前回では【コンセプト(作成経緯)】【このデッキのポイント】等についてご紹介させて頂きましたので、今回は【それぞれのカードの役割や回し方(狙う事)】をご紹介させて頂きたいと思います。
デッキレシピ
レベル0
計17枚
それぞれのカードの役割と狙う事など
レベル0
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冷たい瞳 リンネ
<ミウラ>と同じですが序盤は控室よりデッキからカードが欲しいので序盤はこちらを優先して集中しています。中盤以降は<スクーデリア>を必ず使用できるという状態を作るために配置しておくという使用方法も狙っています。 |
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常夏の解放感 リンネ
集中をヒットさせるためだったり、序盤で<強引な攻勢 リンネ>を疑似チェンジで登場させられるために使用します。 |
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託された約束 ヴィヴィオ
純粋な移動効果+相手のデッキトップを操作できる可能性のあるカードで、相手タイトルにデッキトップを控室に置いて移動するタイプの移動を確実に失敗させる事ができる可能性があるので、状況に応じて使用します。 |
レベル0の動き
レベル0は先攻と後攻で狙いが異なってきます。先攻の場合の狙いがちょっと特殊で、ポイントは<常夏の解放感 リンネ>の疑似チェンジ条件が整っているかどうかです。
これにより「常夏の解放感 リンネ」が控室に置かれますので疑似チェンジ効果が誘発します。そして<強引な攻勢 リンネ>は自分の好きな枠に出せるため後列等に登場させることができます。
理想的な動きとしては「<常夏の解放感 リンネ>」登場 → 同じ枠に<託された約束 ヴィヴィオ>登場 → 「常夏の解放感 リンネ」の疑似チェンジ効果で後列に「<強引な攻勢 リンネ>」登場 といった形でしょうか。
これならば<ヴィヴィオ>は前列3ヵ所を自由に移動でき、出てきた相手の攻撃をかわして次ターンで「強引な攻勢 リンネ」で倒せるためです。
また、「強引な攻勢 リンネ」のアドバンテージを長くするためにヴィヴィオのデッキトップ2枚落としの効果でCXが落ちたら相手のデッキトップにCXを乗せてあえてキャンセルさせるのも筆者は有効と考えています。
後攻の場合は上記のプレイングを行なうと手札が4枚になってしまい、次のターンで相手のアタック数やキャンセル状態によってはレベルアップしてしまい「強引な攻勢 リンネ」を早めに出した意味が薄れてしまう可能性もあるため、無理に狙いにいかないで良いと考えています。
無難に前衛キャラで倒せる相手なら倒しておいてストックを貯めて次に備える感じでしょうか。
レベル1
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強引な攻勢 リンネ
序盤から場に出せる可能性があり、単独で6500のパワーがあるため真ん中に配置して後列の<ミウラ・リナルディ>や<冷たい瞳 リンネ>でフォローして相手ターンでも倒されづらくなるように使用します。 |
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"スーパー変身タイム"リオ
2000カウンターの助太刀ですが、基本的には<強引な攻勢 リンネ>や後で登場する<強さを求める リンネ>等に使用します。 |
レベル1の動き
このデッキ一番のポイントとなるレベル1です。何といっても<セットアップ リンネ>の疑似チェンジを狙うわけですが、これがタイミングによってはデッキがリフレッシュしてしまって控え室から<強さを求める リンネ>が居なくなってしまったりします。
また、ネオスタンではお互いの控え室を戻してリフレッシュするようなカードもありますので、可能であれば「セットアップ リンネ」は登場したターンで相手キャラと相殺してチェンジを行なって相手にターンを返すのが理想になっていきます。
そんな時に一つの手段として<常夏の解放感 リンネ>を使用します。
前回の記事で挙げた【このデッキのポイント】で触れましたが、「常夏の解放感 リンネ」はチェンジではなく疑似チェンジですので、自分の好きな枠に「<強引な攻勢 リンネ>」を登場させられます。
同じように<セットアップ! リンネ>から「<強さを求める リンネ>」に変わる効果もチェンジではなく、疑似チェンジですので自分の好きな枠に「強さを求める リンネ」を登場させられます。
これが何を意味しているかというと、自ターンのアタックで「セットアップ! リンネ」が相手を一方的に倒していたとしても、「常夏の解放感 リンネ」がリバースしてアンコールステップに控室に落ちれば「セットアップ! リンネ」を「強さを求める リンネ」に疑似チェンジする動きが可能になります。
具体的には下記の動きです。(※前提として控室に「強引な攻勢 リンネ」「強さを求める リンネ」がある状態です。)
- アンコールステップで自分のリバースしている「<常夏の解放感 リンネ>」を控室に落とします。
- 「常夏の解放感 リンネ」の疑似チェンジ効果で「<強引な攻勢 リンネ>」を自分の「<セットアップ! リンネ>」が居る枠に登場させます。
- 「セットアップ リンネ」が控室に落ちるため疑似チェンジ効果が誘発します。
- 「セットアップ リンネ」の疑似チェンジで「<強さを求める リンネ>」を好きな枠に登場させます。
相手タイトルによっては1レベルCX連動で相手のリバースを取って手札を整えたり、ストックを貯めてテンポを作っていくような形があるかと思いますので「<強引な攻勢 リンネ>」も場に残しておきたくない場合、2体目の疑似チェンジで登場する「<強さを求める リンネ>」を「強引な攻勢 リンネ」の枠に登場させれば「強さを求める リンネ」「強さを求める リンネ」「空き枠」といった形を作れるので相手の連動を阻止しやすくなるかと思います。
(※筆者は今回タイトルカップに参加するにあたって、1レベルは<U15チャンピオン アインハルト>の連動が多いと予想したので、この点を意識して参加しました。)
レベル2
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強さを求める リンネ
基本的に<セットアップ! リンネ>の効果で登場させます。ストックの深くにCXがあって掘り出す場合等は手札から出す事も考慮しますが、基本的には序盤はクロックに置いたり<ノーヴェ・ナカジマ>等、手札を入れ替える時の筆頭になると思います。 |
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スクーデリア
相手の最後の詰め計算をずらしたり、相手に回復メタを張られた時でも回復する事を狙います。また、疑似チェンジ誘発も狙えるため、例えばペルソナ相手に<Lv3主人公>が効果を狙ってきた時、<常夏の解放感 リンネ>に使用できれば、疑似チェンジすることで主人公の効果ダメージを回避したりすることに使用します。 |
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ノーヴェ・ナカジマ
デッキに1枚のレベル応援で、3レベルで<ヴィヴィオ>の力を引き出すのに重要なカードになります。中盤以降手札に来たら離さず、集中やカムバックトリガー等で優先して回収しておくことを意識して使用します。 |
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リングイン! リンネ
レベル上位に対するメタ的なカウンターですが、パワー2500上昇も「<強さを求める リンネ>」やレベル3のカードに使用すればそれなりのパワーになるため、相手タイトルや状況によって優先して手札に加えるように意識して使用します。 |
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居合道の師範 ミカヤ
<ヴィヴィオ>に合わせて最後の詰めで使用するカウンターです。基本はただの2500上昇のカウンターとして見て良いと思います。 |
レベル2の動き
レベル2キャラで手札から登場させるのは<ノーヴェ・ナカジマ>くらいでしょうか。レベル1から<強さを求める リンネ>を登場させて相手ターンで相手を倒せていれば、1ヵ所はダイレクトアタックが可能と思いますので、その枠に後列の<ミウラ・リナルディ>か<冷たい瞳 リンネ>を上げて、空いた後列に登場すると良いと思います。
また、<スクーデリア>が手札にあるなら「冷たい瞳 リンネ」を前列に上げてダイレクトアタックした後、相手ターンで「スクーデリア」を使用するといった手も相手の連動等を外すことができるため有効と思います。
逆に「スクーデリア」をいつでも使える状態にしておいて温存するならば「冷たい瞳 リンネ」を後列に残しておくとフロントアタックされた時にいつでも使用できる状態を作れますので、状況によって判断すると良いと思います。
レベル3の<"桎梏となる過去"リンネ>は条件次第で早だしできるため、可能であれば早出しして回復しつつ「強さを求める リンネ」と共に場を制圧しながらソウル2でアタックに行くと効果的に思います。
レベル3
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"桎梏となる過去"リンネ
比較的にデッキがなくなるのが早いので、レベル2から早だしを狙って回復と場の制圧を狙うのに使用します。<スクーデリア>と合わせて回復量を上げられるので終盤に耐久を選択した場合は<ヴィヴィオ>よりもこちらを登場させたりします。 |
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誰より優秀な目 ヴィヴィオ
このデッキのフィニッシャーであり、回復カードになります。中盤以降で集中での回収や<ノーヴェ・ナカジマ>での回収等で複数体手札に用意して<アクセルスマッシュ・インフィニティ>の連動を狙います。 |
レベル3の動き
レベル3はここに至るまでにどれだけ手札の質を良くできたかが重要になります。中盤以降、<スクーデリア セットアップ>をトリガーした時には基本的に<アクセルスマッシュ・インフィニティ>を回収しておき、「アクセルスマッシュ・インフィニティ」をトリガーした時には「誰より優秀な目 ヴィヴィオ」や「<ノーヴェ・ナカジマ>」を手札に加えて、最後に複数体の「誰より優秀な目 ヴィヴィオ」を展開して「アクセルスマッシュ・インフィニティ」の連動を行なう事を狙います。
過去にご紹介させて頂いたヴィヴィストのデッキよりも「スクーデリア セットアップ」を入れているため「アクセルスマッシュ・インフィニティ」が手札に来やすいのもこのデッキの特徴になるかと思いますので
「スクーデリア セットアップ」をトリガーした際に、序盤なら「スクーデリア セットアップ」を、中盤~終盤ならば「アクセルスマッシュ・インフィニティ」を手札に加えるようにします。
調整の結果外れたカード
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フーカとの対峙 リンネ
形を変えた最初に採用していましたが複数体登場させるのにためらったり、手札に「<強さを求める リンネ>」が来てしまい、「強さを求める リンネ」が疑似チェンジできない事が多かったのでアンコールを持つ「リンネとの出会い ジル」に変更しました。 |
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リンネとの出会い ジル
リンネネーム持ちと比較的高いパワーと青カードでアンコールできる点から採用していました。リフレッシュ後でも手札に居る<強さを求める リンネ>でこのカードをアンコールして<セットアップ! リンネ>を疑似チェンジさせるという動きを期待していましたが、自ターン中でも疑似チェンジできる方法に気づいてから登場回数が減ったので違うカードと交換しました。 |
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ロイ・ベルリネッタ
<常夏の解放感 フーカ>の前に採用していました。良い点も多かったのですが、やはり自身のメインフェイズ中に必要なカードが持ってこれる点が最重要と思って「常夏の解放感 フーカ」に変更しました。 |
最後に
前回でも少し触れましたが元々は<誰より優秀な目 ヴィヴィオ>に繋げていく過程で1レベル~2レベル帯をどうするかで悩んでいて青色で作成してみたという経緯がありますが、組んで回していくたびに新しい発見があって、今まで自分では組んだことのないようなタイプのデッキに仕上がったかなと感じています。しかしこのデッキは<強さを求める リンネ>が手札から登場する場合3コストと重たいためリターンアイコンが苦手という点や、効果ダメージ無効等が苦手という点があり、最近発売された進撃の巨人やけものフレンズ等とは少々相性的に悪いかなとも感じています。
逆にCX連動で相手を倒す必要などがないのは長所と呼べるかもしれませんね。
仙台でのネオスタンでは敗れてしまいましたが、今後のタイトル使用率や構築タイプ等を見ながらチャンスがあればまたネオスタンに挑んでいきたいと思っています。
最後に、タイトルカップで対戦頂いた方々、フリー対戦やショップ大会でこのデッキと対戦して頂いた全ての皆さまに、この場をお借りしてお礼を。
ありがとうございました。
それではまた。
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