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【大会レポート】リセフェスタ東京チーム戦 ケロQ・枕雪単【ももせ】

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    by ももせ

    20250116 rise.jpg
    【大会レポート】リセフェスタ東京チーム戦 ケロQ・枕雪単【ももせ】
    こんばんは、僕です。
    今回は、先日行われたリセフェスタ東京1月 チーム戦に参加しましたので、大会や使用したデッキ、環境等について記載していきたいと思います。

    新弾直後ではないものの、チーム戦というレギュレーションの特性もあってか「友達に誘ってもらってはじめてリセフェスタに参加しました!」という人も複数人見かけられ、入賞チームにも初参加とコメントしていた選手がいたり(聞き間違いだったらごめんなさい)、ゲームに触れるきっかけとしてはとても素晴らしい環境での大会だったな、と感じました。
    また、新しい試みとして「我道賞」の導入があったり、大会運営側としても色んなチャレンジがあり、参加者・運営共に経験的にかなり良い大会になったのではないか、と思います。

    それはさておき、ケロQ・枕環境のチーム戦で僕が選んだデッキは...!?

    デッキについて
    ケロQ・枕雪単 デッキ
    EX2
    60


    ということで、前回行われたリセフェスタ東京に引き続き、ケロQ・枕雪単を使用しました。

    前回大会はMix環境で、その中でも勝ち越しを挙げる実力があるケロQ・枕雪単ですがシングル環境でも環境を代表するデッキの一つとなっています。
    新弾かつ人気作品ということでデッキとしてパワーが高いのは勿論ですが、初動や序中盤にかけての動きがかなりわかりやすいことも人気となる要因の一つで、大会を通しても使用者数が一番多いデッキとなりました。

    デッキ相性的にも、シングル環境において明確な不利対面が存在せず、こちらが除去や大型回復を擁することもあり有利に立ち回れる相手が多いため、それもデッキ人気の一因かと思います。

    少し苦手なケロQ・枕日単等のダメージレースが早いデッキに対しても<師の意思を受け継ぐ者/本間 心鈴>をきちんと合わせることで五分以上の戦いが出来ると考えており、シングル環境堂々のTier1デッキ、と言えると思います。

    チームとしてデッキ選択をする際、そんなケロQ・枕雪単を選択しない理由もなく、前大会で使用したこともありチーム内では自分が使用する運びとなりました。

    また、チームメイトにはケロQ・枕日単とケロQ・枕月単を使用してもらいました。
    調整段階で、ケロQ・枕雪とマッチした際にプレイ次第では有利に立ち回れる可能性がある2デッキを選択する形になります。

    その他の候補としてアミューズクラフト雪単、恋姫†夢想月単が挙がったのですが、どちらもケロQ・枕雪単を相手した際に思ったようなゲームができず、厳しい対面になってしまうことが予想できたため、今大会に向けてのデッキ選択は「ケロQ・枕雪単に対してゲームが出来る」ことを強く意識したチームになりました。

    当日の対戦について
    そんな環境でのリセフェスタ東京チーム戦は個人5勝1敗、チームも5勝1敗で3位入賞という結果になりました。
    当日の対戦カードは
    • YUZ雪単
    • AMC雪単
    • QM雪単
    • QM日単 ×
    • QM月単
    • QM日単
    この通りと、後半に行くにつれてケロQ・枕のシングルばかり、人によっては6回戦全部がケロQ・枕のシングルと対戦した、という人もいてデッキパワー、作品人気の両方を改めて感じましたね。

    特に記憶に残る、ケロQ・枕のシングル対戦について触れていきます。
    3回戦 対ケロQ・枕雪単
    ケロQ・枕雪単ミラーでは<櫻の芸術家/草薙 直哉>に除去カードが効かないこともあり、中盤以降はお互い<櫻の芸術家/草薙 直哉>のみがAFに残るゲームになりがちです。
    そこで、<圧倒的な天賦の才/草薙 直哉>・<草薙直哉への執念/夏目 圭>を中心に、相手の<櫻の芸術家/草薙 直哉>をいかに少ない手札消費で止めるか、また、相手のDFキャラに対して除去を打つか、というお互いのやり取りを繰り返す対面となります。
    一般的な対面には<師の意思を受け継ぐ者/本間 心鈴>等の手札宣言除去カードを<芸術の頂点>の下に置き、<櫻ノ詩ト刻>の回復は<夭折の天才芸術家/夏目 圭>を多く回復することがセオリーとなりますが、
    そうなると<芸術の頂点>・<櫻ノ詩ト刻>の回復後のデッキが除去カードのみで、手札消費が少ない状態でダメージレースを減らせる小型キャラがデッキにない、という事態になりうるので、ケロQ・枕雪単のミラーマッチとわかった時点で<芸術の頂点>の下に置くカードや、<櫻ノ詩ト刻>の切札を使用するタイミング等、検討する事が多いマッチだと感じました。

    実際の対戦では自分が先攻1ターン目に<美に呪われた天才芸術家/御桜 稟>を配置することができず、相手より3ターン程遅れての<芸術の頂点>配置となってしまいました。
    それでも、先述の<櫻の芸術家/草薙 直哉>のみで攻撃しあうゲーム展開には変わりがないため、結果的に自分も相手も<芸術の頂点>の下に10枚カードを置くことが出来るゲーム展開となりました。
    ただ、<芸術の頂点>の有無による差は大きく、相手側が手札枚数において有利をとるゲームになった...ものの、相手が上手くDFキャラを展開することが出来ず、効率の良くない除去を打つ側になったため、山札1枚の差で勝つことができました。

    終盤にはDFキャラに除去を打つか、<櫻の芸術家/草薙 直哉>に除去を打つかの選択をお互い迫られて山札枚数や残っているカードの枚数等で検討ができ、面白いマッチだと改めて思いましたね。

    5回戦 対ケロQ・枕月単
    対ケロQ・枕月単では<雪景鵲図花瓶の作者/鳥谷 静流>等の「特殊能力を失わせる」手札宣言があるため、雪単側が<魂の帰る場所/夏目 藍>を極力登場させないことや、<師の意思を受け継ぐ者/本間 心鈴>をはじめとしたコスト能力を持つキャラのチャージを早めに使用することが求められます。
    除去効果の手札宣言は対応で使用できないものの、<二人の誓い/夏目 雫>をはじめとしたAPorDP-3修正+1ドローの手札宣言はいつでも使用出来るため、早急に使用して手札交換+「永遠の相」、<芸術の頂点>の枚数加速を図る、等を狙っていきたいです。

    また<2つの色覚を宿す者/恩田 寧>等、手札宣言に対する打消しとなる手札宣言効果を持つカードも複数枚採用されているため、雪単側は<美に呪われた天才芸術家/御桜 稟>以外の手札宣言除去を打つタイミングが求められ、考え無しにキャラ登場や除去宣言等を行っては気づけばリソース有利を付けられ、盤面で勝てなくなってしまう...という展開に陥ってしまいます。
    そのため、対戦相手が対応することができない<美に呪われた天才芸術家/御桜 稟>を上手く使うことが勝利の鍵と言えると考えています。
    追加コストを含め、手札7枚を使用するビッグアクションではあるものの、相手に対しても大きなテンポロスを押し付けることができるため、相手の手札枚数状況を見て、上手い具合のタイミングで<美に呪われた天才芸術家/御桜 稟>の手札宣言を決めて勝つ、が王道の勝ちパターンになると思います。

    実際の対戦では、相手が先攻を取ったものの<ア・ロウアワーキウイ/氷川 ルリヲ>単騎という展開で、<世界を見通す天才芸術家/本間 心鈴>・<キボウ/鳥谷 真琴>を登場されず、プレッシャーの少ないスタートとなったためこちら側が相手の展開前に除去を始めることができ、こちらがペースを握り続けるゲーム展開で勝利となりました。

    4回戦・6回戦 対ケロQ・枕日単
    対ケロQ・枕日単では、その他のデッキ以上に雪単側に求められるものが多いマッチと考えます。
    ゲームに求められるものとして、 この4点がゲームを大きく左右する要因と考えています。
    「雪側の先攻」についてはどうしようもない部分ですが、2,3点目については雪側のプレイの範囲内で対応出来得る箇所です。
    雪単側の王道な動きが<美に呪われた天才芸術家/御桜 稟>・<櫻の芸術家/草薙 直哉>・<魂の帰る場所/夏目 藍>の展開、その後に<師の意思を受け継ぐ者/本間 心鈴>をはじめとするチャージ持ちのAFキャラを展開するものですが、最後のAFキャラを<夭折の天才芸術家/夏目 圭>の手札宣言を使用してでも<師の意思を受け継ぐ者/本間 心鈴>を選択したいです。
    ゲームを通して5~6枚シールドを取得できるため、手札に選択肢があるうちは極力<師の意思を受け継ぐ者/本間 心鈴>を登場させていきたいです。

    3点目の<圧倒的な天賦の才/草薙 直哉>・<草薙直哉への執念/夏目 圭>の登場についても、<師の意思を受け継ぐ者/本間 心鈴>のチャージの早期還元を意図しています。
    毒舌ないじめっ娘/田端 ゆい>・<心は乙女な男の子/八雲 はまじ>等DPが0のキャラに合わせてゲーム序盤から「永遠の相」、<芸術の頂点>の枚数を意識してゲームを進めることを心掛けたいです。
    芸術の頂点>が4~5枚の状態で言わざるを得ない場面が訪れがちなので、早いうちから等価以上の手札宣言を連打することを心掛けてゲームを進めたいですね。

    雪側の求められる事の多いマッチでしたが、実際の対戦では本当に上記が達成できた6回戦は勝ち、できなかった4回戦は負けでした。
    勝利を挙げた対戦もかなりギリギリだったため、条件が達成できてやっといい勝負、という相性なんだと感じさせられました。


    総じて、デッキ内容についてはシングル構築ということもあり前回大会と変わらないのですが、シングル環境ならではの動きが求められる対面が多く、Mix環境とは違った楽しさがある大会だったと思います。

    おわりに
    以上です。今回も楽しんでいただけましたでしょうか。

    今回は自分にとって久しぶりの上位入賞が出来て、本当に嬉しいです。
    今大会でも優勝にかきみさん、2位にらじおさんと遊々亭のメンバーが入賞しており、肩を並べて記事を掲載する機会ができた喜びがあります。

    だいぶ遊んだ気がしますが、ケロQ・枕販売からまだ1ヶ月経たない程しか経っておらず、翌月もリセフェスタや、グランプリ予選があったりとまだまだ楽しみが多い環境です。
    表舞台に登場していないデッキもまだまだあるかと思うので、次なるイベントに向けてしっかり楽しんでいきたいと思います!

    それでは良いカードゲームライフを~

【大会レポート】リセフェスタ東京 ケロQ・枕雪単【ももせ】

    posted

    by ももせ

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    【大会レポート】リセフェスタ東京 ケロQ・枕雪単【ももせ】
    こんばんは、僕です。
    今回は、先日行われたリセフェスタ東京(12月)に参加したので、大会や使用したデッキについて記載していきたいと思います。

    今大会も新弾直後ということでしたが、会場では想像以上の人数(スタッフ談)の初心者講習会だったり、新弾ケロQ・枕のメーカー、作品的魅力の強さを感じるイベントでした。
    タイトルは勿論、能力もかなり魅力的なカードが多々あり、新弾らしくメーカー単が多かったり、前環境では見慣れなかったようなデッキも使用者がかなり多く、大会順位表から確認できるデッキリストを一人一人見ても面白かったです。
    そんな中で今回僕が選んだデッキは...!?

    デッキについて
    ケロQ・枕限定構築雪単 デッキ
    EX2
    60


    ということで、今回はケロQ・枕単の雪単を使用しました。

    選択理由として、後述する<美に呪われた天才芸術家/御桜 稟>・<芸術の頂点>が新弾の中でも飛び抜けて魅力を感じるカードだったことが一番大きいです。
    発売当初は<芸術の頂点>を中心にしたMix雪単を検討していましたが、ケロQ・枕雪単と対戦するうちに不利を感じてしまい、発売直後かつ魅力的な作品・デッキテーマということで参加者の中でも多めの割合でケロQ・枕雪単を使う人がいる、と考え、不利な対面が多くなることを嫌いケロQ・枕雪単を使用しました。
    消極的な選択理由ではあるものの、最初に記載した<芸術の頂点>がカードとしてかなり惹かれたことは間違いなく、大会結果を見ても上位に複数ケロQ・枕雪単が残っていることもあり悪くない選択ができたかと思います。

    ケロQ・枕雪単は<芸術の頂点>や<魂の帰る場所/夏目 藍>でリソースを稼ぎつつ、6種類の手札宣言除去や5種類のDMG軽減を使い、ゲームスピードをコントロールしつつ<櫻ノ詩ト刻>の達成を目指すデッキです。
    複数枚数ドローするカードや、大きなダメージソースはないもののデッキに主要となる手札宣言カードが24枚入っており、<魂の帰る場所/夏目 藍>・<櫻の芸術家/草薙 直哉>が相互にサーチ効果を持っているためかなり再現性が高く、毎ゲームわかりやすい"頂点"を目指すデッキ性となっています。
    昨今のシングルデッキらしく(?)エリアによる大型回復がありますが、他シングルのテーマと違ってゲームをコントロール出来る側が大型回復を持っていることも魅力ですね。
    最近だと名人戦決勝戦の動画等で、残りデッキ一桁枚数からが本番、となるMix雪単の動画等もあり、そういったゲームを魅力に感じる人も多そうで、作品人気は勿論デッキタイプの人気もありそうでシングル環境でもかなり活躍が期待できます。

    デッキ構築について、公式紹介のデッキリストでは<稀代のペテン師にして天才芸術家/草薙 健一郎>・<ブルバギの嫌われキャラ/タキザワ・トーマス・ネーゲル・ジュンペー>・<自称伝説の映画監督/明石 亘>・<里奈を待つニートデイトレイダー/川内野 優美>・<美への覚悟/中村 麗華>がそれぞれ2枚のデッキを紹介しており、当日ケロQ・枕雪単を使用した選手の殆どもその構築でした。
    今回僕は手札宣言組の<稀代のペテン師にして天才芸術家/草薙 健一郎>・<ブルバギの嫌われキャラ/タキザワ・トーマス・ネーゲル・ジュンペー>・<自称伝説の映画監督/明石 亘>をそれぞれ1枚、登場ドローの<里奈を待つニートデイトレイダー/川内野 優美>を3枚、<美への覚悟/中村 麗華>4枚採用としました。
    理由として、手札宣言組は使用しなくても<櫻の芸術家/草薙 直哉>の誘発効果で「永遠の相」置き場に置く事が出来るが、登場ドロー組は同名キャラがゴミ箱またはデッキに居ないと「永遠の相」置き場が溜まらないことを強く意識しています。
    4種類16枚の「1ドローを持つ-3修正」の手札宣言を活かしてゲーム速度を下げ、<櫻ノ詩ト刻>の早期達成、<芸術の頂点>の回復枚数の最大化を図ることが大筋と考えたため、-3修正を活かせる軽いキャラ枠として公式のデッキリストよりも枚数を増やした形となります。
    実際の対戦でも早期に場を埋めることがかなりゲームを支えたため、枚数調整はかなり成功だったかと思います。

    ケロQ・枕雪カードについて
    魂の帰る場所/夏目 藍
    汎用的な継続ドローソースがSRで登場しました。
    同系統である2コストのタップドローソースとして<ミス峰城大付属/小木曽 雪菜>・<誰かを待ち続ける少女/里村 茜>が比較対象になりますが、強みとなるのは「ドロー枚数に制限がない点」と言えます。
    比較対象カードはどちらもドローの合計枚数は有限なものの<魂の帰る場所/夏目 藍>は無限にドローが可能となっています。

    ケロQ・枕雪単は勿論、Mix雪単でも最近の除去テーマでは回復やシールド等、ゲームスピードを遅くする方向に力を入れているため、比較対象として前述した2枚とともにしばらくデッキを支える一枚になるかと思います。
    また、シングル限定の効果ではあるものの<櫻の芸術家/草薙 直哉>をサーチできる効果も本当に優秀で、前述のように<櫻の芸術家/草薙 直哉>も同様に<魂の帰る場所/夏目 藍>をサーチできることからシングルでは毎ゲームでの再現性の高さがあり、長いゲームをやる上でとても良いデザインになっていると思います。

    美に呪われた天才芸術家/御桜 稟
    芸術の頂点
    SR二枚目は圧倒的なパワーを持つ<芸術の頂点>のサーチカード。
    サーチだけではなく、本体もかなり強力なカードで登場ドロー、実質的なリカバリー効果、シールド発生効果とどれも有効な効果を持っています。
    それにも関わらずAP5/DP5と高めの水準のスペックを持っており、<芸術の頂点>の構築制限はあるもののMix、シングル関わらず今後の雪属性の中心となるカードと言えるでしょう。
    また、本体は勿論ですが手札宣言効果も強力で<みんなの憧れの的/藤ヶ谷 えいみ>を彷彿させる4体除去効果はとても強烈。
    4体除去のモードを選択した場合、<みんなの憧れの的/藤ヶ谷 えいみ>は2コスト以下という制限がありますが、<美に呪われた天才芸術家/御桜 稟>は実質1枚手札消費が多いものの相手のコストを問わず除去が出来るため、環境や意識したい対面で構築制限のどちらを選ぶかの選択肢があり使い手の腕が問われるいい選択になると言えます。

    サーチ先のエリアである<芸術の頂点>はデッキの主軸となるほど強力なエリアで、往復1回で毎ターン手札宣言のみに使える雪2コストを発生することができます。
    エリアからコスト発生が出来ることの強みは過去のデッキが証明してくれているように、除去や妨害を受けづらい継続リソースとして使いやすいです。
    更に手札宣言除去を支える誘発効果で、相手ターン中限定ではありますが再登場効果を持つ手札宣言をケアすることが出来、今まで以上に除去によるコントロールがしやすくなっていると言えるでしょう。

    最後に一番わかりやすい強さである超大型回復。
    本体のコスト発生があるため誘発しやすく、除去・DMG下げどちらもゲームスピードを落とす効果であるため、大型回復と非常に相性がよく、雪単が本当にコントロールデッキとして環境に出てくる要員たる一枚、と言えると考えます。

    二人の誓い/御桜 稟
    夭折の天才芸術家/夏目 圭
    アリア・ホー・インク/氷川 里奈
    師の意思を受け継ぐ者/本間 心鈴
    美への執念/長山 香奈
    ケロQ・枕雪単を支える「除去」「全体のDMG下げ」の手札宣言を持つ5種類です。
    除去については前述の<美に呪われた天才芸術家/御桜 稟>を合わせて計24枚と、デッキのほぼ半分が除去カードとなっているためシングルでは<魂の帰る場所/夏目 藍>以外に純粋に手札を増やすカードはありませんが、デッキ内の数量の多さから毎ターン除去orDMG下げの手札宣言が使用できる様になっています。
    二人の誓い/御桜 稟>・<夭折の天才芸術家/夏目 圭>は主要キャラのサーチ効果を、<アリア・ホー・インク/氷川 里奈>・<師の意思を受け継ぐ者/本間 心鈴>・<美への執念/長山 香奈>は本体にコスト発生効果を持つため、デッキ内でも特に価値の高い5種類になるかと思います。

    当日の対戦について
    そんなリセフェスタ東京は5勝2敗でした。
    敗北した2戦はどちらも<甲斐の虎/武田 光璃 晴信>型のMix日単でした。
    どちらの対戦でもリソース勝負をし、終盤に相手が息切れをする...というゲームが理想ではあるのですが、そう上手くはいかずどちらも先攻で<『不思議の国のアリス』のプリマ/アリス>や<風林火山>のアグレッシブから押し切られてしまう形で敗北を喫してしましました。
    コントロールデッキのわかりやすい敗因ではあるのですが、先攻アグレッシブが多様な<甲斐の虎/武田 光璃 晴信>型Mix日単やケロQ・枕日単は少し苦手な対面だったかもしれません。
    デッキ内の細かい枚数や、手札宣言での除去かDMG下げかの優先度、リソース勝ち以外のゲームプラン等まだまだ改善の見込みはあるため模索していきたいですね。

    おわりに
    以上です。今回も楽しんでいただけましたでしょうか。

    イベントとしては前述のようにかなり多人数の初心者講習会の参加だったり、全然カードゲームをしたことがない、という人も来場されていたようで毎回のことではありますがゲームとして盛り上がりがまだまだ冷めず、ユーザーの熱を感じます。
    次弾は少しペースを落とし3月予定ですが、まだまだ色んなタイプのデッキが出てくることが想像でき、苦手な環境ではなさそうなのでプレイヤー的には楽しみな期間です。

    ケロQ・枕環境でもまだまだ大型大会は開催されるため、参加するイベントに向けて色々考えて臨みたいと思います!
    それでは良いカードゲームライフを~

【大会レポート】リセGP2024最終予選/リセGP2024FINAL【ももせ】

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    by ももせ

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    【大会レポート】リセGP2024最終予選/リセGP2024FINAL【ももせ】
    こんばんは、僕です。
    今回は、先日行われたリセGP2024最終予選 および リセGP2024FINAL 名人戦に参加したので、2大会について記載していきたいと思います。
    自分としては2~3年ぶりの名人戦参加ということで、今までの大会以上に環境に向き合ってデッキ選択、構築内容を考える機会が出来て、大事な大会なのは勿論、カードゲームとしてとても楽しい準備期間になったかと思います。
    そんな中、2大会で僕が選んだデッキは...!?

    リセGP2024最終予選デッキレシピ
    Mix宙単(アイテム型) デッキ
    EX2
    60


    最終予選ではMix宙単(アイテム型)を使用しました。
    最新弾アミューズクラフトの宙属性テーマということで、数値的にも能力的にも比較的優遇されていることもあり、バトルをメインにするデッキの中ではカードパワー的にかなり強力な部類のデッキです。

    今回、最終予選・名人戦どちらも仮想的としてMix日単(チューア型)が最初に挙がり、その日単に数値的に有利をつけることが容易で、対面した時のゲームメイクが比較的わかりやすい事でアイテム型宙単を強く評価しました。
    また、アイテム型宙単が苦手とする手札宣言型宙単、イベント型宙単はチューア型日単が苦手と考えていたため、数を減らしていると考え全体数的にも悪くない、と考えアイテム型宙単を選択しました。

    リセGP2024最終予選について
    • 手札宙 0-2
    • チューア日 1-2
    • イベント型宙 1-0
    • 天使降臨日 1-0
    当日の自分の対戦成績は3勝4敗でした。
    大会結果は勿論ですが、想像していたよりも手札宣言宙単が環境にまだまだ多いことや、チューア型日単相手には確かに有利に戦えるものの、想像していた程大幅な有利をつけることができず、アイテム型宙単を使う上では翌日に向けての不安が残る大会となってしまいました。

    たった一晩ですが、そこで考えた末自分が名人戦へ選んだデッキが...!?

    リセGP2024FINALデッキレシピ
    Mix花単(小型花単) デッキ
    EX2
    60


    GPfinal 名人戦では小型花単を使用しました。
    アミューズクラフトで登場した<初恋から始まる物語>と既存テーマの<精霊召喚>・<森羅を抱く懐深き女王/アナスチガル>を混合したアーキタイプをメインテーマに据えました。
    主流だった花単では<森が育んだ熱愛の幼妻/セシル>を投入して<精霊召喚>を厚く見たものが多かったのですが、前述の最終予選での環境を踏まえ、それでは手札宣言宙単、チューア日単相手に厳しいマッチを強いられると考えたため、
    前弾で流行っていた<脇役属性>・<俺様の奴隷/シィル・プライン>で対戦相手のリソースを縛ることをメインテーマにし、<森が育んだ熱愛の幼妻/セシル>を抜いた小型花単を使用しました。
    これにより、アイテム型宙等の修正前の数値が高いデッキへ戦いづらくなってしまうことや、そもそもの手札事故が発生する可能性が上がってしまうというリスクはあるものの、
    手札宣言宙単、チューア日単相手の勝率を従来の花単より上げることができる、と考えたため<森が育んだ熱愛の幼妻/セシル>抜きで<精霊召喚>をコストを払ってプレイすることを選択しました。

    名人戦では対戦相手もそれまでの予選を勝ち抜いてきた猛者揃いということもあり、安定して戦えることより、苦手なデッキのことは苦手のままでも、有利なデッキタイプ相手には絶対勝つ、を意識してのチューニングとなります。

    リセGP2024FINALについて
    そんなデッキ選択の中で、自分の対戦成績が...
    • チューア日単
    • イベント型宙単 ×
    • 手札宣言型宙単
    • 除去メイン型雪単 ×
    • 精霊召喚型花単
    上記の通り3勝2敗でした。
    対戦相手を見ると、綺麗に「盤面で戦うデッキ」には勝ち、「コントロール系のデッキ」には負け、とある意味花単らしい成績ですね...
    自分はイベント型宙単や除去型雪単はチューア型日単が厳しく、環境的にかなり少数派のデッキになると考えていたため、そういったデッキと対戦することは想定しておらず、想定外のデッキにはそのまま負け、と情けない形になってしまいました。

    実際の対戦でもイベント型宙単、除去型雪単どちらの対面でも序盤はこちらの押せ押せだったものの、どちらも上手くテンポを奪う形での除去が決まり、コントロールされきってしまう形での敗北を喫してしまいました。
    デッキを組んだ時点では<脇役属性>・<俺様の奴隷/シィル・プライン>・<知的で優雅な完璧副会長/白鷺 茉百合>でのリソース縛りを絡めればコントロール系デッキの対面でも勝負になる...と考えていたのですが、想像以上に勝負にならず、自分の見通しの甘さを感じるとともに、対面のプレイヤーの腕前を強く感じさせられました。


    終わった上で大会上位デッキを見るとイベント型宙単や除去型雪単、数値操作型月単とコントロール色の強いデッキがかなり上位に残っており、「手札宣言宙やチューア型日単といった盤面で戦うデッキが多くなる」という自分の予想はデッキ分布的にはあっていたもののそれらを制圧した後に残ったデッキのことを考え切れておらず、コントロール型に弱い花単という選択は微妙だったのかもしれません。

    とはいえ、ゲームとしてブランクの有る中にも関わらず、猛者ばかりの大会で勝ち越しを上げることができたのは嬉しく思います。

    おわりに
    以上です。今回も楽しんでいただけましたでしょうか。

    名人戦がプレイヤーとしては一年の一区切りで、今日からは2025年の名人を目指して頑張ることになります。
    大会で敗北を喫し、名人になれないことが確定した瞬間はやはりとても悔しく、これで終わり...!?という虚無感を抱いてしまいましたが、日を改めて考えを纏めていると、来年もまた名人戦に参加して、次こそは新名人になるぞ、という気持ちが湧いてきますね。

    それはさておき、次弾ケロQ/枕の先行カード紹介も始まっていたり、色んな店舗様で予約が始まっていたりと次弾に向けても色々期待が持てて早速次の大会が楽しみですね。
    自分の好きな花属性はうぃんどみる以来の手札宣言テーマということで、結構好きなテーマなのでカード紹介含め楽しくやっていければいいなと思います。

    それでは良いカードゲームライフを~

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