見えてライフクロス0枚やからルリグで攻撃したら勝ちや〜とか言っていたら急に<TAP>飛んできて止まるなんてことも。

    ダウンできる条件がライフクロス0枚の場合という厳しい条件があるので、入っていることがバレているとライフを1枚残し続けられてしまうことが起こりえます。あまりにもケアされるようでしたらここのピースは枠を変更してもいいかもしれません。リフダメ回避の<イノセントバトル>とか候補です。

    このピースの存在があるため、基本的にはライフは0になるまで受けてください。自分のライフクロスが1枚で相手がルリグアタックしてきたらサーバントを持っていても受けてしまって問題ありません。
    アシストも可能であればライフが0枚になるまで乗りたくありませんが、アシスト乗って綺麗にライフが0枚に調整できそうならアシストグロウしましょう。

    セイクリッド・フォース
    3つのモードがあり、基本的には1番と3番のモードを使います。

    1つ目はルリグバリアを得る効果。ガード不可のルリグアタック絶対許しません。サーバントが欠損した2ターン目に3番の回収モードと一緒に打つこともありますが、今回の構築では相手がライフをアーツなどでめちゃくちゃ割ってきてルリグアタックを何回もしてくるみたいな対面でない限り早めに打つことはほとんどないでしょう。

    2つ目は相手のシグニ1体を手札に戻す効果。このデッキでは点数要求を<コスチュム>以外でほとんど行わないので、基本的にこのモードは使いません。

    3つ目はデッキの上から7枚見て2枚を回収する効果。
    サーバントを拾いにいったり、試合終盤に<レイ//THE DOOR>などの効果でデッキボトムに送ったカードを拾いに行ったりと優秀な効果です。シャッフルして下に戻さないといけないところだけ残念。

    基本的にはレベル3に乗って以降使用するカードになります。デッキボトムに送ったカードを掘り起こしにいって実質の確定サーチのように使えると強いので、デッキボトムに送ったカードと枚数は覚えておくと良いでしょう。

    ネオバロック・ディフェンス
    相手のシグニとルリグ合計2体までにアタックできないを付与します。シンプルイズベスト。

    ドント・ムーブ・オン>との選択枠なのですが、<ネオバロック>採用の理由がいくつかあり、
    • 白エナが余りやすい
    • 緑子が<テングザル>を採用してダウン耐性を付けながら詰めてくる場合がある
    • 相手のシグニをアップ状態で残すことで、<LOVIT>や<コスチュム>などのアップ状態LBに引っかかる
    等の利点がありますのでこちらの採用をおすすめします。


    メインデッキ
    羅星姫 コスチュム//THE DOOR
    防衛タマゴのパートナーシグニ。アタックフェイズ開始時に青2エナを払うと相手のシグニを1体デッキボトムに送ることができます。

    基本的には相手の手札をすべて刈り取り、次のルリグアタックを止める算段を持っており<LOVIT//THE DOOR>を立てる必要もなく、自分の手札もそこそこ抱えていて<アキノ//THE DOOR>の2ドローも必要ないときに、やっと1面だけ立てて1点要求します。基本的に使うのは終盤です。

    ゲート上にあるシグニがシャドウ(スペル)を手に入れる効果はあまり目立ちませんが、自分のターンでもシャドウなので相手のスペルのLBをケアすることができます。アップ状態バニッシュの対象取れないです!とできるかもしれないので覚えておきましょう。

    幻獣神 LOVIT//THE DOOR
    自分のターン終了時にサーバントをトラッシュから回収できますが、そのコストがなんと破格の無色1エナ。今まで大体は2エナ必要だったので、簡単にサーバントを拾うことができます。防衛派がロングゲームを得意とする理由のシグニの1人です。

    ゲートの上に置けば+3000され相手ターン完全シャドウがもらえます。緑子など対面によっては<LOVIT>を踏む以外で除去できずに点数が取れなくなるので1点防御として活躍してくれます。もちろん相手の手札リソースは刈り取ってから。

    ノヴァ>などで相手のリソースを減らしながらサーバントを回収したいときは<LOVIT>をゲート外に置くこともあり得ます。サーバント回収だけならゲート外でも行えるのが相当偉い。

    幻水姫 シィラ
    相手シグニのアタック時に相手シグニ1体の能力を消すことができます。VS緑子対策。
    アタックトリガーでの要求が多いので、1人立てて置くことで点数要求を1点減らすことができます。

    それだけでなく、出現時でデッキの上から3枚見て1枚カードを加えたり、アタックフェイズ開始時にお互いのライフクロスの枚数が同じであれば1ドローのおまけがあったりします。防衛ミラーなどで重宝します。

    メインフェイズで除去を飛ばしてくる対面が増えてきたら<エクシア>に変えましょう。が、手札が増えるので<シィラ>が安定して強いのは間違いないです。

    幻怪 エクス//THE DOOR
    出現時でデッキの上から5枚見て防衛派を1枚回収します。5枚も見られるのでデッキから必要なカードを掘り起こすのに役立ってくれます。

    セイクリッド・フォース>や<レイ>などカードをかなりデッキボトムへ送っていくので、デッキを1周する速度は結構早いです。終盤にはデッキに何が残っているかを把握することもできるでしょう。そんなときに出現時でデッキを掘りに行けるので、実質のサーチカードとまで言えるでしょう。

    ゲートの上にあるときにパワーが13000になるのもえらいです。花代など12000以下バニッシュのカードが多いデッキがそれらのカードで除去できなくなるので、盤面強度を上げるのにも一役買ってくれます。

    また、2ターン目でゲート正面の面が空いているときに、<エクス>を立てることでコストの軽いアーツのケアができます。<アイス・アロー>とか<シャイニング・ソード>とか。
    本来<サンガ>や<ムジカ>をゲート上に立てたいですが、それらがどちらもなくて<エクス>がある、みたいな状況のときにゲート正面が空いているなら<エクス>を立ててアーツケアしながら点数要求するという選択肢があるので頭の片隅にでも。

    羅石 レイ//THE DOOR
    出現時にデッキトップを3枚見て、好きな枚数デッキのトップに戻して残りをデッキボトムへ送ります。
    アシストガブリエラの項目でも記述しましたが、序盤にサーバントを引き込むために使用します。防衛派ミラーのときには序盤はゲートの上に立てておくとアタックフェイズ開始時に1ドローが貰えるので少しでもリソースを稼いでいきましょう。

    防衛ミラー以外の対面はゲートの上には置くことはあんまりないです。次のドローを固定したり、<ノヴァ>や<コスチュム>など後半使うカードをデッキボトムに送ってあとで引き込んだりなど結構色んな役割があります。手札に<ムジカ>や<サンガ>があるならリムーブしてそれらを立てましょう。

    防衛派ミラーのときはリムーブする必要はありません。シグニのアタックでエナにしてくれたらリソースが伸びるので嬉しい。

    サーバント #
    あなたの好きなサーバントは?私は<希先生のサーバント>!
    4枚必ず入れましょう。デッキを作っているとサーバント入れ忘れてLB枠20枚埋めたことありませんか?僕は相当やった。

    羅星姫 ノヴァ//THE DOOR
    冒頭でも書きましたが1人で最大3リソースの差をつけるシグニ。あまりにも強い...。
    防衛派ミラーではこのシグニを途切れず投げ続けることが勝利へ近づきます。

    アタックフェイズ開始時にゲートが場にあれば2ドロー1捨て。アタックしたときに1枚ハンデス要求で、ゲートの上にいればさらに+1枚ハンデスが要求できます。

    相手の手札を狩り切るまでは必ずこのカードを盤面に立てたいです。基本的には点数要求のないところに。ほとんど要求しないとは思いますが。

    ゲートの上になるべく置きたい気持ちもありますが、状況によりけりです。
    例えば、相手の手札をあと2枚刈り取ればよいという状況のとき、<ノヴァ>をゲート上に置いてアタックすれば一番話が早いです。しかし、<ノヴァ>のアタックが止められてしまった場合、1枚もハンデスができなくなってしまいます。

    このようなときは、<バン>をゲート上、<ノヴァ>をゲート外にしておくと良いです。
    アタックフェイズ開始時に<バン>効果でハンデス1枚が約束されており、さらに<ノヴァ>でアタックできれば1枚ハンデスができるので、<ノヴァ>がゲート上でアタックするのと同じ枚数のハンデス量です。<ノヴァ>のアタックが止められたとしても1枚ハンデスができているので、<ノヴァ>をゲート上に立てるより相手のリソースを減らすことに成功しています。

    このように細かいところでリソースを奪えるか奪えないかの差が出てきます。<ノヴァ>がいるからといって問答無用にゲート上に立てるのではなく、上記のような例もありますので、相手の手札枚数と相談してゲート上に置くかゲート外に置くか決めましょう。

    ゲートの上に置かないと相手の手札を刈り切れないということであればこの限りではなく、きちんとゲート上に置いてリソースを奪いにいきましょう。

    幻水姫 アキノ//THE DOOR
    アタックすると5000以下のシグニバウンスか2ドローを選べます。自分のリソースが+2されるので相手の手札は刈り取ったけど自分の手札が少ないなと思うときに重宝します。

    常時効果の5000パンプとバニッシュ耐性も優秀です。普通のシグニでは踏めず、緑子のようにバニッシュが主な攻め手になる相手には立てておくだけで1点守ってくれます。えらい。

    5000以下バウンスも最後の点数要求の詰めで相手に防御札をはかせる目的でも使えることがあるので、攻めにも守りにも使える万能札です。

    何故か白青の2色を持っているので、センターと違う色のエナ焼きをケアすることができます。
    チェリークォーツ>などで白エナを焼かれると<ネオバロック・ディフェンス>が撃てないので、エナを焼いてきそうな対面のときは白エナを安全に確保する目的で手札からエナチャージしましょう。

    爆砲 WOLF//THE DOOR
    アタックフェイズ開始時、ゲートが場にあれば相手のシグニにバニッシュされるときトラッシュに送られる効果を付与するのと、ゲートの上にいればエナチャージ1を貰えます。

    白対面などエナをあまりもらえない対面には積極的にエナチャージを狙いにいきたいです。特に2ターン目は相手のシグニを踏んでトラッシュに送りながらエナチャージもしたいのでなるべく用意したいです。

    白対面以外も2ターン目に用意したいシグニになります。可能な限りエナはあまり与えたくないので、アタックしに行きながらトラッシュに送れる<WOLF>が重宝します。

    蒼魔 バン//THE DOOR
    アタックフェイズ開始時、ゲートの上にいるならハンデス1枚で、ターン終了時にゲート正面に存在する相手のシグニ1体をデッキボトムへ送ります。

    最大2リソースの差をつけられるシグニということで、3ターン目以降盤面になるべく用意し続けたいシグニになります。そのため、2ターン目は<バン>を立てないと3面並ばないという状況でなければ基本的には手札に温存して3ターン目以降に盤面に立てていくことをオススメします。

    パワーが8000あり相手のシグニを踏みがちなので、<センタータマゴ>の起動効果でダウンさせる筆頭のシグニになります。アタックせずともデッキボトムに送る効果とハンデス効果は問題なく使えるので、ダウンしていても2リソース奪えるスーパーシグニです。

    相手の手札がなくなったらゲートの上は他のシグニに譲って、<バン>はゲート外に置いてデッキボトムに送る効果だけ使います。万能すぎる。

    余談ですが4月に東京で行われたチーム戦で身内から防衛タマゴをお借りしたとき、僕が何も考えずに<バン>を2ターン目に盤面に出したり1ターン目のエナチャージにエナに置いたりしていたせいで、<バン>を使用する際にチームリーダーの許可を取らないと使用してはならないと釘を刺されたことがありました。おかげで勝てたので感謝。

    それくらい防衛派で勝つために重要なカードです。繰り返しになりますが1人で2リソース差をつけられるシグニになりますので、3ターン目以降なるべく盤面に用意できるようにしましょう。

    コードメイズ ムジカ//THE DOOR
    盤面にゲートがあれば常時+5000、ターン終了時にゲート上にいれば相手のシグニ1体をトラッシュに送れます。

    サンガ>とも共通する話になるのですが、トラッシュからの再利用が難しいデッキに対して再利用されたくないシグニをトラッシュに送りたいときに使います。

    具体例でいえば、防衛ミラーの<ノヴァ>は<サンガ>や<バン>でデッキに戻してしまうと<エクス>や<セイクリッド・フォース>などでデッキを回され、ボトムの<ノヴァ>を掘り上げて再利用されてしまうかもしれません。<カウントダウン・ヒールズ>が採用されていれば一度トラッシュからの回収はありますが、言い換えれば一度きりの回収なので、基本的にはトラッシュに送っておくのが得策でしょう。

    アイン=サンガ//THE DOOR
    ターン終了時に場にゲートがあれば自分のシグニ1体を自分の手札の枚数×1000パワーを上昇させ、ゲート上にいれば相手のシグニ1体をデッキボトムに送ることができます。

    ムジカ>と似た話になりますが、トラッシュからの再利用が簡単なデッキに対して再利用されたくないシグニをトラッシュに送りたくないときに使います。

    具体例で言えば、黒デッキ対面は<ダーク・マイアズマ>などでトラッシュからの再利用が容易そうなので、トラッシュに送りたくないから<サンガ>を使おうといった感じですかね。

    また、防衛派を意識して<エレシュキガル>を対面が投げてくることがあります。それが盤面にリムーブされず放置されているときは、ウィクロスの神様に感謝しながら<サンガ>(や<バン>)でデッキボトムに丁寧に戻してあげて再利用を防ぎましょう。

    パワーパンプの効果は基本的には<サンガ>のパワーを上げるのに使いますが、防衛ミラーのように相手が点を取ってくる気がないような対面のときは他のシグニのパワーを上げることももちろんあります。
    一例にはなりますが、ゲート上にいる<LOVIT>のパワーを1000でも上げておけば、相手は基本的にその<LOVIT>を踏むこともできないし、シャドウのせいで<ムジカ>や<バン>などで除去することもできなくなってしまいます。

    サンガ>をパンプしてもしなくてもどうせターン終了時に除去されるので、それならば盤面が1つ必ず残って自分のターンが返ってくるようにした方が、リソースを1枚奪われずに済んでいます。<アキノ>でバウンスされてしまうという裏目はありますが、2ドローをさせなかったと思えば相手のリソースを稼ぐことを防いだと考えることもできます。

    最後に、こちらのパンプ効果はターン終了時の処理なので、もし手札が7枚あれば手札を捨てる前にパンプの処理ができます。

    つまり、ターン終了時に自分の手札が6枚のときに<LOVIT>の効果でサーバントを拾い手札が7枚に。<サンガ>の効果でシグニを7000パンプ。最後にターンが終了したのでルール処理で手札を1枚捨てる。ということが可能です。

    手札がオーバーしているときに使える技になるので、覚えておいて損はないでしょう。

    終わりに
    以上でリソース奪取型防衛タマゴに採用されているカードの解説を終わります。防衛派がどれほどリソースを奪ったり稼いだりを意識して組まれているかがお分かり頂けたのではないでしょうか。

    繰り返しにはなりますが、じゃあどのようにデッキを回していけば良いのか?という点についてはディーヴァグランプリSPRING優勝者の方がnoteで指南書を書いておりますので、そちらを見て頂ければより理解が深まるのではと思います。

    ディーヴァグランプリSPRINGは防衛環境で幕を閉じました。この防衛環境に一矢報いるために、防衛派のことを知るために一度組んで遊んでみてはいかがでしょうか。 いつもとは違うディーヴァセレクションの戦い方で新鮮だと思います。


    それではまた次回の記事でお会いしましょう。

ウィクロスパーティーに出よう!ver2024

    posted

    by からばこ

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    ウィクロスパーティーに出よう!ver2024
    はいこんにちは、からばこです。今日は「ウィクロスパーティーに出よう!ver2024」です。
    店舗大会「ウィクロスパーティー」の内容や流れなどについて紹介する記事です。2019年に書いた「ウィクロスの世界にレッツゴー!」、2021年に書いた「ウィクロスパーティーに出よう!」の、2024年最新版になります。コロナ禍で色々あったので、時勢に合わせて都度記事をリライトしています。いわゆる<UPDATE>です。

    ウィクロス10周年やアーツの登場、ブルーアーカイブコラボなどもあって、ウィクロスは今、非常に盛り上がっています。新しく始めた方や復帰された方も多いようで、そういった方の中には「ウィクロスパーティーってどんな雰囲気なんだろう」「怖くないかな」と、不安になっている方も多いでしょう。
    というわけで今回は、店舗大会「ウィクロスパーティー」の流れや内容、マナーや楽しみ方を徹底的に紹介します。これさえあれば、スムーズにウィクロスパーティーを楽しめること間違いなしです!


    おことわり
    今回紹介する内容はあくまで「一例」で、筆者の経験に則ったものが多くあります。
    ウィクロスパーティーの流れはもちろん、カードの宣言やシャッフル、時間の使い方に対する考え方などは、店舗様やプレイヤー間によって様々です。「自分のところでは違う」「そうはならない」と引っかかる内容もあるかもしれませんが、ご理解とご容赦の程、どうぞよろしくお願いします。あくまで「一例」です。
    実際の場では、参加者とのコミュニケーションや店舗様におけるルールやマナーに即して、バトルや交流をお楽しみいただければ幸いです。

    あくまで、一例を初心者に紹介した記事であり、例外が多数あることを念頭にお読みください。


    「大会」ではないよ
    多くの方が「大会」「店舗大会」と言っているウィクロスパーティーですが、厳密には「大会」ではありません。
    公式ホームページを見ると「カジュアルバトルを楽しみたい方だけではなく、バトルの腕を磨きたい方も楽しめるイベント」「ファン同士の対戦・交流を目的としたカジュアル店舗イベント」とあります。賞品が出たり、勝敗や優勝者は決まりますが、あくまで「交流会」「店舗イベント」という位置づけです。
    なので、「めちゃつよプレイヤーにコテンパンにされるのでは?」「プレイを間違えて厳しく指摘されるのでは?」と不安になる必要はありません。
    私も7〜8年近くウィクロスパーティーに出ていますが、毎回楽しい時間を過ごしています。はじめましてのお店で参加しても、皆様温かく迎えてくださりますし、初心者や初めての方ほど、「ようこそ!」と熱烈歓迎される印象です。怯えずに安心してお店に行きましょう。
    とはいえ、強いプレイヤーはいらっしゃいますし、全敗してしょんぼりすることもあります。勝ち負けを決めるゲームですし、そこは仕方なし。最初はあまり気にせずいきましょう。


    実際に何をするの?
    「大会ではない」と書きましたが、ウィクロスパーティーはカードショップで行われる「店舗大会」です。この記事でも「大会」という表現を使います。もっと正確に言えば「参加者とウィクロスの対戦を行うイベント」です。
    多くの場合、全勝者が1人になるまで対戦を繰り返し、優勝者は特別なカードパック(コングラチュレーションパック)をゲットできます。参加賞や、優勝者と同じ賞品が手に入る抽選会もあります。
    大会への参加人数や地域差にもよりますが、1度のウィクロスパーティーで、おおよそ2〜4試合が行われます。楽しいバトルあり、真剣勝負ありのウィクロスパーティーの社交場。全国のカードショップで、おおよそ1週間に1回や2週間に1回の頻度で行われているので、初めての大会参加にはうってつけです。
    開催日程やフォーマットは、ウィクロス公式ホームページや、各店舗のSNS、SPS(セレクターポイントシステム)などから確認できます。特にフォーマットについては間違いやすいので要注意。自分が好きなフォーマットに参加しましょう。
    同じディーヴァセレクションでも、日によっては「特定のセンタールリグしか使えない」「構築済みデッキのみの限定戦」などの、特別ルールで行われる場合があります。「せっかくお店に行っても出られなかった!」という事態がないように気を付けましょう。私もよくやります。


    準備と開催までの流れ
    必要な持ち物は「デッキ一式、参加費、ボールペン」です。「プレイマット」もあれば理想ですが、構築済みデッキ同梱の紙プレイマットでもOKです。以前「ウィクロスの世界にレッツゴー!(前編)」で書きましたので、それも参考にしてください。

    店舗にもよりますが、おおよそ15分前〜開催時間ごろから参加受付が始まります。
    レジや大会受付カウンターなどで、大会参加の旨を伝えましょう。分からなければそれっぽい人の真似をするなり、お店の人に聞けばOKです。
    ウィクロスセレモニーなど大規模大会になると、事前の受付が必要になる場合がほとんど。店舗のSNSや、大会支援サイト「トナメル」などを確認しましょう。今回は割愛します。

    多くの場合は受付の際に参加費を払います。200〜500円や「1パック購入」などが多いです。現金のみの受付も多いので、電子マネー派は要注意。
    支払い後、勝敗を記録するスコアシートにハンドルネーム(自分の名前)を記載します。皆様のハンドルネーム、私で言う「からばこ」を書きましょう。ハンドルネームは対戦相手を決める際にアナウンスされます。
    • 添付1.jpg
    受付を済ませたら、大会開始まで店内で待ちます。時間になったら、所定のテーブルに集まるようアナウンスがされるので、そちらに向かってください。
    大会進行の店員さんが1回戦の組み合わせを決定します。ハンドルネームを呼びながらスコアシートを座席に置いたり、店舗内のディスプレイで発表したりと形式は様々です。
    正面に座った方が1回戦の対戦相手です。「よろしくお願いします」とあいさつをし、対戦の準備を始めましょう。


    ゲームの準備とシャッフル
    ウィクロスパーティーでは1試合あたりの制限時間が設けられているので、全ての席で同時に試合を始めます。準備ができたら「オープン!」ではありませんので、ライフクロスの設置まで終わったら、対戦開始のアナウンスを待ちましょう。お店によっては、準備ができたら始める場合もあります。

    対戦の準備といってもシンプルです。
    1. レベル0のルリグを並べる
    2. 先攻・後攻を決定し、デッキをシャッフルする
    3. 手札を交換する(マリガン)
    4. ライフクロスを並べる
    です。先日公開されたフロアルールに則って紹介していきます。

    1.レベル0のルリグを並べる
    ディーヴァセレクションには4月にアーツが実装されたため、従来のルリグ3人チーム戦(DIVAスタイル)に加え、ルリグ1人戦(selectorスタイル)が登場しました。そのため、対戦前にレベル0のルリグが何人かを明らかにする必要があります。
    デッキを取り出したら、先攻後攻の決定や手札交換の前に、レベル0のルリグを1人、あるいは3人、同時に裏向きで並べましょう。レベル0ルリグを裏向きに置きながら「センタールリグ1人、ルリグデッキ10枚です」「センタールリグ3枚、ピース合わせてルリグデッキ12枚です」などと対戦相手に申告するシーンをよく見ます。
    また、「リミットアッパー」やブルーアーカイブの「絆トークン」、「闘争派」で使う「コインカード」など、ゲームで使うカードは、ルリグデッキなどと分けて置いておきましょう。
    「これはトークンです」と裏向きにして、相手に伝えておくとグッド。ルリグデッキやメインデッキとスリーブを別にして、区別するようにできると混ざらずによいです。

    2.先攻・後攻を決定し、デッキをシャッフルする
    レベル0を置いたら先攻・後攻をじゃんけんで決めます。勝った方が先攻です。「勝ったけれど後攻を選びたい」ということはできません。
    どちらが先攻・後攻か忘れないように要注意。マーカーを置いたり、「後攻ならルリグを横向きにする」などすれば大丈夫です。

    先攻後攻が決まったら、メインデッキをシャッフルします。トランプでやっているようなアレで、デッキの並び順が無作為になるようにしましょう。自分のデッキのシャッフルが終わったら、相手にもシャッフルしてもらいます。

    相手のデッキをシャッフルする際は、自分のデッキのシャッフルよりも数倍気を付けましょう。
    スリーブに入っているとはいえ、雑に扱うとカードが折れたり傷ついたりします。中には高額・貴重なカードもありますし、そうでなくとも、相手の持ち物を大切に扱うのは当たり前です。丁寧に扱いましょう。
    私は相手のデッキをシャッフルする際は、1つのデッキを3つのかたまりに分けて、順番を変えて重ね直す程度にとどめています。その辺りは人それぞれあると思いますので割愛します。

    コロナ禍中の対戦の名残で、相手のデッキに触れられない、相手に触れてほしくない場合もあります。
    その場合、相手にデッキを3〜4つの山に分けてもらい、こちらが相手に並べる順番を指定してシャッフルをします。その辺りは前回の記事に書いていますのでご参考ください。

    シャッフルの方法について、店舗から詳細な方法が指定されればそれに従いましょう。
    何であれ、対戦相手とコミュニケーションを取りながら進めたいですね。

    3.手札を交換する(マリガン)
    シャッフルが終わったら上から5枚引きます。その後、任意の枚数をデッキに戻し、同じ枚数分引きなおせます。「マリガン」と言います。マリガンの順番は先攻→後攻です。
    デッキに戻したらもう一度シャッフルして、5枚になるようにドローします。

    4.ライフクロスを並べる
    デッキの上からライフクロスを7枚、裏向きで並べます。「強いライフクロス頼むー!」と祈りながら埋めましょう。位置はルリグゾーンの下に横向きです。
    デッキケースなど対戦で使わないアイテムは、机の下のカバンにしまっておきましょう。
    • tenpu2.jpg
    ここまでできればOKです。左から「トークン類」「ルリグデッキ」「レベル0」「メインデッキ」です。
    対戦開始の合図まで待ちましょう。


    対戦中のあれやこれや
    それではバトルスタートです。「ドロー、チャージ、グロウ、メイン」と、対戦を進めていきましょう。
    ここではウィクロスパーティーに初めて出る方や、日が浅い方が知っておきたいことを紹介します。
    紹介するのはあくまで私の経験です。実際のバトルでは、対戦相手とコミュニケーションを取りながら、お互いにスムーズに進めていきましょう。

    1.相手のカードを確認したい!
    ディーセレが始まって3年半が経ち、カードプールも相当増えました。知らないカードが飛び出してくること、あると思います。その際は遠慮なく「テキストいいですか?」「能力を読んでいいですか?」と聞きましょう。カードを見せてくれたり、能力を教えてもらえます。
    また、対戦相手のエナゾーンやトラッシュ、ルリグトラッシュのカードを確認したい場合は、その旨を伝えましょう。渡されたり、相手がトラッシュのカードを広げたりします。

    何であれ、対戦相手のカードを扱う際は丁寧に扱いましょう。
    対象を選択する際も、カードに爪を立てたりしないように。スリーブで保護されているとはいえ、爪の形に凹みます。爪は槍です。
    2.宣言ははっきり!
    フェイズの進行や各種能力・効果の発動の際は、「ドローします」「エナチャージしてグロウします」と、対戦相手に伝わるようきちんと宣言しましょう。
    カードを使う時も、例えば「<ミャオ>を場に出します。出現時で<オサコ>を払って【ランサー】です」「<Vキューム>の起動能力。エナから電機の<APEXメモリア>を払って、手札の<UPDATE>を使います。対象は<Vキューム>自身」など、どのカードのどの能力を使うか、支払いは何かなどを、はっきり声に出して伝えます。支払うエナや使うカードは、相手がわかるように見せるとグッドです。

    アタックフェイズに移行する際も、宣言が大切になります。
    ウィクロスでは相手のアタックフェイズ中に、アーツを使ったりアシストルリグにグロウする場合が多いです。ですので、アタックフェイズに入ってすぐにシグニアタックをするのではなく、「アタックフェイズに入ります。こちらは何もないです。何か(グロウやアーツの使用)ありますか?」と伝えると、コミュニケーションがスムーズに進みます。
    メインフェイズでも<END OF THE TURN>のような、【スペルカットイン】を持つピースが飛んでくる場合もあります。スペル使用の際も「何かありますか?」と聞きましょう。
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    対戦中はいつも以上に声を出しましょう。
    以前は飛沫防止のアクリルパネルが両者の間にあったり、マスクをつけた方がほとんどでしたが、今はアクリルパネルもほとんど見なくなりました。とはいえマスクをつける方もいますし、カードショップは賑やかなことも多いので、普段の声量では伝わらない場合も多いです。
    「腹の底から叫べ!押忍!」とまではいわずとも、しっかり、はっきり伝えるのがマナーです。言葉や声色、口調などはその時々で変わるかとは思いますが、「はっきり伝える」を心掛けましょう。
    聞こえなかった場合や聞き取りづらい場合は、「もう一度お願いします」ときちんと聞き返しましょう。
    それもコミュニケーションの一つですし、別に相手を責めるわけではありません。「言った言わない」のままゲームが進んでもやもや......、が一番虚しいです。

    カードゲームは、目の前の対戦相手とコミュニケーションを重ねて遊ぶツールです。
    アクリルパネルが取り払われ、思う存分対戦ができるようになりました。この日をどれほど待ちわびたことか。コミュニケーションを取れる喜びをかみしめながら、楽しんでいきましょう。
    (声を使うので結構喉が渇きます。ペットボトルのお水やのど飴があると便利です)

    3.時間の使い方
    ウィクロスパーティーでは1試合の対戦時間が設けられています。推奨時間は30分のようですが、店舗や大会によって増減する場合もあります。この時間を2人で分け合ってプレイするのが適切です。
    ですので、プレーや思考に過度に時間をかけるのはよろしくありません。

    とはいえ、慣れていないと時間がかかるのは仕方ないもの。対戦前に「始めたばかりで慣れていないので、時間がかかるかもしれません」と伝えておけば、ピリピリするようなことは減ると思います。
    自分の使うカードの能力は事前に把握しておく、<ドロー・エンハンス>などアーツを使うタイミングは想定しておくなど、プレイを早めるコツはいくつかあります。バトルを重ねていくうちに慣れていくので大丈夫ですし、「急がなきゃ!」と焦ると逆効果です。少しずつ慣れていきましょう。
    もちろんこれは大会の色合いによって変わります。
    ウィクロスセレモニーやディーヴァグランプリといった競技性の濃い大会であれば、時間制限やプレイの速度についての意識は一層厳しくなります。意図的な遅いプレーは「遅延」とみなされ、大会規定でゲームロス(強制敗北)や失格になる場合もあります。バトルで決着がつかないと、対戦相手の決勝トーナメント進出の可否など、大会成績にも大きな影響を与えます。
    ですので、これらの競技性の濃い大会に出る場合は、制限時間にはいつも以上に気を遣ってください。フロアルールでも「参加者は、告知された時間内にゲームを終わらせられるペースを守る義務があります」と記載されています。

    ただ、どうしてもしっかり考えたい局面はあります。その場合は対戦相手に「考えます」と伝え、頭をフル回転させましょう。
    重要なシーンで、素早く、正確な判断ができるのも、ウィクロスの実力の一つ。私はいつまでもできません。

    カードゲームにおいて「時間」はとてもナーバスで難しい問題です。
    大会規定やフロアルールに従うのは当然としても、ルールやマナー、モラルや通年、地域性など様々な要素が複雑に絡み合っている、デリケートな部分です。他タイトルでも定期的に議論になりますよね。
    パーティーやセレモニーに参加する場合は、頭に入れておきましょう。

    逆に、相手のプレイが早すぎて何が何だかの場合は、「もうちょっとゆっくりお願いします」と伝えましょう。


    バトルが終わったら
    試合終了後はスコアシートに対戦結果を書き、受付や店員さんなど、所定の場所に提出しましょう。書き方や提出先は店舗によって異なるので、対戦相手や周りの人に聞いてください。
    他の対戦が終わっていなければ、自分の席で待つことがほとんど。対戦相手と「感想戦」のように試合を振り返ったり、ウィクロスのことを話したりすることが多いです。時間があれば2戦目をしてもいいです。相手の方との空気感でやりましょう。

    全ての対戦が終わったら、次の組み合わせが発表されます。移動前に「ありがとうございました」と伝え、次のテーブルに向かいましょう。
    所定の回数を繰り返すと優勝者が決まり、参加賞や景品の配布、抽選会などが終わったら終了です。
    デッキはうまく使えましたか?バトルは楽しめましたか?それではまた来週!


    色々書いたけれど
    あれやこれやと偉そうに書きましたが、要するに「対戦相手とコミュニケーションを重ねて、楽しくウィクロスしましょう」に尽きます。
    カードゲームは対戦相手とのコミュニケーションのうえに成り立つ遊びです。それゆえの難しさや、すれ違いも時にはありますが、そこに楽しさや奥深さ、魅力もたくさんあるのは間違いありません。対面ではもちろん、discordでの対戦や、それ以外の交流の場などでも言えることです。

    ですので、カードゲーム初心者であることや、慣れていないことを恥ずかしがらず、相手に伝えてみましょう。「ようこそ!」と温かく迎え入れ、優しく対戦してくれるはずです。
    ぜひ、ウィクロスパーティーでお会いしましょう。いつか出会える日を楽しみにしております。


    おまけ〜カジュアルな対戦機会いろいろ
    ウィクロスパーティー以外にも、カジュアルに楽しめるイベントがあります。簡単ですがいくつか紹介。

    ユーザーコミュニティ「白窓の部屋」
    ユーザーの有志が主催するイベントを、公式がバックアップする制度です。ウィクロスパーティーに近い対戦形式がほとんどですが、特殊ルールや初心者ティーチングなども行われているようです。
    全国で行われているので、お近くの白窓に参加してみましょう。イベントの雰囲気は主催団体のSNSを見るのが一番です。公式のページはこちら

    バトルラッシュ
    ディーヴァグランプリや各種大型イベントで行われるサイドイベントです。その場で対戦相手を決定し、所定の回数対戦すると景品がもらえます。
    勝ち負けに限らず同じ景品がもらえるので、リラックスして対戦に臨めます。同時開催中のイベントを楽しめるのもグッド。

    スタートツアー
    公式が全国のカードショップで開催する店舗イベント。対戦会と抽選会、ティーチングが行われます。
    こちらも勝ち負けが関わらない交流会。はじめましての方も多いので、雰囲気を知るのにピッタリです。
    今年は5月、7月に開催。7月のスケジュールはこちらからどうぞ。秋〜冬にもやってほしいなあ。


    どれも「行けば楽しい」イベントでしょうから、まずは足を運んでみましょう。私もよくいます。

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