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ガチヤバ 4!無限改造デッキセットDX ゼーロのドラゴンオーラ レビュー

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    by ◆ドラえもん

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    ゼーロのドラゴンオーラ レビュー
    最近寒さが増してきていますが、全国大会のエリア予選までは残り 2 週間という事もまた季節の移ろいを感じさせます。いよいよ 2019 年も終わりに近づいてきましたね。

    さて、毎年この時期にはちょっと豪華な構築済みデッキが発売されるのですが、今年はというと、なんと 120 枚もカードが入っている商品になっています。

    今回自分が担当させていただくのは、『ガチヤバ 4!無限改造デッキセット DX ゼーロのドラゴンオーラ』の方の新規カードについてです。(以下ドラゴンオーラ、と呼称)

    今回は新規カードについてのみ紹介させていただきますが、ドラゴンオーラは再録もかなり強力。特に<kβ バライフ>のようなカードは入手が少し難しいカードで、自分も 3 枚しか持っていなかったので非常に嬉しいです。

    シングルカードで揃えるのも勿論良いですが、実際に一つは購入してみることをお勧めします。スリーブも付いてきますからね。

    それでは、早速本題にまいりましょう。

    目次
    ドラゴンオーラはこうやって改造すべし
    新カードの紹介の前に、ドラゴンオーラのカードを使ってデッキを組む時に意識した方が良い事を紹介します。

    それがオレガオーラは 2 種類の構築がスタンダードで、それぞれに適したオーラがそれぞれ存在している。ということです。

    その構築がこれら。
    (1)墓地型
    →無月の大罪を中心に相手の妨害することで戦うデッキ。闇のオーラや、場から離れた時に効果が発動する GR クリーチャーと相性が良い。
    (2)展開型
    →自分のリソースを増やすオーラを中心に自分の場を盤石にし、数で押し切るデッキ。水のオーラや、常在効果を持っている GR クリーチャーと相性が良い。


    勿論これら以外の組み方も存在しますが、まずはこのことを念頭に置いてデッキを組むと再現性の高いデッキが出来ると思います。

    これから新規カードの紹介に移りますが、どちらの型と相性の良いカードなのかも同時に紹介していきます。

    新カード紹介 5 種
    ・《卍∞ ジ・エンデザーク ∞卍》
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    (1)墓地型と相性の良いカードです。

    これまで墓地型の特徴は<大卍罪 ド・ラガンザーク 卍>による高いフィニッシュ性能でしたが、<ジ・エンデ>のおかげで自分のオーラを毎ターン使い回す事が可能になり、中盤での息切れを起こしにくくなりました。

    《ジ・エンデ》は毎ターン墓地に落としておくことで真価を発揮するので、採用するなら複数枚採用したいですね。また、デッキ・場・手札のどこからでも《ジ・エンデ》を墓地に落とすことが出来る構築にしておくと使い易さが増すでしょう。

    デッキからなら<伊達人形ナスロスチャ>、場からは各種「無月の大罪」、手札からは<*/弐幻ムクチューン/*>が墓地に落とす手段としてそれぞれお勧めです。

    ・《轢罪 エクスマ疫ナ》
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    どちらかといえば(1)墓地型と相性が良く、場合によっては(2)展開型にも採用されるであろうカード。
    .
    ST、無月の大罪で実質 5 コスト、相手の全てをマイナス 2000、非常に使い勝手が良くオレガオーラデッキの痒い所に手の届くカードになっています。

    衰罪 デ殺パイダー>では破壊できなかった<時空の英雄アンタッチャブル>を破壊出来たり、今流行の【赤青ジョーカーズ】の GR を殲滅出来たりと今の環境とは非常に相性が良いですね。

    罪罰執行 ジョ喰ンマ>のような ST と使い分けて採用することになりそうなカードです。

    ・《斬罪 シ蔑ザンド》
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    (1)墓地型と相性が良いカード。
    4 コストで使えば<死神の邪剣デスライオス>、2 コストで使えば<堕魔 ドゥポイズ>で使えるので使い勝手がかなりよく、オーラ以外でのデッキで採用されることもあるかもしれませんね。

    オレガオーラデッキの弱点として、<卍魔刃 キ・ルジャック>や<ア・ストラ・ゼーレ>のような大型オーラの着地まで相手の大型クリーチャーへの対処が難しい、という事がありましたが、そこをカバーしてくれそうなカードです。

    ・《幽鬼ブチャカティ》
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    (2)展開型と相性の良いカードですが、実は(1)墓地型と噛み合う点もあるカード。

    1 セルフハンデスも強力な効果ですが、何よりブロッカー付与がこのカードの肝です。<白皇世の意志 御嶺>にライドオンされた日には 3 ターン目にパワー25000 のブロッカーの出来上がりです。

    大型オーラ着地までの時間稼ぎとしてこれ以上優秀なオーラは現時点ではないかもしれませんね。

    また、攻撃時・ブロック時に自動で墓地に置かれる効果も一見デメリットに見えて墓地型となら相性の良い能力。

    1 アクションついでに 1 枚墓地が増えるというだけでなく、<大卍罪 ド・ラガンザーク 卍>で《ブチャカティ》を装備、攻撃時に墓地に送った《ブチャカティ》を《ド・ラガンザーク》でもう一度装備、というコンボも可能ですね。

    ・《幽具リンリ》
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    (1)墓地型と相性の良いカード、ですが特徴は展開型に通ずるものがあります。

    今まで 2 コストの闇オレガオーラは基本的に無月の大罪を中心に、場には残らないけどアドバンテージを取れるカードが多かったです。

    しかし、リンリは 2 ターン目にプレイする闇オーラとしては珍しく、場に残ることを前提としているカード。墓地利用との相性が良いのは勿論ですが、今までの闇のオレガオーラには出来なかった動きを可能にしてくれるかもしれないカードです。

    場をコストに降臨する<ジ・エンデ>と相性が良いのは勿論ですし、墓地型のデッキに展開型のギミックをちょい足しする場合にも活躍するカードになるでしょう。

    あとがき
    新カードの紹介でも分かる通り、墓地型のオレガオーラが大幅強化されたセットと言えるかもしれませんね。

    しかし、リンリのようなカードのおかげで墓地型と展開型のハイブリット構築も組みやすくなった、とも言えるでしょう。

    改造デッキという名前だけあって、同じ【オレガオーラ】というデッキでも様々なアプローチの施せるドラゴンオーラ。自分の手でオリジナルオーラデッキを完成させてみてはいかがでしょう。

赤青 J ミッツァイル解説

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    by ◆ドラえもん

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    赤青 J ミッツァイル解説
    必殺!!マキシマム・ザ・マスターパックが発売されたことによって CS の環境が変わりましたね。具体的には速度の針が1ターン早く進んだ、といったところでしょうか。

    今回自分、◆ドラえもんが取り上げるのは、新しく登場したデッキの中で最も注目されていると言っても過言ではないデッキ、【赤青 J ミッツァイル】です。

    様々な構築が存在することが特徴のデッキですが、今回はエリア戦も迫ってきた時期という事で2ブロックに焦点を当てて解説していきます。

    また具体的な構築については10/22に開催された玉出 CS で自身が使用し、優勝したときの構築を取り上げたいと思います。

    目次
    デッキ構築
    玉出 CS 優勝 赤青 J ミッツァイル

    ツインパクトカード
    4
    オレガ・オーラ
    2


    【赤青 J ミッツァイル】の概要
    なんですが・・・・・この序盤~終盤までの動きを1ターンの間にやってしまうのがこのデッキ。自分で言うのも何ですが序盤~終盤って言葉を使っていてしっくりこないですね・・・・

    このデッキの核はミッツァイル、夢のジョー星の2枚。そのためジョーカーズを速やかに場に4体並べる必要があります。
    それを可能にするために1枚で2枚以上の展開がしやすい<花美師ハナコ>、<オケ狭間 寛兵衛>、1枚で莫大なアドバンテージをもたらす<スッポンジトム>のようなカードが採用されています。

    また、2ブロックには<ジョジョジョ・マキシマム>がないのですが、自分は<本日のラッキーナンバー!>でそこをカバーしています。

    そして、このデッキが2ブロック環境の最前線まで乗り出すきっかけになった<"魔神轟怒"万軍投>。ジョーカーズの手札を捨てるカードと相性が良いのが特徴です。多くの人は<メラメラ・ジョーカーズ>を採用していますが、自分は今回採用していません。理由については後述します。

    2ブロックならではのカードとしては<アッカン・ペロケット>がありますね。【青魔導具】への立ち回りがこのカード1枚で劇的に変わるので、お勧めのカードになっています。

    採用カードについて
    機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」
    このデッキのフィニッシャーとしての役割のあるカードです。自分はこのカードを4枚入れることでこのデッキの安定性と、対応力、ハンドキープのしやすさを向上することを目指しました。

    通常構築ならば<海底鬼面城>のおかげでそれなりの3キル率を誇るこのデッキですが、2ブロックではそこまでではありません。

    多くの人が使用する<メラメラ・ジョーカーズ>を4枚採用し、赤の枚数を16枚ほど確保している構築ならば3キル率は自分の構築よりは高いですが、そこまで高い訳でもありませんでした。

    寧ろメラメラを4枚採用しても、赤マナの+手札に捨てる用のジョーカーズを用意することが難しく感じたため、自分は思い切ってそれを全て不採用とし、<ラッキーナンバー>による実質3キル率を上げる事を目指しました。

    これによるメリット・デメリットについて軽く触れておきましょう。
    ナンバー4枚・赤少なめ構築のメリット
    1. 3ターン目にナンバーを撃ち、4ターン目を安全に迎えた上で相手を倒す「実質3キルルート」の成功率が向上する。(ただし、手札の枚数的に後攻でないといけない場合が多い)
    2. ナンバーの枚数に余裕があるので、序盤に消費・マナセットしたナンバーの枚数を詰めの段階で気にしなくても済む。
    3. 青の枚数がしっかり取れる。

    デメリット
    1. 赤の枚数が少ないので<ジョー星>で赤が見えないという事故、ハナコスタートがあまり決まらない、<パッパラパーリ騎士>を出しても赤マナが置けない、という状況が多め。
    このデメリット、実際このデッキの根幹にかかわる事項ですし、思い切ったプレイングも出来なくなるので、自分の構築はやや窮屈な構築であるのは確かです。

    ですが、調整段階で<メラメラ・ジョーカーズ>の使いにくさ、カードパワーの低さが気になり、「弱いカードを積むくらいなら環境的に強いディールを4枚積みたい!」という思いからこういう構築が出来上がりました。

    アッカン・ペロケット
    【青魔導具】へのメタカード。J トルネードで何回も使い回すことを意識してください。

    */零幻ルタチノ/*
    先に少し触れましたが、このデッキは赤の枚数が少なく<花美師ハナコ>でのスタートが難しいです。ですが、<「本日のラッキーナンバー!」>を撃つ前に1体はジョーカーズを出しておきたいです。


    そこで、実質2コストの青のジョーカーズであるこのカードを採用することに決めました。<ルタチノ>は4マナの時にルタチノ→<万軍投>→<ジョー星>を動くことも出来るので、必ずしもラッキーナンバーの前に出す必要は無く、ラッキーナンバーの次のターンに盤面0から展開することを可能にしてくれます。

    この構築との親和性の高いカードなので、最後の最後の空いたピースを埋めてくれたカードでした。》

    ポクタマたま
    何だかんだで便利なカードなので最後の1枠を埋めたカードです。【オーラ】、【バラギアラ】、【シータミッツァイル】のように墓地が重要なデッキには勿論ですが、これがあるのと無いのとでは<卍・獄・殺>のケアのしやすさが天と地ほどの差があります。

    不採用カードについて
    次元の嵐 スコーラー
    特徴としては<ラッキーナンバー>と違って1枚採用するだけで活躍するという点が挙げられます。そのため、赤の枚数をしっかり採るこの構築とは逆方向の構築と相性の良いカードと言えるでしょう。

    回収 TE-10
    ジョーカーズではないカードをGRに1枚でも入れるのはこのデッキではとても危険な行為だと自分は考えています。

    GR 召喚を3回して、1枚採用しているカードが出る確率は25%。つまりは《回収》をたった1枚入れただけなのに、4回に1回<ジョー星>を撃てないタイミングがくるということですね。

    勿論、<パッパラパーリ騎士>と同時にでればケアが可能ということも考えれば 25%よりも低くはなるのですが、実際回していて回収の"おかげ"で勝ったという試合よりも、回収の"せいで"負けた試合の方が多かったです。

    【赤青 J ミッツァイル】のこれから
    この構築で優勝は出来たものの、近年のデュエルマスターズの環境の変化はめまぐるしく、このデッキの最適な構築というのも毎週、いや毎日変化しています。

    今回自分は赤の枚数を必要最低限に抑えることで、<ラッキーナンバー>を使い易くすることを目指したので、後攻での勝率は他の構築よりもやや高く。先攻での勝率も普通の【赤青 Jミッツァイル】と遜色ないものになっています。

    では、この構築とはまた真逆の方向、つまり赤の枚数をしっかり採用したうえで<メラメラ>を採用し、先攻3キルを安定させる構築ならどうでしょうか?

    ラッキーナンバーによる安全な詰め、は不可能になるかもしれませんが、<ジェイ-SHOCKER>や<全能ゼンノー>でトリガーのケアが可能なミラー戦や、【ジョラゴン】対面では無類の強さを発揮しそうですね。

    デッキレシピ
    参考リスト 赤多め構築


    あとがき
    関西の2ブロック環境に関してですが、今のところ赤青ジョーカーズが強すぎて他のデッキがかすんで見えるほどです。

    後攻3ターン目が来ない。まるで全盛期の【ドルガンバスター】を食らっているかのような感覚を覚えるときもありますし、ある時はこちらがそれを押し付けます。

    しかし、そういう嵐のような環境だからこそ、それをメタる側に回るのか、嵐のような環境に身を投げ出すのかを冷静な思考でもって考えなければなりません。

    そして、身を投げ出すことを選んだとしたら、その中で他の人と少しでも差をつけるチューニングも必要になりますから、実は面白い環境と言えるのかもしれません。

    そんな環境ですが、11月の中旬には新しい構築済みデッキが発売され、環境は変わってしまいます。その前に、是非この赤青 J ミッツァイルを遊び倒してみることを自分はお勧めします。

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