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【じょーじ】全国大会のデッキが決まるまで

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by じょーじ

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全国大会のデッキが決まるまで
こんにちは。
片桐誠仁(じょーじ)です。

今回は前回紹介したデッキに辿り着くまでのおまけ蛇足記事です。
前回の記事の続きのようなものですので、まだ見ていない方はそちらの記事から見てくださいね!

時は遡ること―――全国大会1か月前。
全国大会に出るからにはすべてのデッキタイプを触っておくかと思い、地元の某プレイヤー様から「雪乃」デッキを貸してもらい、使ってみました。

これまで「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」のデッキとは対戦したことはあるものの、自分でデッキを回してみたのは初めてだったため、その使用感の良さにとても驚きました。
まず、強いと思ったのが、サーチやドローできるカードが多く、ゲーム中触れられるカードが多いこと。
現代のプレメモと比べると破格の手札交換カードが多くあり、これによってデッキの中身ほとんどに触ることができるので、自分の思い通りにデッキを動かすことができます。すごい。

もう一つの強みとして、手札が増える手段が複数あること。
上記の「結衣」を2回ほど、イベント2種をそれぞれ使いきれれば、最終的に手札枚数が+12枚。 そして、それをできるぐらいの手札交換系カードがあります。すごい。
ここまでカードを引いておきながら、さらにキャラの展開に使う手札の消費を抑えるカードがあります。
seisyun.jpg
条件が簡単なような、難しいような...。
後半になると、コストを踏み倒しながら好き勝手に盤面を作れます。すごい。

山札のほぼすべてに触ることができて、手札枚数も増やせて、好きな盤面を作れます。
この様子だと、「雪乃」デッキよりも強いデッキがあるのではないかと直感的に思い、過去のカードを洗ってみることにしてみました。

最初はアタッカーなどを探す予定だったのですが、リストを眺めはじめて間もなく、カードパワーがおかしなカードを見つけました。
目が落ちました。
手札を1枚消費して、ポイントを2枚表にできるカードですが、1ターンに何度も使うことができます。
え、この充実したカードプールの中に、使いまわせる1アドバンテージカードなんてあって大丈夫なのか......。
しかも山札の下なんかに行ったら無限ループが可能にできちゃうのでは......。

もし、ポイントを1払って1ドローできるようなカードがあったら......。
ありました。
......しかし、起動効果は1ターンに1回しか使えないので、無限ループにはなりません。
もし、手札1枚消費で、この「材木座」のテキストを再利用できるようにするカードでもなければ......。
ありました。

......ということで、これらのカードを組み合わせると、(山札の中を「平塚先生」のみにすることで)
① 「平塚先生」を山札の下に置きポイント2枚表(手札1枚消費、ポイント2枚増加)
② 「材木座」の能力で、1ドローで平塚先生を引く。(ポイント1枚消費、手札1枚増加)
③ 「いろは」を登場させ、「材木座」を出し直して能力を再発動可能に。(手札1枚消費、ポイント1枚消費)
④ 「いろは」の能力で自身を手札に戻す。(手札1枚増加)
⑤ ①に戻る。
......無限ループが完成しました。
しかし、ただ同じ行動を無限に繰り返すことができるというだけで、1ループしても手札やポイントの枚数に変動はありません。

しかし、これだけでは、意味のない無限ループですね。
もし、"自分のキャラが登場するごとに何かを起こせるキャラ"がいれば、意味のあるループになるのですが......そんな都合よく......
いました!

このカードと先ほどのループを組み合わせれば、1ループするごとに、このカードのAPDPを+10/+10することができます!!
これを繰り返すことで、APとDPが無限に!!!!
最強の雪乃が作り上げられます!!!!
やったー!!!!



(世界線が分岐する音)
手札を1枚消費して、ポイントを2枚表にできるカードですが、1ターンに何度も使うことができます。
え、使いまわせる1アドバンテージカードなんてあって大丈夫なのか......。
しかも山札の下なんかに行ったらループできちゃうのでは......

この「平塚先生」は、手札-1、ポイント+2するカードですので、+2したポイントを手札に還元できるカードがあれば無限ループが可能です。
例えば、この「雪乃」は手札-1、ポイント-1することで、手札を+2することが出来るので、「平塚先生」と合わせることで、手札消費0、ポイント+1にできます。
単純なアドバンテージになりますね。

しかし、この「雪乃」はAPDPのないサポートキャラのため、1ターンに何度も使うことはできません。
ということで、APDPを持っていて、かつ先ほどの「雪乃」と同じように、手札-1、ポイント-1することで、手札を+2できるカードを探しました。
あるにはある......。
しかしEXデッキから取る方はEXデッキが途中で尽きてしまうので無限ループにはできません。
7-2の「戸塚」であれば無限に出来るルートはありそうなので、このカードを使う方向性でデッキを組んでみようとしたのですが、難しい......。
なかなか脳内でループが完成しなさ過ぎて夢に出てきてうなされました。(本当に)

残念ながら夢の中でも完成しないままでしたが、次の日、別のカードを思い出しました。
使用するためには条件がありますが、休息状態にするだけで2ドローできるカード。
「材木座」の時のように、テキストを再発動できるようにすればよいのですが、先ほどの「いろは」は活動状態のキャラしか除外できないため、使い回すことは諦めていました。
しかし、脳裏にもう一枚のカードが浮かんだのです。
そういえば、状態を問わずテキストを再発動できるようにできるカードがいました。
「八幡」のテキストで手札枚数+2枚。
それを再発動させるための「小町」が手札-1+ポイント-1で出せるので、合計すると、ポイント-1で手札+1。
完全に求めていたものと一致しました!
兄妹ということもあり、しっかりとシナジーするように考えられて作られていたのですね......!

ということで、
① 「八幡」の能力を使用(手札2枚増加)
② 「平塚先生」を使ってポイント2枚表(手札1枚消費、ポイント2枚増加)
③ 「小町」を登場させて「八幡」の能力を再使用可能な状態に(手札1枚消費、ポイント1枚消費)
④ ①に戻る。
これで手札消費無しでポイント+1できます。
この後、「小町」を出すたびにポイント1枚を手札1枚に還元できるようになり、「平塚先生」を出すたびにポイントを増やせます。

しかし、この行動の中に「小町」を手札に戻す行動を含まれていないので、この動きをずっと続けるには「小町」を何度も出すため、山札の回復を挟んだり、手札消費をせずに「小町」をメインエリアからどかせるカードがないといけないのですが......
手札消費無しで「小町」をどかしつつさらにカードを引ける「雪乃」と、ポイント1枚消費のみで山札を7枚回復できる「雪乃」がいます。
これによって無限にアドバンテージを増やせるループが完成しました。
......探せば何でもありますね、このカードプール......。

蛇足ですが、1ループごとに小町を1回登場させるため
これら3枚を組み合わせることでさらにドロー加速することができます。(既に無限アドバンテージなのでやる必要はないですが、アドバンテージを稼ぐ時間短縮になりますね)

......さて、無限にアドバンテージを取れるようになったのはいいですが、その結果、相手を倒せないなら意味がありません。
ですが、最終的に何をするかは先に決めてありました。
このカードです。
山札回復を1回挟むごとに、おおよそ2アドバンテージくらいとれるので、それを相手の山札2枚破棄に変換することで、理論上無限に相手の山札を減らすことができます。
これによって、ライブラリーアウトで確実に勝つことができますね。


......しかし、この無限ループを使えば簡単に大会優勝できるのかと言われるとそんな甘い話はありません。
このデッキには問題点が3つほどありました。
1つ目は、「平塚先生」が使えないと完成しないループであること。
つまり、ポイントを2ポイント以上受けた状態で自分のターンを迎えないといけません。
1ポイントの状態から一気に7ポイント詰められるなどしたら負けてしまうため、相手が対策を知らない前提のデッキとなります。

2つ目は、時間が足りないこと。
山札回復「雪乃」1回のループを1ループ=山札2枚破棄に変換できたとしても、シャッフルやドローの処理などにかなりの時間を要してしまうため、制限時間内に相手の山札がなくすのは怪しいところです。

3つ目は、環境デッキの中に対策カードが存在すること。
出されるだけで詰みのカードがあるというだけで、大会に持ち込むのは怖いですね。



(世界線が分岐する音)
ということで、無限ループギミックを使ったデッキはお蔵入りにして、
無限ループギミックを使ったデッキも倒せて、さらに他のデッキも倒せるようなデッキを作ることにしました。

ここまでは自分がやりたいことをできるかどうかという視点でカードプールを眺めていましたが、次は、自分がされたら嫌なことができないかどうかという視点でカードプールを眺めてみることにしました。
そこで見つけたのがこのカード。
条件を満たせば、相手のキャラを全て休息状態にできます。あまりにも雑で強い。
そして、今まで対戦相手に使われて嫌だなと思ったことのあるこれらのカード。
これらを組み合わせて、防御札を封じながら全員休息にしてアプローチしてくるようなデッキを対戦相手に使われたら嫌だなぁ......と思い、そのコンセプトで組んでみることに。

盤面が完成したら確殺コンボができそうではあるものの、
プロムコイン周りの準備も含めると手札消費が多く、盤面完成まで時間がかかってしまうため、動きの速いデッキに勝てないのではないかという懸念もありましたが、
もし対戦相手のデッキが速いデッキで、序盤からポイントを受けてしまった場合でも、無限ループギミックで使用した「平塚先生」を入れておくことで、受けたポイントを活かしてリソースを多く確保できるようになるため、
相手のデッキの速さに合わせて自分の準備期間も調節できることに気が付きました。すごい。

そうしてできあがったのが、前回の記事で紹介したデッキとなります。


以降は、前回できなかったデッキに入っているカードの解説です。

03-004 雪ノ下 雪乃 / 03-015 由比ヶ浜 結衣
どちらも1試合に4回使えることはほぼありませんが、
意外とデッキ内の3ソースのカードが少なくて困ることがありますので、3ソースのカードとしても使えるこれらはどちらも4枚投入です。
ようこそ、奉仕部へ / やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完
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手札が増えるイベントカード。打てれば打てるだけ強くなるので4枚投入です。

01-008 雪ノ下 雪乃
優秀な手札交換。主にイベントカードを引き込むために活躍してくれます。
山札の上に2枚戻す部分は、キャラを2枚上に置いて「奉仕部」のヒットを確定させたり、ブレイク持ちのイベントを仕込んだり、「タイトルイベント」で回収したEXカードをそのまま除外してソースの確保しつつデッキを掘り進めたりと、その他にも使い方が無限です。
このカードを登場させるたびにどんどん自分に有利な状況を作れるので、4枚投入です。

青春を彩る彼女たち
seisyun.jpg
山札全サーチ兼、コストを踏み倒してキャラを場出しできるカード。
このカードの凄いところは何も休息にしなくても、0コストのキャラを場に出せることです。
序盤に出しておきたい<02-090 比企谷 八幡>を確実に持ってこれる他、例の<01-031 平塚 静>を直接サーチすることで1アドカードとして使うこともできます。
腐る場面が全く無い......とは言い切れませんが、生み出すアドバンテージ量がすさまじいので4枚投入です。

ST-002 雪ノ下 雪乃 / ST-020 相模&秦野
プロムコイン周りのカードは、合計プロムコイン16個分のキャラを採用しています。
ここは時間をかけて調整したわけではないので、もっと多めに積んだ方がコイン集めが円滑にいく可能性もありますが、キャラ回収手段も合わせれば、このくらいあれば3ターン目あたりまでに自然に貯めきれるなと実戦から判断してこの数に。
プロムコインは合計10個あればいいので、登場時に3個生み出すカード1枚、2個生み出す人2枚、1個生み出す人3枚......といった感じで出来るだけ無駄なく集められると嬉しいですね。

02-090 比企谷 八幡 / 待ち合わせ
matiawase.jpg
2枚投入ずつの防御カードです。
「八幡」はテキスト無効対策として、場に1枚、手札に1枚抱える動きをすることがあるため2枚。単純にAPDP持ちの八幡なので<03-004 雪ノ下 雪乃>と組み合わせてアプローチ数、妨害数を増やせるのも強力ですね。
「待ち合わせ」は単純に2回使いたい試合があったり、俺妹戦ではメイン割り込みによって1枚無駄遣いさせられてしまったり、2枚のうち1枚はブレイクに仕込み、手札に1枚抱えることで0コストイベント封じ系のカードを対策したりという動きをすることがあったので、合計2枚投入になります。3ソースなので序盤に引くとコストにして後悔することもあります。

02-002 雪ノ下 雪乃 / ST-015 比企谷 八幡
盤面の青のカードの数だけ大量の手札交換が可能の雪乃と、それをデッキからサーチできる八幡です。
EXカードをはじめとした、手札にダボついた要らないカードをガンガン捨てながら、デッキの中のイベントカードを引き込めます。
この雪乃で6枚くらい一気に交換できる状況だと「あ、このターンで勝てるな」という気分になります。
サーチできて大丈夫なのかなこのカード......?

02-086 戸塚 彩加 /P-014 一色 いろは / ST-016 比企谷 小町
キャラをアプローチ可能にするカード。それぞれ1枚ずつ投入です。
正直「いろは」が1枚あれば全員アプローチ可能にできるので他の2枚は無くても良いのですが......、戸塚は捨て札回収という一面もありプレイミス対策になり、また、アプローチ可能な戸塚ネームというだけでかなりのメリットがあります。
小町はプロムコインを発生できるので入れない理由がありません。出せれば手札が浮いてラッキーという感じですね。

03-025 一色 いろは / 03-043 戸塚 彩加
ST-012 比企谷 八幡 / 01-061 由比ヶ浜 結衣>
メインデッキに投入されている、最終ターンに与えられるダメージを伸ばすためのカード。
いろはと戸塚の2種は相手にダメージを与えられるだけでなく、手札の消費を軽減したり、カードを引いたりできるので序盤から置いておいても強力ですね。

03-045 戸塚 彩加 / 03-006 雪ノ下 雪乃
EXデッキに投入されている連続アプローチ手段です。
とはいえ戸塚ネームと雪乃ネーム専用の連続アプローチなので、最終ターンにこの2ネームが場にいないといけません。アプローチ順的に、活動状態の相手のキャラがいる状態でアタックしないといけない「雪乃」ネームは連続アプローチ前に退場してしまいやすいため、雪乃の連続アプローチを確実にしたいのであれば、全員に我慢を与えられる<ST-014 比企谷 八幡>を出しておくと良いでしょう。

03-055 比企谷 八幡 / 03-018 由比ヶ浜 結衣
P-018 雪ノ下 雪乃 / P-019 由比ヶ浜 結衣
自由登場4種です。
一番使いやすいのはポイント入れ替えの「結衣」で、とりあえず手札に抱えて置けば守りにも使えるしデッキを回す手助けにもなります。迷ったら取っておいて損はありません。
「八幡」はDP+100できるので、突破持ちの相手のアプローチを止めるために使うことができます。最終ターンには<03-004 雪ノ下 雪乃>の能力で場に出して1アプローチ稼ぎます。
「雪乃」も研修生などの突破対策です。連続アプローチできるネームなので稀にアタッカーとして登場します。
活動にできる「結衣」は、DP+100の八幡と合わせて、複数回突破を止めることができます。また、相手の場に<02-025 司波 深雪>がいる場合の対策としても使います。

03-052 比企谷 八幡 / 03-056 比企谷 八幡 / 03-058 比企谷 八幡
よほどのことがなければタイトルイベントで取ったあと<01-008 雪ノ下 雪乃>などで捨ててしまう枠のため、八幡ネームであれば何でも良いと思い、使えそうなやつを選出しました。
適当に選んでいいやと思っておりましたが、前回記事にて<03-049 比企谷 八幡>の方が良かったことが判明したので、ちゃんと細部までこだわらないとだめですね...!

まとめ
......というようなデッキが出来上がりました!
完成するまでの間に少しの回り道はしましたが、最終的には面白いデッキができたと満足です。
(使い方が難しすぎて、デッキを使い慣れるまで3週間まるまる使いましたが......。)

自分が触ったことのないタイトルを考えてみるのは面白かったので、皆さんも、もしまだ触ったことのないタイトルがあったら、ぜひ、デッキを組んでみてください!
色々な発見ができるかもしれませんよ!
僕も「俺ガイル」にはまだまだ強いデッキが隠されているのではないかと期待しているので、今後も別のデッキを考えてみようかなと思っています!
カードプールが広いと、デッキを考えるのが楽しいですね。

ではでは、今回はこの辺で!





P.S
この2枚はやっぱりちょっとおかしいですね!

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