
「穏やかな時間 潤羽るしあ」考察【4】
スタート地点は以前紹介した、ホロライブトリオ改。
ハーマイオニー4000型
レベル0
計18枚
レベル3
計10枚
こちらは以前書いた通り、とりあえず<るしあ>を実感するためのリスト。とにかく最初の50枚を決めるのが遅い自分にとっては、50枚になっていてデッキの動きを確認できるということがとても大きかったです。
感じたことは、下が大事だということと、この構成で既にそこそこ強いこと。<集中>や<チョイス連動>でパーツは揃えやすく、アタッカーのパワーも高めだったので帰ってくる事が多く、普通にネオスタンダードでも戦えるスペックでした。まずはここからスタートです。
とはいえ課題も見えました。レベル0の引きや先攻後攻に左右されることが多く、山削りも足りないと感じました。<島風>軸だと山を削る速度は遅いので、ノーコストの山削りが入れたいと感じました。また、噛み合いはともかく、カード単体として<4000>を使ってる場合では無いなと言うのも感じていました。調整段階では相手との相性もあって強く使える時が多かったですが、カードパワーは低めですし、相手や展開次第では全く生きない可能性も高いので、現状に満足しつつも更なる高みを目指さなければと考えていました。
一方で<ハーマイオニー>に関しては過剰に感じていました。しっかりとレベル0で優位に立てればわざわざ使いたいテキストではなく、使わなくても余裕を持って勝てる展開が多かったので、ハーマイオニーは減らす方向で考えていました。これは安定志向の減らしです。
フカ次郎霞型
レベル0
計18枚
レベル3
計9枚
次に試したのは、レベル0をカードパワーの高いものに替えること。ホロライブトリオの時は隣との兼ね合いで使えなかった<フカ次郎>と<霞>の組み合わせを試しました。<ハーマイオニー>と<4000>の枠ですね。
さすがにデッキ自体は強くなりました。特にある程度キャンセルする展開の<霞>のアドバンテージはかなり高く、省エネしながらストックを貯めて<るしあ>に還元という動きが綺麗でした。<フカ次郎>でノーコスト山削り出来るのも大きいですね。ハーマイオニー4000型とはかなり違いますが、総合するとこちらの構成の方が安定して勝てるようになっていました。
2021冬季型
レベル0
計21枚
年4回の制限改定になったので、2021冬季型と呼んでみました。2022冬季型のような気もするので、ややこしいですよね。良い呼び方募集中です。
フカ次郎霞型が感触良く、色々な大会で勝てていたので、これを調整して2022年に挑もうと考えていました。この時点でもう<るしあ>以外の選択肢は考えられませんでした。
レベル0については微調整。<フカ次郎>4は、1に<暁>が居ることもあり過剰に感じて減らしました。ダイレクト枠が出来ないこと、パワーが出ること、1コストを有効利用できるのでストックが綺麗になりやすいことなどから、<行き4000の復帰>を採用しました。レベル2に上がる時にも、<るしあ>と連動釣りで2面埋まるので、残り1枠でアタックするキャラとして最適でした。またクロックを全く増やせないことがとても不自由に感じたため、フレアや<アキロゼ>を試した後に、カードパワーの観点から<ハーマイオニー>に決定しました。レベル0では素引きしかないですが<暁>の経験を満たしつつ黄色発生することや、5止め対策に有用です。レベル1ではさっさとレベル2になって、<るしあ>を展開したい展開で使います。1番使いたいのはやはりレベル2からレベル3のタイミング。<るしあ>の手出しと<光景>が解禁されるメリットがとても大きく、勝負を左右することがとても多いので、クロックブースト出来るカードは必ず採用したいです。
上の話もすると、釣って強い枠は<飛龍>から<ルーナ>に変更になりました。面取り+バーンを評価しての<飛龍>採用でしたが、色こそ合わないものの<ルーナ>がほとんど上位互換でした。普通にキャンセル率上がるのが偉いですね。レベル0のデメリットもサイド不可のおかげでメリットも多く、相殺系に対処されるのもアドバンテージが溢れやすい<るしあ>ではあまり気になりませんでした。バーンを喋れるので十分役割を果たしていると評価しています。
ネオスタンダードということで相手次第では<るしあ>早出しが有効でないことも。そういう場合はレベル3で一気に展開するプランを選ぶのですが、そのプランの際に重宝する<すいせいヒール>は採用の価値が高いです。
2022春季型
レベル0
計20枚
博多地区はチームとして最高の結果を出せたとはいえ、個人成績はふるわず、地区で得た知見を活かしてさらなる改良を行いました。大阪地区も博多と似たリストを使用し同じ成績になったので、流石に抜本的に変えないといけないなと感じました。
まずはそもそもデッキ変えようってことで他のタイトルを短時間で色々使い直したのですが、結局心中したいと思えるデッキは見つからず。今期の自分はやはり<るしあ>しか無いんだなと思い、<るしあ>の構築を考え直しました。
まずはリスクを嫌って枚数を抑えていた<ハーマイオニー>を4に。リスクを嫌って負け越しているのは愚かですからね。またホロライブの0から1が他のタイトルに劣りがちな事をしっかりと受け止め、劣っている所から相手に差を付けられないような構成を目指しました。ホロライブのカードリスト、軽く100周はしていますが、この時期になって初期に面白いカードとして目をつけていた、<ボトム相殺>をメインに据えることになります。
使い方の話は改めて書きますが、これのおかげで特に無職転生への勝率が改善しました。
<ハーマイオニー>を軸にしたことで、<魔法少女現る>もキャラに変えました。<ハーマイオニー>の成功率の為ですが、これが変えられたのはひとえに追加弾のおかげです。追加弾から採用している手札入れ替え系が非常に多いんですよね。特にレベル1の枠で手札を揃えられる<メル>、舞台に置いておいて手札を揃えられる<立ち集中>は偉大でした。上で大きく変わったのは横拾いの<わため>。<現る>で計画的に手札を揃える安定型から、流れに上手く乗って物量で押す雑なパワカ軸へと変化したわけです。
最新版
レベル0
計20枚
現在の最新版です。後攻のまくり手段を霞からハーマイオニー<2種類目>に変えたリストになっています。7枚のハーマイオニーに掛ける感じですね。<霞>は後攻で強いカードなのですが、後攻のきつい展開であるキャンセル数が少ないゲームを捲るのに、わざわざダイレクト枠を献上してしまう<霞>は適さないと考えて、ハーマイオニー7になっています。
ということで今回はデッキの変遷のお話をしました。
ここまで書いて、デッキの使い方の話を全く書いていないことに気がついたので、次回はデッキの使い方の話をしようと思います。