今回は竜神烈伝のカードを使った【ギアクロニクル-ハイブリッド-第一回】について記述していきます。
先日行われた第二回栃木VGCSでも使用したので今回も数回に分けて詳しく解説していきます。
デッキレシピ
ギアクロニクル-ハイブリッド-
プレイヤー:涼
グレード1
計16枚
グレード0
計18枚
エクストラ
計16枚
新弾追加後のギアクロニクルの変化
竜神烈伝のリリースにより、ギアクロニクルは<クロノバイザー・ヘリテージ>、<終焉のゼロスドラゴン ダスト>の2種類の強力なフィニッシャーを手に入れました。また、<クロノドラン・Z>をFVにする前提として作られた<メタルパーティ・ドラゴン>をはじめとした十二支刻獣の追加や、強力なストライダー<クロノジェット・ドラゴン・Z>が追加されました。
この追加でギアクロニクルのデッキの派生は大きく分けて3つに分かれます。
- 純十二支
- デミウルゴス
- ハイブリッド
それぞれ解説すると
純十二支は、ドランZをFVとしてマリガンを強くしつつ安定感を高めて、超越後はメタルパーティ、<メリーブロック>による連パンを主軸とした動きをします。
<デミウルゴス>は、純粋にバインドのしやすさとカードプールの増加から狙いやすさが上がりました。また、<ヘリテージ>の追加によりデミウルゴスの後の動きが存在します。
ハイブリッドは、<メラム>や<ヒストリーメーカー>に十二支刻獣を足したもので、複数のルートがあり、一つの動きに縛られず、状況に応じた動きができるのが特徴です。
今回使用したデッキがこれに当たります。
何故これを使用したのか
では、何故この形を使用したかについて書いていきます。上記では3つを紹介しましたが、実際にトーナメントで使用するのであれば、純十二支かハイブリッドの2つのどちらかだと考えていました。新弾の追加では特に十二支刻獣は強化されました。それに対して純粋の連パン型の非名称には何も強化がなかったと言えます。
それでもこのタイプを使ったのは1つ理由がありました。
それが、<エアーエレメント シブリーズ>のカードパワーの違いです。
ジェットZは、相手のボードを破壊しつつ、自分のボードを作ることができ2アド取ることができます。
しかしながら2アドで初回超越を渡すというのは、初回超越のカードパワーが上がっている現環境ではあまりにも見合っていません。
乗れるというよりは乗らせられているといった方がいいです。
純十二支のシブリーズはとくに弱く、目立つ動きも特にありません。
<刻獣 ヒュプノシス・シープ>による連パンが可能ですが、トリガーの捲りによっては裏目しかなく、あまり強い動きとは言えません。
対して、ハイブリッドです。
<メラム>、<ヒストリー>、<リシュマ>などからジェットZの超越ボーナス+αの動きが期待できます。
<ドラン>と<ドランZ>の差もここで浮き彫りになります。
このデッキのシブリーズの強さが1番わかりやすいのはメラムを手札に持っていた時でしょうか。
超越ボーナスで<トランジット>をリクルートして、ドランとラインを組むことで、メラムからリクルートした<チクタク>と組み合わせて手札を増やしつつ連パンすることができます。
この際、ドランからジェットZが手札に入るのでCBをフルで貰った際には、ヒール1枚から<ダスト>まで繋がります。
また、純十二支とハイブリッドが対戦した際に、シブリーズの強さで純十二支の方が不利と言えます。
ハイブリット側はシブリーズを乗られても構いませんが、純十二支はそういう訳にはいかないですからね。
特にギアクロニクルミラーは純粋に初回超越を貰った方が有利です。これは後日記述したいと思います。
ここまで長々と書きましたが、結論からいうと純十二支とハイブリッドでのシブリーズのカードパワーが段違いというだけの話です。
デッキコンセプト
ぬばたま、純十二支、に対して強く立ち回れる50枚がコンセプトです。その為、トリガー配分も偏らせました。
スキップ合戦になってもシブリーズの強さで勝ちに行くというのもあります。
環境の初頭のCS用に組んだデッキだったのでそういった意味も含まれます。
第2回に続きます。