
新弾レビュー キャプテン翼
原作を再現した効果がたくさんありますが、収録枚数が少ない関係で全体的なプールとしては結構カツカツな印象でした。
注目カードもあるのでそちらを中心に触れていけたらと思いますので是非よろしくお願いいたします!
タイトルのコンセプト
今回のタイトルはかなり珍しくどのデッキを組むにしてもイベント<サッカーボール>がほぼ必須のプールとなっています。昔のニセコイに近い何かを感じますね。トライアルデッキもないため、CX込み100種のブースターでマーカー効果を参照するカードが23枚存在しているためほぼ確実にデッキに影響を与えるギミックになっています。
マーカーになるカードはイベントのボールのみのため、このカードを使い舞台でマーカーを移動させながら戦うサッカーを再現しているのだと思います。
また、フィニッシャーもすべてマーカーを参照しているためどのフィニッシャーを使うか、そこへどうリソースを繋げていくかの戦略性もサッカーらしくて面白そうでした!
しかし、イベントを4枚採用する観点ではデッキスロットが少なくなり、100種という厳しいプールで汎用性の高いカードが多くは収録されていないことから構築難易度は高いプールだと感じました。特に序盤の連動の選択肢が広くないことや、赤の0レべが3種しかいないなど少ないカードプールならではのハードルの高さも感じました。
注目カード
S・G・G・K 若林源三
汎用性のある控え集中にゴールキーパーの再現でダメージ無効効果が付与されました。中終盤で集中が使えなくなる点はネックですが、盤面のパワーダウンとダメージ無効が付くので非常に強力な効果になります。
マーカーを参照する代わりに比較的詰めのストックコスパが軽いフィニッシャーも収録されているのでそのあたりのキャラと組み合わせて使っていきたいですね!
実際問題は効果をチラつかせてゲームレンジを誤認させる使い方が一番多そうでした。
日本Jr.ユース代表 松山 光
コスパの良い3連動で4コス3面登場、8コスで2面効果をしゃべることができます。ゲームを通じて複数枚連動を集める難しさがあると感じましたが、コスパ良く展開とダメージを与えることができるので評価は高く、連動のコストを払わなくてもダメージは追加できるため、上記の集中か詰めかを選べるのは良いと感じました。
フランスJr.ユース代表 ピエール
一連動で控え回収か0コス登場かを選ぶことができます。召喚は同じフランスのチームで<Lv2コスト0パワー8500スペックのキャラ>を出すことで行きのパワーを補強できる使い方がほとんどだと思います。回収効果はこのプールで唯一CXコンボが任意のカードを選択して回収できる能力というところです。他連動の<ショット>や<扉>など強めな連動はあるもののとにかくこのプールはハンドの質に困ることが多そうだなと感じました。宝なので引き込みやすく、今後のプランも立てやすい上にラインもそこそこ出るのでデッキを組む際には軸になる可能性が高い一枚だと感じました。
アルゼンチンの至宝 ディアス
連動で自身が控え室から登場しトップ盛りを付与します。上記の連動のところでも述べましたが、非常にハンドの質を気にするプールになっていると感じており、クライマックス一枚でパワー10000が複数展開できるという点はプールの中でも評価を上げるポイントだと思います。実際にデッキを組んでいくと、<サッカーボール>で枠を取る上にシステムやコンセプトカードを採用すると0レべが極端に少なくなることも多く、上手く構築するのが難しいですが、刺さる対面にはめっぽう強くストックの消費なしで舞台を作れるのでCX配分さえ気にならないなら採用したい一枚だと感じました。
猛虎 日向小次郎
個人的には評価の高い一枚です。0レべで相手をリバースした際にハンドを入れ替えることができます。このプールはハンドの質が......というプールの難点を一部解決できる他、マリガン数を増やしたり、多パンするのに後続のアタッカーを回収したりするのに使えます。
リバース効果も山札を早期に削ってくれる他CXが落ちてもハンド数+1、相手がリバース出来たらハンドの質向上とプランニングの補助ができる点が魅力です。
扉を採用する際は控え室の《サッカー》が0枚にならないようにしっかりマリガンでキャラを切っておきましょう。
東邦学園中等部キャプテン 日向小次郎
赤色という採用するのが若干ネックな色ですが、0コストで<サッカーボール>をマーカー置き場へ移動させることができます。<サッカーボール>は原則打つのに1コストかかるためコスパは良くありませんが、この効果でマーカーを入れると疑似的にストックを一枚稼ぐことができます。常時65というそこそこ良いラインであることやリバース時にトップチェックできる点など比較的サブアタッカーでは優秀な効果である点も評価が高いです。
終盤にマーカーを2枚以上使うデッキかつ赤色を採用する場合にはお呼びがかかる一枚だと思いました。
日本Jr.ユース代表 大空 翼
このプールを代表するかの様な一枚。専用サポートも二種存在しています。まずは単体性能ですが、ヒールの10500で詰めか展開かを選べる連動を持っています。詰めは自身をレストすることで3点2回か4点2回かを選ぶことができ、防御札に引っかからない点が魅力です。コスパも軽く寝かすだけなので山を触らなくていい点もポイントが高いです。
展開効果はプールに出して強いキャラがあまりおらず工夫が必要だと感じましたが、次の連動を出して置いたり、控えに落ちたらリソースを回復する<フィールドを駆ける 日向小次郎>を出して繋いだりするのが面白いと感じました。
専用サポートは2レべから相方を出せる<2レべの連動>が自身で2ドロー2ディスカード効果を持っているのでセットを集めやすく切りやすいのが強力です。<出てくる相方>も1コスで3レべのキャラが出せるため、実質2コスで4コスを踏み倒す計算となっていて強力です。相方は門込み12500と高いラインを出せることや効果に選ばれないためメタ拳を受けにくく、プールを通じてこのセットを使ったコスパ勝負を決めていきたいと感じるカードだと思いました。
デッキリスト
レベル0
計17枚
レベル3
計9枚
というわけで赤と青の注目カードを使用したデッキを作成しました。
とにかくコスパ勝負で面を取っていきたいですね。
序盤はストックを貯めつつ<1連動>を集めていきましょう。1連動が決まれば多少1週目が早くなるほか、相手面にも完勝しやすいと思います。連動が決まりそうにない場合は早めに青のセットをを集めることで1連動を通さなくても強力な2レべの舞台が作れると思います。
中盤は<サッカーボール>を上手く飛ばしつつ<1連動>で1リフを狙い、2レべで3面3レべを並べる準備をしていきましょう。上手く連動が決まり強い山で3レべを展開することができればそこからは同じ面で詰めを発射しつつ山ケアを行うことができるようになります。
終盤は詰めるか<集中>の防御効果で耐えるかをしっかり選択しつつ、コスパでダメージを押していきましょう。<魔石>もコストが軽く、<早出しヒール>もストックを回復しやすいので毎ターン<門連動>を使って面強化か詰めを飛ばして短いゲームでの質の高さを押し付けていきましょう!
この後に調整としては<サッカーボール>を複数枚思い出に飛ばすことでゲームの質を上げられるので<オカケン>を抜いてコストをそっちに回したり、コストを貯めやすい用に<霞>を採用したり、噛んだクライマックスをはきやすい用に<1連動の専用サポート>を入れたりなど考えていきたいですね!
まとめ
久々の100種のみブースターでかつ、TDもない少ないプールでの発売でしたが面白いコンセプトを持つプールのタイトルでした。反面汎用カードが少なく簡単にデッキが組みにくいのが非常にネックになっていました。
原作再現という意味ではマーカーの<サッカーボール>が舞台を動くさまやフィニッシャーがボールを持てば強化される点、ゴールキーパーが相手の攻撃を防ぐ効果があるなど面白い効果だったので面白かったです。お気に入りカードは<イエローカード>で早出ししてきたレベル違反者を取り締まることができる効果なのが好きでした!
他にもショットアイコンで専用の軸が作れるそうなのでコンセプトを探してデッキを組んでいきたいと思います!
それではまた次回も対戦よろしくお願いいたします!