
デッキ解説 Key 20th Anniversary
keyの初期構築を回し込んでみた
こんにちわ、りんたろーです。今回は初期構築で考えたkeyを回してみて色々纏まったので記事にさせていただきます。デッキの内容も一部変更しての記事となりますので、まずは初期案の方から解説いたします。前回に書いたデッキ紹介と似てる個所もありますがよければお読み下さい。
デッキレシピ
レベル0
計19枚
各カード紹介
0レベ
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秘めた魅力 沙耶
帰ってくる可能性が高くラインもあるので0の間は優秀です。0の間は中央枠の使い方でテンポが変わるので、自分の手札と相談して殴るか考えましょう。3レベアップ時にレベル置き場に刺したいカードです。2レベで<美夏>を構えた時に場面にいるのと本当に弱いので、手札に貯まったら早めに切りましょう。 |
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クラスの異端児 小鳥
手札と山札を回転させる0のシステム。<1連動>が修羅場なので、控え室を肥やす役割もあります。扉を抱えたい序盤にトリガーした宝を切るのにも役立つので4枚入っています。 |
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なかなか懐かない子猫 鈴
<早出しクド>の条件キャラ。効果も強く手札に戻って来ることもあるので非常に強力です。手札にフィレスを抱えてゲームをする性質上、事故率が低くなるのは魅力的でした。4枚目が過剰で3投からスタートしましたが4枚目があってもいいのではと思っています。 |
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体操服 美魚
赤色発生が優秀な後列。<修羅場>の連動と同時に場面にラインを上げてキャラを上から踏めるように調整するのに役立ちます。特にこのデッキでは1相殺が行きで舞台に残るかどうかでダメージレースが大きく変わるので、早めに設置したいキャラです。3枚目も欲しいことが多い一方、場面の2枚目がかなり腐りやすいので2投で必要対面にサーチする感じで使います。 |
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もう1人の少女 美砂
手札に溢れた宝や後半の扉を必要パーツに変えるのに役立ちます。大体Lv0-1で<宝>を<修羅場>に、後半の<扉>を<クロシュー>か<クドヒール>に変えます。2落下は相殺で空いた面に投げて山札の一番上のカードを変えるのに使えるので地味に強いです。1回目のクロシューが失敗したら1確作りながらクロシューを再度チャレンジできるので、最後まで腐らないカードです。 |
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意外な優しさ 佐々美
たまに手札が増える3落下。クロック入れ替えは色が3色のデッキなので、ところどころ役立ちます。4色のカードがまばらに入っているので結構手札が増えます。<1相殺>で空いた枠に投げて山調整をしつつ、手が増えたらいいなくらいで使います。 |
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人気アイドル 西森 柚咲
山集中。1周目はとりあえず捻っていく感じの集中です。後半がヒール耐久になるため、1周目で打点が大きく抜けると巻き返す土台が崩れるため1周目はとことん削ります。使ったストックは<静流>でうまくカバーしましょう。控え室を肥やして<早出しヒール>や<フィレス>などを落としておくと<扉>の価値が桁違いに上がります。また、ラインの修正効果は<修羅場>と相性も良く、1相殺が0に踏まれにくくなるので地味ながら強いです。 |
1レベ
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オカルト研究会への誘い 朱音
《Key 20th Anniversary》の代表カードになるレベルで強いと思います。1相殺なのでまず連動が無くても腐りません。1k上昇がついているので場面を踏みやすくなり、残った相殺が相手の舞台に穴を開けてくれるので、システムや後列の入れ替えが簡単にできます。回収対象は主に<フィレス>、<クドヒール>、<美夏>、<上位後列>、<ちはやヒール>です。 |
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守りたい場所 静流
1連動のタイミングに横に出してストックを稼ぎます。コストの多さがヒールの量に繋がるので非常に重宝します。ラインもある程度は見込めるので、<修羅場>や<新婚>を絡めて上から踏みましょう。手札にきた宝も貼りやすくなるので、相手がガチガチの山札になる前に打点を通しにいきましょう。1ゲームに2回くらい決まればいいなと思って集めます。 |
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不器用な少女 風子
1のキャラのライン上昇キャラ、<静流>も<修羅場>もリバース連動なので補佐として採用しています。0の<移動>にもしっかりライン修正入れれば1レベくらいは踏めるようになります。3レベの<クロシュー>のライン補佐や<早出しヒール>のライン取りにも補佐として役立つので相手のラインを見極めて適所で使っていく感じです。 |
2レベ
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クラスの委員長 椋
ゲームプランの重要パーツ。 早出しヒール2-3面+美夏による2レベの打点レースに重きを置くデッキなので、相手の早出しを潰せるのはかなり優秀です。2レベで打たなかった美夏はそのまま<クロシュー>を守る札として使いまわせるので腐ることもありません。 |
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高飛車な黒猫 佐々美
ワンチャン0コスになる2k応援。3レベが場面にたくさん並ぶので配置できると場面への影響が強いカードです。基本的には配置するか3面早出しするかを対面によって選ぶ感じとなります。レベ3キャラの素のラインが低いので、ボードで戦うときは積極的に使うようにしましょう。1枚なのにかなりの頻度でさわるので2枚にしてもいいかもしれません。 |
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あまーい手料理 乙坂 歩未
効果が結構強いガッツンダー。 相手のキャラを思い出に飛ばすことのできる効果は主にひなろじに刺さります。 1コストで相手の場面と喧嘩できるのでコストの足りなさそうな時は<ハンドカットヒール>と並行して拾いましょう。最近ではドローフェイズに付与されたパワー上昇系の効果を消す頻度が増えました。 |
3レベ
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えきぞちっく(自称)なマスコット クド
軽めの条件で出しやすい3レベのヒール。10500とサイズは大きくないですが、登場条件が比較的軽いので何度も出して相手に負担をかけていきましょう。2レベでの耐久が強みなので、しっかり守るか新しく設置するかしてダメージレースを取り返しましょう。 早出しメタは打たせてもお釣りが来るので基本的にはフロントアタックで大丈夫です。 平均で3回くらい着地します。 |
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うっかり魔人 ちはや
赤色発生に地味に使う早出しヒール。<フィレス>をクロックに叩いて早出しする関係上、手札をストックに変えることができるのが非常に魅力的です。フィレスを叩いたターンに出すとフィレスが消えるので状況を考慮して出すか考えましょう。盤面が取れると手札がひたすら増えるのでちはやを集めてストックとのバランスを取りましょう。初めは少し多めと考えて入れていましたが、思ったより使用するので適正枚数だと思います。 |
回し方
序盤は<移動>を中心に相手のキャラを踏むだけくらいのテンポで展開していきましょう。控え室を肥やすために<3ルック>や<集中>は積極的に使用して<1相殺>と<静流>をかき集めましょう。早出しが始まると相手は常に出てくるヒールを相手に盤面で勝負するかストックを積んで面を放棄するかの選択肢を迫られます。前者で面の勝負をするタイトルには美夏を構えれば押し負けることは少ないです。面を放棄して山を作るタイトルにはkeyが3レベに上がる一ターン前に後列を前に出して<クロシュー>の餌を作りましょう。
ゲームを通じてプランをしっかり立てながら次の動きを決めて行動しましょう。ラインが高い相手なのか、山札を回すのが上手い相手なのか、ストックを崩せるタイトルなのか、その辺りの見極めを誤ると対戦相手のカードパワーが高めだと相手のアドバンテージに追いつけなくなります。
総評
コンセプトをしっかり理解して回すと強いデッキです。パワーの上昇が多く、計算が少し厄介なことはありますが、相手のキャラを割りやすいのもいいところだと思います。とりあえず相手のキャラを割ることに意識を割いてプレイしてみましょう。
上記内容を踏まえてデッキの調整の仕方 in KEYに続きます。
デッキの調整の仕方 in KEY
ここではデッキの調整の仕方について《Key 20th Anniversary》を例題に挙げて記述していきます。すでに記事で書かせていただいたKeyの50枚からどのように調整するかを考えていきます。
デッキ調整で行うこと
- 作った50枚の感想をしっかり考える。
- 不満点や改善点を探す。
- 使用頻度の低いカードや高いカードの枚数を調整する。
- 環境によってどうしても必要なカードを入れる。
今回のKeyも何人かの人に実際に使ってもらったり、対戦した感想を集めたりしました。よく解かる部分やいまいち共感しない部分もありましたが、意見を取り入れ改善した結果強い50枚になったのではと思います。
現在の不満点
- 3レベのクロックキックが不確定な点
- 1レベの2ターン目の行動の弱さ
- 色配分
クロックキックが不確定
ゲームのラストシーンでクロックキックが失敗して負ける試合が多かったです。特に多面するときは一枚失敗すると手持ちが全部腐るので2-3点変わってくることも多いです。失敗したときは山札からクラマが消えるときでもあるので耐久面でも弱くなってしまうのがつらかったです。余裕のある試合はトップチェックを絡めたいと常々考えてました。
1レベの2ターン目の動きが弱い。
このターンに限らず、相手のキャラが割れない時がとてつもなく弱かったです。タイミングは「0で移動が引けてない時」「1相殺が効かない相手」「早出しに失敗した時」「ヒールを場面に出したくない時」の4点です。何かしたアドバンテージを取れるカードがあれば流すこともできるので、うまくつなげるカードがあればと思っていました。色配分
3色デッキで4色目の比率が高いのは事故の元でした。特に2レベでヒールする観点から4色は難しかったです。黄色が発生しなくてもいいのでなるべく減らし、ほかの色を増やしてデッキの動きを安定させたいと考えていました。入れ替える候補は黄色のカードたち。欲しいのはトップチェックとなにかしらアドバンテージに繋がりやすいキャラのどちらかです。0レベの枠を削ることから0レベで色は3色(緑・赤・青)を対象にサーチをかけた結果次のカードが挙がりました。
「トップチェックでキックを安定できる」
運次第で失敗してしまっていた問題点を解決します。入れ替えもできるのでかなりの確率で成功します。また、<収録中>のとこで記載したトップ操作ができる点についても、キックを成功させながら盛ることもできるようになります。パワーが低いのでキックの隣に置くことで相手の舞台にキャラが残りやすくなる点もおまけポイントで強かったです。
「動きが弱くなってしまうタイミングを回避できる」
このデッキでは「0で移動が引けてない時」「1相殺が効かない相手」「早出しに失敗した時」「ヒールを場面に出したくない時」の4パターンで弱いタイミングが存在します。これは<抜刀>で解決できることがかなり多いです。一番の注目点は抜刀で2レベ以上のキャラが見えた場合、<フィレス>がタダで投げられる点です。山札を操作し、早出し条件であるフィレスをアタッカーとして機能させることができます。フィレスを使い回すことで事故を回避したり、アタッカーを供給しつつ、手元に戻して再度早出しに備えることができる点は強力です。
0レベで引いた場合、移動と合わせてアドを取りやすいキャラが8枚になることも強力ですし、クライマックスが見えたら<集中>を捻ることで確定ヒットを狙ったりできます。<1相殺>がメインプランなので面に出しやすい点も使いやすいです。フィレスを使いまわしてクライマックスを張りやすくし、上のレベル帯でヒールして巻き戻しましょう。
山札の上が見れるということは、気軽にクロックキックが出しやすくなるほか、2パンエンドや削るかどうかの判断ができるようにもなります。場合によってはヒールをせずにリフに入る選択肢を取らなければいけない時に重宝します。引いても腐りにくいうえ使いやすく、ドラが見えたら再度で打点調整も行えてデッキ全体のパフォーマンスが大幅にアップしました。不満点がほぼ消えてすっきりした構築になると思います。
<抜刀>を採用していてもまだ問題点に感じる点について解説します。どれもプレイングなどで割り切れる点かとは思いますが、まだ調整を続けていきたいポイントです。
後列の展開が安定しない
後列が安定しない件については<抜刀>で出す+<フィレス>が使いやすくなったことで割り切りました。フィレスが使いまわせるターンが一ターンあると<上位後列>を着地させやすいのが良かったです。パワーラインが足りない
ラインが足りない件については現在も調整中です。枠の候補としては0の<小鳥>を削るか1の<島風改>を削って上の後列を増やそうかなと思っています。クロシューラインが145から補正入るので、結構踏めるため一旦保留にしております。宝トリガーが不安定
宝がバグる件については<3落下>が減ったため、手札にたまりやすくなりましたが、<クロシュー>の連動率を上げるプレイに変更したこと、<ちはやヒール>+<集中>で2枚処理できること、<フィレス>の使いまわしで無理やり切れることを意識して割り切りました。総評
今回のKeyでは初期段階からしっかり構築が練れたことで改善点が少なく、分かりやすいコンセプトだったので調整が簡単に行えました。対戦相手によってまだまだ変わってくる点もありますが、現状はこれで満足しています。調整を行う上では運は切り離して客観的に見ることと、何がしたいのかをはっきりさせてからプールを見ましょう!