
コンソールテキストのお話
コンソールとは
エンジニアがよく黒い画面に向かってる姿を見ると思いますがこの黒い画面がコンソールです。ソフトウェアですね。でも元々はキーボードや画面自体、つまりこのハードウェア自体を指す用語だったようで、意外と調べてみると面白かったです。話が脱線したように見えますが、今回は最初からレールに乗ってなかったので脱線ではないような気もします。コンソールコンソールとよく聞くと思いますが、これは<コンソール操作 ネロ>というカードが語源です。ネロがコンソールを操作しているカードなので、やはり脱線ではなく本線に思えます。
基本となるコンソールの使い方
<ネロ>を初めとするバニラコンソールの使い方から。コンソールテキストの基本と言えます。コンソールテキストはデッキを1枚削る効果が期待できます。もちろん成功すると手札を入れ替えられます。手札から1枚カードを切れるのも効果ですね。なので単純に手札の質が低い、入れ替えの価値が高いと感じた場合は、コンソールを出すことで状況が良化することが多いと言えます。
失敗した場合、デッキトップがクライマックスである場合と、デッキトップが対象外のクライマックス以外のカードの場合が考えられます。どのデッキでも失敗する場合はクライマックスであることが多く、この情報を有効利用するのがコンソールの使い方と言えます。例えば集中ヒットに使ったり、アタックトリガーとして使ったり。終盤だと捲った炎をトリガーしたり、連動を他のカードで引きに行ったりという使い方があります。コンソールを登場させるということはデッキトップをクライマックスに固定する確率をあげると言うことなので、これを意識して登場させる、もしくは採用する必要があります。
2つ目のデッキトップが対象外のクライマックス以外の場合というケースは、発生確率が低いため狙うのは非現実的です。イベントで引っかかる場合が大半ですが、レベル参照の場合は対象外のレベルということになるので、いずれにせよそのデッキトップを情報アドバンテージとして使えると良いですね。
スパコンの使い方
ここまではコンソール単体の使い方の話をしたのですが、本題はここからです。スパコンのような他の登場時テキストと組み合わされたカードの使い方を考えていきます。まずはスパコンです。スパコンというのは<風が強い日 村上文緒>のことで、デッキトップを見てコンソールで手に入るカードをいじれることからスーパーコンソール、略してスパコンと呼ばれ出したと記憶しています。誰が言い出したんでしたっけね。他には日村という呼び方もありましたね。とにかく優秀なシステムで、一世を風靡しました。
選択肢があると言ってもスパコンの場合は単に2通りしか無いので、しっかり考えればそれほど難しくありません。しかもトップチェックの目的が変わるだけで理解しやすいので、それぞれの選択肢の特性を把握し、あとは使う度に好ましい方を選ぶだけです。
まずはトップチェックから使う使い方。対象のキャラが見えたらコンソールの成功を確定出来ますし、対象外のカードならば下に送ることで失敗を回避出来ます。これは「コンソールのためにトップチェックを使う」使い方と理解するのが良いと思います。コンソールで欲しいキャラを探したい場合や、コンソールで確実に手札を切りたい場合など、とにかくコンソールテキストを強く使いたい場合はこちらになります。
逆にコンソールから使う使い方。コンソールの是非に関わらず、デッキトップを操作できます。これは「デッキトップ操作を重視した」使い方と言えます。コンソールで山上をクライマックスに固定しやすくした後に、そのクライマックスを下に送るかどうかを選べます。トップチェック無しコンソールが成功すれば山札を1枚削れるので、山札を強く保ちたい時に取る選択肢です。
実例で示すと、例えば1周目はトップチェックから、つまりコンソールテキストを強く使う選択肢を採る場合が多いです。手札の質向上の価値が高く、デッキトップの情報アドバンテージが少ないからです。逆に2周目以降はデッキトップがクライマックスでない方が嬉しい場合が多く、コンソールから使ってデッキトップ操作を重視した使い方をする場合が多くなります。
星杏コンソールの使い方
<千年>はデッキトップ2枚入れ替え、通称<星杏>テキストを持っているコンソールであり、スパコン同様順番を考えねばいけません。しかしトップチェックの種類が変わっただけで、大きく言えばトップチェックかコンソールか、ですから、考え方は同じです。トップチェックから行う場合、これはコンソールを重視した選択肢と言えます。2枚の中から好きな方を手札に加えられる点では、スパコンより強力です。
コンソールから行う場合は、トップチェックを重視した使い方になります。雑にコンソールで山圧縮をはかりつつも、2枚目まで必ず把握出来るので、手札の質よりも山札の情報が優先される場合はこちらになります。
ありすコンソールの場合
なぜ今この記事かと言われれば、理由はこの章を書きたかったからです。お待たせしました<ありすコンソール>の場合です。ありすコンソールはデレマスのRRで、<PR律子>のテキストが付いているコンソールのことです。<ゴブスレ>や<五等分>などいくつかのタイトルにありますが、今年はやはり<デート・ア・ライブ>でよく見かけたと思います。
まずプレイヤーの選択肢が生まれる部分から。このカード1枚で3種類の選択タイミングがあるのでここを抑えます。
- 1つ目はコンソール成功時のディスカードです。1ドローから解決すれば最後に選べますが、逆に1ドローのコストとなるキャラカードは1番最初に選ばねばなりません。
- 2つ目はドローテキストを使うか否か。これはコンソールから解決した場合にのみ生まれる選択肢で、キャラ切ってドローをするかどうかを選べます。
- 3つ目はドローテキストのコストを選ぶ選択肢。これはドローテキストから使うと、コンソールで何をめくるか分からない状態で選ばねばならず、コンソールテキストから使うと引いたカードはもう切れないという状況になります。
まず、考え無しで使った場合に最も安定する選択肢から紹介します。コンソールから使う選択肢で、迷ったらコンソールからで良いと思います。
なぜかと言うと、1番コントロールが効きやすいからです。つまり強制効果のコンソールから解決すれば、あとは任意効果だけなので、あまり悪いことにはならないということです。コンソールで対象外のカードがめくれても、そのままドローする選択肢はもちろん、ドローしない選択肢も取れるのが良いですね。
ということで基本的にはコンソールからで良いので、最後にコンソールからのデメリットについて話します。このデメリットが許容できない場合のみ、ドローから行う選択肢が良いでしょう。
コンソールから行うことのデメリットは、1つ目はドローテキストのコストを選びづらいこと、もうひとつはドローテキストで引いたカードを切れないことです。ドローテキストの選択肢については、キャラ切って1ドローの都合上、手札が弱くなるリスクがあるということです。切ったカードよりも弱いカードを引いたら、手札の質は落ちますからね。かといって使わないと、ただのコンソールとしてしか使えません。もうひとつのドローテキストで引いたカードを切れない話。これは主にクライマックスで起きる話で、クライマックスを引いたら切りたい場合は、当たり前ですがドローを先にして、ドローでクライマックスを引いてもコンソールで切れるようにした方が良いです。
まとめると、基本的にはコンソールから行った方が選択肢が多いので失敗しにくいです。しかし特定のキャラやクライマックスを控え室に送りたいという軸で考えると、ドローから行った方が目的を達成しやすいというお話でした。
まとめ
今回は<コンソールテキスト>付きキャラの使い方に着いて考察していきました。単体では簡単なテキストなのに、なぜか他の登場時効果と一緒に刷られることが多く、複雑なカードがかなり多いと感じます。どう使うべきかはケースバイケースですから、大事なのはどんな使い方があって、どんなメリットデメリットがあるのかを把握することだと思います。お疲れ様でした。