今回は5月20日に発売されたスタートWIN・スーパーデッキ深淵の邪襲の紹介とデッキの改造案を解説していきたいと思います。
その理由は、「受け札」と「小型除去」の一人二役ができるからです。
クリーチャー側は、「シールドトリガー」持ちで効果は「マイナス4000を2回」で<撃髄医 スパイナー>と似た効果をしています。
選べる回数が減っているものの、マイナスできるパワーが1000増えており従来では破壊するのにわざわざ2回選択していた<奇天烈 シャッフ>や<烈火大聖 ソンクン>などを一発で破壊することができます。
呪文面は、2コストで相手のクリーチャーを一体パワーマイナス4000ということで、現環境にはびこるメタクリーチャーを除去することが出来ます。
また、<ドアノッカ=ノアドッカ|「...開けるか?」>は効果を使うためにデッキ内をアビスロイヤルで固める必要が無い為、様々なデッキに採用することができます。
アビスデッキにかかわらず「ドアノッカ=ノアドッカ / 「...開けるか?」」を採用することで、「受け札」と「除去札」分のデッキ圧縮になるので、ぜひ採用を検討してみてください。
特に重要なのが呪文面で、4コストで種族にアビスを持つメクレイドをする呪文になっています。
アビスロイヤルというデッキは、<アビスベル=ジャシン帝>をいかに出すことができるかが勝負の鍵となっています。
そこで、登場するのが<フットレス=トレース|「力が欲しいか?」>です。
呪文面は、「アビス・メクレイド5」を持っているので、手札に「アビスベル=ジャシン帝」が無くても山札からを探しに行くことが出来ます。
ランダム要素ではありますが、「アビスベル=ジャシン帝」の着地率を上げることが出来るのは高評価です。
また、クリーチャー面は攻撃もできるブロッカーで、ターン終了時に「一枚墓地肥やし」と「墓地からカードを回収」をすることができます。
似た効果を持つ<レター=ジェンゲガー>は墓地肥やしは確実にできるものの、1ドローはランダム要素ですし、手札に加えるカードを選ぶことはできません。
その点、「フットレス=トレース / 「力が欲しいか?」」は墓地と手札の両方を増やすことはできませんが、手札に加えるカードは墓地にある闇のカードなのでアビスデッキであれば、どのカードでも回収することが出来ます。
序盤は呪文面で、「アビスベル=ジャシン帝」を探し、ゲーム終盤では、クリーチャー面で今必要なカードを回収していくことができ、アビスロイヤルのゲーム全体の安定性を上げてくれる一枚となっております。
改造をする上でのコンセプトは、勝負の鍵を握る<アビスベル=ジャシン帝>を安定して場に出せるようにすることです。
そこで今回は様々なプランで「アビスベル=ジャシン帝」を場に出すことができるように、サポートカードを2種類採用しました。
一つ目は、アビスベル=ジャシン帝を山札から掘り出すカードです。
具体的には、<フォーク=フォック>、<邪侵入>、<フットレス=トレース|「力が欲しいか?」>です。
最近は<漆黒の深淵 ジャシン帝>を採用される構築が多いですが、「フォーク=フォック」にすることで「アビスベル=ジャシン帝」を探しながら墓地肥やしが可能になります。
「漆黒の深淵 ジャシン帝」は出た時に盤面除去できる点が評価されていますが、今回の構築では<ドアノッカ=ノアドッカ|「...開けるか?」>があるので不採用にしました。
そしてここに今回の新規カードである「フットレス=トレース / 「力が欲しいか?」」を採用することでかなり安定して「アビスベル=ジャシン帝」を場に出すことが可能になっています。
しかし、いくら山札を掘っても「アビスベル=ジャシン帝」が見えない時や山札を掘るカードが手札に無いこともあります。
その時に活躍するのが次のカードです。
二つ目に採用したのが、「相手への妨害札」である、<ブルーム=プルーフ>、<深淵の壊炉 マーダン=ロウ>、「ドアノッカ=ノアドッカ / 「...開けるか?」」です。
それぞれ有効に使える対面とそうでない対面があるので、慎重に使う必要がありますが、クリティカルに刺さると「アビスベル=ジャシン帝」を着地するまでの時間を稼ぐことができます。
具体的に言うと主に「アビス・メクレイド8」を持つカードです。
今、アビスロイヤルを組む時のポイントとなるのが「アビスベル=ジャシン帝」を軸に構築するか、「アビスベル=ジャシン帝」に頼らずに戦える構築にするかです。
現時点ではまだ「アビス・メクレイド8」を最大限に活用するのは難しいと思い不採用になりましたが、今後の強化次第ではメクレイド軸にした方が良くなるかも知れませたん。
スタートデッキにしては少し高めの値段設定ですが、全てホイル仕様で強力なカードが多数収録されています。
これからアビスロイヤルを組もうと思っている方はぜひ買ってみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただきありがとうございました。