■ご挨拶
お久し振りです(:3_ヽ)_あんずはピポサルです。
初めましての人は初めまして。
普段は ChaosTCG の方をでブログを書かせて頂いておりますが、縁あって(?)再び出張版としてゼクスの記事を書かせて頂く運びになりました。
「誰だお前は?!」という方は、前回の綾瀬杯・ズィーガー杯のレポートに簡単な自己紹介がありますので、そちらから見て頂けたらと思います(・人・ )
今回は第八回湘南ゼクスCSに参加してきましたので、そのレポートになります。
私が初めて参加したCSが第六回湘南ゼクスCSでした。
1年ぶりの参加ということで、気合いは十分! 勝つ気満々で臨みました(・人・ )
今回、使用したデッキは「赤青白ザッハーク」です。
まずはレシピから。

プレイヤー スタートカード | IG |
---|---|
■<SR天王寺飛鳥> |
4 <Rアルバイト中のフィエリテ> 2 <R見習い鍛冶こだち> 2 <R絶望に打ち勝つ むてん丸> 4 <UCご機嫌なアサギ> 4 <Rイヴィルベイン エミクス> 4 <R噴進職人ロケッタ> |
メインデッキ | ZXEX |
4 <UCイル・ラク・サアル> 4 <R雨上がりの希望> 3 <UC操災の番獣フンババ> 4 <Cパンツァーフォーミュラ ジュバ> 4 <SR十二使徒 双魚宮バキエル> 2 <> 2 <SR暗黒騎士マシャール> 4 <UC蛇の暴君ザッハーク> 2 <Rロウブリンガー アネート> |
4 <Z/XR澄み渡る『王威』マルドゥク> 2 <Z/XR厳粛なる『裁決』アヌ> 1 <R吹き抜ける『高潔』スド> 1 <IGR統べて識る者ギルガメシュ> 1 <PR億劫なる『沈泥』ラハム> 1 <R溢れ出る『源海』ナム> |
このデッキを選択するに至った経緯や採用カードについて簡単に解説します。
たまにCSに参加する程度の私よりも普段からプレイされている方のほうが詳しいと思いますが、現十六弾環境はとにかくデッキの選択肢が少ない印象を受けます。
赤黒青レベル(あずみ、雷鳥)がトップメタとして君臨し、それに対抗できるデッキも赤黒白レベル(飛鳥)という、いずれも特定のカラーやコンセプトに寄ったデッキです。



私も店舗予選は赤黒青レベルを使って回っていましたが、レベルのミラーはとにかく引いたもん勝ち・ライフの比べ合いでした。。
勿論、プレイングが不要な訳ではないですが、露骨に『<C羨望の白晶プレナイトクレイン>』などのデュナミスを開けるカードを引いた側が強く、引けない側にはまったく人権がありません(;人; )
どうしてもこの不毛なマッチアップを回避したくべく考えたのが今回の<ザッハーク>デッキです。
<ザッハーク>の特徴は、強固な防御テキストです。
同コストの『<SR創星六華閃ガーンデーヴァ>』や『<SR雷炎の守護女神アテナ>』と比べると、能動的な除去でないため、狙った相手ゼクスを破壊できない点で劣ります。
ですが、一度突破できない状況になるとターン中はほぼ無敵であるという強みがあります。
しかし、効果による焼きや戦闘を介さない除去には弱く、一発で上から踏まれる状況も苦手です。
また、地味にサイズが低く、『<Rロウブリンガー リルン>』+『<R回転砲技師ラピッドバレット>』成立時の『<SR暁十天カリード・カダブ>』や『<SR嫉妬の使者アイファゾート>』、また<リルン>そのものに割られるなど、8500ならではの裏目があります。
さらに十六弾のゼクスエクストラの登場によって、弱いゼクスを移動させる事の価値が下がり、盤面のゼクスを減らしながら<ザッハーク>を踏めるサイズのゼクスを登場させられるようにもなり、<ザッハーク>が活躍できる環境ではないように見えました。
しかし、十六弾でザッハークと相性のよいゼクスも登場しました。
それが『<Rイヴィルベイン エミクス>』と『<SR十二使徒 双魚宮バキエル>』です。


<エミクス>は非常に簡単な条件で絶界を付与するゼクスで、<ザッハーク>の苦手な焼きを無力化します。
対象が自身にも及ぶため、ザッハークに限らず多くのデッキで活躍するゼクスです。
絶界状態であれば『<R封印の魔人シジールマ>』のアタックを通しても、後に出てくるゼクスでは<ザッハーク>を倒せないため、余裕を持って戦えます。
(<シジールマ>で<エミクス>を踏まれると意味がないので、これはどうにかして守る必要がありますが...)
<バキエル>は青1赤1という厳しいコストを要求する代わりに、リアニメイト+バウンス+チャージ除外という、圧倒的のアドバンテージを約束するゼクスです。
件のゼクスエクストラはバウンスで対処し、小型のゼクスは自身で戦闘し、リアニメイトでヘイトの高い(放置できない)ゼクスを登場させるのが主な使い方です。
<ザッハーク>との相性もよく、先に<バキエル>を倒そうとすると<ザッハーク>が倒しづらくなり、先に<ザッハーク>を倒すと<バキエル>を倒し損ねた時の裏目が大きく、どちらに転んでもこちらにとっては美味しいパターンです。
ここまでの<ザッハーク>+<バキエル>+<エミクス>を骨格に、『<SR暗黒騎士マシャール>』や『<>』、『<Rロウブリンガー アネート>』などの相手のストレスを増加させるゼクスを採用して、デッキのコンセプトを確定させました。
また、足回りは長期戦になることを念頭に、『<UCイル・ラク・サアル>』や『<R噴進職人ロケッタ>』、『<UC操災の番獣フンババ>』や『<Cパンツァーフォーミュラ ジュバ>』などの、できるだけチャージを与えない方法で整えました。



そして、コンセプトをより強固なものにするため『<C聖獣オーラカルキノス>』や『<R雨上がりの希望>』などのコンバットを採用しました。
<ザッハーク>は性質上、複数のゼクスがスリープ状態で並んでいる方が生き残りやすいため、下手に破壊やバウンスをするより、コンバットでステータスを変化させてゼクスを盤面に残した方がよいです。
(絶界を得ているとパワーパンプが入らないため、できれば相手ゼクスのパワーダウンが望ましいです)
最後にアイコン枠ですが、できるだけ場持ちがよいものを選びました。
軸になるのが『<UCご機嫌なアサギ>』で、手札に戻って次のターンにリソースに置く動きがコンセプトに合うため、真っ先に4枚確定しました。
終盤にライフを取る際にも、手札に戻る事で<シジールマ>の餌を残さずに済みます。
残りは色を合わせながら、できるだけ<シジールマ>に踏まれないようなサイズを優先して選びました。
...流石に<SR暁十天カリード・カダブ>を諦めてまで『<R見習い鍛冶こだち>』を採用したのはやり過ぎな気もしますが。。
これでデッキが完成しました。
実際、スパーリングした限りではレベルとのマッチアップはかなり有利で、余程の上ブレ・下ブレが噛み合わない限りは基本負けませんでした。
猫デッキに対してもも<アクターレ>や<バキエル>、<フンババ>といった相性のよいカードが多く、有利なマッチアップと言えます。
ただ、ハンドを増やす手段や除去に乏しいため、デッキパワーで押し切るような動きを持たず、ありがちなメタデッキになってしまった節はあります。
特に<ガーンデーヴァ>派生や<アテナ>派生、青緑系(<レンジ><リンク>、<パピヨン>等)に対しては明確な勝ち筋を用意できませんでした。。
後編に続きます。