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【じょーじ】タイトル紹介『物語シリーズ』編

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    by じょーじ

    20210922_225180.jpg
    タイトル紹介『物語シリーズ』編
    遊々亭@プレメモ担当です。

    この記事では、発売済みのタイトルに対して、そのタイトルの特色や攻め方・守り方に関してをブロガーさん執筆して頂きました。
    様々な視点で書かれていますので、是非ご覧になってください。

    今回は【物語シリーズ(傷物語中心)】となっています。
    どんな動きができるタイトルですか?また、強みを教えてください。
    殺傷力の高さとカードプールの多さが強みとなっています。

    元々は、強いカードは多いものの、盤面形成が遅く、攻められるようになるまで時間のかかるタイトルというイメージでした。
    ですが、今回「傷物語」の追加により盤面形成が早くなり、連続アプローチや直接ダメージなど攻める手段が多く収録され、2ターン目に相手を倒しきれることもあるほどの速度と殺傷力を手に入れました。
    また、新弾の追加によりデッキの方向性は大きく変わったものの、過去のカードは使うことできます。
    特に<01-094 私の秘密>や<02-009 神原 駿河&戦場ヶ原 ひたぎ>のような、相手の妨害カードの使用を阻害できるカードは、殺傷力の高い新弾のカードとの相性が抜群です。

    10149.jpg

    その他にも強力なカードは多数あるので、環境などに合わせてデッキに入れるカードを変更できるのは大きな強みですね。

    このタイトルでの打点の止め方・守り方を教えてください。
    06-029 キスショット>や<06-032 キスショット>など、自由登場持ちのEXカードを中心に相手のアプローチを妨害します。

    06-029 キスショット 06-032 キスショット


    それらで止めるのが難しいものには<03-045 阿良々木 暦>や<03-083 阿良々木 月火>を使い、アプローチ自体を封じることで対処していきます。

    03-045 阿良々木 暦 03-083 阿良々木 月火


    カードプールが多いこともあり、防御札の種類自体は多めに用意されていますが、新弾中心のデッキではかなり前のめりに攻めるプレイングや構築をすることが多く、アプローチ後のキャラを活動状態に戻す手段が少ないこともあって、カウンターパンチを食らうと防御しきれずに負けてしまうこともあります。
    返しの相手のターンに何回妨害できるかということも考えながらどれくらいアプローチをするかを考えることで、自然に相手のアプローチを守りやすくなると思います。

    キャラ毎のデッキイメージや攻め方(ダメージの通し方)はどのようになりますか?
    (赤)キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード
    赤い「キスショット」が、相手にポイントを与えたらEXデッキから<06-005 キスショット>を出して追撃でき、相手のキャラを倒したら捨て札から<06-003 キスショット>を出して追撃できます。
    この、相手がアプローチを防いでも防がなくても追撃できるというちょっと理不尽な性質を活かし、連続アプローチによって一気に7ポイント与えます。
    ただ、アプローチを『我慢』によって耐えられてしまったり、妨害後に自由登場で押しつぶして退場判定を行わせないプレイをされると追撃を防がれてしまう場合があります。
    そのため、妨害に参加させたくない相手のキャラは事前に<P-003 蝸牛>でサポートエリアに送っておくと良いでしょう。

    (青)キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード
    こちらも赤キスショット同様連続アプローチ系なのですが、青キスショットはあの手この手で相手にポイントを与えにいきます。
    06-008 キスショット>や<06-016 キスショット>は、退場した時に後続を呼んで追撃できるため、妨害されにくい(ポイントを与えやすい)キャラです。
    06-015 キスショット>は、ステータスに不安はありますが『突破』と、相手にポイントを与えた時に後続を呼んで追撃できるテキストを持ちます。<06-008 キスショット>を後続に呼べると、連パンテキストも再度使えてお得ですね。
    不安なステータスは<06-007 キスショット>によって補完でき、相手のAPDPを下げる効果なので、ある程度の我慢持ちキャラでの妨害を受け付けません。ついでに相手のキャラがたくさん場を離れている時なら相手に直接ダメージを与えることができます。
    主にこれらのカードを組み合わせて戦っていき、結果的には赤キスショット同様たくさんアプローチして一気にポイントを与えよう!というコンセプトなのですが、攻め方のパターンが豊富なので相手にとって一番嫌な攻め方を選べるのが赤キスショットにはできない長所ですね。

    羽川 翼
    キスショット系は序盤から一気に攻めて勝つようなウィニー系のデッキだったのに対し、このデッキは盤面が出来上がるまでが遅めで、毎ターン少しずつアドバンテージを稼いで相手をじわじわと追い詰めていくコントロール寄りのデッキです。
    攻めの中心になるのは<06-038 羽川 翼>と<06-051 羽川 翼>の2種の「ポイントを与えた時に相手に被害を与えられる」アタッカーと、これらのカードを連続アプローチさせることができる<06-039 羽川 翼><06-050 羽川 翼>です。
    「ポイントを与えた時に発動するテキスト」を発動させることができればラッキーですが、突破などのテキストがないため、連続アプローチしてもポイントを与えられないことが殆どだと思います。
    ですが、相手にとって「妨害しなくてはならない」アプローチをたくさんすることで、相手に妨害を半強要させることが本来の狙いとなります。
    相手のキャラを倒すことで、その分だけ返しのターンの相手の攻めを弱体化させられるため、ターン数を引き延ばせるわけですね。
    長期戦になればなるほど<06-038 羽川 翼>と<06-039 羽川 翼>によってアドバンテージ差を付けられるので、ゆっくりと相手を追い詰めていきましょう。

    阿良々木 暦
    阿良々木はAPやDPが低いキャラが多いですが、その代わり、退場することで連続アプローチが出来たりアドバンテージを取れたりするというようなデッキです。
    「阿良々木」を妨害すると退場してしまうためなるべく妨害したくないのですが、「阿良々木」ネームがポイントを与えると捨て札から<06-060 阿良々木>が追撃してきます。
    妨害してもしなくても連続アプローチしてきます。赤キスショットと似ていますね。
    では、赤キスショットとどう違うのかと言うと、赤キスショットは単純なパワーの高さに加え『強引』を持つキャラも多く、バトルで相手のキャラを倒しやすいのが長所です。
    阿良々木は、パワーが低いため相手のキャラを倒すのは難しいですが、<06-099 不死力>や<03-125 歯磨き><03-124 僕の自慢の妹達>のような強力なイベントが使えるのが長所です。
    また、採用しているイベントカードによってデッキタイプが若干異なり、
    相手をいち早く倒したい場合は<06-099 不死力>を使った連続アプローチ主軸のデッキになり、
    化物語のカードプールを最大限活かした戦い方をしたい場合は<03-125 歯磨き>と<03-124 僕の自慢の妹達>を入れることでコントロール寄りのデッキにできます。
    入っているカードが若干違うだけでもデッキの速度などが変わるため、相手にとって対処が難しいのが強みになっています。
    吸血鬼ハンター
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    相手の捨て札を除外しながら戦うという一風変わったコンセプトのデッキです。
    このデッキの最大の強みは<06-094 吸血鬼退治の専門家たち>です。サーチ範囲が10枚と広く、最大3枚のキャラを場に出すことができます。
    もちろん場に出さずに手札に加えるだけの選択肢も取れるので場が埋まっている状況でも使いやすいですね。
    このカードで出したいのはこのデッキのメインアタッカーである突破持ちの<06-078 ギロチンカッター>と<06-086 ドラマツルギー>です。この2枚を中心にアプローチしていきます。
    数値に不安がある場合は<06-081 ギロチンカッター>で増やし、厄介なテキストを持つキャラがいる場合は<06-082 エピソード>で消すことで、アプローチをサポートしましょう。
    守りは他のデッキと同様、自由登場を中心に行うことになりそうですが、一応、<06-084 エピソード>と<06-083 エピソード>を組み合わせると退場しない状態で2回妨害可能です。
    04-055 大人真宵>と<03-108 びっくりしたーっ!>のコンボを思い出しますね。

    戦場ヶ原ひたぎ
    ライブラリーアウト(デッキ切れ)狙いのデッキです。 <02-002 戦場ヶ原 ひたぎ>と、同じカードをコピーした<02-002 02-018神原 駿河&戦場ヶ原 ひたぎ>を用意し、<04-048 戦場ヶ原 ひたぎ>でアプローチできれば、一気に相手のデッキが6枚削れます。
    その他にも<02-025 蟹を食べに行きましょう>や<05-001 戦場ヶ原 ひたぎ>でデッキを削ることができます。
    ここまで聞くと結構強そうなのですが、「ひたぎ」ネームのカードが古いカードのためAPDPが低く、相手の適当なキャラにアプローチされるだけでも受けきれず盤面が崩壊してしまう可能性があります。
    03-045 阿良々木 暦>+<05-018 忍野 扇>+<P-023 神原 駿河>のような相手のアプローチを禁止する手段を用意し続けるか、もしくはある程度新しいカードと混ぜることで、足りないステータスを埋める必要がありますね。
    実践級のデッキなのかというと、最近だとデッキ回復手段をそれほど積まないデッキも多いので、環境最上位に目を瞑れば相手次第では戦えるレベルではないかと思います。

    このタイトルで気に入っているカードの紹介をお願いします。
    P-003 蝸牛
    10200.jpg
    使い方次第で攻撃札にも防御札になれるカードです。
    アプローチ数、妨害数を減らすだけでも強力ですが、環境が変動したことで重要性が増しました。
    例えば、EXデッキにしか自由登場を入れないデッキも増えたため、相手の手札に複数枚同じ自由登場カードを抱えられているのが見えているパターンが増えました。
    この状態だと、盤面に出されたその自由登場持ちのキャラをサポートに送ることで、手札にある同カードを再度登場させることを封じることができるため、確実に自由登場2回分の妨害数をずらすことができます。
    また、キーワードテキスト『突破30』とも相性が良く、DPが高いキャラをサポート送りにするのはもちろんのこと、相手の妨害キャラ決定後に別のキャラをサポート送りにすることで、自由登場で潰されてアプローチをキャンセルし、『突破30』を防がれてしまうという挙動も止めることができます。
    元々攻守ともに強力なカードでしたが、クリティカルに使えるタイミングが増えましたね。

    06-032 キスショット
    こういう場ではユニークテキストを持つカードを紹介するべきだとは思うのですが、好きなカードというくくりではこのカードです。
    主に相手の有用なサポートキャラを倒すのに使うのですが、メインエリアに0コストを並べるデッキであれば、<P-003 蝸牛>と同じように攻守の回数をずらす使い方が可能です。
    自由登場持ちなので普通に妨害キャラとして使いつつも、さらに強力なサポートキャラを倒せたり、状況次第では攻守の回数をずらしたりと、使い方は多岐にわたります。
    しかも、<P-003 蝸牛>相当の強力カードなのにも関わらず、EXデッキから簡単に手札に加えられます。
    この手のカードがEXデッキにあると構築がかなり楽になりますよね。
    こういう使い方次第で化けるカード好きなんですよね。

    04-090 千石 撫子
    相手が3枚引いていれば相手の好きなキャラを捨て札送りにできます。当然アプローチ中のキャラでも止められます。
    この手のカードは場にあると対策されてしまうのですが、捨て札から<06-002 キスショット>でアプローチフェイズ中に急に出すことができるようになったので使いやすくなりました。
    また、テキストの条件もかなり満たしやすくなったのではないかと思います。
    このカードが出た当時は、殆どのタイトルがサーチカードによって盤面を整えており、カードを引くのは単純なアドバンテージを取るときという感じでした。
    なので、当時にしてみれば3枚も引いたんだから多少のペナルティをくらっても仕方ないだろという感じだったのですが、最近のタイトルはサーチするカードは無いけどたくさんドローすることで盤面を揃えろという風潮になっているため、簡単にペナルティの対象になってしまいます。
    当時では使いづらいカードでしたが、今では神のカードに化けましたね。神だけに。

    01-094 私の秘密 / 02-009 神原 駿河&戦場ヶ原 ひたぎ
    10149.jpg
    完全イベント封じと、ブレイク以外全部封じです。
    どちらか片方でも強力ですし、組み合わせれば相手が何もできない状況にできます。
    あとは相手のキャラのテキストだけ見れば、あとは単純なアプローチ数引く妨害数がそのまま相手に与えられるポイントの数になります。
    相手の手札に左右されずに確実に7ポイント与えられる状況が作れるので、ギリギリで耐えられてしまうような状態にならないのがいいですね。
    カードプール内にあるだけでデッキを握る理由になるカードです。
    一応、相手の場のキャラのテキスト封じができる<05-070 斧乃木 余接>もいるのでこれも組み合わせればさらに相手が何もできない状況を作れるのですが、上の2種類のカードと違い、自分のキャラも止まってしまうので注意が必要です。

    最後に一言お願いします。
    ということで、傷物語の紹介でした!
    キスショットや阿良々木で理不尽染みた速度で戦うか、羽川や戦場ヶ原でコントロール寄りに戦うか、どっちも面白いので迷ってしまいますね。
    環境的には早いデッキで戦っている人は多いのではないかと思いますが、たまにはゆっくりしたデッキも楽しいですよ!
    ではでは、また次回に。

【じょーじ】全国大会のデッキが決まるまで

    posted

    by じょーじ

    20210730225180.jpg
    全国大会のデッキが決まるまで
    こんにちは。
    片桐誠仁(じょーじ)です。

    今回は前回紹介したデッキに辿り着くまでのおまけ蛇足記事です。
    前回の記事の続きのようなものですので、まだ見ていない方はそちらの記事から見てくださいね!

    時は遡ること―――全国大会1か月前。
    全国大会に出るからにはすべてのデッキタイプを触っておくかと思い、地元の某プレイヤー様から「雪乃」デッキを貸してもらい、使ってみました。

    これまで「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」のデッキとは対戦したことはあるものの、自分でデッキを回してみたのは初めてだったため、その使用感の良さにとても驚きました。
    まず、強いと思ったのが、サーチやドローできるカードが多く、ゲーム中触れられるカードが多いこと。
    現代のプレメモと比べると破格の手札交換カードが多くあり、これによってデッキの中身ほとんどに触ることができるので、自分の思い通りにデッキを動かすことができます。すごい。

    もう一つの強みとして、手札が増える手段が複数あること。
    上記の「結衣」を2回ほど、イベント2種をそれぞれ使いきれれば、最終的に手札枚数が+12枚。 そして、それをできるぐらいの手札交換系カードがあります。すごい。
    ここまでカードを引いておきながら、さらにキャラの展開に使う手札の消費を抑えるカードがあります。
    seisyun.jpg
    条件が簡単なような、難しいような...。
    後半になると、コストを踏み倒しながら好き勝手に盤面を作れます。すごい。

    山札のほぼすべてに触ることができて、手札枚数も増やせて、好きな盤面を作れます。
    この様子だと、「雪乃」デッキよりも強いデッキがあるのではないかと直感的に思い、過去のカードを洗ってみることにしてみました。

    最初はアタッカーなどを探す予定だったのですが、リストを眺めはじめて間もなく、カードパワーがおかしなカードを見つけました。
    目が落ちました。
    手札を1枚消費して、ポイントを2枚表にできるカードですが、1ターンに何度も使うことができます。
    え、この充実したカードプールの中に、使いまわせる1アドバンテージカードなんてあって大丈夫なのか......。
    しかも山札の下なんかに行ったら無限ループが可能にできちゃうのでは......。

    もし、ポイントを1払って1ドローできるようなカードがあったら......。
    ありました。
    ......しかし、起動効果は1ターンに1回しか使えないので、無限ループにはなりません。
    もし、手札1枚消費で、この「材木座」のテキストを再利用できるようにするカードでもなければ......。
    ありました。

    ......ということで、これらのカードを組み合わせると、(山札の中を「平塚先生」のみにすることで)
    ① 「平塚先生」を山札の下に置きポイント2枚表(手札1枚消費、ポイント2枚増加)
    ② 「材木座」の能力で、1ドローで平塚先生を引く。(ポイント1枚消費、手札1枚増加)
    ③ 「いろは」を登場させ、「材木座」を出し直して能力を再発動可能に。(手札1枚消費、ポイント1枚消費)
    ④ 「いろは」の能力で自身を手札に戻す。(手札1枚増加)
    ⑤ ①に戻る。
    ......無限ループが完成しました。
    しかし、ただ同じ行動を無限に繰り返すことができるというだけで、1ループしても手札やポイントの枚数に変動はありません。

    しかし、これだけでは、意味のない無限ループですね。
    もし、"自分のキャラが登場するごとに何かを起こせるキャラ"がいれば、意味のあるループになるのですが......そんな都合よく......
    いました!

    このカードと先ほどのループを組み合わせれば、1ループするごとに、このカードのAPDPを+10/+10することができます!!
    これを繰り返すことで、APとDPが無限に!!!!
    最強の雪乃が作り上げられます!!!!
    やったー!!!!



    (世界線が分岐する音)
    手札を1枚消費して、ポイントを2枚表にできるカードですが、1ターンに何度も使うことができます。
    え、使いまわせる1アドバンテージカードなんてあって大丈夫なのか......。
    しかも山札の下なんかに行ったらループできちゃうのでは......

    この「平塚先生」は、手札-1、ポイント+2するカードですので、+2したポイントを手札に還元できるカードがあれば無限ループが可能です。
    例えば、この「雪乃」は手札-1、ポイント-1することで、手札を+2することが出来るので、「平塚先生」と合わせることで、手札消費0、ポイント+1にできます。
    単純なアドバンテージになりますね。

    しかし、この「雪乃」はAPDPのないサポートキャラのため、1ターンに何度も使うことはできません。
    ということで、APDPを持っていて、かつ先ほどの「雪乃」と同じように、手札-1、ポイント-1することで、手札を+2できるカードを探しました。
    あるにはある......。
    しかしEXデッキから取る方はEXデッキが途中で尽きてしまうので無限ループにはできません。
    7-2の「戸塚」であれば無限に出来るルートはありそうなので、このカードを使う方向性でデッキを組んでみようとしたのですが、難しい......。
    なかなか脳内でループが完成しなさ過ぎて夢に出てきてうなされました。(本当に)

    残念ながら夢の中でも完成しないままでしたが、次の日、別のカードを思い出しました。
    使用するためには条件がありますが、休息状態にするだけで2ドローできるカード。
    「材木座」の時のように、テキストを再発動できるようにすればよいのですが、先ほどの「いろは」は活動状態のキャラしか除外できないため、使い回すことは諦めていました。
    しかし、脳裏にもう一枚のカードが浮かんだのです。
    そういえば、状態を問わずテキストを再発動できるようにできるカードがいました。
    「八幡」のテキストで手札枚数+2枚。
    それを再発動させるための「小町」が手札-1+ポイント-1で出せるので、合計すると、ポイント-1で手札+1。
    完全に求めていたものと一致しました!
    兄妹ということもあり、しっかりとシナジーするように考えられて作られていたのですね......!

    ということで、
    ① 「八幡」の能力を使用(手札2枚増加)
    ② 「平塚先生」を使ってポイント2枚表(手札1枚消費、ポイント2枚増加)
    ③ 「小町」を登場させて「八幡」の能力を再使用可能な状態に(手札1枚消費、ポイント1枚消費)
    ④ ①に戻る。
    これで手札消費無しでポイント+1できます。
    この後、「小町」を出すたびにポイント1枚を手札1枚に還元できるようになり、「平塚先生」を出すたびにポイントを増やせます。

    しかし、この行動の中に「小町」を手札に戻す行動を含まれていないので、この動きをずっと続けるには「小町」を何度も出すため、山札の回復を挟んだり、手札消費をせずに「小町」をメインエリアからどかせるカードがないといけないのですが......
    手札消費無しで「小町」をどかしつつさらにカードを引ける「雪乃」と、ポイント1枚消費のみで山札を7枚回復できる「雪乃」がいます。
    これによって無限にアドバンテージを増やせるループが完成しました。
    ......探せば何でもありますね、このカードプール......。

    蛇足ですが、1ループごとに小町を1回登場させるため
    これら3枚を組み合わせることでさらにドロー加速することができます。(既に無限アドバンテージなのでやる必要はないですが、アドバンテージを稼ぐ時間短縮になりますね)

    ......さて、無限にアドバンテージを取れるようになったのはいいですが、その結果、相手を倒せないなら意味がありません。
    ですが、最終的に何をするかは先に決めてありました。
    このカードです。
    山札回復を1回挟むごとに、おおよそ2アドバンテージくらいとれるので、それを相手の山札2枚破棄に変換することで、理論上無限に相手の山札を減らすことができます。
    これによって、ライブラリーアウトで確実に勝つことができますね。


    ......しかし、この無限ループを使えば簡単に大会優勝できるのかと言われるとそんな甘い話はありません。
    このデッキには問題点が3つほどありました。
    1つ目は、「平塚先生」が使えないと完成しないループであること。
    つまり、ポイントを2ポイント以上受けた状態で自分のターンを迎えないといけません。
    1ポイントの状態から一気に7ポイント詰められるなどしたら負けてしまうため、相手が対策を知らない前提のデッキとなります。

    2つ目は、時間が足りないこと。
    山札回復「雪乃」1回のループを1ループ=山札2枚破棄に変換できたとしても、シャッフルやドローの処理などにかなりの時間を要してしまうため、制限時間内に相手の山札がなくすのは怪しいところです。

    3つ目は、環境デッキの中に対策カードが存在すること。
    出されるだけで詰みのカードがあるというだけで、大会に持ち込むのは怖いですね。



    (世界線が分岐する音)
    ということで、無限ループギミックを使ったデッキはお蔵入りにして、
    無限ループギミックを使ったデッキも倒せて、さらに他のデッキも倒せるようなデッキを作ることにしました。

    ここまでは自分がやりたいことをできるかどうかという視点でカードプールを眺めていましたが、次は、自分がされたら嫌なことができないかどうかという視点でカードプールを眺めてみることにしました。
    そこで見つけたのがこのカード。
    条件を満たせば、相手のキャラを全て休息状態にできます。あまりにも雑で強い。
    そして、今まで対戦相手に使われて嫌だなと思ったことのあるこれらのカード。
    これらを組み合わせて、防御札を封じながら全員休息にしてアプローチしてくるようなデッキを対戦相手に使われたら嫌だなぁ......と思い、そのコンセプトで組んでみることに。

    盤面が完成したら確殺コンボができそうではあるものの、
    プロムコイン周りの準備も含めると手札消費が多く、盤面完成まで時間がかかってしまうため、動きの速いデッキに勝てないのではないかという懸念もありましたが、
    もし対戦相手のデッキが速いデッキで、序盤からポイントを受けてしまった場合でも、無限ループギミックで使用した「平塚先生」を入れておくことで、受けたポイントを活かしてリソースを多く確保できるようになるため、
    相手のデッキの速さに合わせて自分の準備期間も調節できることに気が付きました。すごい。

    そうしてできあがったのが、前回の記事で紹介したデッキとなります。


    以降は、前回できなかったデッキに入っているカードの解説です。

    03-004 雪ノ下 雪乃 / 03-015 由比ヶ浜 結衣
    どちらも1試合に4回使えることはほぼありませんが、
    意外とデッキ内の3ソースのカードが少なくて困ることがありますので、3ソースのカードとしても使えるこれらはどちらも4枚投入です。
    ようこそ、奉仕部へ / やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完
    youkoso.jpg oregairukan.jpg
    手札が増えるイベントカード。打てれば打てるだけ強くなるので4枚投入です。

    01-008 雪ノ下 雪乃
    優秀な手札交換。主にイベントカードを引き込むために活躍してくれます。
    山札の上に2枚戻す部分は、キャラを2枚上に置いて「奉仕部」のヒットを確定させたり、ブレイク持ちのイベントを仕込んだり、「タイトルイベント」で回収したEXカードをそのまま除外してソースの確保しつつデッキを掘り進めたりと、その他にも使い方が無限です。
    このカードを登場させるたびにどんどん自分に有利な状況を作れるので、4枚投入です。

    青春を彩る彼女たち
    seisyun.jpg
    山札全サーチ兼、コストを踏み倒してキャラを場出しできるカード。
    このカードの凄いところは何も休息にしなくても、0コストのキャラを場に出せることです。
    序盤に出しておきたい<02-090 比企谷 八幡>を確実に持ってこれる他、例の<01-031 平塚 静>を直接サーチすることで1アドカードとして使うこともできます。
    腐る場面が全く無い......とは言い切れませんが、生み出すアドバンテージ量がすさまじいので4枚投入です。

    ST-002 雪ノ下 雪乃 / ST-020 相模&秦野
    プロムコイン周りのカードは、合計プロムコイン16個分のキャラを採用しています。
    ここは時間をかけて調整したわけではないので、もっと多めに積んだ方がコイン集めが円滑にいく可能性もありますが、キャラ回収手段も合わせれば、このくらいあれば3ターン目あたりまでに自然に貯めきれるなと実戦から判断してこの数に。
    プロムコインは合計10個あればいいので、登場時に3個生み出すカード1枚、2個生み出す人2枚、1個生み出す人3枚......といった感じで出来るだけ無駄なく集められると嬉しいですね。

    02-090 比企谷 八幡 / 待ち合わせ
    matiawase.jpg
    2枚投入ずつの防御カードです。
    「八幡」はテキスト無効対策として、場に1枚、手札に1枚抱える動きをすることがあるため2枚。単純にAPDP持ちの八幡なので<03-004 雪ノ下 雪乃>と組み合わせてアプローチ数、妨害数を増やせるのも強力ですね。
    「待ち合わせ」は単純に2回使いたい試合があったり、俺妹戦ではメイン割り込みによって1枚無駄遣いさせられてしまったり、2枚のうち1枚はブレイクに仕込み、手札に1枚抱えることで0コストイベント封じ系のカードを対策したりという動きをすることがあったので、合計2枚投入になります。3ソースなので序盤に引くとコストにして後悔することもあります。

    02-002 雪ノ下 雪乃 / ST-015 比企谷 八幡
    盤面の青のカードの数だけ大量の手札交換が可能の雪乃と、それをデッキからサーチできる八幡です。
    EXカードをはじめとした、手札にダボついた要らないカードをガンガン捨てながら、デッキの中のイベントカードを引き込めます。
    この雪乃で6枚くらい一気に交換できる状況だと「あ、このターンで勝てるな」という気分になります。
    サーチできて大丈夫なのかなこのカード......?

    02-086 戸塚 彩加 /P-014 一色 いろは / ST-016 比企谷 小町
    キャラをアプローチ可能にするカード。それぞれ1枚ずつ投入です。
    正直「いろは」が1枚あれば全員アプローチ可能にできるので他の2枚は無くても良いのですが......、戸塚は捨て札回収という一面もありプレイミス対策になり、また、アプローチ可能な戸塚ネームというだけでかなりのメリットがあります。
    小町はプロムコインを発生できるので入れない理由がありません。出せれば手札が浮いてラッキーという感じですね。

    03-025 一色 いろは / 03-043 戸塚 彩加
    ST-012 比企谷 八幡 / 01-061 由比ヶ浜 結衣>
    メインデッキに投入されている、最終ターンに与えられるダメージを伸ばすためのカード。
    いろはと戸塚の2種は相手にダメージを与えられるだけでなく、手札の消費を軽減したり、カードを引いたりできるので序盤から置いておいても強力ですね。

    03-045 戸塚 彩加 / 03-006 雪ノ下 雪乃
    EXデッキに投入されている連続アプローチ手段です。
    とはいえ戸塚ネームと雪乃ネーム専用の連続アプローチなので、最終ターンにこの2ネームが場にいないといけません。アプローチ順的に、活動状態の相手のキャラがいる状態でアタックしないといけない「雪乃」ネームは連続アプローチ前に退場してしまいやすいため、雪乃の連続アプローチを確実にしたいのであれば、全員に我慢を与えられる<ST-014 比企谷 八幡>を出しておくと良いでしょう。

    03-055 比企谷 八幡 / 03-018 由比ヶ浜 結衣
    P-018 雪ノ下 雪乃 / P-019 由比ヶ浜 結衣
    自由登場4種です。
    一番使いやすいのはポイント入れ替えの「結衣」で、とりあえず手札に抱えて置けば守りにも使えるしデッキを回す手助けにもなります。迷ったら取っておいて損はありません。
    「八幡」はDP+100できるので、突破持ちの相手のアプローチを止めるために使うことができます。最終ターンには<03-004 雪ノ下 雪乃>の能力で場に出して1アプローチ稼ぎます。
    「雪乃」も研修生などの突破対策です。連続アプローチできるネームなので稀にアタッカーとして登場します。
    活動にできる「結衣」は、DP+100の八幡と合わせて、複数回突破を止めることができます。また、相手の場に<02-025 司波 深雪>がいる場合の対策としても使います。

    03-052 比企谷 八幡 / 03-056 比企谷 八幡 / 03-058 比企谷 八幡
    よほどのことがなければタイトルイベントで取ったあと<01-008 雪ノ下 雪乃>などで捨ててしまう枠のため、八幡ネームであれば何でも良いと思い、使えそうなやつを選出しました。
    適当に選んでいいやと思っておりましたが、前回記事にて<03-049 比企谷 八幡>の方が良かったことが判明したので、ちゃんと細部までこだわらないとだめですね...!

    まとめ
    ......というようなデッキが出来上がりました!
    完成するまでの間に少しの回り道はしましたが、最終的には面白いデッキができたと満足です。
    (使い方が難しすぎて、デッキを使い慣れるまで3週間まるまる使いましたが......。)

    自分が触ったことのないタイトルを考えてみるのは面白かったので、皆さんも、もしまだ触ったことのないタイトルがあったら、ぜひ、デッキを組んでみてください!
    色々な発見ができるかもしれませんよ!
    僕も「俺ガイル」にはまだまだ強いデッキが隠されているのではないかと期待しているので、今後も別のデッキを考えてみようかなと思っています!
    カードプールが広いと、デッキを考えるのが楽しいですね。

    ではでは、今回はこの辺で!





    P.S
    この2枚はやっぱりちょっとおかしいですね!

全国大会使用の俺ガイルデッキに関する記事

    posted

    by じょーじ

    20210723_225180.jpg
    全国大会使用の俺ガイルデッキに関する記事
    こんにちは。
    片桐誠仁(じょーじ)です。

    今回は全国大会で使用した「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完」のワンショットデッキの紹介です。
    まずはデッキレシピをどうぞ!

    デッキレシピ

    http://prememo.net/decks/detail/210164

    デッキコンセプト
    01-006 雪ノ下 雪乃>、<02-016 雪ノ下 雪乃>、<03-011 雪ノ下 雪乃>、<ST-009 一色 いろは>の4種類のカードを組み合わせることで、相手が完全に抵抗できない状態にしてから、連続アプローチ系のカードを使うことで1ターンに一気に7ダメージを与えて倒しきってしまおうというデッキです。

    立ち回り方
    上記のコンボが可能な盤面を作るために以下の4点を意識しながらデッキを回していきます。
    • 毎ターン<03-015 由比ヶ浜 結衣>で手札枚数を稼ぐ。
    • プロムコイン10個を目指して貯めていく。
    • 03-028 一色 いろは>などの、相手の妨害札の使用を封じるカードを集めておく。
    • 連続アプローチが可能なカードを集めておく。
    上記すべてを満たせるように頑張りつつ、大体3ターン目を目安に、ワンショット可能な最終盤面を作れるよう目指しながらデッキを回していきます(各デッキに対する理想の最終盤面は後述します)。

    相手のアプローチの捌き方
    ワンショット可能な盤面を作成するのに尽力する為、防御にはなるべくリソースは使わず、基本的には相手のアプローチはすべてポイントで受けてリソースにし、次のターンの盤面作成に使用します。
    ポイント2枚を表にする系のカードが2種類採用されていることもあり、2ポイントまでは妨害することなくスルーしておくと格段に動きやすくなります。
    ただし、ダメージを受けすぎてしまうと盤面が完成する前に負けてしまう場合もあるので、以下のような盤面を作ることで序盤の被ダメージを抑えます。

    20210723_1_201810202PM_playseats_調整後_サポートエリア2枠分.jpg
    基本的には待ち合わせ+自由登場や場だしで相手のアプローチを妨害していきましょう。
    もしメインエリアの<02-090 比企谷 八幡>が除去やテキスト無効などされてしまって大ダメージを受けてしまいそうな場合でも、自由登場と場だしを組み合わせることで、再び<02-090 比企谷 八幡>を出しなおすことができ、被ダメージを2ダメージに抑えることも可能です。
    状況に応じて受けるダメージ数を操作しながら戦うことで、準備のターンを多く貰うことができます。

    対「俺の妹がこんなに可愛いわけがない(あやせ)」デッキの立ち回り
    最終ターン開始時までに必要なカード
    目指していく理想の最終盤面
    20210723_2_201810202PM_playseats_調整後_サポートエリア2枠分.jpg

    あやせデッキは、<P-042 新垣 あやせ>によるメインエリアの除去、<P-014 高坂 桐乃&黒猫>を駆使したバウンス、<01-043 新垣 あやせ>によるライブラリーアウト、ついでに超強力なハンデス効果を持つカードが複数種と、様々な方面から相手の盤面を崩していく攻撃力の高さが特徴のデッキです。
    どの攻撃手段も強力ですが、今回紹介したデッキでは、重要キャラが最終ターンまでメインエリアに出にくく、バウンスされて困る高コストキャラもおらず、最終ターンまでライブラリーアウト圏内にする必要がなく、手札が増えるカードが複数種あるという点から、無理な動きさえしなければ俺妹デッキ側の攻撃を捌ききることが可能です。
    メインエリアに重要なカードを置かないようにしつつ展開し、山札を削りすぎないようにデッキ回復を挟み、ハンデス効果をなるべく使われないように妨害しながら、最終盤面を目指しましょう!
    最終盤面が出来上がった後は、
    1. 自由登場封じ雪乃でアプローチ
    2. 03-004 雪ノ下 雪乃>のテキストを使用し、自由登場封じ雪乃を圧殺して、アプロ―チをキャンセル
    3. 全員休息いろはでアプロ―チ
    4. 残りのキャラでアプローチ
    という順番でアプローチし、相手に一気にポイントを与えましょう!

    自由登場封じしか使わないため、<バレンタインデー>がブレイクして全員休息いろはが止められてしまう裏目や、<ご機嫌ななめ>による2コスト以下アプ禁を使われてしまう場合もあります。どちらも採用率が低いので気にしなくて良いレベルではありますが、可能な場合は盤面を3コスト以上のキャラのみで構成しつつ、一枚目のブレイクをアプローチキャンセルで防ぐようにすると良いでしょう。
    特にプレイミスをしなければ、体感勝率は9割ほどといった有利マッチです。

    対「魔法科高校の劣等生(達也、深雪、ほのか)」 デッキの立ち回り
    最終ターン開始時までに必要なカード
    目指していく理想の最終盤面
    20210723_3_201810202PM_playseats_調整後_サポートエリア2枠分.jpg

    魔法科高校の劣等生のデッキはターンを追うごとに盤面や手札が加速度的に強くなっていくのが特徴的なデッキです。
    特に、相手のキャラを休息状態にしてアプローチを止められる<P-004 司波 達也>や、この自由登場と組み合わせることで相手のターン中に相手のテキストを無効にできる<P-011 司波 達也&司波 深雪>、ダメージを回復しつつアタッカーやブロッカーを確保できる<魔法科高校の劣等生>など、強力な防御カードの多さが魅力で、盤面形成が完了した後の守りは鉄壁となります。
    ただ、序盤のうちは攻撃力も防御力もそれほど強くないので、相手の盤面が完成する前に一気に押し切ってしまうのが魔法科高校デッキへの正当な対策方法となります。
    ですが、今回紹介したデッキでは、速攻戦術による攻略はしません。
    先ほど紹介した強力な防御カードはいずれも、"自分がポイントを受けていない状態では使用できない"という特徴があります。
    そのため、最終ターンまで相手にポイントを与えないようにすることで、強力な防御札をすべて使用不可の状態を保ちつつ立ち回り、最終ターンは「雪乃」のテキストで自由登場とイベントを封じることで、防御札使用不可の状態を保ったまま倒しきると良いでしょう。
    最終ターンのオススメのアプローチ順は、
    1. イベント使用封じ雪乃でアプローチ
    2. すぐに<03-004 雪ノ下 雪乃>でアプローチをキャンセル
    3. 自由登場封じ雪乃でアプローチ
    4. 全員休息いろはでアプローチ
    という順番になります。
    裏目としては<01-028 アンジェリーナ=クドウ=シールズ>と<02-029 司波 深雪>がありますが、両方ともほぼ採用されていないカードなので気にしなくて良いと思います。

    イベントと自由登場を封じたあとにも、<P-011 司波 達也&司波 深雪>がポイント置き場に落ちるたびに、キャラのテキストを無効にされ、アプローチ数が減らされてしまう可能性があるため、連続アプローチ系のカードは過剰なほど出すようにすると〇です。
    特にプレイミスをしなければ、体感勝率は7割ほどといった有利マッチです。

    ※これは今気づいたのですが、このデッキレシピだともし<02-080 柴田 美月>を出されていたらワンショットできず普通に戦う羽目になっていました!
    EXデッキの<03-052 比企谷 八幡>の代わりに<03-049 比企谷 八幡>を入れておけばよかったですね。

    対「NEW GAME!(研修生、ひふみ)」 デッキの立ち回り
    最終ターン開始時までに必要なカード
    目指していく理想の最終盤面
    20210723_3_201810202PM_playseats_調整後_サポートエリア2枠分.jpg

    除去系のカードやテキスト無効のカードなど、相手に嫌がらせするカードが多いデッキです。
    特に、捨て札に置かれるカードをすべて除外する<02-039 滝本 ひふみ>やテキスト無効<02-029 滝本 ひふみ>、強力な除去カード<P-007 望月 紅葉&涼風 青葉>あたりが今回のデッキにとっては厄介ですね。
    また、カードプール内にパワーカードが多いからか構築する人によってデッキ内容がバラバラなので、相手がNEW GAME!のデッキとわかった後でも、どんなカードが使われるかわからない恐怖心との戦いになります。
    その中でも特に対処しにくいのは「研修生」デッキです。研修生デッキは、<P-021 望月 紅葉>と<P-022 鳴海 ツバメ>の両方を場に出すことで、全員に+60/+60アクティブ突破30を与えることができ、手札次第ではそのまま後攻1ターン目に7ポイントを与えてゲームが終わってしまう場合もあります。
    そのため、どんな試合でも、先攻1ターン目から、しっかりと<02-090 比企谷 八幡>を登場させておく、<待ち合わせ>、<P-018 雪ノ下 雪乃>、<03-055 比企谷 八幡>のいずれかを手札に抱えておくなどの、細かいダメージコントロールが勝負を分けます。
    また、大ダメージを受けたターンの返しにしっかり逆転できるよう、手札に<03-028 一色 いろは>を抱えておくとよいでしょう。
    最終盤面作成後のアプローチ順は、
    1. 自由登場封じ雪乃でアプローチ
    2. すぐに<03-004 雪ノ下 雪乃>でアプローチをキャンセル
    3. イベント使用封じ雪乃でアプローチ
    4. 全員休息いろはでアプローチ
    になります。(メインフェイズ中に<01-056 桜 ねね>を登場させられた場合など、状況次第ではイベント封じからアプローチするのもアリです。)
    また、劣等生と同様に、ポイントに<02-029 滝本 ひふみ>が何枚落ちるかというお祈りがあります。
    特にプレイミスがなければ、体感勝率は5割弱ほどといった微不利マッチです。

    その他のデッキへの立ち回り
    その他の作品に対しては特筆することはありません。
    防御札をなるべく抱えて自分が負けないような状況を作りつつ、先攻なら3ターン目、後攻なら2~3ターンを目安に盤面を完成させ、そのままワンショット狙うという動きをしましょう!

    全国大会の戦績
    Day1
    1回戦目「魔法科高校の劣等生(達也軸)」先攻 〇
    2回戦目「魔法科高校の劣等生(達也軸)」後攻 〇
    3回戦目「俺の妹がこんなに可愛いわけがない(あやせ)」先攻 〇
    4回戦目「俺の妹がこんなに可愛いわけがない(あやせ)」後攻 〇 撮影卓
    5回戦目「魔法科高校の劣等生(エリカ軸)」後攻 〇 撮影卓
    1位通過でDay2へ

    Day2
    1回戦目「魔法科高校の劣等生(達也軸)」先攻 〇
    2回戦目「魔法科高校の劣等生(エリカ軸)」後攻 〇 撮影卓
    3回戦目「NEW GAME!(研修生)」先攻 ×
    4回戦目「魔法科高校の劣等生(達也軸)」後攻 〇
    途中で1回負けてしまいましたが、オポーネントが高かったため、3位入賞でした!

    まとめ
    2021年前期の大会は、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のあやせデッキを中心とした環境だったため、使用するデッキの選定も、あやせデッキに勝てる可能性があるかどうかが指針となっていました。
    そのため、あやせに9割方勝つことができ、他の環境上位デッキに対しても有利に立ち回りやすいこのデッキを使用デッキに選択しました。
    実際に僕が大会で対戦したのは劣等生のデッキばかりでしたが、初見殺ししやすいデッキコンセプトも相まって、殆どの試合を有利に進めることができたのは良かったと思います。
    デッキ内容を共有した人の戦績と合わせると合計18勝5敗と、全国大会という大舞台の中かなりの勝率を誇ることができたので、デッキ選択はかなり良かったのではないでしょうか。
    使っていて面白いデッキですので、みなさんも良かったら使ってみてくださいね!

    このデッキを作るまでの経緯や、その過程で見つけた無限ループに関する話も載せようと思いましたが、長くなってしまいそうなので、次回のおまけ記事として公開できればと思います!
    もしよければそちらも見てくださいね。
    ではでは、また次回に。

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