【大会レポート】リセフェスタ東京 Mix月単(大型月)【かきみ】
アミューズクラフト環境のリセフェスタ東京に参加してきました。
今回は大型月を使用して4勝3敗だったのですが、思ったより色々な人が大型月を使っていて驚きました。
デッキについて
Mix月単(大型月) デッキ
EX2
計60枚
今回使用した大型月は、<魔法使いの弟子/神掛 由岐奈>を中心とした相手キャラのDMGを下げる能力を持ったキャラを複数体並べる事で相手アタッカーのDMGを2〜0程度にまで下げ、APやDPなどの数値を無視して鉄壁の守りを実現するデッキです。
その守備力の代償として自分が攻撃を通すのがとても苦手なデッキなので、守りだけではなく最終的にどう打点を入れて勝つかを意識しないとどうしても勝ちきれず時間をかけて負けてしまうデッキでもあるため、大型月という名に反してかなり繊細なデッキで環境によって強さが激しく変わります。
今回は事前に調整した結果、<初恋から始まる物語>を軸にしたシンアイ彼女ウィニー花単があまりにも強く感じたので、きっとリセフェスタはこのデッキだらけに違いない!と思いウィニー花に強そうな大型月を使用しました。
(結果としてこの型の花は124人中11人くらいだったので、そんなに多くはなかったですね...)
採用カードについて
魔法使いの弟子/神掛 由岐奈
とてつもない数のメタ能力に加えて大型月でも随一のDMG下げ能力をもったキャラですね。とてつもなく強いので、サーチの<おしとやかなお嬢様サキュバス/水晶石 みだり>と4枚ずつ採用しています。
コスト発生や自発的なドローはしてくれないので、他のアタッカーを2体登場した後で最後に3体目のアタッカーとして展開する事が多いです。
心優しき託宣の巫女/リアンノン
託宣の巫女
出たターンから手札消費実質1枚になるドローソースですね。今回の構築は<心優しき託宣の巫女/リアンノン>と<魔法使いの弟子/神掛 由岐奈>を軸に回していきたいので、<魔法使いの弟子/神掛 由岐奈>と同じくサーチの<気位が高い帝国貴族の娘/エリッサ>と4枚ずつ採用しています、<気位が高い帝国貴族の娘/エリッサ>は<おしとやかなお嬢様サキュバス/水晶石 みだり>に比べるとサーチ以外の役割ではすこし使いづらいですが、その分<凛々しき帝国の女騎士/オクタヴィア>もサーチしてくれるのでサーチとしての需要が高いです(一応<おしとやかなお嬢様サキュバス/水晶石 みだり>も<メイドの花子さん/猫天宮 花子>をサーチできますが、枠の都合で今回は不採用となりました)
億年の旅
ゆずソフト3.0のイベント月ぶりに使うカードですね。
噛み砕いて言えば手札3枚を他のアドバンテージに還元するカードなのですが、具体的にどのようなアドバンテージに還元できるかはケースバイケースでかなり使い手の技量が試される一枚です。
選んたキャラのペナルティや登場時誘発が誘発するのはもちろん、バトル中に使えばバトルキャンセルができたり相手の連続攻撃に対して使用できたりもします。
相性の良いキャラさえいればリセでも最強クラスのイベントだと思うのですが、そのせいか月属性のキャラには何かと相性が悪くなるような一文が書かれている事が多いので気をつけましょう 例えばこのデッキからだと以下のような事ですね、
- <心優しき託宣の巫女/リアンノン>や<未知の力を持つ魔女/久我 満琉>の誘発は手札から登場した時にしか誘発しない
- <地下図書館の特査サポートメンバー/リト>の誘発は効果で登場した時は誘発しない
- <情報局特別班/在原 七海>は自分の効果で場を離れると相手に1ドローさせてしまう
夢見がちな妄想系暴走女子/風呂屋町 眠子
1ハンドの手札宣言でカウンター能力と切札だけを使ったり、4ハンドの通常登場でとてつもない数値操作として使用したりと小回りの効く一枚です。
カウンターできる範囲についてはややこしいので気になる方らこちらのリセ公式ページの下の方にある関連Q&Aを確認すると分かりやすいと思います。
<億年の旅>との相性が良いキャラでもあり、とりあえず手札宣言から1ハンドで<夢見がちな妄想系暴走女子/風呂屋町 眠子>を登場しておいて必要に応じて<億年の旅>で再登場させチャージを付ける動きはとても便利なので覚えておきましょう。
名刀光忠
独眼竜/伊達 龍巳 政宗
独眼黒覇龍
元々は<独眼竜/伊達 龍巳 政宗>&<独眼黒覇龍>の2枚セットだったのが周年記念プロモの<名刀光忠>で強化された3枚セットですね。基本的には<名刀光忠>の手札宣言から<独眼竜/伊達 龍巳 政宗>を登場するのですが、本体を引いた場合はそのまま登場してもチャージが1多くなることが見た目以上に強力なので対面次第では悪くないです。(後から<名刀光忠>を普通に装備する事もできますし)
コスト発生やドローのできない重めのキャラですが、DMGが5と高めなのに加えて定期的に使える<独眼黒覇龍>はあまりにも強力なので採用しています。
天地震わす光輝の軍略/プリシラ
大型月が苦手な数値での守りを数値2操作とSP2で助けてくれるキャラです。また大型月の負け筋の一つとして、「盤面ができた、攻撃の準備もできた、しかし山札が残り数枚しか無いのでいくら相手のDMGを減らしても攻めきる前に負けてしまう...」といったことがあるのですが、それを防いでくれるのも偉いです。 <億年の旅>との相性も良い一枚ですね。
自分の落下死体を空想する少女/雪本 さくら
深層
中盤以降はあまり出したくない1枚ですが、1ターン目に出した時のバリューがとても高い1枚です。今まではサーチ手段に乏しかったのですが新弾の<地下図書館の特査サポートメンバー/リト>でサーチができるようになったのは嬉しいですね。
<深層>の効果に関しては、ドローをするのかシールドを追加するのかで山札差が2枚つく事は意識したいです。
当日の対戦について
- 1回戦目 手札宣言宙 ×
- 2回戦目 イベント宙 ◯
- 3回戦目 イベント宙 ×
- 4回戦目 ステラ花 ◯
- 5回戦目 大型月 ◯
- 6回戦目 イベント宙 ◯
- 7回戦目 チューア軸日単 △
1回戦目 手札宣言宙 ×
<蒼天の覇王/曹操・華琳>から配置する<蒼天の覇王>を軸に戦う前々環境の環境トップデッキですが、大会の結果を見るに今環境でも全然戦えるようですね。大型月としては相性的に一番当たりたくない相手で、
- APやDPの数値ではほぼ勝てない
- DFをバウンスしても<鳥白島のスナイパー/野村 美希>等で対応される
- DMGの高いアタッカーが並ぶので他のデッキに比べてDMG下げの効果が薄い
この試合では打点交換で優位に立つことが最後までできず、負けた形になります。
2回戦目 イベント宙単 ◯
<ぱっと見ギャルのサバゲーエリート/結月 悠>から配置する<HYPER JOULE>を軸に、<サバゲー>の防御を強制する効果や<一網打尽>の列除去で盤面をめちゃくちゃに破壊するデッキですね。
防御を強制する効果は<夢見がちな妄想系暴走女子/風呂屋町 眠子>や<億年の旅>で妨害し、<一網打尽>は各種除去メタキャラでカバーしながら長期的なリソースゲームができると理想的だと思いますが、大型月側は序盤もたつくと盤面を崩されて再起不能になるので少し分の悪いマッチですね。
この試合では順調にドローソースを展開しつつ相手の<ぱっと見ギャルのサバゲーエリート/結月 悠>のエリアの下のカードを貯める能力を<世界で一番の幸せ者/冬馬 かずさ>の能力で消してリソースを縛りつつ、最後は<不幸忍者/見当 かなみ>が4枚目の「女忍者」置き場を貯めようとする時にその宣言を<夢見がちな妄想系暴走女子/風呂屋町 眠子>で失敗させ相手の<ホーネット派代表/魔人ホーネット>の着地タイミングをずらして勝利しました。
3回戦目 イベント宙 ×
この試合ではドローソースの展開があまり上手く行かずリソース差で負けてしまったのですが、途中で相手の除去に対して除去メタで大量ドローするタイミングはあったので選んだ展開次第では勝ち筋はあったかもしれません、要反省な試合でした。
4回戦目 ステラ花 ◯
<年下の幼馴染/墨染 希>から配置する<喫茶ステラ>を軸に戦うデッキで、味方キャラのダウンでリソース切れを起こしにくい事が特徴のデッキですね。
従来の型では<喫茶ステラ>とシナジーのある<ミステリアスな微笑み/四季 ナツメ>のようなバッファーを並べながら豊富なリソースと数値操作で戦うデッキでしたが、今回当たった型では新弾の<天真爛漫ハラペコ転校生/稲羽 結衣>などの連続攻撃キャラに<不死鳥の炎/スズリ>や<お兄を甘やかし隊>などでDMGバフをかけて高打点を出すいわゆる中型花のギミックも入っている高火力な構築でした、DMGを下げることで守りを固める大型月としてはかなりやりにくい相手です。
ただこの試合では序盤に<ダメ兄を甘やかす人気声優/和泉 妃愛>の宣言を<夢見がちな妄想系暴走女子/風呂屋町 眠子>で失敗させたり、相手のDFの並びが悪かったり、<世界で一番の幸せ者/冬馬 かずさ>で<不死鳥の炎/スズリ>のバフを消しながら一面止める事ができたりと色々都合よくゲームが進んたため勝利する事ができました。
5回戦目 大型月 ◯
ミラーマッチですね。お互い如何に強い盤面を作れるか、そのためにどれだけドローソースを並べてリソースを稼げるかで勝負が決まります。
この試合ではドローソースの数ではかなり負けている状態からスタートし、さらにはこちらがカウンターメタの<魔法使いの弟子/神掛 由岐奈>を場に出してしまったため相手が<未知の力を持つ魔女/久我 満琉>や<沈着冷静な特査を統べる少女/鹿ケ谷 憂緒>でこちらの追加アタッカーをカウンターする流れになり、不利展開になるかと思いましたが、逆に相手は除去メタでもある<魔法使いの弟子/神掛 由岐奈>を場に出せていなかったのでなんとか除去合戦に持ち込んで除去メタの差でリソース差が逆転して勝利できました。
6回戦目 イベント宙 ◯
この試合では相手に<一網打尽>を使われるタイミングでこちらに都合よく除去メタが複数並んでいたのでかなり再展開がしやすく、味方の<世界で一番の幸せ者/冬馬 かずさ>で相手の<学園を統べるカリスマ会長/一色 奏命>のチャージ破棄能力を消す事で、盤面の数値操作的に有利になり攻めやすい状態を作ることができました。最後は<沈着冷静な特査を統べる少女/鹿ケ谷 憂緒>がバトルに負けそうになった所で<億年の旅>を使用して、バトルキャンセルしながらチャージを3枚つけ直してカウンターを簡単に使える状況が作れたのが決め手となり勝利しました。
7回戦目 チューア軸日単 △
チューア軸日単はほとんどウィニー日のようなデッキですが、<貧乏性のツンデレ美少女/仲内 知由>と<純血の吸血鬼/チュチュ・アストラム>を合わせることで<二人で一人の吸血鬼アイドル/チューア・チュラム>を登場させて戦うのが特徴ですね。<オン・ステージ>によるバフと疑似回復はとても強力で、バフは<武力の象徴>のような更なるバフと合わせて、疑似回復も<才気溢れる呪法使いの少女/ネコネ>と合わせてかなりの耐久力を誇ります。
ただ、従来のウィニー日に入っていた<魔法生徒会大戦>や<闇夜に舞う>のような便利カードが<二人で一人の吸血鬼アイドル/チューア・チュラム>が入る関係で使えなくなっているので、微妙にリソース切れを起こしやすいです。
大型月としては普通に攻撃してくる相手なので守りやすく、攻める時は<夢見がちな妄想系暴走女子/風呂屋町 眠子>のチャージ3で相手の数値操作を上回っていけると良いと思います。
この試合では序盤に<夢見がちな妄想系暴走女子/風呂屋町 眠子>を手札から切る必要があり、その後もドローソースの回し方を間違えてしまい中盤に<夢見がちな妄想系暴走女子/風呂屋町 眠子>にアクセスするのがかなり遅れ、お互い攻め手が中々無い中でこちらは<天地震わす光輝の軍略/プリシラ>で山札を10枚増やす&<億年の旅>で<天地震わす光輝の軍略/プリシラ>を再登場しまた山札を増やせる状態になり、相手も才気溢れる<才気溢れる呪法使いの少女/ネコネ>と<オン・ステージ>で大量に山札は増やせる...といった状態で試合時間が終了したため引き分けとなりました。
おわりに
という事でリセフェスタ東京でした。今季の大型月はかなり構築やプレイの幅が広く、カード一つをとっても使いみちの多いカードが入りやすいデッキなので、オリジナリティのあるデッキが組みたい方やアドリブでプレイを選んで戦うのが好きな人には是非オススメです!
ではまた!