
アビス・レボリューション 第1弾「双竜戦記」 新弾レビュー
新能力「メクレイド」の所感
まず初めに「メクレイド」とは山札から3枚をめくり、指定された種族とコスト以下のカードをタダで使えるという新能力です。指定された種族であれば、クリーチャー、呪文、タマシードなどを問わずにカードを使うことが出来ます。
"めくり"と言えばかなり運の絡む要素なので、クリーチャー以外に当たりが増えることで安定性が増すことは嬉しい点です。
また、「メクレイド」は"召喚"ではなく"使う"能力なので、クリーチャーは召喚扱いで場に出ます。
なので<赤い稲妻 テスタ・ロッサ>のような踏み倒しメタにも妨害されません。
最近の環境はどのデッキにもメタカードが採用されているので、メタを気にしなくていいのは気が楽でいいですね。
注目のカード
荒廃と豊穣の決断
マナと墓地が合計8枚以上あると2コスト軽減される能力も強力ですが、特に注目したいポイントは、「マナから闇または自然のコスト3以下のクリーチャーを場に出す」効果です。
先月の殿堂発表で殿堂だった<生命と大地と轟破の決断>がプレミアム殿堂になり、お手軽にマナから場にクリーチャーを出すことが出来なくなってしまいました。
そこで登場するのが<荒廃と豊穣の決断>です。コストや文明に制限が追加されたものの、<荒廃と豊穣の決断>の効果で出せる強力なクリーチャーはいます。
それは<天災 デドダム>と<絶望神サガ>です。<天災 デドダム>はマナを減らすことなく、山札を掘りながらリソースを稼ぐことが出来ますし、<絶望神サガ>は相手の妨害がなければそのままループに、なんてことが出来ます。
コスト軽減や、踏み倒し先のクリーチャーなどを考えると色々なデッキが出来ると思うので、今後に注目です。
グ:ルナグーシ
場に出た時とターンの開始時に墓地のカードが4枚以下であれば、5枚になるように墓地肥やしをすることができます。
最近色々なデッキに入っている<闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー|お清めシャラップ>などで墓地を0枚にされることがしばしばありましたが、<グ:ルナグーシ>がいれば、自分のターン開始時には墓地が5枚ある状態にすることができます。
また、自分のターン中にはじめて墓地からカードが離れた時に1ドローできます。アビスは墓地から召喚することが得意なので、ほぼ毎ターン追加で1ドローすることが可能です。
墓地メタと手札枯渇の二点を同時に解決してくれる強力なクリーチャーとなっています。
ボルシャック・アークゼオス
まず、自身の「アーマード・メクレイド5」で2体目の<ボルシャック・アークゼオス>を召喚できるところや、<パロッタ・剣・ルピア>や<アシスター・コッピ>、<ファイン・撃・ピヨッチ|「暴竜爵は不滅なり!」>などと組み合わせることで、4ターン目に着地を狙うことが出来ます。
似た効果である「マジボンバー」を持ったクリーチャーは自身よりもコストの小さいクリーチャーしか出せないことがほとんどだったので、自身の効果で2体目も出せる<ボルシャック・アークゼオス>はメクレイドによる展開力に期待できます。
これからも強化されていく種族だと思うので、今後にも期待されます。
評価が上がりそうなカード
ボルシャック・モモキングNEX
種族が"ボルシャック"であり"アーマード"、なおかつ出た時と攻撃時に場を展開できる能力を持っています。
<ボルシャック・モモキングNEX>を入れるのであれば<王来英雄 モモキングRX>も採用して、赤緑で構築するのも面白いかもしれません。
メクレイドにも対応できるメタカード
具体例を挙げると、<奇石 ミクセル|ジャミング・チャフ>、<デスマッチ・ビートル>、<DG -裁キノ刻->、<とこしえの超人>などです。その理由は、今回から各文明でそれぞれの種族が強化を受けているのですが、<デスマッチ・ビートル>と<とこしえの超人>はどちらも"ジャイアント"なので強化を受けることができます。
ですのでこれからも強化を受けつつ、他の文明の妨害ができるのでこれらの2枚は抑えておいた方がいいかも知れません。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回新登場した"メクレイド"ですが、能力がとてもデュエマらしくて僕は大好きです。
皆さんも一緒に"メクレイド"でめくってデュエマを楽しんでいきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。