
門扉デアラ考察
今回は門扉の「デート・ア・ライブ」について書いていきたいと思います。
旧弾のカードだからか、あまりコンセプトになっているデッキを見かけることの少ない、<ファンタジア十香>を軸に組んでみました。
まずはレシピから
デッキレシピ
レベル2以降で面取り→踏み返しにリソースを使った相手に対して<門連動>3面を決める、というコンセプトのもと組みました。デッキのコンセプトをこのような面中心の動きに設定することは少ないのですが、今回はこの動きが強いと感じたのでそれをコンセプトに組みました。
もう少しコンセプトについて説明すると、門連動3面を強力な動きに感じたところからスタートしています。比較対象は冴えの<みちる>3面で、双方既に強力な詰めであるという認識から始まっています。そしてみちるで負け筋として感じていた、雑な3面連動じゃ決まらなかった返しの打たれ弱さを解決できそうということで今回門連動3面を中心に据えました。折紙は、3ルックなので連動を握っておく必要が無いこと、X点ではなくX回バーンである事など色々メリットはありますが、最大の強さは拳メタだと思います。これのお陰で連動テキストがあまり強力でなかった試合も、返しの相手に山処理とヒールに加えて面も要求出来る点を、強力に感じています。
一方ヒールは薄くなりがちで、CIPヒールも最終面に枠が無いので、旧弾の<後列>を最後まで配置するプランに決定しました。前列に関しては軽いコストで面取り出来るようなものが好ましく、浮いたコストは早い段階でヒールに回していく想定です。
各カード解説
メインとなっているカードを解説していきます。
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純真の<プリンセス>十香
ファンタジア文庫の時から常に隙あらば使いたいなと感じていた1枚。とにかくパワーが出ると書いてあります。電源との相性が非常に悪く、ファンタジア、デアラどちらで使う場合もあまりプールに恵まれないなと感じていました。電源無し+青採用のファンタジアやデアラでは、軸に据える筆頭候補です。 軽いコストで多面展開出来て、<2000拳>を強く使えるアタッカーです。面取りと相性の良い<後列ヒール>も同じ色で存在するので、<門連動>とも同じ色ということもあり、コンセプトになりました。 |
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誘惑の<ディーヴァ>美九
カードが強い+コンセプトと相性が良いという良いことづくめの1枚。まずレスト2500パンプが<十香>と相性が良いです。 また面取り意識のパンプテキストに、ヒールモードが付いているのも高評価です。面取り意識のデッキはヒールが薄くなる特性があるので、このふたつを選べるということ自体がかなり強いと思います。 一応ボトム送りも付いています。リソースの余裕があれば、<中学生>や<オルソラ>を対象出来るので、選択肢として頭に入れておく程度で良いかなと思います。空打ちでクライマックスを処理することもあるかもしれませんね。 |
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鳶一 折紙
ヒールでない代わりに色々強力になった<みちる>。先にも述べたように、最大のメリットは拳メタだと考えています。 みちるテキストは相手の山を恐ろしい速度で破壊することが一つの特徴です。これが拳メタについている折紙は、特に面と山を荒らして相手にターンを返せる点が強力です。連動の次のターンに勝つことを意識しやすい1枚です。 あとは3ルックなのでクライマックスを持っておく必要が無いことや、多面連動の狙いやすさも特徴です。他のカードが派手だからか採用率はあまり高くないなと感じていますが、<電源連動>に勝るとも劣らない強さがあると思います。 |
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実践=先生を口説く
タイムラグがある代わりに1コスト浮いた<現る>。使いやすさでは現るに劣るので、かなり別のカードという認識をしないと上手く使えない難しいカードです。 このデッキでの採用理由はもちろん手札入れ替えです。面取りに寄せているので、手札の枚数よりも質を優先しています。即効性こそ無いですが、タイムラグの後にテキストを使ったタイミングでは、ノーコストでこれだけ手札を整えられるならば悪くないなと感じられると思います。このカードがあれば、手札に必要なのはそのターンに必要なカードのみに限ることが出来るわけです。 |
このデッキでは、浮いた1コストをヒールに回す想定で組んでいます。折紙3面はそれほどストックを消費しないので、余りそうなストックで常にヒールしたいデッキです。そう考えるとタイムラグがあるとはいえノーコストで折紙を揃えられるメリットはかなり大きいです。
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"不機嫌な雨" 四糸乃
ヒールとcipバウンスを兼ね備えた1枚。これはデッキスロット1枠で2つの役割を持てる強さがあります。パワーは並ですが、そもそもこのカードで面取りするデッキでは無いですからね。 基本的には非常時のヒール、または<折紙>で踏めない相手の面を崩す役割です。自由バウンス+拳メタはかなり強烈ですよ。折紙軸には必須カードだと思います。 |
簡単なデッキの動き
マリガン・レベル0
マリガンでは0以外は全て切ります。レベル2までは相手について行くだけでOKです。レベル0では<絆先>を控えに落としつつ、ストックを作っていきます。<絆>が使えるようになると、手札枚数はキープ出来るようになるので、パンチ数で負けないようにを意識します。手札はレベル1ではなく、<ファンタジア十香>と<ディーヴァ>を優先して集めていきます。
レベル1
レベル1でも<絆>を使いつつほどほどに頑張って踏みに行きます。絆セットは意外と数字が出るので、相手を先上がりさせることが出来れば意外と面取り合戦に持ち込めます。しかし本領発揮はレベル2以降なので、あまり無理せず山作りに専念することも大事です。
レベル2
レベル2ではいよいよ、<十香>2面+<ディーヴァ>+<拳>を狙います。一気に面を上から蓋して、主導権を奪いに行きます。面放棄に対しては<椎名>や後列ヒールがかなり有効です。そもそも十香とやりあえるデッキはそんなに多くないので、ここで巻き返せることが多いと思います。
レベル3
レベル3では適当なタイミングで<折紙>3面を狙っていきます。詰め自体は非常に雑なので、そのターンに決まることはあまりありません。しっかり返しに耐えられる見通しを立てた上で連動しましょう。狙う必要はあまり無いですが、折紙何枚かは帰ってくることも多いので、連動2回目が出来ることも少なくないです。
まとめ
今回は旧弾の<十香>を軸に据えつつ詰めを折紙にしたデッキの紹介を行いましたが、いかがだったでしょうか。電源連動の<狂三>を軸にした前回のデッキとは同じタイトルなのに全く違う動きをするデッキなので、違うタイトルだと思って使えると思います。いずれにせよ双方とても強力な詰めを擁するデッキですので、1度使って見ていただければなと思います。
動画もよろしければご覧ください。
また次回お会いしましょう。