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2021年7月 アーカイブ

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【ありか】ミックス 研究発表 その2

    posted

    by ありか

    20210728_225180.jpg
    ミックス 研究発表 その2
    こんにちは! ありかです。
    今日は前回に引き続き、ミックスについてです。
    もしまだお読みでない方がいらっしゃればこちらから!
    今回はいよいよ、デッキの中身です。

    ありかミックス
    イベント
    13

    前回も上げましたがレシピはこんな感じです。 http://prememo.net/decks/detail/210384

    やることはシンプルに、後1で7点ぶちこみます!

    このデッキのすごいところは、「最小限の手札枚数で7点作れて」「イベントに依存せず」「構築上すべてのデッキに対して勝ち筋があって」「アプローチタイミングでの妨害札は一切効かない7点パンチで」「ワンキルではなくワンショットとしてもいける」といったところです。

    まず、ミックス初心者にも楽しく脳汁をぶっしゃーして欲しいので「簡単な回し方」を解説し、その後勝つための「詳細な回し方」を書きます。

    簡単な回し方
    後攻を取ります。まずやりたいことは手札リソースの確保、必要な物はみんな大好き<あすみ><ジョーロ><秋山澪>です。

    あすみ ジョーロ 秋山澪

    これらは全部緑色なので、緑9ルックの<掛橋>は偉大です。マリガン基準はここが揃えられるかどうか、あるいはここにアクセスできるように手札を回せるかどうかです。
    2ドロースタートで、2ドローサイクルを使ってデッキを回します。<にゅげタイトル>を2枚とも捨てなければコストはなんでもいいです(<>を捨てるなら墓地回収は残して)。そのうちハッピーセットが揃うので、<あすみ>→13コスト(可能な限り)を支払う→Exからあすみを13枚もらい、<秋山澪>で手札を一気に捨てて、大量ドローします。この時点で気持ちよくなれます。
    次に勝ちに行きますが、7点作る方法は以下の通りです。

    戸塚><にゅげタイトル><ジョーロ><ジョーロ><

    戸塚 にゅげタイトル ジョーロ ジョーロ 桃

    • 6C戸塚を出す<俺好きタイトル>で釣る)
    • NEWGAMEタイトルでコインを4枚
    • ジョーロ2種でコインを2枚
    • 桃登場で突破30付与(タイトルで釣ってなければアクティブ付与)
    • 戸塚アプローチで1枚乗るのでコイン合計7枚。7点!
    なんと簡単に7点入ったので勝ちです!相手は流石に笑いながらデッキの上から7枚をパチーンとポイント置き場に投げます。
    僕が思いつく中で最もパーツ数が少ないワンショットキルです。
    必要手札も、俺好き1、にゅげタイトル3、コイン2枚で2、突破付与で2、なんと計8枚です。あすみで手札を増やさずとも初手で行ける恐ろしさ。
    特に5ソースジョーロはあすみやEx4C戸塚のコストにもなるので腐らないのが強みです。
    ちなみにレーナと桃まで乗せると240/240突破30で7点、ジョーロとEx戸塚込みで3回殴れる状態。ハンデスしているので自由登場突破避けも難しく、そもそもリンや除外コンビで面を減らしたり、真冬で拒絶したりもできます。<さめっち>が270/270とかでドヤ顔してきても拒絶できます。

    詳細な回し方
    後攻を選択。あとから愚痴を言いますが、このデッキ先攻でもいいっすね。
    まず、相手の先1で動きます。このデッキは全サーチ<1925>を4本採用しています。このカードはMTLの時にシュタゲミクにも入れていた僕のお気に入りカードと言っても過言ではありません。だって全サだよ!? 相手に合わせて動けたり、足りてないコンボパーツを集められるんだよ???
    というわけで相手のターンには相手の盤面や動きを見て、
    ・相手がいっぱい引くなら<五月>。ただし相手も五月を合わせてくると面倒なので、<見送り>も構えたい。
    ・相手が先1で殺してくるなら割り込み。序盤の<明日かけ>や<真鍋和>で崩れたりするのでその辺とか。ただ、そこで手札消費をするとこっちも崩れるので、五月でリカバリするとか、手札にあすみ・ジョーロ・澪を揃えられそうなら撃つ、みたいな判断を。
    ・相手が寝坊キャラを置いてきたら<サンタリン><除外コンビ>。
    ・それ以外に次のターンでいけそうなら初動として使う<03-079ハンデス貝木><ピピ美>。
    といった感じで、手札を集めます。優先順位は
    1. 相手が殺してくるなら五月で割り込みカードを集める
    2. 相手が寝坊キャラを置いたら除去
    3. それ以外ならハンデススタートで確実に勝ちに行く
    といった形でしょうか。

    では無事自分のターンが来たことにします。
    まず優先順位として、盤面に寝坊キャラがいる場合除去します。ない場合は寝坊ケアでハンデスします。盤面に寝坊キャラがいるなら除去をして、かつ返しの優先権で打たれるイベント寝坊に対してイベカンを当てます。
    これは先攻1ターン目に相手がある程度動いているという前提で、五月によるアド稼ぎと全サーチから実現可能性を高めています。

    可能なら後1優先1、無理でもASAPでピーピングハンデスをかますわけですが、ここで相手の「相手ターン中に動けるカード」を見ておきます。他にも五月や<グレる>や自由登場アプ禁など、色々あります。<グレる>に関してはこっちが殴れる態勢が見えるまで撃たないと思うのでもう1枚のハンデスを、自由登場アプ禁に関しては<3C貝木>を当てたりします。
    五月は早い段階で<3C貝木>で捨てますが、もし不可能な場合でもケアできる方法があるので後述します。
    あと、ハンデスで相手の手を確認した後に<朱乃>とかで手札を変えられる可能性があるので、早めに<サンタリン>を当てたりします。

    こんな感じで相手の手札を見て相手のこのターンの動きを確認した後、あとは2ドローサイクルなどを使って手札を揃えます。
    あすみコンボが揃ったら手札を投げ捨ててExをかっさらって、そのExを捨てて十数枚ドローします。秋山澪の返しに五月をされることが一番しんどいですが、ここで<見送り>を返すことで相手の妨害札が増えるのを防ぎます。
    あとはハンデスで妨害札を抜ききって、7点決めるカードを集めます。
    注意したい動きとして、デッキボトムに必須パーチが落ちると困るので、ある程度のところで<アリス><朱乃><鳥羽美波>などでボトムを固定します。シャッフルは<9ルック>か<真鍋和>のみなので、ボトム形成のタイミングは考える必要があります。

    相手に合わせた動きの解説
    ここからは相手に合わせた動きの解説です。
    まず、前回お話したコンボデッキの弱点として、相手の先1でデッキカットされてイベントを捨て札にされることやキーパーツを除外されるとしんどいお話をします。
    まず、ドクペみたいなデッキなら早めに割り込みをすることでそもそも起動を防ぎます。ドクペワンキルを回すと分かるのですが、だいぶ手札がきついです。<明日に架ける橋>なんかにイベカンを当てるだけですっと止まったりします。ミックス上位レシピにはドクペメタに<多美>を採用していますが、このデッキはイベカンでそもそものLOに入る動きを止めるため不採用です。
    相手のデッキによっては雑に<西垣>とかを出してきてパーツ落としたれ、とかしてきますがこのデッキは落とされて困るのはNEWGAMEタイトルだけで、そこを2本採用でなんとかケアしています。もちろん2枚とも落とされたらそれは運に見放されたということで構築上防げない問題なので、あきらめます。
    突破付与に千代田桃を採用しているのはその理由で、五等分<特盛>の方がハンド消費が少なく数字も特盛りなのですが、イベントなので回収しづらさを考えてこちらの採用です。Exの枠は可能な限りあすみに割きたいので、メインデッキでアクティブと突破を両方つけられるキャラとして桃採用です。
    相手がもし先攻全ハンデスでも、基本は途中で五月を出して30枚くらい引いて、あゆ子に対して<見送り>でケア(捨て札回収で死ぬけど)、山回復イベントに対してイベカンを撃つというプランで勝ちを狙います。
    マクロ系に関しては、構築の上でマクロが効かないようにしています。戸塚は俺好きタイトルから釣れば手札の数が少なく済みますが、別に通常召喚でもアクティブをつけられます。にゅげタイトルや桃が落とされるときついですが、パーツ1枚落ちなら岡部を出した後に3C貝木で相手にドローさせると岡部が反応するので回収できます。全サと五月と割り込みまで採用したこのデッキ相手にパーツを2枚以上使用不可の状態にさせてきたら、その時はコングラチュレーションです。
    アプ禁系統に関しても、イベントハンデスか3C貝木で落とします。

    また、このデッキの恐ろしいところは優先1発目のアプローチで7点入るため、ブレイク寝坊、中鉢、穂乃花、ブレイクっぽいテキスト無効の類が一切効かないのが強みです。そのため<サーバートラブル><部費で落ちませんか?>のようなカードを採用する必要がないので素晴らしいです。
    さらに、現環境では容易に後攻1キルができるので、脅威だったのは<5C真智>です。ですが、このデッキの構築を見て勘のいい方は既にお気づきかと思いますが、イベント使用を2枚以下に抑えて勝つプランが用意できます。必ず撃つのはにゅげタイトルのみで、あとは相手によって割り込みを撃つだけです。ミックスではほぼ必ず採用されるであろう<彼女らの見つめる先は><旅行の前に><明日に架ける橋>あたりを不採用なのはそういった理由です。<ミックスのタイトルイベント>はシンプルに1-2交換なので、相手の手札を見て使うか判断し、<ガイルタイトル>はデッキカットされて桃が除外された等、突破付与がどうしてもできない時にメインエリアを除去して真冬で拒絶しながらEx戸塚とジョーロで3パンを作れるという理由から採用しています。
    流石に「ワンキル対策の真智対策にイベントを3枚以上撃たないワンキル」に思い至った時はシビれました。

    以上がこのデッキの、相手に合わせた勝ち方です。
    理論上、すべてのデッキに対して回答があります。ですが、やはりコンボパーツと相手の妨害と相手の妨害を避ける札を沢山採用しているため、引けないときもあります。相手が妨害札を沢山構えていて、割り込みを既に撃った状況で<グレる>を撃ってきてそこにイベカンを当てたらそれに反応して真智、とかをしてきたらその時は「お前が全一だ!!!」と言って敗北宣言をするデッキです。僕が仮想敵として作っていたデッキでは<真智><寝坊><見送り><嫉妬><五月><自由登場アプ禁>とかまで採用していたため、「相手が妨害札を3枚以上抱えていたら負けを認める」という結論に至りました。ミックスは全プールでの殴り合いなので、すべての状況を解決することはできません。
    ちなみに僕が負けた相手は、寝坊キャラと<中二ノート>によるアプ禁まで採用していたため、サンタリンで寝坊を除去、<中二ノート>セットキャラを除外コンビで落とす、という必要性があったのですが、優先1発目に全サーチで持ってきたサンタリンで寝坊キャラを落とした返しに<新世界>をプレイされて、イベカンが引けていなかったのでそれを返せずに通してしまって負けました。完敗です。相手のデッキに寝坊系統がその2枚しか採用されていなくて、かつ僕は1ターン目にデッキを掘って、五月で6ドローをもらっていたのにも関わらずイベカンを引けなかったので、持っている人が勝ちました。 全国優勝って、そういう壁があるんですよね......。
    ちなみにこちらは3回戦の動画卓なので、是非ご覧いただければと思います。この水面下のやり取りを知った後で見ると、さらに面白いかと思います(まあ、知らないで見ると僕がメインエリアに何も置かずに3点4点入れられているだけなのでかなりひどい動画ですが笑)


    あとは構築の細かい話をします。
    僕も真智を採用しているのは同じような後攻1キルメタです。イベント2枚以下でワンキルするのはかなり難しいので刺さればいいなと。全サーチも採用しているので使いやすいです。美琴ワンキルとか後攻で20回くらい殴るデッキとかに使えます。
    また、3C貝木が出しづらいので、真冬、俺好き、バニラを採用しています。これらは普通に強いですが元々は3C貝木用に青3ソースを探していて採用したカードです。バニラは1-1交換した上で3パン制限がかかるため、ミックス必須カードになり得ます。
    また、ワンキル系統で使われる五月自ターン発動のギミック(お互いドローキュうべぇ、お互い2ドロー夏奈、ファンレター)は相手に妨害札を与えるため不採用です。同じ理由で手札交換の最強カード<初詣>も妨害札を握らせるので不採用です。秋山澪最高。 寝坊対策は0イベ禁止、ミックスだと<劇場版ハイフリ>が採用されがちですが、相手の手札を見て妨害札を避ける&割り込みのコンセプトのため不採用です。

    最後に
    長くなりましたが、以上がこのデッキに至るまで、そして勝ち方の解説です。
    シングルを半引退して「3冠を狙う」宣言をしてから、とにかく「勝たなくてはいけない」というプレッシャーが半端なかったです。MTLはかなり自信があり、なんとか初回で勝てましたが、ミックスは奥が深く、また環境的にも「先1でデッキ飛ばしたり手札飛ばしたり後1で7点入れたり、マクロでLOもできる」というおぞましい戦場だったため、本当に苦しかったです。口癖のように「ミックスつらい」「プレメモしんどい」と言い続け、孤独と戦っていました。
    大会前2週間くらいで、あ~これ禁止制限でないなと本格的に察してからは本当に毎日しんどくて、デッキが作れないスランプで死にそうになっては師匠に通話をかけました。かけましたというか、かなりの頻度で師匠から通話がかかってきてましたが()。
    当日もかなりブルーだったのですが、くろさんをはじめとする名古屋勢や優勝者さんと話していると皆さん本当にミックスを楽しんでいて、それがかなり大きなカルチャーショックでした。そして敗北したことによって、ある意味で「必ず勝たなくてもいい」という呪縛から解放されたのだと思います。
    もちろん、運営さんを含めた皆さんが「3冠期待してます!」と強く応援してくださることは本当に嬉しかったです。そして期待に沿えなかったことが本当に悔しいです。
    ですが、まだ次回の大会もありますし、皆さんにミックスを今度しに遊びに行ってもいいかと聞いたところ快く迎えてくれたことが嬉しく、是非参加させて欲しいと思っています。僕はミックスにおいては外様で外敵で、どこかで受け入れてもらえないと思い込んでいました。勝手に自分で自分にプレッシャーをかけて孤独に追い込んでいたことを悔やんでいます。
    次回は「プレメモを楽しむ気持ち」を忘れずに持って大会に参加します!

    それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
    蒲田勢、山梨勢を驚愕させた「メーヴィスワンキル」も、皆さん読みたいですよね!?

【くろ】シン・マクロコスモス

    posted

    by くろ

    20210724_225180.jpg
    シン・マクロコスモス
    どうも皆さん、おはこんばんにちは!

    ようやく久し振りに全国大会が開催されました!

    皆さんはしっかり大会を楽しむ事が出来ましたか?
    私は鴨肉の美味しさを知れた事と面白いボドゲを見付けられたという事で、今回の東京観光を含む全国大会はとても楽しむ事が出来ました!
    前から行きたいと思っていた寄生虫博物館にもようやく行く事ができ、そちらもとても良きでしたね。

    寄生虫博物館はいいぞ。
    ただし人によっては行ったその日は魚も肉も野菜も米も食べられなくなるかもしれませんが。


    え?
    プレメモ?
    ミックスの話はって?

    参加者9人中、<マクロひふみ>が少なくとも5人、ワンキル及びワンキル系が3人と、環境読みが残念ながら当たってしまっていたので、楽しかったかと聞かれると言葉を濁さざるを得ないかな!!!

    ワンキルはともかく、マクロひふみはその性質上どうしても試合結果が運に左右されてしまうところがあるので、私が楽しいと思えるプレメモはあんまり、ね...?

    ま、かくいう私もマクロひふみを使ってたんですけど。


    はい、というわけで今回は全国大会レポートのようなお話になります!

    では今回も。
    くろです、よろしくおねがいします。

    デッキ紹介
    レシピの掲載はあまりに酷くてここで載せられるものじゃないから無しだ!
    無力な私を許してくれ!

    そんなわけでデッキについてはコンセプトとコンボの紹介くらいに留めつつ、何故このデッキを使うに至ったのかあたりをお話ししていこうと思います。


    まずデッキコンセプトは前述した通りマクロコスモスひふみを使う事です。
    マクロひふみが強いから、ではなく、マクロひふみに禁止がかかるようにする為に、マクロひふみがヤバいという事を多くの人に知ってもらいたかったからですね。


    「いやマクロは普通に強いやん? 使用率高かった訳だし環境トップ使っただけじゃねぇの?」


    とお思いになった方がいらっしゃるやもしれません。


    あくまで私の認識ではありますが、マクロひふみは強くありません。


    ただし、ずば抜けて理不尽なのです。


    どういう事かというと、マクロひふみを上手く使うには条件が厳しく、4~5回戦を安定して全勝する事ははほぼ不可能です。
    つまり優勝を狙えるデッキではないということですね。

    しかし一方で、回りさえすればほぼ全ての相手に勝つ事が出来ます。
    何故なら相手のデッキをこちらから能動的に消し飛ばせてしまうので、相手のデッキの根幹を無力化出来るからです。
    どれだけ相手が強かろうと、仮にマクロひふみへの明確な対処札が存在しようと、そのカードも運次第で消し飛ばせてしまうのです。
    それゆえに、全勝は出来ないけれど概ね勝ち越す事ができ、更に、このデッキに対処する手段がほぼ無いという事で、理不尽なのです。


    一応、強くないと言える理由も軽く触れておきましょう。

    まずマクロひふみの性質上、4コストを毎ターン出せるように構築せねらならず、その時点ででどう足掻いてもマクロひふみの効果を発動させる為だけにデッキの枠を多く使わざるを得ないこと。
    マクロひふみを出した上で、相手のデッキ破壊をしなければならず、デッキ破壊にも多くのリソースとデッキの枠を使わされること。
    相手のデッキが無くなるまでの数ターン、確実に守れるようにする為の守り札も必要であること。
    これらの条件を満たした上で、これらの事を確定で達成出来るようにデッキを回せる必要があること。

    以上がマクロひふみを使う上での絶対条件です。
    試合中に1ターンだけでも条件を1つ満たす事が出来なければ、その時点でマクロひふみの負けになると私は考えています。
    勿論相手がしっかり詰められた完成度の高いデッキを使っているという前提の話ではありますが。

    このような事から、理不尽な効果を押し付ける事こそ出来るものの、それ以外の事があまり出来ない為に、事故や変わったデッキ相手などへの対応力の低さがあり、それが私がひふみを強いと思っていない理由になります。
    厳密に言えば、勝ち切れるカードではないと思っている理由でしょうか。

    勝ち越せるデッキではあるけれど、勝ち切れるデッキではない。
    それが私のマクロひふみデッキへの評価です。
    事実、今回の全国大会の結果が正にそうだったと思います。



    では実際のところ、先述の条件を満たしたデッキが組めるのかどうか。


    それは、かなり難しいです。
    というより、難しかったです。


    結果から言えばマクロひふみを使った身内が3位に入賞していますし、そのデッキは今挙げた条件を全て満たしています。
    負けてしまった1戦というのも、ワンキル相手に絶妙な色事故をしてしまった為であり、構築や考え自体は間違っていなかったと言えるでしょう。
    事実、最終戦でそのデッキは優勝した方に勝つ事が出来ていました。


    そんなこんなで私と3位を取った身内は、本来であれば全国大会という大きな場に存在していて欲しくないマクロひふみをなんとか禁止入りさせるべく、マクロひふみを使う事を前提として、デッキを考え始めたわけです。

    そこで考えて最終的に絞られたのが
    • ワンキル系マクロ
    • バウンスマクロ
    の2つの型のデッキでした。

    ワンキル系マクロというのは、先攻をとってワンキルの如くデッキを掘り切って、潤沢なリソースからマクロひふみとデッキ破壊カードを叩きつけて、取り敢えず20~30枚くらい相手のデッキを消せばいいよね、という考えのデッキです。
    デッキを3分の1以上も消し飛ばせば相手のデッキは確実に本領を発揮出来ませんので、後は7点入れられないようにだけ注意しつつ、適当な4コストを出してマクロひふみの効果を切らさないようにしながら、数ターンでデッキを破壊していくだけというわけですね。

    仮に相手に先攻を取られてしまった場合も、相手が勝手にデッキを掘って減らしてくれているので、デッキ破壊だけを見るならむしろやりやすくなったと言える為にそれほど問題は無いです。
    勿論1ターン目に使われたカードについては除外出来ていないので、デッキ回復されてしまう可能性があるので辛いところですが、結局やる事は変わりないので、勝てるまでに必要なターン数が1つ増えたという程度の認識でなんとかなります。

    ちなみにそれをする為のリソースを稼ぐ方法としてはあすみを使用していました。
    このあすみで5ソースのジョーロ2枚と適当な3ソースを捨てて13枚のあすみをEXから手札に加え、ドラマツルギーで全てのあすみを捨てて13ドローするという手法です。
    EXの関係上、このデッキにはEXには14枚しかあすみを入れていない為に基本は13ドローですが、EXに15枚あすみを積んで、5ソースを3枚捨てて15枚持ってくるという動きも当然強いです。 イベントが通ると思うならドラマツルギーではなく初詣を使う事で更に1枚のアドですね。
    10184.jpg
    つまりこの組み合わせは最大で、あすみと5ソース3枚と初詣で5枚の手札消費に対し、15枚引くので10枚のアドを稼ぐ事ができるわけです。

    そんなばなな。


    というわけで今説明したこのデッキが3位になったものですね。
    安定性の高さと先攻を取れればほぼ勝ちが決まるというのが強みである、マクロひふみデッキです。


    では続いて私が使った方である、バウンスマクロデッキです。

    マクロひふみを使う上で必要な条件として先程、毎ターン4コストを出さなければならないという事を挙げました。

    ニューゲームの強化もあり、今では4コストのキャラは多く、採用しやすいカードが沢山あります。

    しかしそれでも4コストのキャラというのはやはり使いづらいものがあります。

    特に1ターン目はコストの支払いが厳しく、少し噛み合わないとリソースの消費が激し過ぎてそれだけで苦しい展開になってしまう訳ですね。

    それを避けるためには出来る限り4コストのキャラの採用枚数を少なくしたいというのが、マクロひふみを使う上で持ち上がってくる問題です。

    そこで私が辿り着いた結論は「4コストはマクロひふみだけでいい」というものでした。

    毎ターンマクロひふみを出して、盤面から消す。
    これを繰り返す事でマクロひふみの効果を使っていくというのが、デッキの枠的に最も楽であると私は考えたわけです。

    この考え方はデッキの枠に余裕を作るというだけでなく、数少ないマクロひふみへの対処法である、<テキスト無効ひふみ>に対しても効果的なものです。

    マクロひふみを盤面に残してしまうと、相手はテキスト無効ひふみをマクロひふみに当て、メインエリアのマクロひふみ以外の4枚を除去する事で、マクロひふみの効果の再発動を難しくさせるというプレイングが存在します。
    このプレイングをされてしまうとマクロひふみ側にはかなり辛いものがあります。
    前述したようにデッキの枠をかなり使わされてしまっている為に、メインエリア5枚を塗り替えるのに使えるカードを上手く手札に持っていられないのです。

    この事から、マクロひふみは登場したらすぐに<着せ替え放題>等の汎用性のあるカードを使って手札に戻し、毎ターン登場させるようにする構築が、マクロひふみの効果を使い続ける事だけを考えるなら最も安定すると私は考えました。

    次に、現環境での守り札について私は考えました。
    ミックスでは多くの守り札があります。

    うたた寝互換やバースデー互換、止血互換に他にも中鉢や穂乃果。
    そして最強守り札と名高いグレる。
    しかしどれも正直なところ安定してプレイする事は出来ません。

    何故ならそれらのカードを使われて困る攻めっ気の強いデッキは、当然警戒してそれらのカードを使わせない為のカードも多く使ってくるからです。
    守り札が多いのもミックスの特徴ですが、カードのプレイを許さないカードの多さもまたミックスの特徴です。

    真智や亜美等の盤面での割り込みと、0イベ禁や1コス以下出禁、また自由登場貝木などを考えると、相手ターンに守り札をプレイ出来る前提でデッキを考えるのは不味いと私は考えています。
    そこで白羽の矢が立ったのがシングルでも絶賛大活躍中の寝坊効果達です。
    出たばかりの全てのキャラは殴れなくなるという、理不尽効果ですね。

    当然さっきの話の通り、イベント寝坊はプレイさせて貰えるとは思っていない為、キャラ寝坊を採用します。
    1枚や2枚では除去されてしまい何の意味も無いので、3?4枚は盤面に並べることにしました。

    というわけで0コストのキャラ寝坊を4種類と、扇と扇互換のピピ美を採用する事で、常に複数種類のキャラ寝坊が盤面に居るという状況を作り出せるようになりました。
    一挙動で全てのキャラ寝坊をどうにかするカードはそれほど無いので、ほぼ確実と言っていいレベルで毎ターン寝坊効果を場に残せるのです。

    とは言え。
    あくまで寝坊は寝坊。
    前のターンから居座っていたキャラに対しては無力です。無意味です。無為無策です。

    となると居座り続ける相手のキャラもなんとかする事を考えねばなりません。

    無難にアプ禁でしょうか。
    イベントはプレイ出来ると思えませんが、<自由登場京介>や<真冬先生>である程度は止められます。
    しかしそれらでは止められる枚数が少なく、多くのアタッカーを並べられてしまうとあまり役に立ちません。

    それともやはりアプローチ数制限でしょうか。
    美紀>や<ひふみ>でアプローチ数制限は簡単にかけられます。
    しかしそれらは妨害不可系には意味をなしません。
    ニューゲームのはじめが妨害不可2点でおびただしい連パンをしてくる事を考えると、頼りにできる策ではあり得ません。


    さて、ではここで一旦、ここまでの情報を整理してみましょう。
    • マクロひふみは自分の手札に戻したい
    • 毎ターン寝坊状態には出来る
    なるほどなるほど。

    つまりマクロひふみをバウンスする方法と、相手に寝坊が刺さるようにする方法さえあればこのデッキは強そうに見えるのではないでしょうか。

    うーん。
    難しい条件です。
    というか意味のわからない条件です。
    でもミックスはなんだかんだでカードプールはかなり広いのです。
    そのくらいのカードもあるかもしれません。
    いや、でも、しかし、改めて考えるとそんなピンポイントなカードがあるわけ
    10147.jpg
    あ っ ち ゃ っ た


    はい、というわけで私が使ったデッキは、毎ターン<ワルプル>をプレイして自分と相手のメインエリアをすっからかんにして、寝坊を刺しつつ毎ターンマクロを出していく、というものでした。

    ワルプルはマクロひふみだけでなく<ヒトミ>や<詩羽>といった、デッキ破壊カードも返してくれる上に、3ソース2枚からプレイすれば、5枚返ってくるという事で手札が2枚増えているという相性の噛み合いっぷりで、実に使っていて楽しいコンボだったと思います。

    当然ワルプルを通す為に相手の割り込みを止めるべく、こちらもあかねやEXの割り込み桐乃、相手の盤面の割り込み(あとついでに出されたら困るナギ)を止める為のテキスト無効兄妹などを採用していました。
    はい、そんな訳でデッキ紹介とデッキを組む際に考えていた事は概ねこんな感じです!

    対戦結果
    1戦目
    ざんねんながら あなたのぼうけんは ここで おわってしまいました

    はい、身内のマクロひふみと当たりました。
    終わりです。勝てません。

    安定性でも勝てませんがそして何より速さが足りない!

    2戦目
    お相手は戸塚でワンショットを狙ってくるタイプのデッキでした。
    残念ながら初動で遅れてしまい場をうまく作る事が出来ませんでしたが、ワルプル寝坊だけは毎ターン執拗にプレイし続け、時間切れ時点でお互い0点で引き分け。
    仮に時間無制限でも、このデッキなら無限に相手に1度もポイントを入れさせる事はないと思えた試合でした。

    3戦目
    面識のある方で、マクロひふみデッキを持ち込んでいらっしゃいました。
    先攻を取られてマクロひふみを出されて20枚程削られてしまいました。

    あとはわかるな?

    4戦目
    不戦勝(ふせんまさる)さんという、よくお名前をお聞きする方との対戦でした。

    試合は熾烈を極めました。
    まさかあんなカードを使って状況を打破してくるとは思ってもみませんでした。
    見知らぬカードでこちらの予想を遥かに上回るあの動きは美しく、つい見惚れて興奮してしまいました。

    また、完全に想定外の見知らぬコンボを叩き込まれ、何度このターンに負けるんだと思わされたか数え切れません。
    まるで想像の世界の中の如く、全てが1つへと繋がる理想のコンボには舌を巻かずにはいられない自分が居ました。

    そんなカードの使い方があるのかと。
    まさかそんなプレイングが可能なのかと。
    なんでそんなデッキが組めたのかと。

    私は最後まで翻弄させられていました。

    試合は終始相手にテンポを取られていたといって差し支えないでしょう。

    序盤中盤終盤と隙がなく、こちらから攻め入る事は出来なかったと言わざるを得ません。

    しかしどうにか。
    どうにか、すんでのところでギリギリのタイミングで全てが繋がり、辛勝出来たのです。

    なんとも手に汗握る激戦でした。

    何が恐ろしいかって、ここまでの応酬が試合開始の合図と同時に始まり同時に終わったのです。
    こんなに密度のある試合が一瞬で決していたなど信じられません...。

    なんとも手強い相手でした、不戦勝さんは。

    もう2度と相手をしたくない...そう思わされる程のお相手でした...。


    はいそんなわけで結果は残念ながらの実質0勝でした!
    デッキレシピを公開しなかった理由も察して頂けたかと思います!

    最後に
    非力な私を許してくれ...。

    2連覇するどころか1勝も出来なかったよ...。


    ただ、どうにか身内がマクロひふみで入賞してくれた事と、そもそもマクロひふみの採用率が高かった事で、流石にこれで禁止入りするのではないかと思えるので、その点については良かったです。

    おうちでプレメモでも身内がドクペワンキルで優勝してくれましたし、今回3位のマクロひふみでも、あすみを代表としたワンキルパーツは猛威を奮っていたので、その辺りのカードも禁止入りする可能性がようやく見えてきたかと思います。

    正直なところ理不尽なカードは、スリーブの6コスはじめを始め、マクロひふみやワンキルパーツ以外にも数多く存在するのですが、なんにせよマクロひふみとワンキルが無くならないと話が始まりません。

    負けてしまった事は悔しいですが、1位を維持する事よりも1位を目指すことの方が私は性に合うようで、次の全国大会へのモチベーションが極めて高くなっています。

    次の全国大会、是非ともリベンジしてやりたいですね!


    ではそんな訳で今回はこの辺りで。
    お読み頂きありがとうございました。
    皆様に良きミックスライフがあらんことを!

全国大会使用の俺ガイルデッキに関する記事

    posted

    by じょーじ

    20210723_225180.jpg
    全国大会使用の俺ガイルデッキに関する記事
    こんにちは。
    片桐誠仁(じょーじ)です。

    今回は全国大会で使用した「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完」のワンショットデッキの紹介です。
    まずはデッキレシピをどうぞ!

    デッキレシピ

    http://prememo.net/decks/detail/210164

    デッキコンセプト
    01-006 雪ノ下 雪乃>、<02-016 雪ノ下 雪乃>、<03-011 雪ノ下 雪乃>、<ST-009 一色 いろは>の4種類のカードを組み合わせることで、相手が完全に抵抗できない状態にしてから、連続アプローチ系のカードを使うことで1ターンに一気に7ダメージを与えて倒しきってしまおうというデッキです。

    立ち回り方
    上記のコンボが可能な盤面を作るために以下の4点を意識しながらデッキを回していきます。
    • 毎ターン<03-015 由比ヶ浜 結衣>で手札枚数を稼ぐ。
    • プロムコイン10個を目指して貯めていく。
    • 03-028 一色 いろは>などの、相手の妨害札の使用を封じるカードを集めておく。
    • 連続アプローチが可能なカードを集めておく。
    上記すべてを満たせるように頑張りつつ、大体3ターン目を目安に、ワンショット可能な最終盤面を作れるよう目指しながらデッキを回していきます(各デッキに対する理想の最終盤面は後述します)。

    相手のアプローチの捌き方
    ワンショット可能な盤面を作成するのに尽力する為、防御にはなるべくリソースは使わず、基本的には相手のアプローチはすべてポイントで受けてリソースにし、次のターンの盤面作成に使用します。
    ポイント2枚を表にする系のカードが2種類採用されていることもあり、2ポイントまでは妨害することなくスルーしておくと格段に動きやすくなります。
    ただし、ダメージを受けすぎてしまうと盤面が完成する前に負けてしまう場合もあるので、以下のような盤面を作ることで序盤の被ダメージを抑えます。

    20210723_1_201810202PM_playseats_調整後_サポートエリア2枠分.jpg
    基本的には待ち合わせ+自由登場や場だしで相手のアプローチを妨害していきましょう。
    もしメインエリアの<02-090 比企谷 八幡>が除去やテキスト無効などされてしまって大ダメージを受けてしまいそうな場合でも、自由登場と場だしを組み合わせることで、再び<02-090 比企谷 八幡>を出しなおすことができ、被ダメージを2ダメージに抑えることも可能です。
    状況に応じて受けるダメージ数を操作しながら戦うことで、準備のターンを多く貰うことができます。

    対「俺の妹がこんなに可愛いわけがない(あやせ)」デッキの立ち回り
    最終ターン開始時までに必要なカード
    目指していく理想の最終盤面
    20210723_2_201810202PM_playseats_調整後_サポートエリア2枠分.jpg

    あやせデッキは、<P-042 新垣 あやせ>によるメインエリアの除去、<P-014 高坂 桐乃&黒猫>を駆使したバウンス、<01-043 新垣 あやせ>によるライブラリーアウト、ついでに超強力なハンデス効果を持つカードが複数種と、様々な方面から相手の盤面を崩していく攻撃力の高さが特徴のデッキです。
    どの攻撃手段も強力ですが、今回紹介したデッキでは、重要キャラが最終ターンまでメインエリアに出にくく、バウンスされて困る高コストキャラもおらず、最終ターンまでライブラリーアウト圏内にする必要がなく、手札が増えるカードが複数種あるという点から、無理な動きさえしなければ俺妹デッキ側の攻撃を捌ききることが可能です。
    メインエリアに重要なカードを置かないようにしつつ展開し、山札を削りすぎないようにデッキ回復を挟み、ハンデス効果をなるべく使われないように妨害しながら、最終盤面を目指しましょう!
    最終盤面が出来上がった後は、
    1. 自由登場封じ雪乃でアプローチ
    2. 03-004 雪ノ下 雪乃>のテキストを使用し、自由登場封じ雪乃を圧殺して、アプロ―チをキャンセル
    3. 全員休息いろはでアプロ―チ
    4. 残りのキャラでアプローチ
    という順番でアプローチし、相手に一気にポイントを与えましょう!

    自由登場封じしか使わないため、<バレンタインデー>がブレイクして全員休息いろはが止められてしまう裏目や、<ご機嫌ななめ>による2コスト以下アプ禁を使われてしまう場合もあります。どちらも採用率が低いので気にしなくて良いレベルではありますが、可能な場合は盤面を3コスト以上のキャラのみで構成しつつ、一枚目のブレイクをアプローチキャンセルで防ぐようにすると良いでしょう。
    特にプレイミスをしなければ、体感勝率は9割ほどといった有利マッチです。

    対「魔法科高校の劣等生(達也、深雪、ほのか)」 デッキの立ち回り
    最終ターン開始時までに必要なカード
    目指していく理想の最終盤面
    20210723_3_201810202PM_playseats_調整後_サポートエリア2枠分.jpg

    魔法科高校の劣等生のデッキはターンを追うごとに盤面や手札が加速度的に強くなっていくのが特徴的なデッキです。
    特に、相手のキャラを休息状態にしてアプローチを止められる<P-004 司波 達也>や、この自由登場と組み合わせることで相手のターン中に相手のテキストを無効にできる<P-011 司波 達也&司波 深雪>、ダメージを回復しつつアタッカーやブロッカーを確保できる<魔法科高校の劣等生>など、強力な防御カードの多さが魅力で、盤面形成が完了した後の守りは鉄壁となります。
    ただ、序盤のうちは攻撃力も防御力もそれほど強くないので、相手の盤面が完成する前に一気に押し切ってしまうのが魔法科高校デッキへの正当な対策方法となります。
    ですが、今回紹介したデッキでは、速攻戦術による攻略はしません。
    先ほど紹介した強力な防御カードはいずれも、"自分がポイントを受けていない状態では使用できない"という特徴があります。
    そのため、最終ターンまで相手にポイントを与えないようにすることで、強力な防御札をすべて使用不可の状態を保ちつつ立ち回り、最終ターンは「雪乃」のテキストで自由登場とイベントを封じることで、防御札使用不可の状態を保ったまま倒しきると良いでしょう。
    最終ターンのオススメのアプローチ順は、
    1. イベント使用封じ雪乃でアプローチ
    2. すぐに<03-004 雪ノ下 雪乃>でアプローチをキャンセル
    3. 自由登場封じ雪乃でアプローチ
    4. 全員休息いろはでアプローチ
    という順番になります。
    裏目としては<01-028 アンジェリーナ=クドウ=シールズ>と<02-029 司波 深雪>がありますが、両方ともほぼ採用されていないカードなので気にしなくて良いと思います。

    イベントと自由登場を封じたあとにも、<P-011 司波 達也&司波 深雪>がポイント置き場に落ちるたびに、キャラのテキストを無効にされ、アプローチ数が減らされてしまう可能性があるため、連続アプローチ系のカードは過剰なほど出すようにすると〇です。
    特にプレイミスをしなければ、体感勝率は7割ほどといった有利マッチです。

    ※これは今気づいたのですが、このデッキレシピだともし<02-080 柴田 美月>を出されていたらワンショットできず普通に戦う羽目になっていました!
    EXデッキの<03-052 比企谷 八幡>の代わりに<03-049 比企谷 八幡>を入れておけばよかったですね。

    対「NEW GAME!(研修生、ひふみ)」 デッキの立ち回り
    最終ターン開始時までに必要なカード
    目指していく理想の最終盤面
    20210723_3_201810202PM_playseats_調整後_サポートエリア2枠分.jpg

    除去系のカードやテキスト無効のカードなど、相手に嫌がらせするカードが多いデッキです。
    特に、捨て札に置かれるカードをすべて除外する<02-039 滝本 ひふみ>やテキスト無効<02-029 滝本 ひふみ>、強力な除去カード<P-007 望月 紅葉&涼風 青葉>あたりが今回のデッキにとっては厄介ですね。
    また、カードプール内にパワーカードが多いからか構築する人によってデッキ内容がバラバラなので、相手がNEW GAME!のデッキとわかった後でも、どんなカードが使われるかわからない恐怖心との戦いになります。
    その中でも特に対処しにくいのは「研修生」デッキです。研修生デッキは、<P-021 望月 紅葉>と<P-022 鳴海 ツバメ>の両方を場に出すことで、全員に+60/+60アクティブ突破30を与えることができ、手札次第ではそのまま後攻1ターン目に7ポイントを与えてゲームが終わってしまう場合もあります。
    そのため、どんな試合でも、先攻1ターン目から、しっかりと<02-090 比企谷 八幡>を登場させておく、<待ち合わせ>、<P-018 雪ノ下 雪乃>、<03-055 比企谷 八幡>のいずれかを手札に抱えておくなどの、細かいダメージコントロールが勝負を分けます。
    また、大ダメージを受けたターンの返しにしっかり逆転できるよう、手札に<03-028 一色 いろは>を抱えておくとよいでしょう。
    最終盤面作成後のアプローチ順は、
    1. 自由登場封じ雪乃でアプローチ
    2. すぐに<03-004 雪ノ下 雪乃>でアプローチをキャンセル
    3. イベント使用封じ雪乃でアプローチ
    4. 全員休息いろはでアプローチ
    になります。(メインフェイズ中に<01-056 桜 ねね>を登場させられた場合など、状況次第ではイベント封じからアプローチするのもアリです。)
    また、劣等生と同様に、ポイントに<02-029 滝本 ひふみ>が何枚落ちるかというお祈りがあります。
    特にプレイミスがなければ、体感勝率は5割弱ほどといった微不利マッチです。

    その他のデッキへの立ち回り
    その他の作品に対しては特筆することはありません。
    防御札をなるべく抱えて自分が負けないような状況を作りつつ、先攻なら3ターン目、後攻なら2~3ターンを目安に盤面を完成させ、そのままワンショット狙うという動きをしましょう!

    全国大会の戦績
    Day1
    1回戦目「魔法科高校の劣等生(達也軸)」先攻 〇
    2回戦目「魔法科高校の劣等生(達也軸)」後攻 〇
    3回戦目「俺の妹がこんなに可愛いわけがない(あやせ)」先攻 〇
    4回戦目「俺の妹がこんなに可愛いわけがない(あやせ)」後攻 〇 撮影卓
    5回戦目「魔法科高校の劣等生(エリカ軸)」後攻 〇 撮影卓
    1位通過でDay2へ

    Day2
    1回戦目「魔法科高校の劣等生(達也軸)」先攻 〇
    2回戦目「魔法科高校の劣等生(エリカ軸)」後攻 〇 撮影卓
    3回戦目「NEW GAME!(研修生)」先攻 ×
    4回戦目「魔法科高校の劣等生(達也軸)」後攻 〇
    途中で1回負けてしまいましたが、オポーネントが高かったため、3位入賞でした!

    まとめ
    2021年前期の大会は、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のあやせデッキを中心とした環境だったため、使用するデッキの選定も、あやせデッキに勝てる可能性があるかどうかが指針となっていました。
    そのため、あやせに9割方勝つことができ、他の環境上位デッキに対しても有利に立ち回りやすいこのデッキを使用デッキに選択しました。
    実際に僕が大会で対戦したのは劣等生のデッキばかりでしたが、初見殺ししやすいデッキコンセプトも相まって、殆どの試合を有利に進めることができたのは良かったと思います。
    デッキ内容を共有した人の戦績と合わせると合計18勝5敗と、全国大会という大舞台の中かなりの勝率を誇ることができたので、デッキ選択はかなり良かったのではないでしょうか。
    使っていて面白いデッキですので、みなさんも良かったら使ってみてくださいね!

    このデッキを作るまでの経緯や、その過程で見つけた無限ループに関する話も載せようと思いましたが、長くなってしまいそうなので、次回のおまけ記事として公開できればと思います!
    もしよければそちらも見てくださいね。
    ではでは、また次回に。

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