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第10回 あなたにストーンギフト!「大会レポート(6) ダイケンキファイヤー」【もっさ】

    posted

    by もっさ

    第10回 あなたにストーンギフト!「大会レポート(6) ダイケンキファイヤー」
    ごきげんよう、もっさ(@Mawssa2000)です。

    新弾発売前になりますが、先日シティリーグに出場したのでその時の大会レポートになります。結果は2-2でした。
    使用デッキは元ポケカ四天王の方のゼラオラファイヤー(<ゼラオラ>+<ガラルファイヤー>のデッキ)を参考に組んだ<ヒスイダイケンキVSTAR>+ガラルファイヤー(以下通称ダイケンキファイヤー)のデッキになります。
    使用動機としましては、私自身S6のCSPの有無によってJCSの権利や世界権利に届くことが無かったので、奇抜なデッキを実戦の場で使ってみたかったというのが一番で、その中で何を使うか考えたときの候補が以下の3つでした。

    1. アルセウスVSTAR>+<ディアルガVSTAR>のデッキ
    2. CL横浜で使用した「アルセウスVSTAR」+【うらこうさく】のデッキをより攻めた形にしたもの(最後に掲載)
    3. 今回使用したダイケンキファイヤー
    1については構築が定まらず、<オリジンパルキアVSTAR>に対する勝率はそこそこ高かったのですが、<ミュウVMAX>に対する勝率がいまいちであったため、見送りました。もう少し考えてみたいです。
    2については、攻めた形にしようにも、やはりどこか置きに行った構築になってしまいました。また、数枚変更しても結局はCLで使用したものと使い方は変わらないので、別のデッキを使いたいという気持ちが強かったです。
    よって前日から当日にかけての夜にダイケンキファイヤーを組むことを決めました。

    前日までは1のアルセウスディアルガデッキを使用しようと思っていたので急なデッキ変更に不安で一杯でしたが、遂行できるかは置いておいて「ミュウとパルキアに対するプランがある程度わかりやすい」点が1に比べて安心材料となりました。
    また、詳しいデッキレシピは存じ上げないのですが、先日行われたCL横浜にて予選1位通過したデッキがヒスイダイケンキVSTARとゼラオラを組み合わせたデッキだったそうなので、実力者のデッキにどれだけ近いものを作れるか、というわくわく感がありました。

    前置きが長くなりましたが、以下デッキレシピです。

    デッキレシピ
    ダイケンキファイヤー
    プレイヤー:もっさ
    サポート
    11
    スタジアム
    1

    ヒスイダイケンキにした理由
    以前にも「フーパファイヤー」というデッキを投稿したのですが、このデッキはアルセウス登場前後あたりの環境で友人らとかなり考察したデッキタイプでした。
    しかし、実力者の揃うチーム戦の大会に全員でフーパファイヤーを持ち込んだ際に、「アルセウスがきつい」、もっといえば「VSTARがきつい」ということを痛感しました。
    環境の初期から<アルセウスVSTAR>+【うらこうさく】のデッキを完成させ、<チェレンの気くばり>でアルセウスを回収するプレイをしてきた世界を代表する選手とも対戦させていただき、「サイドが取り切れない」という経験をしました。
    また、弱点を付ける<ミュウVMAX>に対しても明確に有利というわけではないです。プラン自体は明確なのですが、やはり適切なタイミングに「サイコジャンプ」を通されると厳しいです。

    こうしたHPの高いVSTARや<ミュウVMAX>、最近増加傾向にある<ジュラルドンVMAX>に対して、2-2交換や2-3交換をしてくれやすそうなのが、<ヒスイダイケンキVSTAR>でした。
    特に、数を増やしまくっている「ジュラルドンVMAX」には強いデッキを使いたかったです。

    ガラルサンダーV>でアルセウスをみる構築が一般的に思えますが、以前使っていたものに比べて<トレーニングコート>の枚数が減っており、<頂への雪道>や<タフネスマント>、<キバナ>といったカードを上手く使いながら即起動してアルセウスを倒す動きが苦手であったことと、特にミュウやパルキア相手にスタートした際に大きな負け筋になりやすいこと、見ることのできる範囲が「ヒスイダイケンキVSTAR」の方が広かったことから採用を見送りました。当然割かなければならない枠は多くなってしまいましたが。
    繰り返しにはなりますが、やはりジュラルドンに強そうなデッキにしたかったです。

    対戦を通じて改良できそうなポイント
    原案に比べて基本悪エネルギーを使いそう(ダイケンキを使うので)だったため、もう一枚増やそうとはしましたが、枠の都合で増やせませんでした。
    エネルギーの母数も原案に比べて使用することがなくなった<基本闘エネルギー>1枚分少なくなっています。
    エネルギー転送>のおかげでそこまでエネルギーで困ったことはありませんでしたが、枠があれば基本悪エネルギーがもう1枚あると良いと思います。

    また、こうした非ルールメインのデッキは【うらこうさく】主体のデッキとはいえ、<博士の研究>をしっかり打てなければなりません。展開のために必要なカードが多いからです。
    ですが、後で使いたいサポートを博士の研究でトラッシュしてしまう事が多々あります。エネルギーやポケモンであれば<クララ>というカードが優秀なのですが、サポートはそうもいかないので<ともだちてちょう>の採用は良いと思います。
    今回も<ボスの指令>がサイド落ちとトラッシュで上手く使えない試合が多かったと思います。<ガラルマタドガス>というカードはやはり「ボスの指令」と組み合わせて縛れることによって価値は上がると思うので、もう少し打てるようにしたかったです。

    「あなぬけのひも」も候補に入ってきます。ヒスイダイケンキを出した際に「ボスの指令」で縛られると、逃げづらくそのままヒスイダイケンキで戦うことになります。
    また、<回収ネット>を3枚に絞っている事もあり非Vポケモンを入れ替える手段としても有効です。
    また、上記の通り「ボスの指令」が上手く使いづらいデッキなので、サポート権を使わず相手のバトルポケモンをベンチに戻す手段としても有効です。

    ソニア>も採用候補に入ると思います。
    御覧の通りガチャガチャしたポケモンの配分になっていますし、エネルギーを2枚持ってこれる点も相性がよいので、ぜひ検討したいカードになります。

    ツツジへの耐性について
    やってみるとわかりますが、思ったより工夫ができます。
    マリィ>があまり飛んでこない環境なので、<ツツジ>がされそうなタイミングで2面アタッカー(パルキア相手なら<ライコウV>と<ガラルファイヤー>など)を作って置いたり、そもそも<ヒスイダイケンキVSTAR>の場持ちが良くツツジの返しに解決できなくても一応攻撃はできて助かったり、そもそもデッキに<回収ネット>やボールが多いので、ツツジの後に場に【うらこうさく】ラインさえあれば解決する可能性はとても高いです。 <シロナの覇気>や序盤ボールを使わずに展開ができる「どんどんよぶ」などもあり、相手のツツジの際に山に解決札が案外多く残っている試合は多い印象でした。それよりも序盤のマリィがやはりドキドキです。

    大会レポート
    (1)アルセウスVSTAR+ヒスイヌメルゴンVSTAR 後攻 ×
    こちらが<ゼラオラ>スタートし、相手が<アルセウスV>スタートで、<ダブルターボエネルギー>を手貼りして番を返してきたので、ベンチに<メッソン>をならべつつ、<ドガース>を出し「かくせい」を使って<ガラルマタドガス>に進化します
    ダブルターボエネルギーがついたアルセウスVは「パワーエッジ」でガラルマタドガスを倒すことができないことは結構ポイントで、ここで特性が止まり進化できなかったらかなりチャンスとなります。お相手止まったものの、ボールから<ヌメルゴンV>を持ってきて、「トリニティチャージ」を使用します。
    こうした耐久の高いアタッカーを相手にしたときのために<ヒスイダイケンキVSTAR>を採用していましたが、-80ダメージ+回復札は硬すぎました。「バッドポイズン」込みでヒスイダイケンキで倒せるようにダメージ調整し、バッドポイズン+<ツツジ>をしましたが、相手の手札に<ボスの指令>が2枚あったようで、裏のダイケンキに先殴りをされて敗戦。 しょうがない不利マッチともいえますが、あと一歩だったので悔しかったです。

    (2)アルセウスVSTAR+オリジンディアルガVSTAR 後攻 ×
    またもや不利対面になってしまいます。<ジメレオン>が3枚サイドに落ちているのにもかかわらず、<レベルボール>を少し雑に使ってしまったことから<マリィ>でやや止まってしまいました。とはいえ、【スターバース】や「トリニティノヴァ」をする前に<ヒスイダイケンキVSTAR>で<アルセウスVSTAR>を突破することができ、裏にも2体目のヒスイダイケンキVを用意できました。
    しかし、前のヒスイダイケンキが倒されてから、「バッドポイズン」+マリィの返しになんやかんやあって<ボスの指令>からVSTARパワー「スタークロノス」を使われてヒスイダイケンキが倒されたため、場にディアルガの攻撃を耐えれるポケモンがいなくなり敗北。
    またも不利マッチでしたが、もうすこし序盤丁寧にプレイできたと思いました。

    (3)レジギガスバレット 先攻 〇
    こちら<ゼラオラ>スタート
    しかし手札に<キバナ>2枚、<ボスの指令>1枚、使える札が<レベルボール>1枚と<基本悪エネルギー>のみという絶望的な手札で、とりあえず相手がレジ系とわかり<ガラルマタドガス>で何かがくるまで粘る選択肢をとろうと思いました。
    ここでレベルボールから<メッソン>を持ってきて、「どんどんよぶ」から<ジメレオン>等を引き事故を解決出来るまで待つ、という選択肢が安定そうだとも思ったのですが、相手のデッキが非Vのポケモン中心でサイドを1枚ずつしかとれない事もあり、先にサイドを取り進められてしまうと勝てないと思いましたし、そういった状況で一匹でもレジにエネルギーがたまってしまうと、後から「バッドポイズン」をしても効かないと思ったので、何もできずに負けてしまう可能性もありましたがこの選択をとりました。
    その結果、相手は後手1で盤面いっぱいにレジを並べることに成功していたもののギリギリエネルギーがトラッシュに送れず番が返ってきました。そこでトップが<しんかのおこう>だったので、「かくせい」ではなく「バッドポイズン」から入ることに成功します。これが大きかったように思えました。
    ただ、レジ系統のデッキは<回収ネット>が採用されているうえ、ほとんどのポケモンがHP130でどくの40ダメージずつでは処理までにターン数が必要になります。
    ただ、そこで「回収ネット」を使用してもらえたこともあり、3ターン目くらいに引けた<マリィ>から自身も【うらこうさく】を準備することができ、ヒスイダイケンキを立てて【ザンゲツスター】で回収ネットされる前に落としつつ、前のガラルマタドガスが相手の手張りだけで作られたレジに倒されたタイミングで一度<ヒスイダイケンキVSTAR>を挟み、複数サイドをとってくれたことでサイドレース優位な状況で試合を進め、最後はボスで相手のレジギガスを呼び出し、「バッドポイズン」からLO(山札切れ勝ち)に成功しました。

    「ヒスイダイケンキVSTAR」の器用さが出た試合になりました。こうした非ルール相手の細かい試合でも強さを発揮してくれるのは事前の採用理由には無かったので新たな魅力を発見できました。
    ただ、【クイックシューター】+【ザンゲツスター】でメッソンを取る動きは結構しょっちゅうあるので、覚えておくと良いと思います。

    (4)こくばバドレックスVMAX 先攻 〇
    前半の不利マッチの運が収束して、空前の有利マッチが訪れます。とはいえ、<ヒスイダイケンキV>スタートで運が良かったとは思います。
    相手がスタンダードなこくばデッキで、<マリィ>を3ターンくらい連続で打たれて思うように【うらこうさく】はできませんでした。こくば側も弱点を分散させることや、非ルールのポケモンを挟むこと自体は可能なので、もしかしたら<ヒスイダイケンキVSTAR>が居なければ負けていたかもしれません。
    【クイックシューター】が上手く立たず打点が足りなかったのですが、<ばつぐんグラス>のおかげで2体目をワンパンできたのが気持ちよかったです。

    おわりに
    いかがだったでしょうか。今回はシティリーグの大会レポート記事でした。
    私自身<ヒスイダイケンキVSTAR>と<ガラルマタドガス>に現環境大きな可能性を感じているので、もう少し色々試してみたいと思っています。
    今回は既存の「ゼラオラファイヤー」「フーパファイヤー」といったデッキに「ヒスイダイケンキVSTAR」を突っ込んだだけという形だったので、もっとヒスイダイケンキメインに据えたデッキも使っていきたいと思います。
    とはいえ、ガラルマタドガスを使用する際に安定感を出すことがとても難しいと感じています。「バッドポイズン」が通るか通らないかはあくまで「【うらこうさく」が多いと通りやすい」にすぎず、普通にエネルギーを貼られて攻撃されるだけでもきつかったりします。
    依然として悪タイプは環境的に優秀ですから、もう少し研究できればとおもいます。
    それでは。

    最後におまけでCL横浜で5-3と成績はよろしくなかったですが、構築自体は満足できている<アルセウスVSTAR>のデッキを掲載して締めようと思います。

    デッキレシピ
    アルセウスVSTAR
    プレイヤー:もっさ
    ポケモン
    17
    スタジアム
    3

ポケカブ!第52話「ヒスイゾロアークVSTAR」

    posted

    by まーにん

    ポケカブ!第52話「ヒスイゾロアークVSTAR」
    皆さんこんにちはまーにんです。
    僕は夏が好きです。皆さんはどうでしょうか。

    今回は新弾で登場したヒスイゾロアークVSTARをメインアタッカーに据えたデッキをご紹介できればと思います。


    ■デッキレシピ
    ヒスイゾロアークVSTAR
    プレイヤー:まーにん
    スタジアム
    4
    4枚
    エネルギー
    4
    ■キーカード
    ゾロアークVSTAR
    最大300ダメージが出るワザ「のろいをきざむ」と<博士の研究>と同じ効果のVSTARパワー【ファントムスター】を持っています。
    ベンチを並べないと最大火力を出せない点は、現在の環境の一角である<オリジンパルキアVSTAR>と相性が悪いですが、条件を満たせばVSTARを<ダブルターボエネルギー>1枚でワンパンできるのは大きな強みです。

    ヒスイゾロアークV
    エネルギーなしでダメージを与えつつベンチに下がれる「うつろがえり」が強いです。
    今回は非採用ですが、<ディアンシー【プリンセスカーテン】>をバトル場に出すとベンチのヒスイゾロアークVを守れるため、サイドレース的にもおいしい展開にできます。
    同じ理屈で<ガラルマタドガス【かがくへんかガス】>を採用してもおもしろいかもしれません。

    ゲンガー・ダメージポンプ
    ヒスイゾロアークVSTAR>のワザのダメージを上げるためにデザインされたカードです。
    ゲンガーも4枚採用したかったのですが、4枚で回したところ少しノイズであったため採用を見送りました。

    かがやくサーナイト
    ディアンシー>と迷ったのですがディアンシーは後攻1ターン目にしかほぼ使わないことと<ヒスイゾロアークVSTAR>を守れないので、後から出てもヒスイゾロアークVSTARを守れるかがやくサーナイトにしました。
    どちらも強力なのでお試しください。


    ■立ち回り
    基本的に最初のターンに<ヒスイゾロアークV>を2体~3体並べられれば十分です。
    大切なのは<ゾロアークVSTAR>が立ち攻撃できるようになってからでありそこを目指して1ターン目は動きましょう。
    このデッキはエネルギーが少なく長期戦に向いていないためサイドを最速で取りに行きたいです

    博士の研究>や特性【ファントムスター】でエネルギーや<ボスの指令>をまとめてトラッシュしてしまうことありえますが。エネルギーさえあればチャンスはあるのである程度は割り切っていきたいです。
    この構築では<ジュラルドンVMAX>相手は諦めています。
    対策したい場合は<キャンセルコロン>を複数枚採用する事で対処できます。


    ■相性のいいカード
    やまびこホーン
    【うらこうさく】+VSTAR・VMAXのようなデッキに対してサイドを取りやすくなるので強力です。

    かがやくルチャブル
    こだわりベルト>込みでVMAXをワンパンできます。
    環境によって<かがやくサーナイト>と入れ替えましょう。

    基本超エネルギ―
    ゲンガー>で攻撃出来るようになります。
    これもプランとしては強く、サイドをずらす、ダメージではなく効果なのでダメージ軽減系を貫通することも大きいです。

    ディアンシー・キャンセルコロン
    ディアンシーは上述した通り、<ヒスイゾロアークV>と非常に相性の良いカードです。
    キャンセルコロンは<ジュラルドンVMAX>や<ミルタンク>を倒すことができるようになるので、こちらも環境次第ですね。

    ファイヤー・かがやくヒードラン・マグマの滝壺
    マグマの滝壺でファイヤー・かがやくヒードランなどのサイドを1枚しか取られない炎ポケモンにダメカンを乗せながら動かし、それら+<ヒスイゾロアークVSTAR>でアタッカーを入れ替えながら戦っていくデッキになります。
    今回のデッキとは大きく内容が変わってくるので別の機会にご紹介できればと思います。


    今回は以上です。
    ありがとうございました。

デッキ紹介「イシヘンジンVMAX」【もっさ】

    posted

    by もっさ

    デッキ紹介「イシヘンジンVMAX」【もっさ】
    ごきげんよう、もっさ(@Mawssa2000)です。
    今回は、新弾で登場したエイチ湖を使用した「イシヘンジンVMAX」デッキを紹介します。

    デッキレシピ
    イシヘンジンVMAX
    プレイヤー:もっさ
    ポケモン
    3
    サポート
    12
    スタジアム
    4

    デッキコンセプト
    新登場の<エイチ湖>によって、益々硬くなった<イシヘンジンVMAX>でひたすら耐久しまくるデッキです。
    最終的に「ダイロック」でサイドを取り切る事を目指しますが、時には相手の山札が無くなって勝利することもあります。

    エイチ湖について
    このカードの強みは単純に<ストーン闘エネルギー><フルフェイスガード>と合わせて<イシヘンジンVMAX>の耐久を上げれることです。
    大きなおまもり>などHPを底上げするカードとは異なり、攻撃される度に-20されるので、例えば3回攻撃されたら実質-60したことになります。何度も攻撃を受ける前提であれば、こうしたカードがより生きてきます。
    アルセウスVSTAR>や<オリジンパルキアVSTAR>に2回の攻撃で落とされないようにこれらのカードを使って対策していきます。

    その代わりに今までのイシヘンジンVMAXデッキで採用されていた<トレーニングコート>の枚数を減らしている為、他を削って<エネルギー回収>の枠を作っています。
    このデッキは「ストーンギフト」をプレイできるか否かが生命線であることから、トレーニングコートが安定感にとても影響していることは言うまでもありません。よって相手の<マリィ>などに対する耐性がやや下がるといえます。
    とはいえ、元々<頂への雪道>を多く採用し、トレーニングコートが薄いデッキも元々あったので、特別問題があるわけではないでしょう。

    デッキのキーカードについて
    1.ストーン闘エネルギー
    このデッキは<イシヘンジンVMAX>に最終的にこのカードが何枚ついているかどうかが肝になってきます。
    手貼りの際に基本闘エネルギーを付けるか、<ストーン闘エネルギー>を付けれるか、これで20ダメージ変わります。<エイチ湖>の所でも触れたように、一見微々たる影響にも思えますが、これが最終的にはストーン闘エネルギー1枚で累計-200ダメージしている、なんていうことはよくあることです。
    サイド落ち等も確認しておくとよいでしょうし、もし枠があれば<シャクヤ>などを採用し、回復札と共にサイドから回収できると面白いと思います。

    2.当たりつきアイス
    あまいミツ>というグッズが登場しました。しかし、このデッキにおいては<当たりつきアイス>の方が価値が高いと言えます。理由は単純で、確定で20回復することができるからです。
    前述した通り、<アルセウスVSTAR>や<パルキアVSTAR>といった中打点のワザを打つポケモンに対して、ダメージ軽減要素+「ストーンギフト」の120回復で回復しきることで、「受けきる」ことができます。
    そこで回復できなかった数十ダメージが<イシヘンジンVMAX>に蓄積されていくわけです。よって、20回復できるかできないかはとても大きな違いを生みます。また、表が出た場合「使わない」選択ができる点も良いでしょう。

    3.クラッシュハンマー
    このカードがなぜ採用されているのかと思われる方もいると思いますし、採用理由を明確に知らずに使っている方が多いのではないかと思います。
    他のデッキでも応用の効く理由なのですが、これは<ミュウVMAX>デッキに投入されている<メロエッタ>の「メロディアスエコー」の最大ダメージを下げるために採用しています。いくら硬い<イシヘンジンVMAX>でも280ダメージ+αが飛んできてしまうと耐えきることが出来ません。
    しかし、4枚の<クラッシュハンマー>を用いて、1枚でも<フュージョンエネルギー>を割ることができれば、相手は210ダメージしか出ません。もう一枚割れれば、「テクノバスター」を選択してくれることもありえます。「テクノバスター」を選択した場合、相手は基本入れ替え札が必要になりますね。
    やってみるとわかりますが、「テクノバスター」であれば、「ダイミラクル」を打つ方がダメージが入るくらいにはなりますので、耐えやすいです。

    ミュウ対面をあまり意識しない場合は、この枠を安定感を上げる札や、回復札にすることでアルセウス系統のデッキや<オリジンパルキアVSTAR>に対する勝率は上がります。
    特に、<ツールスクラッパー>は現環境で、<こだわりベルト>を割るために必要になってくるのですが、<イシヘンジンVMAX>というデッキは好きな時にツールスクラッパーを打てる器用さはないので、採用する場合は複数枚採用するとよいでしょう。

    今回はシンプルに組んだので枠が捻出できていませんが、慣れてくると細かいチューニング(<ポケモンセンターのお姉さん>、<ポプラ>など。)が楽しいデッキでもあるので色々いじってみてください。
    どこを重く見るかによって大きくデッキの構築が変わるデッキでもあります。

    デッキの回し方について
    とても簡単です。序盤は「ストーンギフト」を使ってひたすら相手の攻撃を耐えます。
    最初はきついですが、徐々に<ストーン闘エネルギー>や<フルフェイスガード>が付くことによって、ダメージの軽減量が増えるため、だんだんと楽になっていきます。
    そしてエネルギーが沢山<イシヘンジンVMAX>に付いて要塞化したところで回復札を使い、「ダイロック」で攻撃を開始します。
    その際、最終的には<ツツジ>が飛んでくることがほとんどなので、ツツジケアのために<ザクロ>で手札の余分な<ぐんぐんシェイク>などをトラッシュに落としておいて、不要なカードを山札に戻さないようにしましょう。
    また、<イシヘンジンVMAX>は200ダメージしか出せないので基本2パンでサイドを取りますが、ザクロがあればポケモンVをワンパン出来たり、<オドリドリ>ありの<ミュウVMAX>を2パン出来ます。

    イシヘンジンV>を多投すればやや選択肢が広がりますが、今回の構築は簡単にイシヘンジンV1枚にしました。
    私はイシヘンジンV2枚、VMAX3枚でプレイしていますが、結局はザクロのトラッシュ対象になることが多く、悩んでいる所でもあります。

    現環境でこのような相手の攻撃を耐えきるデッキはなかなか無いので是非使ってみてください。
    パーツも比較的集めやすいでしょうし、普段使用しないサポートを使うチャンスでもあります。

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