
今回は、先日行われたリセフェスタ東京 に参加しましたので、大会や使用したデッキや、環境の考察など記載していきたいと思います。
新弾「ニトロオリジン」はカード公開の時点では前弾きゃべつそふとに比べるとカードパワーに不安を覚えていましたが、いざ大会に臨んでみると想像以上に環境に影響を及ぼしていて、上手なカードデザインだなぁ、と感じました。
大会結果としては前弾で覇を取ったきゃべつそふと日単が活躍した大会ではありましたが、新弾カードを採用したデッキも多々活躍しており、中々楽しそうな環境だと思います。
そんな今回のリセフェスタで僕が選んだデッキは...!?
デッキについて
ということで、今回はMix花単(STAR MINE GIRL型)を使用しました。
新弾の花属性のテーマは、新基本能力でもある「コンバート」ということで、新弾カードを早速使いたい意図と、メインで使用している属性ということが噛み合い今回はMix花単を選択しました。 デッキとしては「コンバート」と<喫茶ステラ>の相性が良く、AFキャラでコンバートを行うとそれだけで<喫茶ステラ>の置き場が1枚貯まり、ダウンを介さなくてもリソース還元できる形に魅力を感じました。
また、新規のカードがどんどん登場する都合<年下の幼馴染/墨染 希>の配置およびSP2が気になる......という課題についても<STAR MINE GIRL>のキャラ入れ替え、SP上昇効果で賄えており、デッキとしての纏まりはかなり良いのではないか、と思います。
更に<喫茶ステラ>の性質や、<孤高の天才エトワール/スピカ>をはじめとするコンバート後のカードの誘発効果があり前期までの花属性と比べて数値感は勿論、相打ちする事を躊躇わなくて良いことから今期も引き続き環境を引っ張っているきゃべつそふと日単相手にもかなり有利に対戦できるという点が魅力で、デッキを選択するこれ以上ない理由となりました。
デッキリストとしては新弾の各コンバートキャラに<喫茶ステラ>、その他コストパフォーマンスが良いキャラクターを採用したかなり基本に忠実なデッキとなっているかと思います。 細かい枚数配分では、本来最序盤から登場させたいため4枚採用すべきである<年下の幼馴染/墨染 希>について、<元気溌剌な正義のヒーロー/ミラ>・<健気なクラス委員長/ガーネット>・<粗雑なカルデア総指令/アリデッド>が<STAR MINE GIRL>を配置した状態ならサーチが可能かつ<目つきが悪くコミュ障な月華会会長/アリスティア・ヴァレンベリ・華蔵寺>の手札宣言でもサーチが可能ということで、本体の枚数を減らす事が出来る点は構築としてかなり素晴らしい、と思いました。
大会でも同じアーキタイプを使用して入賞された方もおり、ニトロオリジン環境を代表するデッキの一つになることが予想できます。
ニトロオリジンのカードについて
新弾ニトロオリジンでは花属性はスマガ(スマガスペシャル)のキャラクターが割り振られています。ヒロインのキャラがそれぞれ2コストの姿と、コンバート後のエトワールとしての3コストの姿で収録されており、原作再現としても非常に素晴らしいデザインになっていると思いました。
花属性らしく、それぞれのキャラが数値修正効果を持っており、サポートを合わせれば他属性同様AP20~30程度まで狙うことができ、昨今のスペックインフレを感じます。
スマガキャラである<勝気なお嬢様/スピカ>・<元気溌剌な正義のヒーロー/ミラ>・<健気なクラス委員長/ガーネット>・<粗雑なカルデア総指令/アリデッド>は登場時に<STAR MINE GIRL>をサーチする効果を持ち、エリアが配置できない事故はほぼ起きないと言っても良いでしょう。
スマガスペシャルキャラである<ふたりのセカイ/デネブ>・<ふたりのセカイ/カペラ>は登場時にお互いを無償で登場する効果を持っており、手札消費2枚で2体のキャラを登場できる、かなりのコストパフォーマンスを誇るカードとなっています。
また、それぞれのコンバート後のカードも強力で、AP5/DP5という高水準なスペックを持ちつつ、更に各々が数値修正能力を持っており、花属性もかなりの数値勝負が出来る属性になったと思います。
<STAR MINE GIRL>の公開当初は構築制限の厳しさにカードプールの不安を覚えていましたが、想像以上に安定した強さを誇るテーマとなり、メインで使用する属性として嬉しいです。
当日の対戦について
そんなデッキで臨んだリセフェスタでしたが、当日は以下の成績で4勝3敗でした。- NIT宙単 ◯
- NIT雪単 ◯
- イベント型宙単 ◯
- チューア型日単 ×
- チューア型日単 ◯
- 超大型宙単 ×
- 超大型宙単 ×
新弾前までは<喫茶ステラ>が強力に働き花単側が有利なマッチだったため、ニトロオリジン環境でも同様の戦い方で有利なゲームを進めることが出来る、と認識して臨みましたが、結果敗北を喫しました。
大きな敗北理由として、<人類の守護者/イグニス>をはじめとする塵骸魔京キャラは従来の日属性とは異なり「APまたはDP」を修正することができます。
今までは相手側のAPのみを気にして攻撃すれば良かったゲームが、APとDPどちらも気にすることを求められ、当初のプレイ予定が大きくずれてしまい攻撃順番や数値修正の判断ミスが何度かあり、その分詰め切ることができず敗北を喫した形となります。
<オン・ステージ>・<自動人形/最も古い祈り>・<人類の守護者>で見た目にAP+4/DP+4した状態から更に数値操作を行ってくるため、想像以上にこちらの数値修正に気を使わなければいけないマッチだ、と感じました。
ただ、5回戦では同マッチでしたが敗北を活かしゲームの方針をアジャストし無事勝利を挙げることが出来ました。
お互いのプレイヤーの慣れ等もあるかと思いますが、比較的有利な事は変わらないマッチアップだと思います。
「超大型」と言われるようにコスト帯は勿論キャラのスペックも超大型で、花属性のキャラと比べると6倍程の数字差を持った状態から勝負が始まります。
どちらのマッチでも、花属性が苦手とする<謎の少女/リムス>を中心にゲームが進み、<無垢なる刃/デモンベイン>の誘発効果で能力値が強化された<謎の少女/リムス>や<悪魔図書館 -ウィッチ・ライブラリー-/メフィスト>に手を焼き、攻め手が足りず序盤で大きな打点差をつけることができず敗北を喫しました。
相手の<謎の少女/リムス>・<不幸忍者/見当 かなみ>が早期に登場するかどうかが大きく、基本的に花側が不利なマッチアップかと思っていましたが、同じように<STAR MINE GIRL>型花単を使用して入賞した選手は超大型宙単を2度倒し入賞されており、自分の見積もりの甘さを感じました。このマッチアップでの明確なターニングポイントを見つけ、次以降の大会へ望めれば、と思います。
おわりに
以上です。今回も楽しんでいただけましたでしょうか。前述のように、公開当初はカードパワーに不安を覚える弾でしたが蓋を開けてみればかなり魅力的なカードが多く、楽しい環境になりそうで嬉しい限りです。
また、リセ名人戦もニトロオリジン環境で行われるということもあり、今まで以上に様々なデッキや組み合わせを試し、自分の中の最適解を名人戦に持ち込むことが出来るようにしていきたいと思います。
早速リセフェスタ大阪が控えていたり、シングルチーム戦があったり、まだまだ始まったばかりの環境をこれからも楽しんでいきましょう。
それでは良いカードゲームライフを~





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