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鞭の話

posted

by でちん

どうも、いつもお世話になっております。でちんです。

早いもので、昨年のクリスマスに行なわれた東京フェスタから、三週間の月日が経ちました。
東京フェスタは新弾発売の二日後に決行されるという、なかなかの弾丸スケジュールでしたが、
今回行なわれた大阪フェスタは、新弾発売から十分な時間を置いて行なわれました。

つまるところ、東京の結果を踏まえ、色々な思惑が渦巻いたと思われます。

何をメタるか、何を練習し、何を握るか。
前回の東京フェスタ決勝がミラーデッキによる対決だった為、
ある意味では「<>をメタりつつ、得意なところを伸ばす!」という、分かり易い目標があったと思います。

ただ、前回優勝された楓月さんが執筆された記事の末尾でも記載されているとおり、
神の鞭>は、認知度が低ければ低いほど強いカードです。
ひとたび明るみに晒されてしまえば、たちまち対策されてしまう、諸刃の剣となっております。

......話は変わりますが今回のフェスタの結果だけ見ますと、上位デッキは以下のニ種類に分類出来ているように見えます。
  • 神の鞭>に対する回答を用意しつつ、他のデッキに対しても優位に立ち回れるデッキ
  • 神の鞭>を使用したデッキ
壇上に登った方は計7人いらっしゃいましたが、うち4人が前者のデッキで、
残りの3人が後者となっているように見えます。

......まあ、優勝と準優勝の方以外の5人は宙単なので、
>の有無関係無く、宙単のデッキパワーが窺い知れると言ったところでしょうか。

しかし、<>を使って勝つにしても、<>をメタって勝つにしても、
いずれにせよ、意識の外に放り投げていいカード、というわけではありませんね。

そういうわけで、今回の記事では、各色カラーリングにおける<神の鞭>への対策方法を記述していきたいと思います。

各色における「神の鞭」対策
flower.png
前回の記事でも記載しましたが、やはり直接的な対処は<散髪>でしょう。
相手の<>に対して<散髪>を打てればもうそれだけでアドバンテージになる上、
試合中、自分のゴミ箱に<散髪>が見えた瞬間、相手からしたら<>を貼ることがリスクに成りえます。

また、花は軽量で優秀なアタッカーが多いので、(落ちても損失が少ない<SR佐奈>等は特にいい感じですね)
あたかも「オレは<散髪>を握っているぜ」というような表情で、(いわゆる、ブラフをかけて)
果敢に攻め続ける択が取れるのもいいですね。

ただし、前回の記事では<散髪>を四枚積みでご紹介しましたが、
基本的に<散髪>は自分の動きを阻害する要因になる得るので、(対宙以外であまり打つ機会の無いex1なので)
環境に応じて枚数を調整するのがいいと思います。
(実際、今回の上位7人中、<>を積んでいるデッキを選択した方は3人でしたからね)

特に、花ミラーや対月等では<散髪>を多く引き過ぎてしまい、
ハンドに溜まったEX1上手く処理出来ずに負けるということもありえますしね。

......いやはや、自分以外の相手が全員トップメタを使ってくれれば楽なんですけどね。

moon.png
正直、月に関してはらじお君の方が詳しいので、生兵法の知識で語ってしまいますが、
対処としてはスペック操作...具体的には<魔霧>の使い勝手が良いと思います。
宙側もパンプアップイベント(<ご褒美>等)を積んでいると思いますが、
やはり2ハンドでDPを0に出来るのは、対処方法としては大分楽だと思います。

散髪>と同じくEX1のイベントですが、使用コストも一点なので、
魔霧>で<魔霧>を切ることが出来るのが偉いですね。

また、<魔霧>は相手のキャラのDMGの値を0にする効果も備えているうえ、
バットリ(コンバットトリック)としても及第点なので、宙以外のデッキにも振っていきやすいのが偉いですね。

そういう意味では、構築を大きく曲げること無く対処出来る月単が、一番対策し易いかもしれません。

......しかし、月はミラーが大変に難しいこと、自分で使い方をきっちり理解してないといけないという気難しさもあるので、
安易な気持ちで握ると、思ったより勝てない...ということになるかもしれません。
(でもらじお君は、「いや、月単は簡単だよ。簡単!」って言ってました。やなやつ!)

sun.png
今現在この環境で日単を握っている猛者ならば、正直この記事を見る必要すらないでしょう......

という冗談は置いておいて、日単は、月を相手するにも花を相手するにもしんどいデッキです。
対トップメタ以前に、Tier1の他のデッキに対してもしんどい思いをしているので、
去年の上半期で暴れまわった懲罰期間にあるかもしれません...

ただまあ、対<>だけなら、色々な手段があります。

一つは<猫の喧嘩>や<にごりざけ>でしょうか。
魔霧>程の汎用性はありませんが、バットリとしてはギリギリ許せる範囲です。

ただし、対<>においての<にごりざけ>は自分が攻める場合の<ガラティーン>ぐらいにしか対応していません。
その代わり、汎用性では<猫の喧嘩>より良いかもしれません。1ハンドで打てますし。
......握ったら必ず打たなければ一生処理出来ないのは、難しいところですけどね。

また、<謎のヒロインX>を主軸にして、ひたすら軽量orアグレッシブのアタッカーでスーサイドを仕掛けるのもありです。
初動の速さ、詰めの強さは相変わらず特筆したものがあるので、中盤をどう凌ぐかが鍵になりそうです。

また、軽量アタッカーの総数とアグレッシブアタッカーの種類数は一番なので、
除去を中心とした雪相手には結構有利に立ち回れると思います。(らじお君とスパーリングして実践済み。)

snow.png
花がアイテムを処るなら、雪はキャラそのものを処っていきます。

宙相手に一番刺さりやすいのは<断罪>でしょうか。
宙の中型は恵まれたスペックを持っているキャラが多く、自然体でDP4の強キャラが多いです。
(<SR西住みほ>、<SR常陸茉子>、<R矢来美羽>等)

勿論安易なハンドぶっぱ展開には<身代金誘拐事件ごっこ>等が刺さりますし、
相手キャラを直接触る手段を持っているのは、他のカラーにはあまり無い利点です。

さらに、今回<SR綾地 寧々>のようなコストブーストキャラを得たことにより、
除去によるコントロール、盤面の展開補助等、以前より格段にやりやすくなっております。

また、雪自体がFGO2.0以降あまり目立っていないので埋もれがちですが、
R山の翁>のカードパワーには眼を見張るものがあります。
初期投資はハンド5枚と凄まじい重さですが、効果により相手の3ハンドキャラを破棄できていれば、
実質2ハンドでAP5/DP3のブロッカー(オーダーチェンジ持ち)を展開出来ていることになります。
山の翁で3ハンドキャラを除去りつつ、他の3ハンドキャラの前に配置できた場合、
ハンド一枚分のアドバンテージを得つつ、大きなテンポアドバンテージを得ることも可能です。

まあ、相手の3ハンドアタッカーを除去りつつ、相手の2ハンドアタッカーの前に合わせても等価ですし、
AP5/3を超えるにはサポートが必須なので、ファッティながら細やかな活躍が期待出来ます。

何より、このゲームは除去に対する縛りがきつい(相手のステータス、ハンド枚数、アイテムの有無等、複数の縛りがある)中、
このカードのみ、対象を取らず、好きなキャラを破棄することが可能という、今までにない長所を持っています。

ただし、本人がEX1なので多く積みすぎると事故りがちになるのがネックですね......
......と思っていたのですが、今回準優勝された方は、<山の翁>を4枚投入されていました。
きっちり構築してEX1の枚数を抑えれば、4投してもしっかり回せるんですね。感服です。

space.png
使われるのが嫌なら使う側に回ればいいというスタンスですね。
ただ、前回の決勝で、楓月さんとかばぷさんが

「<>、弱いですよね......」
「何でこんなカード入れなきゃいけないんだろうな......」

という、この記事の意味を考えたくなるような会話をしていたらしいので、
宙の有識者間では、<>はどっちかと言えばもう抜きたいカードなのかもしれません。

とは言っても、対策を立ててないデッキには暴威を振るいますので、
これからも何枚か投入されてはいくと思います。(実際上位陣の半分近くは<>入りのデッキです)

宙に関しては、楓月さんが前回、今回と結果を残されているので、僕のような人間が語るのはおこがましく感じますが、
敢えて語るならば、バットリは忘れずに投入することが大事、でしょうか。
実際、<ご褒美>等の使い易いバットリは、壇上に登られた5人中4人が投入されています。
雪がメタゲームの一角を担いそうな中、大型キャラを多く採用するのはちょっと嫌ですが、
守りを<SR西住みほ>、<SR常陸茉子>、<R矢来美羽>等に任せ、大型キャラ+<レオニダス>、<ヴラド>(小型)で攻めるという
戦い方もありだと思います。

また、盤面を固めるデッキに関しては、イベントの<ロンゴミニアド>が有効ですね。
こちらは意識して縦に盤面構築しないようにして、相手の隙を突いて打てれば効果は絶大です。

正直、宙は<>が無くても地力で十分に強いデッキだと思うので、(僕の知っている宙プレイヤーが強い人ばっかりなのかもしれませんが)
宙に関しても、トップメタ故に大型大会での総数が多いと考えると、自分自身の実力と相談して使うか使わないか判断する必要がありそうな気もします。

宙ミラー対決で重要なポイントは、以下のみっつだと思っております。
  1. 先攻、後攻の差を引っくり返す算段はあるのか
  2. 環境を深く知り、適切な構築が出来ているか
  3. 自分はミスをせず、相手のミスを誘えるか
これらのみっつに明確な回答が出せているなら、宙を握って勝ちに行けるはずです。
......まあ、思いもよらぬデッキに当たってしまうこともありますが。

最後にひとこと
なんとなく、今回は宙単優勝しないんじゃないかな......(かばぷさんが大阪に行っていなかったので)
と思っておりましたが、決勝戦の花月VS雪単という組み合わせは全く予想しておりませんでした。

雪単に関してはパワーの底上げが少しずつ行なわれてきたので、チャンスあるかな...と思っていたのですが、
花月に関しては完全に未知のエリアって感じですね。ぼくにはとてもできない...

また、今回花単・月単が4-2ラインに多く、あと一歩!といったところでしたが、
これらのデッキにもチャンスは全然あると思っております。

日絡みは......難しいですね。
逆に言えばまだまだ研究が進んでいないアーキタイプが見つかるかもしれないので、
意外な大番狂わせがあるかもしれません。

さて、来週の広島ではどんなメタゲームが繰り広げられるのか、全く予想が着かないところではありますが、
自分の信じたデッキを、ひたすらに研鑽していくのが大事なのかなあと思っております。

僕は都合が付けば名古屋あたりにお邪魔したいと思っておりますが、
はてさて、どのような魔窟になっていることやら......

さて、今回はこんなところでしょうか。

>に対抗するデッキが結果を残してから、<>に対抗する記事を投稿するのも、ちょっぴり後出しジャンケン感がありますが、ご愛嬌といったところでここはひとつ......

それでは、今日もでちんはKOOLに去るぜ!

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