
今日は11/18に発売したSAOのアニバーサリーについて幾つかの注目カードと参考デッキリストを紹介したいと思います。
さて、何を語るにも<パーティードレスソルティリーナ>です。
いきなり0のシステムでなんのことやらと言う感じですが、このカードなしにSAOアニバは語れないと言うほどのカードだと思っています。公開当初は<ユナ>とのコンボが注目されていましたね。(2枚戻してユナを拾えるので必ず3面できる。)
やっていることはただの控え回収ですが、注目すべきはそのコストにあります。一見するとアタック出来ない上に山を逆圧縮しており「いったいこのカードは何をしたいのか・・・」と言う感じですが、この効果は山札が少ない時に絶大な力を発揮します。
このカードはコストで自身が控えにいくため控え回収の対象として<パーティードレスソルティリーナ>を選ぶことができます。つまりテキストで自分を拾い続けることで山1の状態からコストの限り任意のカードを山に戻すことができ、それはすなわち山札の構成物をほぼ特定のものにできると言うことです。
このプールには山札に特定のカードがあると効果を発揮するレベル3が複数あります。これらと組み合わせることでとてつもないシナジーを発揮できるのです。
<ソルティリーナ>を使うにあたっての懸念事項として、「詰めに加えてソルティリーナ分のコストを捻出する必要がある」と言う点が上がりました。
これに対する解決方法としては
- ストックを使わない
- ストックを増やす
ストックを使わないで戦えそうなカードとしては<黄昏のイノセンス>が挙げられます。アニバ1弾の頃からあったアーキタイプである<スプリガン>を生かした8門構築を想定しており、この場合採用されるレベル3のクライマックスは<神威キリト>の対応になります。<神威キリト>自体は詰めにコストがかからないためターン経過でしかたまらないこのアプローチでも十分ストックが足りそうに思えます。
ストックが増えそうなカードは主に3種です。
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兄妹の絆 リーファ
<リーファ>はシステムとしてかなり優秀なテキストが2つついているため積極的に採用はしたいものの、目指す構成が8枚1000/1になりそうな都合、面を返すシステムの採用がしづらそうな印象を持ちました。 |
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Alicization Rising キリト&フィゼル&リネル
<摩耶>互換については旧弾なので多くは語りませんがクロックキックの<シノンリーファ>など組み合わせると強い0コス起動がプールにあるため色が合えば積極的に採用したいですね。 |
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戦場に響く大音声 アリス
<アリス>は注目のカードで連動テキストと対応クライマックスの相性も相まってかなり評価は高めです。テキストは<パーちん>と<かのん>を足して2で割ったようなテキストになっています。 まずチョイスというクライマックスは大前提として8チョイスという構成で組むのが最も効果を発揮しやすいのですが、8チョイスというクライマックス構成は、トリガーのテキスト上ある程度面が固定化される方が強いです。そこに2/1/10000がレベル1から並ぶというテキストになっているのでかなり「チョイス適性のある連動キャラ」であるといえ、そこが評価が高い要因です。肝心の連動も使わなくなったカードをアタック前にストックとして埋めた上で控え回収ができるため、山札が1枚の状態でアタック開始の場合にも使えて使い勝手が良いですね。 |
ここまで長々と書いてしまいましたが、このほかの注目カードはデッキのコンセプトや基軸にするというよりは潤滑油的な存在なのでまとめて紹介していきます。
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《無制限飛行》シノン
ボードの数字をあげつつエクストラダメージを出せるのが良いですね。また、<ソルティリーナ>のコンボにつなげる過程の山削りが点数に変わるため個人的には積極的に採用したい1枚です。 |
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謎めいた微笑み アドミニストレータ&GGO最強のスナイパー シノン
系統が同じためまとめて紹介すると、これらは上述の<シノン>のテキストでレストした後新しい札に変わるため面と手札を効果的に使える観点でコンボパーツとして注目しています。合わせて<シノン>はボトム固定、<アドミニストレータ>は山削りでさらにコンボへの親和性がありますね。 |
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"ステイ・クール" ユージオ
<どろんこ>と3枚まで思い出シリーズです。加えて<神威キリト>に対して防御効果を付与します。<キリト>がストックを使わない連動なのでとりあえず発射して<ユージオ>効果で耐える動きが強そうだなと思っており、その方向を模索していきたいですね。思い出純圧縮も見逃せません。 |
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また逢う日まで ユウキ&アスナ
旧弾の<折れぬ闘志 アスナ>を見捨てない追加です。また、この場合山を圧縮する必要があるため連動は<アリス>のチョイス連動になると思うのですが、そうすると都合の良いことにクライマックス構成で8チョイスが実現できます。さらにチョイスの弱点でもあるクライマックスの入手に寄与できる貴重な効果のため、<2/1アリス>+<折れぬ闘志 アスナ>の組み合わせは静かに注目しています。 |
さて、ここからは上記注目カードを使った参考デッキレシピを紹介していきます。
まずは散々宣伝した<ソルティリーナ>を使ったデッキ3種です。
キリト軸
カードそのものが攻守のバランスに優れているので期待しています。面が弱めなのでそこをどう補えるかが課題です。ひとまず付け焼刃で<全体パンプのアスナ>を入れてみましたがうまくいくかは未知数です。
アルゴ軸
手札消費が激しいデッキなので盤面に手札として置いておけるカードを複数採用しターン開始時の手札を増やす方針で組みました。防御に手札やストックを使うと最大出力が下がる上に発射後は全てのリソースを失っているため防御手段はなしです。ラブライブ虹ヶ咲の<武蔵>軸のイメージで組みました。
ユウキ軸
準備にコストがかかる代わりに連動は1面だけでよく、さらに先制ダメージなのでカウンターによる防御がしづらくかなりの殺傷力があります。
続いてソウル減点ユナ軸です
ソウル減点ユナ軸
シンプルに3コスト3面錬成はコスパが良く置いてけぼりにされるデッキも多いと思います。後列+カウンターまで構えると3面解決はかなり厳しく決定打には乏しいもののなかなかやれそうです。同種との対戦を想定し<高速スライダー>を採用しています。最後は可能な限り<シノンの集中>でダメージを稼ぎましょう。
最後が正妻闘争軸です
8枝正妻闘争軸
<アスナ>も<アルゴ>と同じくリソースを使う詰めのため、防御手段はいれていませんがストックを思い出に還元しておくことで<光景>ケアもでき、山受けで戦えるのではないかなと考えています。
いかがだったでしょうか。
今回は赤色のカードをメインに据えたデッキを考察しきれなかったのでまたの機会に紹介したいと思います。それでは!