
青白スコーラー使用レポ&新弾での強化を紹介
記事の行程は以下の通り。
10月のGPでもきっと環境の中心になることが予想されるデッキタイプですので、是非最後までチェックしていただければ、と思います。
それに対抗する形で【赤白サンマックス】も数を増やしており、このデッキは先攻を取れれば【青黒緑デッドダムド】に対しての高い勝率が期待できるデッキでした。
また、【赤白サンマックス】よりも器用さでは劣るものの、速度を1ランク上げることで後攻からでも【青黒緑デッドダムド】に高い勝率を見込める【赤単速攻】も注目され始めている、そんな環境でした。
自分も初めは【青黒緑デッドダムド】にST等の受けを多く積む、というアプローチを試しましたが、どれも微妙でした。何故かというと、STを多く積むことで自分の動き(=コンセプト、やりたいこと)が阻害されやすくなるからです。
自分の動きを阻害せず、寧ろ自分の動きの一部ともなるようなカード、例えば【緑単グラスパー】の<ミステリー・キューブ>のようなカードが【青黒緑デッドダムド】にも存在すれば良いのですが、あいにく殆どそんなカードはありません。(自分が思いついたのは<インフェルノ・サイン>くらい)
何か受けのギミック=自分の動きのようなデッキはないものか、と思っていたところに北海道の知り合いが2ブロックCSで優勝します。そのデッキが【青白スコーラー】。
一見、受けるためのカードは何も採用していないように見えましたが、<奇石 ミクセル|ジャミング・チャフ>のようなメタカード。<ヘブンズ・フォース>からの<イグゾースト・II・フォー>。更に<Wave All ウェイボール>や、イグゾーストが自分の場に居れば、シールドにあるST呪文が全て受け札に変わります。
【青黒緑デッドダムド】とは正反対に「自分の動き」が「受けのギミック」として完結している点に惹かれ、殿堂構築に作り替えた後に一人回しを始めました。
一人回しをしていく中で、殴ってくるデッキ全般への勝率が高く、かつ【青黒緑デッドダムド】に対しても五分の勝負が出来るという事がわかり、加えて当時の関西には一人として同じデッキを触っている人が居なかったため、これなら初見の利を生かして【青黒緑デッドダムド】に五分以上の勝負が出来ると考えました。
ただ、この結論が出たのは CS 当日の午前4時。やや不安も残る状態で、まだまだ洗練されているとは言い難い構築でしたが、新しいデッキを使うワクワク感のおかげで徹夜していても何も苦痛はなかったです。
2 回戦 赤青覇道 後攻◯
3 回戦 アナダムド 先攻◯
4 回戦 青魔導具 後攻◯
2 回戦 赤黒バスター 先攻◯
3 回戦 アナダムド 後攻◯
準決勝 赤白サンマックス 後攻◯
決勝 青白スコーラー 後攻×
相手の<超奇天烈 ギャブル>で利用されやすいので<奇石 ミクセル|ジャミング・チャフ>は4枚積む必要はなさそうだった。
関西で【青白スコーラー】を使う人は一人も居ない、と予想して参加していましたが、決勝の相手だった dotto さんも関東のCS結果を見て使用に踏み切っていたようでした。たまたま同じ日に使い始めて決勝で当たるなんて思ってもいなくて少し面食らいましたが、次の日に向けての相談できる人がいたことは良かったですね。
out→<奇石ミクセル>1枚、<エナジー・ライト>1枚、<ランジェス>1枚
in→<スクアーロ>1枚、<超次元サプライズ・ホール>1枚、<ポクタマ>1枚
2 回戦 ネクスト 後攻◯
3 回戦 青魔導具 先攻◯
4 回戦 アナダムド 後攻◯
5 回戦 赤白バイク 後攻◯
6 回戦 5c キューブ 後攻×
2 回戦 青白スコーラー 先攻◯
準決勝 アナダムド 先攻◯
決勝 アナダムド 先攻×
そのため、ミラーで差をつけるために<サプライズ・ホール>を1枚投入。
奇天烈シャッフのようなカードが重いため、それをプレイされてもテンポロスしないために 2,3 コスト以外のドローソースが欲しいと感じました。<ロジック・スパーク>で回収できることを考えると<王立アカデミーホウエイル>がベストかなと思います。
負けた試合は予選での事故が一回。決勝はランダムハンデスで対アナダムドへのキーカードである<イグゾースト>が2枚も抜かれるという不運に見舞われた負けでした。ただ、抜かれていなければ勝っていたかと言われると微妙で、抜かれなければ五分の状況には持ち込めたか、といった次第です。
・<カエルBジャック>
・<白皇世の意志 御嶺>
まずはリストから紹介します。
<カエルB ジャック>のおかげで呪文を連打しやすくなったこと、そもそもイグゾーストとの相性を鑑みてミクセルではなく<ファイナル・ストップ>を優先しています。
Twitter等でも話題になりましたが、<銀河の裁きに勝てるもの無し>で御嶺が出た場合、銀河の効果で<ダイヤモンド・ソード>を使うと一気に勝負を決めることも出来てしまいます。
それを狙ってやるのは中々難しいですが、御嶺のバトルゾーンから離れない効果を利用するために、GR ゾーンを残した状態でソードを撃つのは意識します。
カエルBはかなり癖のあるカードですが、出来るだけ複数のターンにかけて場に残る方がドローソースとして仕事をしてくれるので、ヘブンズ・フォースを引けているなら早い段階で強気に場に出すことが多いです。
使いこなすと、場が0の状態からでもゲームを決めることも不可能じゃありません。是非試してみてください。
1日目の決勝の相手がdottoさんであったことは既に紹介しましたが、2日目の決勝の相手は同じく全国一位を経験しているギラサキさんでした。
両日ともに悔いの残るようなゲームではなかったものの、二人の実力の高さ、自分には無いものなどを感じずにはいられない2日間にはなってしまいましたね。
GPやエリア戦、その先にあるかもしれない全国大会で再び彼らのような格上の人たちと対戦した時、今度こそはこういう思いをしないように日々の調整を頑張っていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。それでは、GP9th で会いましょう!