
GP8th レポート
【2ブロック構築】
【2ブロック構築】
先日東京で開催された DMGP8th に両日参加しました。そのレポートの前半として、2 ブロックについて書いていきたいと思います。
主な行程はこのような感じです。
- 自身の調整環境
- 環境読み
- 当日レポート
- 反省
それではどうぞ。
【自身の調整環境】
「京都2ブロ会」のメンバーから強そうなデッキリストを貰い、それを調整メンバー「マラかっち」で回す。或いはマラかっち内で強そうってなったデッキをマラかっちで回すというようなやり方でした。
今までの大型大会と違い、自分自身忙しくそこまで多くの時間を割けなかった事は確かですが、元々がやりすぎなため(笑)正直言って他の人よりも回せていると思います。なのでそういう言い訳は出来ないですね。
【環境読み】
環境は赤白轟轟轟を中心にして回っている環境。環境的には2年前のブロック環境(新DM)、つまり赤単ビートジョッキー vs 赤零メラビート vs ネクラグラスパーの環境に近い。今回の2ブロックでの赤白のパワーは、新DM環境の赤単のそれよりも遥かに高い。しかし、当時の赤単が強かった理由として、赤単を止める事の出来るカードがトリガー以外に存在しなかった事がある。もっと具体的に言えば、手札からプレイが出来て相手の打点を2以上止められるカードが存在しなかった(実用的で無かった)という事です。
今季の2ブロックには<7777777>や<ハイオリーダ>のようなカードが存在しています。そのため、トリガーに頼らなくてもある程度は環境最速デッキに対応が可能でした。そういうカードを本来轟轟轟ブランドにはトリガーを踏ませる以外の勝ち筋が無いデッキ、例えばバラギアラに積むことで轟轟轟への相性をある程度改善することが可能です。
他に、候補に挙がったデッキはジョーカーズ。赤白轟轟轟を意識せざるを得ない以上、トリガーを積むスペースの少ない緑入りは没。無色にトリガーを11~12枚積む方向で考えていました。勿論、赤白轟轟轟自体も当然使用候補です。やはりミラーを意識して、<♪仰ぎ見よ閃光の奇跡>を4枚積んだものが候補でした。
他にもマラかっちで調整されていたデッキは複数あって、その中には赤緑印鑑パラス、ハイオリーダ絶十、トリガービート、オレガ・オーラ等のGP当日に猛威を振るったデッキも存在しました。特定の対面への勝率が極端に悪い、デッキパワーを感じない等の理由で没になっています。
結局自分が使用したのはバラギアラです。
【当日レポート】
赤抜き 4c バラギアラ
クリーチャー
計40枚
拘ったところと言えば<ウォズレック>ですね。そこの枠は、京都2ブロ会では<マッドデーモン閣下>になっていました。ですが、赤白轟轟轟に踏ませて有効トリガーになる局面は限られますし、墓地回収に関しても少しコストが重いのが気になり、自分は不採用にしました。
GRゾーンに関しては、相手の打点を止められる<ランジェス>、<バツトラ>、<硬直>は確定として、残りはデメリットが少なく<KAMASE-BURN>のバリューを下げない事を意識しました。
対戦戦績は以下の通り
1 回戦 bye
2 回戦 GR ジョーカーズ 先攻〇
3 回戦 赤白轟轟轟 先攻×
4 回戦 無色ジョラゴン 後攻〇
5 回戦 赤白轟轟轟 先攻×
6 回戦 緑ジョラゴン 後攻〇
7 回戦 赤白轟轟轟 後攻×
連勝は1度も無く、全く流れに乗れませんでした。当たったのはジョーカーズと赤白轟轟轟の2種類と自分が想定していたよりもややシンプルな環境でした。
赤白轟轟轟に3回負けてしまいましたが、<轟轟轟>→<ゴルドーザ>が繋がって押し切られたり、<7777777>が惜しくも当たらなかったりと、あと1歩というところで届かない場面がありました。
【反省】
バラギアラというデッキタイプ自体は上位進出率が高く間違っていたとは思いません。しかし、構築論は自分達とは違っていました。どちらかと言えば、踏ませて何とかするという考え方が多かったように思います。実際、自分達の形の欠点として、手打ちする余裕が無いときにどうしようも無いというのがあります。トリガーに頼る場合だと、常に自分の動きを優先して良く、プレイが一貫し易いです。それに、極端にトリガーの枚数を増やすなどして、本来不利な轟轟轟を有利対面にすることさえ可能です。
もう少し、バリエーション豊かな環境になると読んでプレイアブルなカードを増やしたのが敗因でしたね。そういったカードのおかげでジョーカーズにしっかり勝てたのは良かったとは言えますが。
2ブロックに関しては以上です。感想などは次の殿堂構築編で纏めようと思います。それでは、最後まで見て頂きありがとうございました。宜しければ殿堂構築編も見ていただければ嬉しく思います。