まずは改訂内容について。改訂内容はこんな感じ。
【お知らせ】カードの使用制限に関するルール「2017年度後期」を公開いたしました。 詳細をHPにて掲載しておりますので、ご確認ください。https://t.co/hlgCIaWcMW #ws2tcg
— ヴァイスシュヴァルツ公式 (@wstcg) 2017年8月28日
変更があったのはごちうさとニセコイです。まずはごちうさから。
ごちうさは去年の世界大会優勝が印象的で、前期の環境の中心に位置していました。これの強さについては前の環境考察に書いた通りです。制限内容は、<チノココ>と<コ拳>の2種選抜。汎用性の高い便利カードと強力なフィニッシャーが選抜入りした形です。
これの影響についてですが、まずは8扉から。8扉のうさぎについてはこれまであまり書いてきませんでしたが、実はデッキ考察記事は2週間程前に完成し、公開に向けて準備を進めてもらっていたところでしたが、奇しくも去年の物語と同じ状況になってしまったのをお詫びします。既に使えないデッキの考察記事になりますが、加筆して今後公開の予定です。去年同様参考になれば幸いです。で、そこに大体書いたことなのですが、特に今流行の8扉のデッキコンセプトはコ拳にあります。なので既存の8扉ではコ拳を選抜することになるでしょう。
<コ拳>を選抜した場合、強力なフィニッシャーである<チノココ>の抜けた穴がかなり大きく、大打撃と言えると思います。同じような働きが期待できるのは<榛名>や<長宗我部>くらいですが、かなりの劣化は免れません。レシピの1例を載せておきます。
規制前と比べて<リゼ>早出しの選択肢を取りやすくなったのはメリットですね。ただかなり厳しいと思います。
次に門扉について。こちらは門を採用していることもあり、<チノココ>に重きを置くデッキだと理解しています。<島風>がメインアタッカーであることを考えると<コ拳>の重要度はそれほど高くなかったので、このデッキでは<チノココ>選抜することになるでしょう。
<コ拳>の重要度が高くなかったと書いた通り、僕はこちらの方がまだ可能性があると考えています。もともと打つ回数多くなかったですし、むしろ環境からコ拳が減ることにより早出しした<リゼ>を安定して維持しやすくなったのではないでしょうか。コ拳の抜けた穴としては<1500拳>の他に<足立>が挙げられると思います。実際どれだけの影響があるのかはやってみなければわからないので、とりあえず使ってみることが大切だと思います。
これまで各ちびシリーズで拾ってたところがニタモノになるので、デッキの根本から変える可能性が出てきます。例えば以前の僕のレシピでは、<ちび>で<ペンダント>を拾うことを想定してストックが増えやすいように構築しているので、ここを<ニタモノ>に変えては手札不足になるおそれが出てきます。またちびを後列に常駐することを想定しているデッキも少ないでしょうから、ニタモノが既存の後列とケンカする可能性も懸念されます。どの道ニタモノを使うならば根本から新しく考え直す必要があると思います。
むしろ出発点を全盛期ニセコイにした方が簡単だと思います。マリカの枠に<千棘ヒール>を入れて、<疑似リフ>の枠に<2000応援>や<レベル2アタッカー>を入れる方がわかりやすいですね。全盛期よりも純粋にカードパワーが落ちた形で、環境を考慮していない構築になってしまうので、あとは使ってみて要調整というところでしょう。
もともと様々なタイトルが混在する環境で、更に差を縮めるような規制内容だったので、後期は前期以上に様々なタイトルが見れるのではないかと思います。
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