アミューズクラフト環境のリセフェスタ東京に参加してきました。
今回は大型月を使用して4勝3敗だったのですが、思ったより色々な人が大型月を使っていて驚きました。
デッキについて
今回使用した大型月は、<魔法使いの弟子/神掛 由岐奈>を中心とした相手キャラのDMGを下げる能力を持ったキャラを複数体並べる事で相手アタッカーのDMGを2〜0程度にまで下げ、APやDPなどの数値を無視して鉄壁の守りを実現するデッキです。
その守備力の代償として自分が攻撃を通すのがとても苦手なデッキなので、守りだけではなく最終的にどう打点を入れて勝つかを意識しないとどうしても勝ちきれず時間をかけて負けてしまうデッキでもあるため、大型月という名に反してかなり繊細なデッキで環境によって強さが激しく変わります。
今回は事前に調整した結果、<初恋から始まる物語>を軸にしたシンアイ彼女ウィニー花単があまりにも強く感じたので、きっとリセフェスタはこのデッキだらけに違いない!と思いウィニー花に強そうな大型月を使用しました。
(結果としてこの型の花は124人中11人くらいだったので、そんなに多くはなかったですね...)
採用カードについて
とてつもなく強いので、サーチの<おしとやかなお嬢様サキュバス/水晶石 みだり>と4枚ずつ採用しています。
コスト発生や自発的なドローはしてくれないので、他のアタッカーを2体登場した後で最後に3体目のアタッカーとして展開する事が多いです。
今回の構築は<心優しき託宣の巫女/リアンノン>と<魔法使いの弟子/神掛 由岐奈>を軸に回していきたいので、<魔法使いの弟子/神掛 由岐奈>と同じくサーチの<気位が高い帝国貴族の娘/エリッサ>と4枚ずつ採用しています、<気位が高い帝国貴族の娘/エリッサ>は<おしとやかなお嬢様サキュバス/水晶石 みだり>に比べるとサーチ以外の役割ではすこし使いづらいですが、その分<凛々しき帝国の女騎士/オクタヴィア>もサーチしてくれるのでサーチとしての需要が高いです(一応<おしとやかなお嬢様サキュバス/水晶石 みだり>も<メイドの花子さん/猫天宮 花子>をサーチできますが、枠の都合で今回は不採用となりました)
噛み砕いて言えば手札3枚を他のアドバンテージに還元するカードなのですが、具体的にどのようなアドバンテージに還元できるかはケースバイケースでかなり使い手の技量が試される一枚です。
選んたキャラのペナルティや登場時誘発が誘発するのはもちろん、バトル中に使えばバトルキャンセルができたり相手の連続攻撃に対して使用できたりもします。
相性の良いキャラさえいればリセでも最強クラスのイベントだと思うのですが、そのせいか月属性のキャラには何かと相性が悪くなるような一文が書かれている事が多いので気をつけましょう 例えばこのデッキからだと以下のような事ですね、
- <心優しき託宣の巫女/リアンノン>や<未知の力を持つ魔女/久我 満琉>の誘発は手札から登場した時にしか誘発しない
- <地下図書館の特査サポートメンバー/リト>の誘発は効果で登場した時は誘発しない
- <情報局特別班/在原 七海>は自分の効果で場を離れると相手に1ドローさせてしまう
カウンターできる範囲についてはややこしいので気になる方らこちらのリセ公式ページの下の方にある関連Q&Aを確認すると分かりやすいと思います。
<億年の旅>との相性が良いキャラでもあり、とりあえず手札宣言から1ハンドで<夢見がちな妄想系暴走女子/風呂屋町 眠子>を登場しておいて必要に応じて<億年の旅>で再登場させチャージを付ける動きはとても便利なので覚えておきましょう。
基本的には<名刀光忠>の手札宣言から<独眼竜/伊達 龍巳 政宗>を登場するのですが、本体を引いた場合はそのまま登場してもチャージが1多くなることが見た目以上に強力なので対面次第では悪くないです。(後から<名刀光忠>を普通に装備する事もできますし)
コスト発生やドローのできない重めのキャラですが、DMGが5と高めなのに加えて定期的に使える<独眼黒覇龍>はあまりにも強力なので採用しています。
また大型月の負け筋の一つとして、「盤面ができた、攻撃の準備もできた、しかし山札が残り数枚しか無いのでいくら相手のDMGを減らしても攻めきる前に負けてしまう...」といったことがあるのですが、それを防いでくれるのも偉いです。 <億年の旅>との相性も良い一枚ですね。
今まではサーチ手段に乏しかったのですが新弾の<地下図書館の特査サポートメンバー/リト>でサーチができるようになったのは嬉しいですね。
<深層>の効果に関しては、ドローをするのかシールドを追加するのかで山札差が2枚つく事は意識したいです。
当日の対戦について
- 1回戦目 手札宣言宙 ×
- 2回戦目 イベント宙 ◯
- 3回戦目 イベント宙 ×
- 4回戦目 ステラ花 ◯
- 5回戦目 大型月 ◯
- 6回戦目 イベント宙 ◯
- 7回戦目 チューア軸日単 △
大型月としては相性的に一番当たりたくない相手で、
- APやDPの数値ではほぼ勝てない
- DFをバウンスしても<鳥白島のスナイパー/野村 美希>等で対応される
- DMGの高いアタッカーが並ぶので他のデッキに比べてDMG下げの効果が薄い
この試合では打点交換で優位に立つことが最後までできず、負けた形になります。
防御を強制する効果は<夢見がちな妄想系暴走女子/風呂屋町 眠子>や<億年の旅>で妨害し、<一網打尽>は各種除去メタキャラでカバーしながら長期的なリソースゲームができると理想的だと思いますが、大型月側は序盤もたつくと盤面を崩されて再起不能になるので少し分の悪いマッチですね。
この試合では順調にドローソースを展開しつつ相手の<ぱっと見ギャルのサバゲーエリート/結月 悠>のエリアの下のカードを貯める能力を<世界で一番の幸せ者/冬馬 かずさ>の能力で消してリソースを縛りつつ、最後は<不幸忍者/見当 かなみ>が4枚目の「女忍者」置き場を貯めようとする時にその宣言を<夢見がちな妄想系暴走女子/風呂屋町 眠子>で失敗させ相手の<ホーネット派代表/魔人ホーネット>の着地タイミングをずらして勝利しました。
従来の型では<喫茶ステラ>とシナジーのある<ミステリアスな微笑み/四季 ナツメ>のようなバッファーを並べながら豊富なリソースと数値操作で戦うデッキでしたが、今回当たった型では新弾の<天真爛漫ハラペコ転校生/稲羽 結衣>などの連続攻撃キャラに<不死鳥の炎/スズリ>や<お兄を甘やかし隊>などでDMGバフをかけて高打点を出すいわゆる中型花のギミックも入っている高火力な構築でした、DMGを下げることで守りを固める大型月としてはかなりやりにくい相手です。
ただこの試合では序盤に<ダメ兄を甘やかす人気声優/和泉 妃愛>の宣言を<夢見がちな妄想系暴走女子/風呂屋町 眠子>で失敗させたり、相手のDFの並びが悪かったり、<世界で一番の幸せ者/冬馬 かずさ>で<不死鳥の炎/スズリ>のバフを消しながら一面止める事ができたりと色々都合よくゲームが進んたため勝利する事ができました。
お互い如何に強い盤面を作れるか、そのためにどれだけドローソースを並べてリソースを稼げるかで勝負が決まります。
この試合ではドローソースの数ではかなり負けている状態からスタートし、さらにはこちらがカウンターメタの<魔法使いの弟子/神掛 由岐奈>を場に出してしまったため相手が<未知の力を持つ魔女/久我 満琉>や<沈着冷静な特査を統べる少女/鹿ケ谷 憂緒>でこちらの追加アタッカーをカウンターする流れになり、不利展開になるかと思いましたが、逆に相手は除去メタでもある<魔法使いの弟子/神掛 由岐奈>を場に出せていなかったのでなんとか除去合戦に持ち込んで除去メタの差でリソース差が逆転して勝利できました。
最後は<沈着冷静な特査を統べる少女/鹿ケ谷 憂緒>がバトルに負けそうになった所で<億年の旅>を使用して、バトルキャンセルしながらチャージを3枚つけ直してカウンターを簡単に使える状況が作れたのが決め手となり勝利しました。
<オン・ステージ>によるバフと疑似回復はとても強力で、バフは<武力の象徴>のような更なるバフと合わせて、疑似回復も<才気溢れる呪法使いの少女/ネコネ>と合わせてかなりの耐久力を誇ります。
ただ、従来のウィニー日に入っていた<魔法生徒会大戦>や<闇夜に舞う>のような便利カードが<二人で一人の吸血鬼アイドル/チューア・チュラム>が入る関係で使えなくなっているので、微妙にリソース切れを起こしやすいです。
大型月としては普通に攻撃してくる相手なので守りやすく、攻める時は<夢見がちな妄想系暴走女子/風呂屋町 眠子>のチャージ3で相手の数値操作を上回っていけると良いと思います。
この試合では序盤に<夢見がちな妄想系暴走女子/風呂屋町 眠子>を手札から切る必要があり、その後もドローソースの回し方を間違えてしまい中盤に<夢見がちな妄想系暴走女子/風呂屋町 眠子>にアクセスするのがかなり遅れ、お互い攻め手が中々無い中でこちらは<天地震わす光輝の軍略/プリシラ>で山札を10枚増やす&<億年の旅>で<天地震わす光輝の軍略/プリシラ>を再登場しまた山札を増やせる状態になり、相手も才気溢れる<才気溢れる呪法使いの少女/ネコネ>と<オン・ステージ>で大量に山札は増やせる...といった状態で試合時間が終了したため引き分けとなりました。
おわりに
という事でリセフェスタ東京でした。今季の大型月はかなり構築やプレイの幅が広く、カード一つをとっても使いみちの多いカードが入りやすいデッキなので、オリジナリティのあるデッキが組みたい方やアドリブでプレイを選んで戦うのが好きな人には是非オススメです!
ではまた!