
究極の章 デュエキングMAX 新弾レビュー
今回のパックには過去に活躍したカードがデュエキングMAXカードとして再録しました。特に<ニコルボーラス>や最近スター進化が増えるたびに強化されている<モモキングRX>が再録されたのはとても嬉しいことですね。
さて、もう一つ注目すべきはデュエキングWINNERカードです。WINNERカードは全国大会など大型大会で実際に使用されたカードが採録されています。例えば2018年の全国大会で優勝したジョラゴンジョーカーズの切り札である<ジョットガンジョラゴン>や2017年の全国大会優勝デッキのラッカバスターの<ドギラゴン剣>が収録されています。
個人的にバスターと<バジュラ>は今でも使っているので集めたいところですね。さて、今回のパックですが、新規もかなり強力です。今回は新規の注目カードについて紹介していきたいと思います。
新規注目カード
<魔光ドラム・トレボール|魔弾バレット・バイス><氷牙フランツI世|魔弾オープン・ブレイン>
<氷牙レオポル・ディーネ公|エマージェンシー・タイフーン>
<魔光王機デ・バウラ伯|魔弾グローリー・ゲート>
<魔光帝フェルナンドVII世|魔弾デュアル・ザンジバル>
<天雷の導士アヴァラルド公|魔弾アルカディア・エッグ>
さて、次に新規カードの方を紹介していきたいと思います。
音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ /「未来から来る、だからミラクル」
革命チェンジ:光または水のドラゴン(自分の光または水のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、次の相手のターンの終わりまで、相手は呪文を唱えられない。
カードを3枚引く。その後、コスト5以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
初の両面多色のツインパクトになっています。今のところクリーチャー面を生かすのであればビートデッキに採用、呪文面は5cなどのコントロールデッキに採用をしてドローソースとして生かすことも可能になります。
例えば、ビートデッキに採用したいのであればアドバンス環境で活躍しているリースRXに採用がおすすめです。リースRXは<バトライ武神>を使い過剰打点を並べるデッキです。過剰打点を並べても相手のシールドトリガー呪文で止められることが多々あります。そのため、呪文を止めるために<アルカディアスモモキング>を採用していること多かったのですが、最近だとアルカディアスモモキングを採用されていることを前提で光文明のトリガーに寄せていることもあり、最近ではアルカディアスモモキングで呪文を防ぎにくくなっています。
そこで、<ラフルルラブ>を採用することによってアルカディアスモモキングでは止められない光の呪文も止めることができるようになります。下面では水文明を持っているので<サイバーダイスベガス>との相性がよくDスイッチからだからミラクルを唱えることによってベガスから3枚ドローをしながらコスト5以下の呪文を唱えることができるようになります。これからも構築が開拓されていれば注目される1枚だと思います。
流星のガイアッシュ・カイザー
相手のターンの終わりに、相手がそのターン中、マナゾーンのカードをタップせずに、クリーチャーを出すか呪文を唱えていて、バトルゾーンに自分の 《流星のガイアッシュ・カイザー》がなければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、カードを2枚引く。
自分のコスト10以上のクリーチャーの召喚コストを4少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
相手のクリーチャーは出たターン、自分を攻撃できない。
このカードの影響でアドバンス環境ではGR召喚が、オリジナルではノヴァを出しにくくなったと考えています。場に出てくると4マナで<クラッシュ覇道>、6マナで<鬼丸覇>、7マナで<刃鬼>や<VAN>や<ウェディング>といった強力なゼニスを出すことができます。
6マナで普通に場に出しても次のターンに4軽減がある状態でターンを迎えるので大型クリーチャーの展開が見込めます。これから昔いたターボゼニスのようなデッキが環境入りするかもしれませんね。
無双の超越者ファイナル・ストームXX NEX
このクリーチャーの召喚コストを、マナゾーンにある自分のドラゴン1体につき2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
超無限進化:ドラゴン1体以上の上に置く。
Q・ブレイカー
このクリーチャーが出た時または自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがドラゴンなら、このクリーチャーの下に重ねる。
メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを好きな数、墓地に置く。それらのコストの合計が20以上なら、このターンの後に自分のターンを追加する。
イラストかっこいい!!効果もエクストラターンが取れてとても派手だから使いたい!!多分誰しもが思うことだと思います。ちゃっかりハンターを持っているので刃鬼で場に出すことで進化元に合計20コスト以上用意をしないとエクストラターンを取ることができないという2つの難点を一気に解決することができます。
刃鬼によく採用されている<鬼丸覇>と違って確定でエクストラターンを獲得できるので優先的にされることもありそうですね。僕自身もこのカードを見て刃鬼を組んでみたいと思えてきたので少し考えてみたいと思います。
"逆悪襲"ブランド
G・G・G:自分の手札が1枚以下なら、このクリーチャーの召喚コストを6少なくする。
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。
0コストで出ていた轟轟轟ブランドほど強力ではないですが、手札が1枚のときに軽減されて1マナで場に出せることができ、出た際に相手の6000以下のクリーチャーを破壊できるのは今環境トップの赤単速攻の強化といえるでしょう。
全盛期の轟轟轟ブランドのように複数枚手札に来てしまうと事故率が高くなってしまうので採用枚数は控えめになりますが強力な1枚なのは間違えないと思います。
影速 ザ・トリッパー
スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
相手はカードをマナゾーンに置く時、タップして置く。
効果はとてもシンプルですが、レッドゾーンが登場したときに出てきた最初の侵略元はスピードアタッカー以外の効果がなかったと思うととても強化されましたね。
<ザトリッパー>は侵略しなくても強力なクリーチャーとなっています。今の環境マナカーブ通りに動くデッキが多く環境にいるため3ターン目にザトリッパーを置かれてしまうと次のターンに取ろうとした動きを止められてしまうということもありかなり評価は高いかと思います。
光文明を採用したレッドゾーンのデッキは<ヘブンズフォース>のプレミアム殿堂入りによって大きな弱体化を受けてしまいました。そこで新しく、このザトリッパーで強化された闇文明を採用したレッドゾーンが活躍していくのではないかと思っています。闇文明を採用することによって<レッドゾーンX>や<ザ・ブラック>を採用できるのもかなり強みかと思います。闇文明のコマンドなので<デッドダムド>にも侵略出来てしまうのも面白いですね。
Dの光陣 ムルムル守神宮
S・トリガー(このD2フィールドをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ展開してもよい)
自分のクリーチャーすべてに「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更してもよい)
(他のD2フィールドが出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)
<メメント守神宮>のDスイッチ効果がなくなって2コストになりました。昔流行っていたメメントを張っている状態で<サルトビ>などのシノビをニンジャストライクで場に出し、攻撃をブロックしていくということがまたできるようになりました。これによってシノビで攻撃を受けていくデッキが活躍する機会が増えそうですね。
今回は20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAXの新弾レビューをしていきました。今回は新規カードも再録カードも強力なので再録カードを持っていないという人はパックで、種類も多いので再録カードをたくさん持っているという人は新規カードをシングルでカードを集めた方よさそうです。