
20thクロニクルデッキ 新弾レビュー
2015年から毎年発売しているクロニクルデッキシリーズも早くも5年。今までのクロニクルデッキにはみんな大好き<天災デドダム>や7月に発売された英雄戦略パーフェクト20に再録された<ステゴロ・カイザー|お清めシャラップ>、最近マーシャルループのフィニッシャーにもなっている<アルカディアスパーク>もクロニクルデッキで新規収録されています。毎年クロニクルデッキの新規カードからかなりの枚数環境で使われています。
クロニクルデッキは再録枠にもとても力を入れています。例えば去年発売されたクロニクル最終決戦デッキ ⿓魂紅蓮譚には<GWD>や<バトライ刃>、クロニクル最終決戦デッキ 覚醒流星譚には<ドンドン水撒くナウ>や勝利セットが収録されています。このようにクロニクルデッキは再録が強いので再録目当てでもデッキを買うことができます。
さて、注目の再録カードを紹介してから注目の新規カードについて紹介していきまたいのと思います。
注目の再録カードはボルシャック・デュエルからは<ボルシャックドギラゴン>、<決闘者チャージャー>、<ボルシャックライシス・NEX>の3種類、アウトレイジ・ビクトリーからは<イワシン>、<オブザ>、<5000GT>、<チェンジザ>、<クロック>の5種類です。
早速解説していきます。
ボルシャックドギラゴン
決闘者チャージャー
ボルシャックライシス・NEX
次にアウトレイジ・ビクトリーです。
イワシン、オブザ、5000GT
チェンジザ
クロック
以上が注目の再録枠になります。続いて注目の新規カードについて紹介します。
ボルシャック・スーパーヒーロー|超英雄タイム
クリーチャー面
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
このクリーチャーが出た時、パワー3000以下のサイキックではないクリーチャーをすべて破壊する。その後、パワー5000以下のサイキック・クリーチャーをすべて破壊する。
呪文面
バトルゾーンにある相手のコスト3以下のカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。
注目するべきところは呪文面です。今環境で流行っている<希望のジョー星>や、青魔導具のキーカード<新世壊>を除去すること可能です。主にラッカ鬼羅スターに採用されるようになるのではないかなと思っています。ラッカ鬼羅スターに採用すると元々採用されている<その子供、可憐につき>で4コスト以上をスピードアタッカーにすることができるのでクリーチャー面でも活躍する場面がありそうです。
ボルシャック・栄光・ルピア
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。それがドラゴンなら、自分の山札の上からさらにもう1枚、タップしてマナゾーンに置く。
クリーチャー版<メンデルスゾーン>で種族にドラゴンを持っているので栄光ルピアを出してマナゾーンに置かれたのが栄光ルピアでももう1枚ブーストすることができます。デュエプレコラボデッキで登場した<龍の呼び声>ですごく話題になったのでこのカードを一番注目しています。ドラゴンを持っている3コストなので<サイバーエクス>に革命チェンジできるのもとても強いです。
裏斬の取引 パルサー
ニンジャ・ストライク5(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、自分のマナゾーンにカードが5枚以上あり、その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなかったら、このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、このシノビを山札の下に置く)
このクリーチャーは攻撃できない。
このクリーチャーが出た時、カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。
自分の墓地にカードが6枚以上あれば、このクリーチャーに「ブロッカー」を与える。
元々ニンジャストライク4だったという開発側の裏話があるこのカード強いのかどうかなのですがニンジャストライク5でも十分強いです。<メメント守神宮>が4枚使えてた当時に<猿飛>、<バイケン>のギミックが強いとされていました。パルサーにも墓地にカードが6枚あれば自身がブロッカーを得る効果を持っています。そのためバイケンを手札から捨てることによって相手の攻撃を2面止めることができます。パワーも6000あるので最近流行りの墓地ソースの<5000GT>を相手に出されても場に出すことができるので今後環境で使われそうだと思っています。
熱血武闘 カツキング
スピードアタッカー
W・ブレイカー
自分のターン中、バトルしているこのクリーチャーのパワーを∞にする。
このクリーチャーはパワー6000以上のアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。
このクリーチャーがバトルに勝った時、カードを2枚引いてもよい。
自分のターンのはじめに、このクリーチャーが自分の墓地にあり、バトルゾーンに自分の《熱血武闘 カツキング》がなければ、自分の手札を1枚捨て、自分のアウトレイジを1体破壊してもよい。そうしたら、このクリーチャーを出す。
8コストと一見コストが重そう見えますが一番下の踏み倒しできる効果によって強力な1枚となっています。効果が出たときに色々な構築を見かけましたが一番面白い使い方は黒単零龍速攻に採用し、GRを<GRの犬 ワンワンワン>のみにします。GRの犬 ワンワンワンは2枚より多く採用できる効果を持っているのでGRをすると確定でアウトレイジを場に出すことができます。そのため零龍の手札の儀でアウトレイジを場に用意したり、<ジ・エンデザーク>で出したりすることができます。テスタロッサと組み合わせるのも面白そうですね。
灼熱の闘志 テスタ・ロッサ
このクリーチャーが出た時、カードを2枚まで引く。その後、こうして引いた枚数と同じ数、自分の手札を捨てる。
赤青版のアツトです。2枚引いて2枚捨てる系統のカードは<ノロン>、<ドゥゲンダ>そして<アツト>がありました。この3枚は同じような効果をしていますが少しだけ違います。それはドロー効果が任意かどうかです。アツトは任意ですが、ノロンとドゥゲンダはドロー効果が強制です。そのためデッキが少なくなってゲーム終盤だとノロンやドゥゲンダよりアツトを場に出したい場面が多いです。このことを踏まえて今回のテスタロッサですが、ドロー効果が2枚まで引き、その引いた枚数分捨てる効果になっています。~までという効果なのでドロー枚数を0枚にすることも可能でその場合捨てる枚数も0枚です。この効果はとても強力なので4枚集めておきましょう。
今回はDMBD-16クロニクルデッキ 決闘!! ボルシャック・デュエル、DMBD-17 クロニクルデッキ 熱血!! アウトレイジ・ビクトリーの新弾レビューをしていきました。どっちを買うか迷っている人は個人的にはそのままでもとても強力なボルシャクデュエルをおすすめします。
強力な再録カードが欲しいという方はアウトレイジビクトリーとどちらも強力なデッキなので自分の必要なカードが入っている方を買うことをお勧めします。ボルシャクとアウトレイジ両テーマが一気に強化されたので皆さんもこの機会にどちらかのテーマを組んでみると面白いかもしれませんね。