
新弾レビュー SPY×FAMILY
色の特徴
各色それぞれ収録されているキャラクターに統一性があります。緑は家族がメインの「フォージャー家」の人物で、アーニャ、ヨル、ロイド、ボンドで構成されています。緑はほのぼのとした家族の一面を再現しており、各色のメインキャラであるカードのチェンジ元が収録されています。普段は家族として過ごし、時が来たらもう一人の自分に変わる原作再現が面白いですね!どのデッキを組む際にもチェンジギミックの元が緑で採用しやすく、優秀なカードも多いので一番採用されやすい色だと思います!
黄はイーデン校の生徒がメインで構成されており、特に右上にソウルアイコンを持つキャラの多いデッキになります。そのためチョイスアイコンのクライマックスを使いやすく、単色でも回しやすいデザインになっていると思います!ただ黄は優秀なイベントも多く収録されているため、単色で活躍するというよりはイベントを出張させて多色と組み合わせたほうがより強くなる色だと思っています!
赤はユーリとヨルの二人で構成されており、攻撃的な能力を持つカードが多く収録されています。ヨル単体でもデッキが組めるようなスペックに加えて、一部補助的な動きをユーリが担っているところが原作再現に見えて個人的に面白かったです。ヨルが一人でも相手を倒しうるスペックなのも原作再現なのかもしれません(?)
青はWISEと呼ばれる政府機関のメンバーで構成されており、トリッキーな効果を持つキャラが多く収録されています。また、プールの特色の一つである相互チェンジが唯一1レべにも収録されている色になります。門に反応するキャラも多く、うまく組み合わせると他のタイトルに負けない行動もとれるので、他色に比べて一歩カードパワーが高い色になります。
総評すると基本デッキを組む際には緑+コンセプト―カードの色+黄のようなデッキだと組みやすいと思います!チェンジを使うならデッキの枠を多くとってしまうので、どこを削ってデッキのまとまりをよくするかが難しいポイントですね!はじめは使いたいカードとそれに合う効果のカードをとりあえずたくさん採用したら形になるので、そこから調整してみるのがおすすめです!
注目カード
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超能力者の少女 アーニャ
SPY×FAMILYを組むなら持っていて損はない集中です。チェンジするキャラを参照し、パワーを往復1000上げてくれます。0コストでのパンプ値が優秀で、常駐する集中に書いているのが嬉しいですね!さらにこのカードを参照する<おそろいのキーホルダー ベッキー><ボンド・フォージャー>はどちらも優秀な効果を持っており、組み合わせやすいのもポイントです!チェンジのパワーを上げながら複数回3レべの連動が打てたらゲームの勝利は目の前だと思います! |
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朝焼けの街並み ヨル
アタック時に指定特徴を落せば控え室から好きなキャラをレストで出せる連動です。レストで出てくるため、すぐにチェンジを行うことができ、例えば<おそろいのキーホルダー アーニャ>を連動で出してアンコールステップ時に<元気な娘 アーニャ>にチェンジすることで「(実質)ストック2枚、Xルック、指定キャラを自ターンに登場」と破格のリソースを稼ぐことができます。チェンジで出すことでマーカー圧縮なんかも狙えるので一番多くリソースを稼ぐことができる連動になります。一方、出したチェンジのキャラを活かすためのクライマックスも採用すると序中盤のリソースを稼ぐ連動カードの採用が難しいため、デッキ構築がものすごく難しくなります。ともあれ稼げるリソース量が流石にすごいのでこのカードを活かしたデッキなんかも作っていきたいと思えるカードでした。 |
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〈夜帷〉 フィオナ・フロスト&医療事務員 フィオナ
青の1連動セットです。個人的には破格のスペックをしていると思っています。 まずは1連動<〈夜帷〉 フィオナ・フロスト>のほうですが、3ルックしてキャラを回収、残りを山札の上に好きな順番で戻すことができます。これによりハンドを増やしながら最大2回のトリガーの操作が行えます。複数回連動した場合、クライマックスをトリガーすることなく山札の上に置けるため、キャンセル率が大幅に向上します。また、操作できる兼ね合いで次の門を噛みに行ったり、打点を調整したりすることも可能です。 チェンジで出てきた<医療事務員 フィオナ>はバトル後に山札の上から3枚を操作することができるため、ドローカードの操作やキャンセルする場所の操作が行えます。複数面することで返しのラインが高いメリットも生かしやすいですし、チェンジのため<超能力者の少女 アーニャ>のバフも受けられます。このキャラを返し始めると、再びチェンジし「純粋なストック」と「高確率でキャンセルする山札の作成」が同時に進行していきます。このリソースを使ってゲームメイクができると相当に苦戦を強いられるため、対策が必要になってくると思っています。 |
デッキレシピ
レベル0
計20枚
デッキコンセプト
1連動のチェンジセットをベースに面を取りダメージをコントロールしながら<黄昏>を狙うデッキにしてみました。1連動のパワーが高く、ほとんどの対面で舞台が取れるため、圧縮をメインに行っていき面が取られ始めたらヒールと集中に切り替えてロイドのバーンで倒せるところまで押し込みます。2からロイドを早出しするのも面白いと思いますが、イベントに触る手段が少ないので今回は非採用にしています。普通に一ターン後にコスト軽減で出せるイベントとして運用しても面白いと思うので採用してみるのもいいと思います!簡単な回し方
序盤
控え室に連動の<チェンジ先>を落し<1連動>と<門>を集めます。門を切ることで5ルックできる<シルヴィア>を積極的に活用しパーツを集めていきましょう。門がない場合は積極的にツインドライブも行えるといいと思います。連動が始まると面が取れることが多く、リソースも余りがちになるので、積極的にハンドのカードを舞台に出してパーツをかき集めましょう!中盤
チェンジセットで面を取れたら継続して<門連動>を使っていきましょう!ハンドリソースが余れば無理に連動でキャラを取らず圧縮に回したり、早めに上位後列を立てたりすることで舞台、ダメージレースを優位に進めることができます。特定のカードを集めることが苦手なので、チェンジセット+<拳>で舞台を守り、終盤に向けてキャラを回収していきましょう!終盤
打点レースが有利なら<ロイド連動>で吹き飛ばしましょう!うまく<逆圧縮>を使えると3点の価値も上がると思います!リソースを吐いた後もヒールで3-0付近に戻すこともできるのでどこでストックを使って詰めるかを慎重に考えましょう!稀に<集中>が舞台に二面並び、<ボンド>を置けていると思っているよりチェンジキャラのラインが高くなるので面を取る際にはアーニャ集中を上手く配置してみるといいと思います!まとめ
好きなキャラごとにいろんな軸のデッキが組めるので今回のブースターは個人的にはかなり好きなタイプでした!一方で相互チェンジのギミックが0から2にほとんどなかったり、<光景>互換がなかったり、チェンジのためプールを圧迫したりと100種じゃ少なく感じることも多かったです!追加にも期待しながらまだまだ研究を続けていこうと思います!それではまた次回もよろしくお願いいたします!!