こんにちは、マツダです。
17弾が発売されタイミングを逸した感じはありますが7/30に大阪で開催された西日本地区予選のレポートをお届けします。
日本選手権プレから続く2回目の日本選手権の地区予選に参加させていただきました。
各地域のカードショップから店舗予選を開催しその各優勝者を西日本と東日本に分け2か所で地区予選が行われます。
この予選を突破できれば晴れて日本選手権に参加できる権利を獲得できるということになります。
店舗予選→地区予選→日本選手権決勝 といった流れです。
また、前大会である日本選手権プレの予選突破者はこの店舗予選を免除されており僕はこの店舗予選を免除された状態で地区予選に参加させていただきました。
西日本地区予選は16弾『神域との邂逅』+フリーペーパー『魔蜂兵の襲撃』環境で行われました。
16弾環境といえば「レベルビート」ですね。
特に大流行していたのが「赤青黒レベルビート」です。



細かいメタの変遷を辿ると長くなってしまう(これだけで2つほど記事にできますが今回はご愛嬌ということで^^;)ので割愛させていただきますが、環境中期から終盤にかけてトーナメント上位に居座り続けたのは使いやすい全体除去である<CLast Dance>をフル投入した「赤青黒レベルビート」でした。
また、この頃から「赤青黒レベルビート」に対抗するべく各所で作られていたのが「赤白黒(タッチ青)卓球リンクコントロール」です。



「赤青黒レベルビート」が世に出回りだした頃からちょくちょく散見されていたこのデッキですが、スターターデッキ『純白の双翼』に収録された<SR聖祷の貫護者フィエリテ>が登場したことによってデッキパワーが向上し「赤青黒レベルビート」に対して強く立ちまわれることからこちらも流行しました。
地区予選はこの2デッキのぶつかり合いか、と思われたのですが環境末期にかけて密かに隆盛しつつあったのが「赤青リンクリーファー」デッキでした。




『魔蜂兵の襲撃』で収録された<UCエペル・ギス・カッカブ>により序盤に安定したリソース供給+除去が可能になり<R満開の笑顔ダンデライオン>、<PRH八宝美神フリージア(ホロ)>により早い段階で大量のリソースから盤面展開をしかけることができるようになりました。
早いデッキは少し苦手としますがミッドレンジ~コントロールデッキに対しては無頼の強さを発揮し特に「卓球リンクコントロール」に有利です。
赤青黒VS赤白黒
かと思いきや
赤青黒<赤白黒<緑<赤青黒
という3すくみで環境は動いているじゃないかと考えました。
さて、その中で今回僕が選択したデッキは「赤青黒レベルビート」です。
どのデッキに対しても柔軟に立ちまわることができゲームを優位に運ぶことができる、というのが大きな選択理由です。
例えば「リーファー」は「赤青黒レベルビート」に対して2:8がつくくらい不利だと思ってますが「赤青黒レベルビート」は不利なデッキ、天敵<Rイヴィルベイン エミクス>ですがこれらに対しても立ち回り次第、特に<CLast Dance>を上手く使うことができれば勝ちやすくなります。
また当然のことですが、上記で挙げたデッキ以外にも様々なデッキが存在します。それらのデッキに対しても一番対応力があるのが「赤青黒レベルビート」だと考えました。
もう1つ大きな理由は今回の予選では前回の予選と同様に時間切れエキストラターン後ライフ差が同じの場合は両者敗北というルールになることが予想されたため、遅めのデッキより早めのビートダウンデッキの方が時間を気にせず、ストレスなくゲームに集中できるだろうと感じたためです。
環境トップメタなので間違いなく対策されるであろうデッキではありましたがそれを補って余りあるデッキパワーがあると思いこのデッキで調整し下記のリストで出場を決めました。
赤青黒レベルビート

プレイヤー スタートカード | IG |
---|---|
■<PR各務原あづみ> ■<R強襲変形フルオリン> |
4 <R命の回収者シュラハト> 4 <R哀愁バラード リリー> 4 <R猛撃の勇角エイクスニール> 4 <R宙翼合体アインスタイニウム> 4 <R封印の魔人シジールマ> |
メインデッキ | ZXEX |
4 <UC咬断機械グレイヴバイト> 4 <SR怠惰の使者ファオルペルツ> 4 <C羨望の白晶プレナイトクレイン> 3 <R舞楽の女神アメノウズメ> 2 <Cパンツァーフォーミュラ ジュバ> 4 <R途惑いの少女アリス> 4 <CLast Dance> 2 <Cイル・イムマル> 2 <Cアブブ・カブラ> |
3 <Z/XR眩しき『天道』ネルガル> 2 <Z/XR澄み渡る『王威』マルドゥク> 2 <IGR統べて識る者ギルガメシュ> 1 <R輝ける『僥倖』イナンナ> 1 <PR億劫なる『沈泥』ラハム> 1 <R蔓延する『悪疾』アッハーズ> |
今回はチームメイトのしゃろーさんと同じリストを持ち込みました。
よく見かける「赤青黒レベルビート」では見慣れないカードについていくつか解説します。
よく見かける「赤青黒レベルビート」のスタートカードは盤面に触れることができるカード<UCアイスを食べるエトナ>互換や<UC榴弾工房グレネード>などが一般的でしたがこれらは「赤白黒卓球コントロール」に対してはあまり有効的なカードではありません。
卓球に対しては単体除去よりも全体除去である<CLast Dance>を多く引きこみたいですし、また「赤青黒レベルビート」は手札管理が難しいデッキのため<R強襲変形フルオリン>を採用しました。
3500しかない打点や「赤青黒レベルビート」においてはゼロオプティマの達成が若干しにくいというデメリットもありますがそれを差し引いても強いスタートカードです。



このブログをご覧いただいてる聡明な皆さまでしたらすぐお分かりいただけたと思いますが、このカードの採用理由は<R猛撃の勇角エイクスニール>をはじめとした優秀な3コスト以下のゼクスを使いまわすためです。
このデッキにおいてアクション数を増やすということはどのマッチアップにおいても有効的な戦術です。
特にミラーマッチにおいては何回アクション数を増やせたか=何回<R猛撃の勇角エイクスニール>や<R封印の魔人シジールマ>をプレイできたか、が勝敗に直結します。
<Cパンツァーフォーミュラ ジュバ>はこれらを使いまわし手札管理をしやすくする他、相手のゼクスを戻すこともできるためかなり臨機応変に対応できるカードでした。
もう一つは単純なレベル上げ要因を増やしたかったという理由があります。
従来の構築は4コストレベルアッパー4枚+1コスト反転イベント4枚という構築が一般的でしたが今回の構築は計10枚入ってます。
この10枚はそのまま初手のマリガン基準になり安定感が高くなりました。
レベルが上がらない、は負けに繋がるため<Cパンツァーフォーミュラ ジュバ>の採用が決まりました。
今大会は参加者約60名で予選スイスドロー6回戦を行い上位8名が日本選手権に招待されるというもの。
全国の予選を勝ち上がってきた猛者達を倒し5-1をすることが予選突破のラインのため非常に厳しい戦いになることが予想されました。
結果は
- 1戦目 黒緑蜂ES 〇
- 2戦目 赤青リンク移動ビート 〇
- 3戦目 赤青黒レベルビート ✕
- 4戦目 赤青白黒レベルビート 〇
- 5戦目 赤白黒卓球Last Dance 〇
- 6戦目 赤青黒レベルビート 〇
戦績5-1で日本選手権本戦への駒を進めました!!!
ベスト8の内訳は
- 「赤青黒レベルビート」4名
- 「赤白黒卓球コントロール」1名
- 「赤白青コントロール」1名
- 「赤青リンクリーファー」1名
- 「赤白リンクビートダウン」1名
と蓋を開けてみるとやはり「赤青黒レベルビート」が抜群の安定感をみせてました。(8月7日時点でまだ入賞者レシピが公開されていないため確実ではないです、ごめんなさい。)
マッチングの内訳はES1回,レベルビート3回,コントロール1回,メタ外1回だったため有利なマッチアップは少なかったのですが何とか勝ててほっとしてます。
デッキの調整をしてくれたしゃろーさん、チームメンバーの皆さん本当にありがとうございました。
9月に行われる日本選手権も頑張ります!!!
ではまた次回のブログで
マツダ