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闘デッキ好きによるジージーエンドレビューのお話【朗(あきら)】

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by 朗(あきら)

闘デッキ好きによるジージーエンドレビューのお話
遊々亭Blogをご覧の皆さん、おばんです。朗(あきら)です。

今回は本日4月5日(金)に発売した強化拡張パック「ジージーエンド」のレビューを書かせて頂きます。

「ジージーエンド」は闘タイプのデッキが大好きな私にとって、新カードが公開される度にこれまで登場してきた拡張パックとは比べ物にならないほどワクワクしてしまった、とてつもなく素晴らしいパックです。

収録されているカードはどれも魅力的なものばかりですが、その中でも「闘デッキ使いの視点から見て、特にこれは素晴らしいと感じたカード」を中心にご紹介します。


■「ジージーエンド」でのオススメのカード・気になっているカードを教えてください!
ジガルデ
「ワザ:ブーストファング」で相手のバトルポケモンに20ダメージを与えながら闘エネルギーをベンチポケモンへ加速できるだけではなく、「特性:セルカンパニー」によって自分のジガルデ(GXをふくむ)が使うワザの相手のバトルポケモンへ与えるダメージを20も加点できるとんでもないカード...闘エネルギー1枚だけで使えるワザだけでも強いのに、その特性もかなり強力なものです。

サン&ムーンシリーズ以降になってから闘タイプのポケモンは、闘エネルギーを加速してつける手段があまりなかったので、このジガルデは闘デッキを使う上ではとても革新的なものだと思います。このワザは、まるで<イベルタル>の「ワザ:デスウィング」を彷彿とさせるデザインだと感じました。何故、このカードがアンコモンで登場したのか理解ができないほど破格の性能を持っています。

また、このジガルデの登場により<ジガルデGX(SM6)>がこれまで以上により強力なポケモンとして、新たな環境へと台頭してくるような気がしています。さらに、ジガルデGXだけではなくジガルデはこれまでに様々なカードが登場しているので、その時々の環境に合わせて採用できるものが沢山あります。そして、この特性はベンチにいるジガルデの数が増えれば増えるほど効果が重複してジガルデが使うワザのダメージがより加点されるので、<ディアンシー◇>の「特性:プリンセスエール」と上手く使い分けながら活用してみましょう。

ちなみに私には昨年の世界大会のフィーチャーマッチ(配信卓)において、世界中の方々の目の前でジガルデGXから先攻2ターン目にも関わらずジャッジメントGXを打たれ<カプ・テテフGX>が一撃で倒されてしまい、そのままジガルデGXのパワーに圧倒され続けて敗北してしまった悪夢のようなエピソードがあります...その対戦の様子が気になる方はYoutubeで探してみて下さい(笑)


ガブリアス
「特性:ぎゃくしゅうのオーラ」は、自分のサイドの残り枚数が相手のサイドの残り枚数より多いならば、このガブリアスが使うワザの相手のバトルポケモンへ与えるダメージを80も加点できるという強力なものです。

そして、「ワザ:オーバーエッジ」は闘無エネルギーで80ダメージを与えるだけではなく、のぞむならガブリアスについているエネルギーを1個トラッシュすることで、さらに40ダメージも加点することができます。特性と合わせて与えられるダメージだけで200もあるというのは、単体のポケモンとしてはこれまではあまり考えられなかったほどの破格の性能です。HPが150もあり逃げるために必要なエネルギーが0であることも注目すべき点です。まさかジガルデに引き続き、破格の性能というフレーズを2回も使うことになるとは思いませんでした(笑)

しかしながら、先ほどのジガルデの項で説明した通り、サン&ムーンシリーズ以降になってから闘タイプのポケモンは、闘エネルギーを加速してつける手段があまりなかったので、のぞむならエネルギーをトラッシュしてよいという効果は諸刃の剣でもあります。基本闘エネルギーだけでオーバーエッジを打ち続けるのはやや難しいかもしれません。

ただ、特性の効果と<カウンターエネルギー>の効果がとてもよく噛み合っているので、これらを組み合わせることで相手へ対して強力な一撃をお見舞いしやすくなります。また、<ルカリオ>の「特性:はとうよち」とも相性がいいので、このガブリアスをとりあえず使ってみたいという方は、ガブリアス+ルカリオという組み合わせでデッキを作るところからスタートしてみましょう。


マッギョ
雷タイプのポケモンではありますが、ワザを使うのに必要なエネルギーを見てみると闘タイプなので、闘デッキには難なく入れられるカードになります。

「ワザ:トラップボルト」は30ダメージに加え、相手のバトルポケモンの残りHPがこのポケモンの残りHPより多いなら30ダメージを追加することができます。つまり、このカードはダメージを受けて深手を負ってしまっている状態にこそ真価を発揮するカードとも捉えられます。

そして、現在の環境においては強力なカードとして多く使われている<サンダー>に対し、強力な牽制カードとして役立ってくれます。闘タイプのデッキにとってサンダーというポケモンは、雷タイプでありながら闘タイプへの抵抗力を持っている非常に厄介なポケモンです。その上、HPが110もあるからなかなか倒しにくい...それに対してマッギョは、そもそものHP90であるため、雷タイプが弱点であるサンダーへ120ダメージを与えて一撃で倒すことができるのです。さらにサンダー側からはアサルトサンダーの80ダメージによってマッギョを一撃で倒すことが難しい、倒したい場合は<エレキパワー>を使わないといけない...そういった手厳しい選択を相手へと迫らせることができるような素晴らしい性能がこのマッギョにはあります。

ちなみに<レインボーエネルギー>を使うデッキであれば、同じようにマッギョを使うことができてトラップボルトの効果とも噛み合って良いように見えますが、その場合はレインボーエネルギーの効果によりダメカンが1個乗ることで残りHPが80となるため、エレキパワーを使わずともサンダーのアサルトサンダーにやられてしまうので要注意です。


フーパ
悪タイプのポケモンではありますが、ワザに必要なエネルギーがどのタイプでもよいため闘デッキに限らず様々なデッキに採用することができます。

「ワザ:あくのいましめ」は10ダメージに加えて、相手の場の特性を持つポケモンの数×20ダメージを加点することができます。ぱっと見あまり強そうに見えないだろうし、同じ効果を持つワザなら<マニューラ>の方が強力ではないか?と考えられる方も多いと思いますが、闘デッキの視点からしてみるとこのカードは<ギラティナ>へ対する牽制カードとして採用しやすい魅力があります。

ギラティナが積極的に戦ってくるデッキは<カラマネロ>など様々な特性と合わせて戦ってくるパターンが多いです。また、ギラティナ自身も「特性:やぶれたとびら」を持っています。そのため、相手の場に特性を持つポケモンが3体以上いれば、弱点をついて140ダメージを与え一撃でギラティナを倒すことができます。逆に、フーパは超タイプへの抵抗力を持っている上にHPが130もあるので、ギラティナ側からしてみればやぶれたとびらの効果でダメカンを乗せたとしても、なかなか倒しにくい厄介なポケモンになってくれます。

サンダー>の項でも述べたように、闘デッキは闘タイプへの抵抗力を持っているポケモンに対する解答をしっかりと用意しておかなければ、バトル場に立ちはだかる相手のポケモンをテンポ良く倒すことができず、相手にペースを握られやすくなってしまいます。そのような意味合いでは、マッギョとフーパはお手軽に闘デッキが苦手とするポケモンへ対して、牽制がしやすい魅力的なポケモンであるといえます。あとは単純に、闘タイプ以外にも戦えるポケモンの色(タイプ)が増えるということにも大きな意味があります。

闘デッキを作る際は、様々なポケモンを使い分けてあなた好みのデッキを目指しましょう。もちろんフーパは闘デッキ以外においても強力なポケモンになってくれます。


くろおび
自分のサイドの残り枚数が相手より多いなら、このカードをつけているポケモンが使うワザに必要なエネルギーは、闘エネルギー1個ぶん少なくなるという、<カウンターゲイン>と似たような効果を持っています。

このカードの面白い点はカウンターゲインや<次元の谷>とは違い、無エネルギーではなく闘エネルギーが1個分少なくなるというところにあります。色(タイプ)による拘束があるものの、これまで闘エネルギーを加速してつける手段が乏しかった闘デッキにとっては、条件が整えばグッズ1枚で闘エネルギーに代わるものになるという強力なものです。

例えば、<マーシャドー&カイリキーGX>のように「ワザ:リベンジ」を打つのに必要なエネルギーが闘無だったものはくろおび+何かしらのエネルギー1個で使えるようになり、<ルガルガンGX>のように「ワザ:ツメできりさく」を打つのに必要なエネルギーが闘無無だったものはくろおび+<ダブル無色エネルギー>で使えるようになり、<ツンデツンデ>のようにワザ:やまおとしを打つのに必要なエネルギーが闘闘無だったもの、または<ラムパルド>のように「ワザ:ワイルドボンバー」を打つのに必要なエネルギーが闘闘闘だったものは、くろおび+<カウンターエネルギー>で使えるようになり、<ルカリオGX>のようにワザ:はどうげきを打つのに必要なエネルギーが闘だったものはくろおびだけで使えるようになります。

いくつかの例を挙げただけでも、くろおびによってできるようになることが沢山あるので、これから新たなカードが登場していくとともに研究をより重ねていくと、できることはさらに増えていきます。これからの闘デッキにおいて新たな戦術を見出すことができるようになったという観点から、くろおびはジージーエンドに収録されているカードの中でも、闘タイプが大好きな私の血を最も騒がせたカードでした。


■「ジージーエンド」の発売により評価が上がったカードありますか?
アローラキュウコンGX
上記で解説したカードを上手く使いこなすためには、様々な特性・サポート・グッズなどを巧みに使い、プレイングをより円滑なものにする必要があります。中でも<くろおび>は使いたいと感じる状況になって、ピンポイントなタイミングで手札に持ってきたいカードです。

そのため、アローラキュウコンGXの「特性:ふしぎなみちびき」は、山札から好きなグッズを2枚も手札に加えることができるので、どのような状況でもこれまで以上に強力なものになってくれると考えています。また、闘デッキには<ユニットエネルギー闘悪妖>を採用がしやすいので、アローラキュウコンGXはアタッカーとしても活躍してくれるシーンが多いです。


レッドの挑戦
アローラキュウコンGX>と同じように使いたいと感じる状況になって、ピンポイントなタイミングで手札に持ってきたいカードを山札から加えられるカードとして、レッドの挑戦はとても優れています。

こちらは手札から2枚カードをトラッシュすることで、好きなカードを1枚山札から手札に加えることができるので、グッズだけに限らず<カウンターエネルギー>などピンポイントで使いたい様々なカードを手繰り寄せる手段として、これまで以上に活躍するのではないかと考えています。


格闘道場
先ほどから何度も闘デッキがより強くなるということを語ってきましたが、<ガブリアス(sm10a)>や<くろおび>の登場によって格闘道場もより強力なカードになったと感じます。基本闘エネルギーがついているポケモンが、相手のバトルポケモンへ与えるワザのダメージの底上げに役立ってくれます。

特にくろおびをつけているポケモンは、<こだわりハチマキ>をつけることが基本的にはできないので、格闘道場による打点のパンプアップはとても重要なものになります。

また、これからは環境的に<無人発電所>というスタジアムがより強力なものになると考えています。そのスタジアムを直接割り返す手段としても、格闘道場の採用は有意義なものになるでしょう。


■「ジージーエンド」の発売により、どのように環境が変化していくと思いますか?
今回のレビューでは闘デッキ使いの視点から、「ジージーエンド」の発売によって闘デッキがより強力なものになっていくという内容を中心にしてきましたが、強力になるのは闘デッキだけに限ったお話ではありません。

パッケージイラストを飾っている<ガブリアス&ギラティナGX>はもちろん、<ライチュウ&アローラライチュウGX>や<ヒードランGX>や<巨大なカマド>なども、これまでの環境に存在していたデッキと組み合わせたり、新たに台頭してくるデッキタイプとして活躍したりすることになるでしょう。

そして、何よりも<クチートGX>と<タッグスイッチ>と<リセットスタンプ>の登場によって、これまでに活躍していたデッキタイプは新たな戦法を手に入れると同時に、新たな戦法への対応策を見出さなければいけなくなったと考えています。また、主にこれら3種類のカードの登場によって、<無人発電所>もより強力なカードになったと感じます。

「ジージーエンド」で登場したカード達が、4月14日(日)に行われるチャンピオンズリーグ2019 京都大会にてどのような影響を与えるのか...要注目です!


■最後に「ジージーエンド」で一番好きなカードを教えてください!
ブーバー
ここまで闘タイプが大好きな私は、闘デッキがこれからより強力なものになるだろうとお話してきましたが、「ジージーエンド」にて登場したカードの中で最も目を引かれたカードは炎タイプのブーバーでした...(笑)

ブーバーというポケモンに特別な思い入れがあるわけではないのですが、このカードに描かれているブーバーのイラストは、程よく不気味な雰囲気を醸し出しながらこちらへ迫ってくるような臨場感があります。さらに強さとカッコよさも兼ね揃えている印象を抱きました。このイラストは私の中にあったブーバーのイメージに、とてもよく合致した素敵なものであると感じます。「ジージーエンド」に収録されているカードの中で、最も素敵なイラストだと思いました。

そして、えんばくというワザもそれなりに強力な性能を持っているので、いつか私もブーバー・ブーバーンとポケモンカードを通して一緒に戦ってみたいです。

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