
全国大会使用の俺ガイルデッキに関する記事
片桐誠仁(じょーじ)です。
今回は全国大会で使用した「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完」のワンショットデッキの紹介です。
まずはデッキレシピをどうぞ!
デッキレシピ
キャラクター
計42枚
EXカード
計15枚
http://prememo.net/decks/detail/210164
デッキコンセプト
<01-006 雪ノ下 雪乃>、<02-016 雪ノ下 雪乃>、<03-011 雪ノ下 雪乃>、<ST-009 一色 いろは>の4種類のカードを組み合わせることで、相手が完全に抵抗できない状態にしてから、連続アプローチ系のカードを使うことで1ターンに一気に7ダメージを与えて倒しきってしまおうというデッキです。立ち回り方
上記のコンボが可能な盤面を作るために以下の4点を意識しながらデッキを回していきます。- 毎ターン<03-015 由比ヶ浜 結衣>で手札枚数を稼ぐ。
- プロムコイン10個を目指して貯めていく。
- <03-028 一色 いろは>などの、相手の妨害札の使用を封じるカードを集めておく。
- 連続アプローチが可能なカードを集めておく。
相手のアプローチの捌き方
ワンショット可能な盤面を作成するのに尽力する為、防御にはなるべくリソースは使わず、基本的には相手のアプローチはすべてポイントで受けてリソースにし、次のターンの盤面作成に使用します。ポイント2枚を表にする系のカードが2種類採用されていることもあり、2ポイントまでは妨害することなくスルーしておくと格段に動きやすくなります。
ただし、ダメージを受けすぎてしまうと盤面が完成する前に負けてしまう場合もあるので、以下のような盤面を作ることで序盤の被ダメージを抑えます。
もしメインエリアの<02-090 比企谷 八幡>が除去やテキスト無効などされてしまって大ダメージを受けてしまいそうな場合でも、自由登場と場だしを組み合わせることで、再び<02-090 比企谷 八幡>を出しなおすことができ、被ダメージを2ダメージに抑えることも可能です。
状況に応じて受けるダメージ数を操作しながら戦うことで、準備のターンを多く貰うことができます。
対「俺の妹がこんなに可愛いわけがない(あやせ)」デッキの立ち回り
最終ターン開始時までに必要なカード
目指していく理想の最終盤面
あやせデッキは、<P-042 新垣 あやせ>によるメインエリアの除去、<P-014 高坂 桐乃&黒猫>を駆使したバウンス、<01-043 新垣 あやせ>によるライブラリーアウト、ついでに超強力なハンデス効果を持つカードが複数種と、様々な方面から相手の盤面を崩していく攻撃力の高さが特徴のデッキです。
どの攻撃手段も強力ですが、今回紹介したデッキでは、重要キャラが最終ターンまでメインエリアに出にくく、バウンスされて困る高コストキャラもおらず、最終ターンまでライブラリーアウト圏内にする必要がなく、手札が増えるカードが複数種あるという点から、無理な動きさえしなければ俺妹デッキ側の攻撃を捌ききることが可能です。
メインエリアに重要なカードを置かないようにしつつ展開し、山札を削りすぎないようにデッキ回復を挟み、ハンデス効果をなるべく使われないように妨害しながら、最終盤面を目指しましょう!
最終盤面が出来上がった後は、
- 自由登場封じ雪乃でアプローチ
- <03-004 雪ノ下 雪乃>のテキストを使用し、自由登場封じ雪乃を圧殺して、アプロ―チをキャンセル
- 全員休息いろはでアプロ―チ
- 残りのキャラでアプローチ
自由登場封じしか使わないため、<バレンタインデー>がブレイクして全員休息いろはが止められてしまう裏目や、<ご機嫌ななめ>による2コスト以下アプ禁を使われてしまう場合もあります。どちらも採用率が低いので気にしなくて良いレベルではありますが、可能な場合は盤面を3コスト以上のキャラのみで構成しつつ、一枚目のブレイクをアプローチキャンセルで防ぐようにすると良いでしょう。
特にプレイミスをしなければ、体感勝率は9割ほどといった有利マッチです。
対「魔法科高校の劣等生(達也、深雪、ほのか)」 デッキの立ち回り
最終ターン開始時までに必要なカード
目指していく理想の最終盤面
魔法科高校の劣等生のデッキはターンを追うごとに盤面や手札が加速度的に強くなっていくのが特徴的なデッキです。
特に、相手のキャラを休息状態にしてアプローチを止められる<P-004 司波 達也>や、この自由登場と組み合わせることで相手のターン中に相手のテキストを無効にできる<P-011 司波 達也&司波 深雪>、ダメージを回復しつつアタッカーやブロッカーを確保できる<魔法科高校の劣等生>など、強力な防御カードの多さが魅力で、盤面形成が完了した後の守りは鉄壁となります。
ただ、序盤のうちは攻撃力も防御力もそれほど強くないので、相手の盤面が完成する前に一気に押し切ってしまうのが魔法科高校デッキへの正当な対策方法となります。
ですが、今回紹介したデッキでは、速攻戦術による攻略はしません。
先ほど紹介した強力な防御カードはいずれも、"自分がポイントを受けていない状態では使用できない"という特徴があります。
そのため、最終ターンまで相手にポイントを与えないようにすることで、強力な防御札をすべて使用不可の状態を保ちつつ立ち回り、最終ターンは「雪乃」のテキストで自由登場とイベントを封じることで、防御札使用不可の状態を保ったまま倒しきると良いでしょう。
最終ターンのオススメのアプローチ順は、
- イベント使用封じ雪乃でアプローチ
- すぐに<03-004 雪ノ下 雪乃>でアプローチをキャンセル
- 自由登場封じ雪乃でアプローチ
- 全員休息いろはでアプローチ
裏目としては<01-028 アンジェリーナ=クドウ=シールズ>と<02-029 司波 深雪>がありますが、両方ともほぼ採用されていないカードなので気にしなくて良いと思います。
イベントと自由登場を封じたあとにも、<P-011 司波 達也&司波 深雪>がポイント置き場に落ちるたびに、キャラのテキストを無効にされ、アプローチ数が減らされてしまう可能性があるため、連続アプローチ系のカードは過剰なほど出すようにすると〇です。
特にプレイミスをしなければ、体感勝率は7割ほどといった有利マッチです。
※これは今気づいたのですが、このデッキレシピだともし<02-080 柴田 美月>を出されていたらワンショットできず普通に戦う羽目になっていました!
EXデッキの<03-052 比企谷 八幡>の代わりに<03-049 比企谷 八幡>を入れておけばよかったですね。
対「NEW GAME!(研修生、ひふみ)」 デッキの立ち回り
最終ターン開始時までに必要なカード
目指していく理想の最終盤面
除去系のカードやテキスト無効のカードなど、相手に嫌がらせするカードが多いデッキです。
特に、捨て札に置かれるカードをすべて除外する<02-039 滝本 ひふみ>やテキスト無効<02-029 滝本 ひふみ>、強力な除去カード<P-007 望月 紅葉&涼風 青葉>あたりが今回のデッキにとっては厄介ですね。
また、カードプール内にパワーカードが多いからか構築する人によってデッキ内容がバラバラなので、相手がNEW GAME!のデッキとわかった後でも、どんなカードが使われるかわからない恐怖心との戦いになります。
その中でも特に対処しにくいのは「研修生」デッキです。研修生デッキは、<P-021 望月 紅葉>と<P-022 鳴海 ツバメ>の両方を場に出すことで、全員に+60/+60アクティブ突破30を与えることができ、手札次第ではそのまま後攻1ターン目に7ポイントを与えてゲームが終わってしまう場合もあります。
そのため、どんな試合でも、先攻1ターン目から、しっかりと<02-090 比企谷 八幡>を登場させておく、<待ち合わせ>、<P-018 雪ノ下 雪乃>、<03-055 比企谷 八幡>のいずれかを手札に抱えておくなどの、細かいダメージコントロールが勝負を分けます。
また、大ダメージを受けたターンの返しにしっかり逆転できるよう、手札に<03-028 一色 いろは>を抱えておくとよいでしょう。
最終盤面作成後のアプローチ順は、
- 自由登場封じ雪乃でアプローチ
- すぐに<03-004 雪ノ下 雪乃>でアプローチをキャンセル
- イベント使用封じ雪乃でアプローチ
- 全員休息いろはでアプローチ
また、劣等生と同様に、ポイントに<02-029 滝本 ひふみ>が何枚落ちるかというお祈りがあります。
特にプレイミスがなければ、体感勝率は5割弱ほどといった微不利マッチです。
その他のデッキへの立ち回り
その他の作品に対しては特筆することはありません。防御札をなるべく抱えて自分が負けないような状況を作りつつ、先攻なら3ターン目、後攻なら2~3ターンを目安に盤面を完成させ、そのままワンショット狙うという動きをしましょう!
全国大会の戦績
Day1
1回戦目「魔法科高校の劣等生(達也軸)」先攻 〇2回戦目「魔法科高校の劣等生(達也軸)」後攻 〇
3回戦目「俺の妹がこんなに可愛いわけがない(あやせ)」先攻 〇
4回戦目「俺の妹がこんなに可愛いわけがない(あやせ)」後攻 〇 撮影卓
5回戦目「魔法科高校の劣等生(エリカ軸)」後攻 〇 撮影卓
1位通過でDay2へ
Day2
1回戦目「魔法科高校の劣等生(達也軸)」先攻 〇2回戦目「魔法科高校の劣等生(エリカ軸)」後攻 〇 撮影卓
3回戦目「NEW GAME!(研修生)」先攻 ×
4回戦目「魔法科高校の劣等生(達也軸)」後攻 〇
途中で1回負けてしまいましたが、オポーネントが高かったため、3位入賞でした!
まとめ
2021年前期の大会は、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のあやせデッキを中心とした環境だったため、使用するデッキの選定も、あやせデッキに勝てる可能性があるかどうかが指針となっていました。そのため、あやせに9割方勝つことができ、他の環境上位デッキに対しても有利に立ち回りやすいこのデッキを使用デッキに選択しました。
実際に僕が大会で対戦したのは劣等生のデッキばかりでしたが、初見殺ししやすいデッキコンセプトも相まって、殆どの試合を有利に進めることができたのは良かったと思います。
デッキ内容を共有した人の戦績と合わせると合計18勝5敗と、全国大会という大舞台の中かなりの勝率を誇ることができたので、デッキ選択はかなり良かったのではないでしょうか。
使っていて面白いデッキですので、みなさんも良かったら使ってみてくださいね!
このデッキを作るまでの経緯や、その過程で見つけた無限ループに関する話も載せようと思いましたが、長くなってしまいそうなので、次回のおまけ記事として公開できればと思います!
もしよければそちらも見てくださいね。
ではでは、また次回に。