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【23ページ目】缶烏 | Z/X-Zillions of enemy X-|ゼクス

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龍膽について

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    by 缶烏

    どうも。

    今回の記事はE-10オール☆ゼクスターズにて超強化を受けた龍膽についてです。ちょっぴり時期を外してる感はありますけど許してください。

    この弾で<刀の武人 龍膽>と(以下武人龍膽)<二刀の志 龍膽>(以下二刀龍膽)にリビルドが適用されました。
    gp gp
    武人龍膽>はリソースが12枚以上なら常時+3000という元の効果に加え、攻撃した際NSの相手ゼクス1枚破壊+自身のトラッシュにあるゼクスを2枚まで選びリソースのゼクスを1枚回収という強力なもの。このエラッタのおかげで<破神剣聖 龍膽>(以下ウェイカー龍膽)から出せる龍膽のバリューがものすごく高くなりました。更に<就義の一閃 龍膽>(以下龍膽リンク)と合わせることで12リソ以降のリソブ力も格段に上がりました。

    二刀龍膽>の方は緑3の起動コストとリソブは変わらないものの、起動した際にNSの5c以下の相手ゼクスをリソースに送るか、デッキトップを3枚公開してその中のホウライを1枚手札に加えるというものです。パッと見8リソ使ってやることそれだけかよって思うかもしれませんが、ホウライの種族特性にリソースのリブートがあり、それと組み合わせることで想像以上の防御力を発揮します。例えば<鳳凰木>や<福寿草>、ホウライ指定イベントの<絶佳の風花>などですね。

    更に新規も1枚来ました。<我武者羅な疾風 龍膽>(以下疾風龍膽)こちらは龍膽オプティマ4以上で登場した時にNSの相手ゼクスの破壊+デッキトップ2枚リソースに置いてリソースの龍膽カードを回収できます。
    gp
    大きい<翠竜の双牙 龍膽>(以下アイコン龍膽)みたいな感じですね。このカードの強みは回収できるものが龍膽カードであるということ。つまり<龍膽と千歳 従容の絆>(以下千歳リンク)が拾えちゃうわけです。回収した<千歳リンク>はパンプ札として使ってもいいですし、次のターンに置いてもいいですから、<疾風龍膽>は額面以上のアドバンテージをもたらしてくれます。

    この3枚は全て共通点があります。それは除去とリソブと後続のサーチが1枚でできるということ。これは緑においてありがちな、リソース伸ばしたはいいが手札足りなくてリソース使い切れん現象や、盤面埋まりすぎててリソース使い切れん現象の解決策として100点満点な効果なのです。ついでにレベルが必要ないのもすごく素敵。

    今回はこんな強力な龍膽3種を4枚ずつ取れるデッキの紹介記事となっております。
    デッキレシピ
    プレイヤー スタート
    2
    デッキテーマ
    このデッキは龍膽千歳の絆リンクや各種龍膽などを使ってリソースと手札を増やした上で<鳳凰木>と<真実を求めて>、<絶佳の風花>のリブート札を使いサイズと量のふたつの面で相手に圧をかけていくデッキです。
    gp gp gp
    18リソくらいあれば大抵4点取り切れてると思います。
    採用カード解説
    ここからは各カードの採用理由と細かいテクニックなんかを解説していきたいと思います。
    火炎剣 鳳凰木
    このカードはデッキの屋台骨と言ってもいいくらい重要なカードです。チャージから除去されたらキルターンが1,2ターン遅れてしまうレベルです。
    このデッキでは有り余る手札を使うためにバンバン生き物を出していくのですが、このカードと合わせることで3cの生き物ならタダで出せるようになります。<福寿草>、木蓮、<二刀龍膽>といった置物系ゼクスや、<アイコン龍膽>、<疾風龍膽>とのような登場時効果のみのゼクスなどをスリープすることでアドバンテージを失わずコスト軽減することが可能です。
    そしてこのカードの特筆すべき所として、自ターンのみの起動効果ではないというところも強みのひとつです。そのため<福寿草>でリブートした生き物(特に<二刀龍膽>)を寝かすことで相手のターンに合計5リソ立てることが可能です。さらに<真実を求めて>や<絶佳の風花>に繋げることで相手ターンに10リソ立てられます。これは<二刀龍膽>×3+<千歳リンク>が構えられるリソースになります。フルタップからここまでのリソースをリブートできるのがこの龍膽デッキの強みと言っても過言ではないでしょう。

    運命の案内役ウェアキャット
    このカードの一番大きな役割は5リソ時に3cアイコン+<ウェアキャット>と出して、3cアイコン+<鳳凰木>で<ニンフルサグ>降臨<ウェアキャット>リソースにしまってトップリソースに置いて合計3リソブというムーブをする為です。この時<鳳凰木>を効果でトラッシュに置かない為にチャージは1残しておきましょう。
    役割としてはもう1つあって、<龍膽リンク>をトラッシュに落として、<沈丁花>や<武人龍膽>でリソースに入れ直すことで<龍膽リンク>を再利用するというものです。これもアドバンテージを損せず3リソブ以上出来るムーブなので、かなりゲームの流れを掴めます。

    翠竜の双牙 龍膽
    少しレベルは重いけど3cでコスト関係なく盤面を触りつつ、リソースを減らさずにリソースからなんでも回収というかなりぶっ飛んだ効果を持ったゼクスです。確定1:2交換な上、相手に優先権を渡さないというのも強いポイントで、登場した時に役割が完結してるのでディンギルの種や<鳳凰木>のコストにするのも損がなく、とても使いやすい1枚です。
    主な回収先は<絶佳の風花>、<真実を求めて>、<ローリエ>ですね。

    不滅の木剣 沈丁花
    このカードはこのデッキで結構重要な、破壊以外の確定除去枠です。ついでに後続を2枚回収できるので単純計算1:3交換のカードです。このカードから<アイコン龍膽>を持ってくることで更なるアドバンテージを作り出すこともできます。リソース次第ですが<ウェアキャット>と同じ6リソ飛ばしムーブもできるのですが、デッキにホウライ以外が16枚入っているため少なめの採用です。

    就義の一閃 龍膽/龍膽と千歳 従容の絆
    いわゆる絆リンクです。<龍膽リンク>の効果で<千歳リンク>が入り、<千歳リンク>の効果で<龍膽リンク>をサーチすることが出来るという2枚がとても噛み合った絆リンクとなっています。
    初手にリンクが2枚ともあった場合、先2に4c6000が出てこなければ2ターン目に<千歳リンク>を置いて3ターン目に<龍膽リンク>を置きましょう。序盤に欲しいのは手札ではなくリソースです。先2で4c6000を出された場合はIGヒットか2c×2かアクティブな木蓮でしか処理出来ず1点食らってしまうので、迎撃に使った方がいいです。
    それと2枚目以降の<千歳リンク>はリソースに置かず手札に抱えて、コンバットトリックとして使った方がいいです。+2000はかなり戦闘を有利に進められます。特に<武人龍膽>や<ウェイカー龍膽>を殴りに来るタイミングで使うと次のターンも効果を使えたりして、かなりのうま味です。他には<ムリエル>などの6c9000が<二刀龍膽>を殴りに来た時なんかにもよく使います。

    八宝美神 悪戯女王ローリエ
    このカードはこのデッキのメインに入ってる唯一の連パン要素です。このカードが入る前はリソース25手札6ライフ4盤面8だけどデッキ2トラッシュ1除外4で連パンできずにセルフLOで死亡みたいなことが頻発したので、連パン要素無いとアカンなってことで採用されました。
    相手PS周りにいるゼクスを食って、自PSに<二刀龍膽>を出したり、リソースが余らなさそうなら打点重視で<武人龍膽>を出したりします。
    まあ実際にはこのカードはほとんど詰めでしか使わないので、出すゼクスは<疾風龍膽>になる場合が多いです。出した<疾風龍膽>から<アイコン龍膽>を回収して、<ウェイカーウェアクロウ>プレイして<ローリエ>リソースに埋めて、<アイコン龍膽>プレイして<ローリエ>回収して、<ローリエ>プレイして<アイコン龍膽>埋めて<疾風龍膽>出して<アイコン龍膽>回収してみたいな動きで連パンをします。
    注意点として、このデッキに入ってるウェイカーオープンは全てドラゴンオープンな上にドラゴンは3枚しか採用していないので、1回はウェイカーをプレイする立ち回りをしてウェイカーLv4を達成しましょう。

    デュナミスデッキ構成について
    オープン用のドラゴンは3枚だけです。4枚取りたいですが枠が無いです。

    ディンギルは<ニヌルタ>1と<ニンフルサグ>2です。
    gp gp
    ニヌルタ>は主に<アイコン龍膽>を出して盤面を更地にした後にPSに<二刀龍膽>を立てる用です。
    ニンフルサグ>は序盤の6リソ飛ばしとラストの詰めに使うので2枚は欲しいところ。

    ウェイカーは安心と信頼の<ウェアクロウ>+<娑伽羅>に加えて、<ウェイカー龍膽>2枚です。
    gp gp gp
    ウェイカー龍膽>は適当に出してもテンポ取り返せますし、盤面埋められてから攻勢に出るためにも使えるので2回使うことも多く2枚採用になっています。
    プレイング
    まずはマリガン基準から。
    • オープンゼクス+他3
    • 疾風龍膽>+龍膽2+アイコン
    • 絆リンク1組+アイコン+他
    みたいな手札ならキープすることにしています。これらの手札の共通点は6リソを飛ばして動ける可能性があると言うことです。なぜ6リソを飛ばしたいかと言いますと、強い動きがないからです。アイコン2体出して殴ってもどうしようもないですし、結局<ニンフルサグ>作ってリソブするなら前のターンした方がいいと思いません?つまり本当に無駄な1ターンが生まれてしまうわけです。
    一番上は<キャット>+アイコンで<ニンフルサグ>ルート。二番目は<疾風龍膽>(からの<ニンフルサグ>)ルート。三番目は<龍膽リンク>ルートですね。まあ最悪<ウェアクロウ>でも大丈夫です。3ターン目に<ウェアクロウ>をなぜ出し渋るかと言いますと、終盤連パンで使える&ホウライではないため<龍膽リンク>を使えないというこの2点になります。
    つまりオープンゼクス+絆リンク+<疾風龍膽>が最高のハンドってことです。

    回し方のサンプルとして、理想ムーブの話をしましょう。
    1ターン目
    (3リソ)
    オープンアイコン
    2ターン目
    (4リソ)
    オープンアイコン
    3ターン目
    (5リソ)
    ウェアキャット>(6リソ)+オープンアイコン
    アイコン+<鳳凰木>で<ニンフルサグ>を出して<ウェアキャット>をリソースに入れます(8リソ)
    4ターン目
    (9リソ)
    アイコン龍膽>2体出して<絶佳の風花>を回収
    2体で<ニヌルタ>を出してPSに<二刀龍膽>を立てます(8リソ)<鳳凰木>効果で<二刀龍膽>を寝かせて効果1回使います(9リソ)3リソ余ってる状態なのでこのままターンを返して、相手ターンに<絶佳の風花>から<二刀龍膽>×2と動きます(11リソ)
    5ターン目
    (12リソ)
    ウェイカー龍膽>から<武人龍膽>出してリソブしつつ後続を回収します。後は臨機応変にリソースを増やしながら盤面を取っていってください。ここで1点取れると次のターン決めやすくなります。
    6ターン目
    (10後半〜20前半リソ)
    ローリエ>の項で紹介したムーブなどを駆使して5,6パンかましましょう(雑)

    この動きに加えて<龍膽リンク>が絡みますし、ムーブがリソース次第という所もかなりありますので、なかなかにアドリブ力が試されるデッキになっています。

    バリエーション
    龍膽を活かすなら3色以上にはできないと考えています。10枚前後のタッチになると思います。
    そして個人的には混ぜるなら青か白だと思います。

    青を取る利点としては<フロート>や<セリーヌ>、<カレン>などのスクエア移動できるアイコンが取れることと、<カーラ>や<ドリリング>などのセルフバウンスができる軽量カードが取れることです。どちらも大きく連パン力が向上するのでキルターンを早くできます。

    白の利点としては最強のオープンアイコンである<モテッツ>、緑の連パンデッキ最大の弱点である<猫は喜び庭駆け回る>を<潰せるフラットヘッド>、<千歳リンク>と<絶佳の風花>を回収できる<ムリエル>、盤面を埋めるデッキと相性のいい<ケット・シーの市場>などですね。
    触れる領域が増えるのは今のゼクスにおいて大きなアドバンテージです。



    以上だいぶ時期を外した龍膽デッキの解説でした。
    CD龍膽>と<ウェアキャット>以外ほとんど安いカードなので気になったら組んでみてください。

    次の弾のIGOBを見て震えながら貯金をする缶烏の提供でお送りしました。

[B23]天魔神狂乱 新弾レビュー!

    posted

    by 缶烏

    ◇今弾で気になっているカードがあれば教えて下さい!
    Z/XR
    今回のZ/XRは転身シリーズです。転身シリーズを見るとB09の頃にあったプレイヤーが各パートナーのコスプレしてるイラストを思い出してほっこりしますね。
    その中でもアヤセは頭抜けた強さだと感じます。
    攻撃時に起動効果と合わせて、スクエアのコスト6以下の相手ゼクス全部トラッシュ送りははっちゃけすぎですね。自身も11000ありますし、ズィーガーの絆<リソ><リン>や<ズィーガー♪バケーション>のおかげで、単色でも自身の重さがそれ程苦にならない点も大きいです。
    絆リンクがプレイヤーをスリープする起動能力な千歳の転身シリーズがどのようなカードになるのか今から楽しみです。

    HR
    今回のHRは全部ゼクスエクストラということでお財布にやさしいですね。個人的には初心者勧誘の観点から、HRは今回のようにゼクスエクストラのみにしてもらいたいです。
    一押しはローレンシウムですね。
    オール☆ゼクスターズで<リビルド>と<新規カード>をもらったローレンシウムですが、カードの特性上多色にしづらいが単色で組むとトラッシュがあまり肥えないというジレンマが。それを一挙に解決するのがこのウェイカーローレンシウムです。更にもう一つの欠点であるリソースに置きたいカードが無さ過ぎて困るというのも同時収録の絆<リソ><リン>により解決!巨大ロボが好きなら組んでみてはどうでしょう?

    後はクレプスですね。
    アイコンクレプスから使うには厳しい効果ですけど、<トネット>からならそんなに厳しい条件ではなさそうです。<トネット><ハルタール>あたりで作れると結構バリューありそう。
    問題点としては<ストラクルル>とどう差別化するかといったところでしょう。やはり一番はチャージが2枚まで増やせるところですね!さながら<ディンギル版ウェイカールクスリア>です。となると種族も同じでデッキとしてまとめ易い<孤影の幽囚ソリトゥス>や、黒単ディンギルであることに着目して、同じく新弾の<黒剣八魂フォウビーター>と組み合わせるのもよさそうです。個人的にはかなり可能性を感じる1枚です。

    SR
    まずはダームスタチウムMです。
    メタルフォートレスで6c以下ってだけで<キヨミズ>や<Honey-Ba>から踏み倒せるので評価はかなり高いです。それに加えてこのロマン溢れる能力!いやーリソースの縛りは厳しいですけど何とかして<キラートゥース>あたりと組み合わせて連パンしたいですね!

    お次はB05以来4年半ぶりの登場となります。四凶星 蠱毒のヘルシャーさんです。
    いやー本当に素晴らしいカードですね。今回の弾でプレデターに<不運の闇猫ペッヒ>と<凶星の先触れアストロギ>という低コスト踏み倒しが2種類も追加されました。これらから<猛然たる飢餓アングファング>~<飲み込む怪魚メガマウス>を添えて~→<新ヘルシャー>と繋げられればかなり気持ちよくなれます。しかもこのムーブ、リソースとトラッシュ次第で5リソから狙えるため最速でキメれば概ね勝ちです。
    あとPSにゼクスを置ける点も偉いですよね。プレデターはコントロールゼクスがそこそこ豊富で<鋭鋒の金爪アルモタヘル>、<忌門の番狼プフェルトナー>、<神殿の守護獣アウフパッサ>などなどかなりバリューがあります。

    R or CR
    Rでは凶星の先触れアストロギが個人的に一押しです。
    今まで軽い展開札が殆どなかったプレデターにようやく来た展開札です。プレデターの3~5c帯は優秀なカードが多く、<四足ズィーガー>や<ゲショス>、<ズィーガー&アルモタヘル>、<漆黒の旋風ズィーガー>などの点取り性能の高いゼクスや<シュレーン>、<ベルヒーラン>の面破壊に、上述したように更なる展開札の<猛然たる飢餓アングファング>を釣ったりもできます。

    あと今回のCAPCOMコラボの「ロックマン2」とのコラボカードですがクラッシュマンとウッドマンが頭抜けて強いと思うんですよね。
    クラッシュマン>はエンド時ですがプレイヤースクエアまで触れる確定除去に加え、5000以下のダメージを食らわないというなかなかえげつない能力。アメノウズメなどのバーンダメージも無効にできるあたりかなり優秀ですね。
    そしてどう考えても強いの一言<ウッドマン>。絶界を得るだけでもなかなかヤバいのに除去orリソブまでできる始末。確実にロックマンの強さを支えるカードになると思います。

    N
    Nはやはり緑の<ブレインウォッシュ>ことヘリオトロープでしょう。
    ZO補助や、緑ウェイカーの補助、リソリンの早期達成、<水遊びをするウェアジャガー>で上振れを狙うのも非常に強そうです。特に<スリープパピヨン>との相性は最高で、<スリープパピヨン>とこのカードでディンギルをして<スリープパピヨン>がリソースに入れたカードをデッキに戻すことで<スリープパピヨン>のデメリット効果を消しちゃうことができるんです。<繁茂する『恵愛』イシュタル>に繋げれば5リソから9.10リソにジャンプ出来ちゃいます!

    他には<グラディアトール>などのバニラ救済系のゼクスは結構気になりますね。今のところその為にバニラを採用するほどのパワーカードは見えてませんが、今後のサポート次第では大きく化けそうです。例えばリソースリンクかなんかでスクエアのバニラに効果付与とかパワーパンプとかあればそれなりに戦えそうです。特に<グラディアトール>は新しい<天地覇王 織田信長>デッキの形が見えそうで結構気になります。

    ◇評価の上がった過去弾のカードはありますか?
    やはり<猛然たる飢餓アングファング>ですね。
    出た時からずっと気になっていたカードなんですよ。プレデターはかなり粒ぞろいでいい種族なんですが、優秀な踏み倒しカードであるこのカードを踏み倒すカードが今まで一枚もなくて、効果発動条件の関係上混種族や混色もしづらいところが難点でした。パートナーゼクスが二種類いるせいでサポートカード刷る枠が無かったり刷る危険もあったのでしょう。それが今回<不運の闇猫ペッヒ>、<凶星の先触れアストロギ>という軽量踏み倒しに、<四凶星 蠱毒のヘルシャー>という踏み倒し甲斐のある踏み倒しゼクスまでも収録されました。このおかげでかなり爆発力のある種族になったのではないでしょうか。

    後はオール☆ゼクスターズ収録の<正義なる運命ローレンシウム>ですね。
    今回リソリンの<ローレンシウム>が追加されたことにより、ローレンシウム名称のゼクスが6種類となりました。
    それに加えローレンシウムリンクの<怜亜>側が素打ちしてもリソリンとして使ってもトラッシュのローレンシウム名称を増やすのに一役買ってくれるので単色でも組みやすくなりました。今までよりもう一段強いローレンシウムデッキが作れるのではないでしょうか。

    ◇今弾で使ってみたい(注目している)デッキタイプはありますか?
    まあこれまで何度も推しているように今弾の推しはローレンシウムとプレデターです。
    本当に強くなったと思うので皆さん組んでみてはいかがでしょう。
    あと上には出てきませんでしたが<URのガムビエル>は面白いですよね。どうすればいいんだろう感が凄くて好きです。

    ◇23弾でお気に入りのカード(イラスト)があれば教えて下さい。
    シクのちーちゃんです。
    あれは和修吉がトップの龍王殿という組織に、住んでた里を追われたライカンスロープたちの受け入れ先として千歳が千年國という小国家を建国したあたりの1シーンなのでしょう。
    千年國のみんなは、今までに幾度となく緑の世界を救ってきた千歳を姫として祭り上げているのですが、千歳はあまり女の子扱いに慣れてないため、イラストでは顔が少しこわばって見えます。けど凛々しくてかっこかわいい。脇にいる龍膽が目頭を押さえてるのは紅姫が治めていた未来の千年國最後の生き残りですので、紅姫の先祖である千歳の晴れ着姿が在りし日の紅姫と重なったのでしょう。
    ◇最後に一言お願いします。
    時間があったら龍膽の記事も書きたいとは思っていますが、1/26以降精神力で誘惑に打ち勝って時間が取れるかになってくると思います。ですのであまり期待はしないでください。

Z/X初心者〜中級者のためのルール講座

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    by 缶烏

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    Z/X初心者〜中級者のためのルール講座
    どうも。

    初心者の方は初めまして、缶烏(かんくろう)というものです。お久しぶりの方はお久しぶりです。
    この記事は公式の遊び方からちょっと踏み込んだルール解説となっています。
    なのでフリーカード等、実際にカードが手元に用意してあると嬉しいです。

    Z/Xは遊戯王やMTGとは違う少し特殊な効果処理をします。始めたばかりだと戸惑う処理などもあると思いますので、そこらへんについての解説をしていこうと思います。
    それと、ここから先は総合ルール公式のよくある質問に書いてあることの説明となりますが、それでもよろしければお付き合いください。 の三部作です。

    テキストボックスについて
    まずはテキストボックスの読み方からです。
    テキストボックスの決まりについて
    • (1)テキストボックスにある【P】「〇〇」はプレイヤー指定です。
    • (2)同じく【有効】は効果が発動する領域です。
    • (3)同じく【誘発】はこの自動効果が何をした時に効果が発動するかを示しています。
    • (4)同じく【コスト】は起動効果を発動するのに必要なコストです。自分のカードでしか払うことができません。効果が解決できない状況下でも、P指定やLvを達成していればコストを払うことはできます。
      コストはカードの能力で選んでいるわけではないので、絶界や<死招く『冥滅』エレシュキガル>等によってカードの能力の対象にできないカードもコストに使うことができます。
    • (5)効果は特に注意書きが無ければ、書いてある順番に処理をします。
    • (6)「。」の後の文が「〇〇ならば、」等で繋がっている場合や「〇〇の場合、」「〇〇があれば、」等と書いてある場合は前提条件をクリアしないと効果は適用されません。
    • (7)逆に(6)のように繋がっていないなら、他の効果の条件がどうであろうと効果は解決されます。
      いわゆる対象不適正でも続きのテキストを解決できるんです。特にここが遊戯王やMTGと異なるので違和感を感じる方も多いのではないでしょうか。
    • (8)「~する。」「~置く。」等は強制効果。「~してよい。」等は任意効果。
    • (9)「〇〇」はカード名や固有名称を指します。[〇〇]は種族名を指します。
    ※(1)はB20以前、(2)~(4)はB16以前のカードにはないので注意!

    ではいくつか例となるテキストを読んで慣れてみましょう。


    まずは(6)(7)で重要な例から
    (6)「。」の後の文が「〇〇ならば、」等で繋がっている場合や「〇〇の場合、」「〇〇があれば、」等と書いてある場合は前提条件をクリアしないと効果は適用されません。
    (7)逆に(6)のように繋がっていないなら、他の効果の条件がどうであろうと効果は解決されます。
    C海を満喫するラハールちゃん

    自【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。
    【効果】あなたのデュナミスにある[ウェイカー]を1枚選び、表向きにしてよい。表向きにしたならば、あなたの手札にあるカードを2枚選び、トラッシュに置き、カードを2枚引き、あなたのトラッシュに[ラハール]が2枚以上ある場合、カードを1枚引く。
    海を満喫するラハールちゃん>です。
    スクエアにこのカードが登場した時に誘発する。
    あなたのデュナミスにある種族ウェイカーを1枚選び表向きにできる。表向きにしたならば、手札を2枚捨ててから、捨てたかどうかに関係なく2枚ドロー。トラッシュに種族ラハールが2枚以上あれば更に1枚ドロー。

    というような効果の解決をします。つまるところ捨てる手札が無くても3ドローができるんです。けど1枚以上あったら手札は捨てなきゃダメですよ。

    お次は(8)で大事な例
    (8)「~する。」「~置く。」等は強制効果。「~してよい。」等は任意効果。
    PRHType.XI vs アトラス(ホロ)

    自【有効】◎のスクエア【誘発】このカードが登場する。
    【効果】あなたの手札にあるカードを1枚選び、トラッシュに置く。あなたのデッキの上から3枚見て、好きな順番でデッキの上に戻す。あなたはデッキをシャッフルしてよい。カードを1枚引く。
    Type.XI vs アトラス>です。
    このカードが相手のプレイヤースクエアに接さない5カ所のスクエアのどれかに登場した時に誘発する。
    手札を1枚捨てて(強制)、デッキの上から3枚を見て好きな順番でデッキの上に戻す(強制)。そのあとシャッフルしてもよい(任意)。そして1枚ドローする(強制)。

    といった感じです。要するにデッキの上から3枚をそのまま手札に加えるか、混ぜて新しいカードを探しに行くかみたいなことです。イグニッションフェイズに出たら宇宙ですけどね。できることは多いですけど、ほとんどが強制ってのが絶妙な調整ですよね。

    続いて(9)で重要な例
    (9)「〇〇」はカード名や固有名称を指します。[〇〇]は種族名を指します。
    UCカンフーレディ アサギ

    ウェイカーLv3(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が3枚以上あると有効。)
    自【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。
    【効果】ノーマルスクエアにある相手のコスト5以下のゼクスを1枚選び、手札に戻してよい。スクエアにあなたの[アサギ]が2枚以上あるならば、あなたの手札にあるコスト3以下の[アサギ]を1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させてよい。
    カンフーレディ アサギ>です。
    あなたのデュナミスに種族ウェイカーが3枚以上表向きであるとき、以下のテキストを得る。
    スクエアにこのカードが登場した時に発動する。
    ノーマルスクエアにある相手の5c以下のゼクスを1枚手札に戻せる。その後戻したかどうかは関係なく、スクエアにあなたの種族アサギ(プレイヤーカードのアサギは含めない)が2枚以上あれば、手札にある3c以下の種族アサギを1枚リブートでノーマルスクエアに登場させられる。

    という効果の解決をするわけです。[アサギ]であることが鍵ですね。「アサギ」だったらプレイヤーカードも含めますので自身がアサギ名称ということもあって、特殊な条件下以外だと確実に追加効果が発動することになってしまいますね。
    あとゼクス公式のカードリストで検索するのに役立つ情報も置いておきます。

    • (1)()や「」は全角。[]は半角
    • (2)1桁の数字に関しては全角。2桁以上の数字に関しては半角(ウェイカーLv10やパワー5000等)
    • (3)英字は半角
    • (4)イグニッションアイコンマークの読み方はB13以前はイグニッションアイコンだがそれ以降はイグニッション(「イグニッション 得る」で検索すると探したいものが見つかるはずです)
    • (5)チェックボックスの&検索ができないため〇〇LvXの自動能力を調べたいときは「Lv 自」と検索するといいです(けどこの場合ウェイカーオープンアイコン等が出てきてしまうのが難点)
    • (6)リソースリンク、いわゆるリソリンを検索する時は「このカードがリソースに置かれ 「」で検索すると自動効果のリソリンは全部出てきます。その代わりB15の常在・起動系のリソリンやサマ・ドラの竜巫女リソリン、イェーガー、バッテリーは出てきません。さっさとリソリンのチェックボックス作ってもらいたいんですけどね。

    続いては効果の優先順位というか処理順についてです。

    効果の処理順について
    Z/Xには常在効果、自動効果、起動効果の他にルール効果というものがあります。
    ルール効果の中で特に効果処理に大きく関わってくるのはデッキが0枚になったときに山札を作り直す処理です。リフレッシュやリメイク、リロードと呼ばれることが多いでしょうか。
    ここでは総合ルールブックに則ってリロードとさせていただきます。
    これは効果の処理中でも強制的に行われます。
    あとはチャージ超過時の処理ですね。こちらはリロードと違い、効果の処理中には行われません。

    読んでる途中でややこしい!めんどくせぇ!って思ったら下の箇条書きみたいなところだけ読んでくれればいいから!そういうものだって覚えてくれればいいからね!!

    効果処理の決まりについて
    • (1)リロードは効果処理中でも強制的に行われる。
    • (2)チャージ超過の処理はその効果処理中は行われないが、別の効果の処理に移る前に処理される。
    • (3)自動効果Aの処理中に別の自動効果Bが誘発しても自動効果Aの処理が終わるまで自動効果Bは処理できない。
    • (4)同じタイミングで自動効果と常在効果が誘発したなら、常在効果から処理しなければならない。
    • (5)同じタイミングで自動効果が複数誘発したなら、その効果処理順はターンプレイヤーが決められる。
    • (6)自動効果が複数誘発し解決待ちの状態で、追加の自動効果が誘発した場合でも同じ解決待ちテーブルに置かれる。
    • (7)エンドフェイズ時に誘発する効果で新たな自動効果が発動した場合は、フェイズの巻き戻しのようなものが起こり、違う解決待ちテーブルに置かれる。
    • (8)1度誘発した効果は、処理前に効果の発生源が有効領域から別の領域に移動しても解決される。
    ではこちらについても例を見ていきましょう。
    少しややこしいので別窓でカード画像を見たり、実際にカードを並べながら理解していくといいでしょう。

    まず(1)と(2)と(3)についてです。
    (1)リロードは効果処理中でも強制的に行われる。
    (2)チャージ超過の処理はその効果処理中は行われないが、別の効果の処理に移る前に処理される。
    (3)自動効果Aの処理中に別の自動効果Bが誘発しても自動効果Aの処理が終わるまで自動効果Bは処理できない。
    デッキが1枚、チャージが4枚、ライフ4枚で<セイクリッド・エモーション瀬戸内美波>がスクエアにいるときに、<恋の応援モテッツ>で攻撃しました。

    gp gp

    この時の処理順は

    モテッツ>の効果でデッキがライフに送られる。この時点で<瀬戸内美波>の効果が誘発するが<モテッツ>の効果解決中のため、解決はできない【(3)】
    →デッキが0枚になったので効果処理中だがリロード【(1)】
    →ライフ5枚から相手は1枚選びチャージへ置く。チャージは5枚だが超過の処理は行われない【(2)】
    →<モテッツ>の効果処理が再開され、ライフの中を見て手札に加えるかチャージに置く
    →ライフが1度増えたので<瀬戸内美波>の効果が誘発テーブルに乗っているが、その前にチャージ超過の処理が入りチャージが4枚になる【(2)】
    →<瀬戸内美波>の効果処理

    といった処理をします。
    瀬戸内美波>の効果処理の前にチャージ超過の処理が入るため、勿論チャージ4枚から選ぶことになります。
    あと<モテッツ>の効果でチャージに置いたなら、一瞬だけチャージ6の状態になります。何の意味もないですけど。

    (4)に関しては適役が居ます。
    (4)同じタイミングで自動効果と常在効果が誘発したなら、常在効果から処理しなければならない。
    gp Rミラージュダガー ベラトリクス

    常:ライフリカバリー(このカードがライフから登場する際、あなたのライフが相手のライフ以下ならば、1点回復する。)
    自:このカードが登場した時、このカードをスリープしてよい。スリープしたならば、あなたのデッキの上から3枚見て、好きな順番でデッキの上に戻す。
    もちろん<ミラージュダガー ベラトリクス>です。
    このカードがライフから出るとき、常在効果と自動効果が同時に誘発します。この時常在→自動の順番で処理しないと、デッキの上から3枚のうち好きなカードをライフに入れることができてしまいます。

    (5)と(6)も一緒に説明してしまいましょう。
    (5)同じタイミングで自動効果が複数誘発したなら、その効果処理順はターンプレイヤーが決められる。
    (6)自動効果が複数誘発し解決待ちの状態で、追加の自動効果が誘発した場合でも同じ解決待ちテーブルに置かれる。
    スクエアに自分の<八宝美神フリージア>と<妄想爆発のカンナ>が居る状態で<桜街家執事長 黒薔薇のユーディA>を出しました。<ユーディA>の効果で<ユーディB>が出ました。


    この時<ユーディ>と<妄想爆発のカンナ>の効果が同時に誘発します(タイミング1)。
    (3)の通り、ターンプレイヤーが好きな順番に処理できますので、まず<ユーディA>の効果を処理して<ユーディB>を出しました。
    ユーディB>が出たことで<ユーディB>と<カンナ>の効果がもう一回誘発します(タイミング2)。
    この時タイミング1の<カンナ>を処理せずに、タイミング2の<ユーディB>を処理することが可能というのが(4)の決まりですね。

    簡単に説明すると
    ユーディA>→<カンナ1>→<ユーディB>→<カンナ2>や<ユーディA>→<ユーディB>→<カンナ1>→<カンナ2>、<カンナ1>→<ユーディA>→<カンナ2>→<ユーディB>という処理等も可能ということです。
    なんというかテーブルの上に料理があるみたいな感じですね。その料理はどんな順番で食べてもいいし、食べてる最中に増えることもあるけど、必ず全部食べ切らなきゃならないみたいな???

    (7)に関してはかなり限定的ですね。
    (7)エンドフェイズ時に誘発する効果で新たな自動効果が発動した場合は、フェイズの巻き戻しのようなものが起こり、違う解決待ちテーブルに置かれる。
    繚乱の芳魂フィーユ>が2枚スクエアにある時、エンドフェイズに2枚とも効果が誘発しますね。その時<繚乱の芳魂フィーユA>から<碧の狩人フィーユ>を出しました。



    そうした場合<繚乱の芳魂フィーユB>の効果を解決せずに<碧の狩人フィーユ>の効果の解決はできないんです。上にも書いてありますけどエンドフェイズ時の自動効果と登場時の自動効果は別のテーブルを使うんです。
    要するに『エンドフェイズ時の自動効果』テーブルを先に食べ終わらないと『登場時の自動効果』テーブルに移れないんですよ。
    けど<繚乱フィーユ>の効果は強制効果じゃないんだから1回スルーして<狩人フィーユ>の効果解決してから、<繚乱フィーユB>の効果を使えばいいじゃんと思うかもしれませんが、同じカードのエンドフェイズ時自動効果は1ターンに1度しか誘発しないというルールがあるので、できないんです。
    このルールに関して細かい説明はかなり長くなってしまうので、総合ルールの出典を書いておきます。読んで感じてください。
    (出典:507.2~507.5 702.2)
    ※メインフェイズ開始時などの開始時に誘発する自動効果で、新たな自動効果が誘発した場合は巻き戻しは起こらないので注意!

    (8)はかなりよく起こる処理ですね。
    (8)1度誘発した効果は、処理前に効果の発生源が有効領域から別の領域に移動しても解決される。
    これは少しややこしい事例で説明していきます。
    晦冥からの強襲アングファング>が相手のプレイヤーを攻撃したところ、相手のライフからVBが捲れて<アングファング>の隣のスクエアに登場しました。


    この場合VBが登場した時に、VBの常在効果と<アングファング>の自動効果が同時に誘発します。(3)の通り常在効果から先に処理するため、<アングファング>の効果の処理より先にVBで<アングファング>がトラッシュに送られ、有効領域のスクエアから離れてしまいますが問題なく効果は解決され相手のVBは破壊されます。

    もう一例見てみましょう。
    七大罪 驕傲の魔人スペルビア>がノーマルスクエアにいるときに<愛心の翼 巨蟹のムリエル>をノーマルスクエアにプレイしました。

    gp gp

    もちろん両方誘発します。しかしこの場合は、<ムリエル>の効果で<スペルビア>をデッキの下に送ると<スペルビア>の効果は不発になるのです。なぜなら誘発はしましたが、効果解決の前に<スペルビア>が除去されてしまうと、フォースが解決時になくなってしまい「このカードのフォースがコスト6以上ならば、」が満たされないので、以下の効果が解決されなくなってしまいます。
    まあ<スペルビア>なんてもう1年以上見てないんでそうそうない例だとは思いますけどね。

    いやー効果処理の説明長かったですねー。
    もう9割説明終わったし、小難しい説明もほとんど無いんでもう少しお付き合いください~。
    最後はデュナミスデッキ関係のあれこれそれです。

    デュナミスデッキのカードについて
    B16からZ/Xにはデュナミスデッキとゼクスエクストラというものが追加されました。
    それによって生まれたLv能力に関してのあれやこれや、ゼクスエクストラそのものに対してのあれやこれの説明です。
    こっちも読んでる途中でややこしい!めんどくせぇ!って思ったら下の箇条書きみたいなところだけ読んでくれればいいから!そういうものだって覚えくれればいいからね!
    • (1)Lvを満たしてない自動能力は解決待ちテーブルに乗らない。
    • (2)ゼクスエクストラやトークンは、スクエアから別の領域に移動するときは、一旦その領域に移動してからデュナミスデッキに表側に置かれる。効果処理中でも行われます。
    あら少ない。
    ではこちらも例を見ていきましょう。

    まず(1)からです。
    (1)Lvを満たしてない自動能力は解決待ちテーブルに乗らない。
    公式サイトのよくある質問からそのまま取ってきました。

    ディンギルLv0の時にスクエアにある自分の<輝ける『僥倖』イナンナ>がいるスクエアに<舞楽の女神アメノウズメ>をプレイしました。
    舞楽の女神アメノウズメ>はLv能力でダメージを与えられますか?

    登場した時点で登場時効果は誘発しており、<イナンナ>はスクエアからデュナミスデッキに移っているので、感覚的には<アメノウズメ>の効果が使えそうです。
    しかし、問題点が2つあって<アメノウズメ>の効果は使えません。

    まず<アメノウズメ>の効果を見てみましょう。
    gp R舞楽の女神アメノウズメ

    ディンギル Lv1(あなたのデュナミスに表向きの[ディンギル]が1枚以上ある場合、以下の能力が有効になる。)
    【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。
    【効果】スクエアにある相手のゼクスを1枚選び、4000ダメージを与えてよい。
    1つめの問題は「ディンギル Lv1(あなたのデュナミスに表向きの[ディンギル]が1枚以上ある場合、以下の能力が有効になる。)」の部分です。つまりディンギルLvが0の時、このカードは何の効果も持たないのです。ということは誘発する自動効果自体が無いんです。極論バニラです。

    いや、でも<イナンナ>もうデュナミスデッキにあるじゃんってなると思います。まあ実際プレイするとそうなります。ですが厳密にはありません。
    既にゼクスのいるスクエアにゼクスをプレイするときの厳密な挙動はこうなっています。

    プレイするカードと、どのスクエアに出すかを選ぶ
    →登場する(この時点で登場時効果は誘発)
    同じスクエアに2体以上のゼクスは存在できないので、古いゼクスがトラッシュに置かれる(このタイミングでゼクスエクストラはデュナミスデッキに表向きで置かれる)
    →誘発した登場時効果の処理

    というように登場時効果が誘発した段階ではまだデュナミスには移ってないんです。これが2つめの問題点ですね。
    CSでもゼクスタでもフリーでも、そんなところを注意する人はいないので、普通にデュナミスデッキにどけてから出していいと思います。なによりめんどくさいですし。認識の違いで揉めないように、覚えてさえいればいいルールなんで。

    ※の挙動は効果処理中はされません。
    上記を踏まえてもう一例
    なのでウェイカーLv2の時に<審判の熾天使ウリエル>で<扇動するトイガー>、<トイガー>、<トイガー



    と捲れたとして1枚目の<トイガー>を<ウリエル>の上にプレイしても<ウリエル>のIGが終わるまで、デュナミスデッキにはいかないので、以降の<トイガー>の効果は誘発しません。同じ原理でIGは続きますし、IGアイコンを得る効果も消滅しないので注意が必要です(まだスクエアにいるため)。
    効果処理の(3)と(8)の応用みたいな感じですね。

    それでは(2)です。
    (2)ゼクスエクストラやトークンは、スクエアから別の領域に移動するときは、一旦その領域に移動してからデュナミスデッキに表側に置かれる。効果処理中でも行われます。
    ウェイカーLv4の時に<八宝美神 悪戯女王ローリエ>で<開眼鳥人ウェアクロウ>をリソースに送って<血の渇望ブルールーム>を出そうとしました。

    gp gp gp

    ウェアクロウ>はゼクスエクストラなのでデュナミスデッキに送られてしまいますし、<ローリエ>も「ならば、」の効果なので発動しなさそうですが、発動しますし、<ブルールーム>の効果も発動します。
    こちらの厳密な挙動はこんな感じ。

    ローリエ>の効果で<ウェアクロウ>をリソースへ
    →<ウェアクロウ>は一旦リソースに置かれる
    →その後効果処理中でも即刻デュナミスデッキに送られる(ウェイカーLv5)
    (エクストラエフェクトというもので、リロードエフェクトより優先して処理されるルール効果)
    →中断していた<ローリエ>の効果処理が再開
    →一度リソースには置かれたので「ならば、」条件もクリアして<ブルールーム>が登場
    →<ブルールーム>も登場した時点でLv5が達成できているので効果が発動

    と、このような挙動になります。
    これはまあそういうものだと思ってもらえればいいです。
    といった具合で、長くなりましたがおしまいです。
    ここまで見てくださってありがとうございました。今回は久しぶりということで結構張り切っちゃいました。既存プレイヤーの方々でも知らなかったこともあったりするんじゃないでしょうか。これで少しでもルール関係でのトラブルがなくなれば嬉しいなぁ。
    ここまで見てくれた初心者の方へ
    ここから先はここまで見てくれた初心者に向けてです。
    この長い記事をここまで見てくださって本当にありがとうございました。
    これを見てZ/Xを本格的に始めようと思ってくれた方は、近くにサポートショップがあれば、行って「Z/Xマイスターの方っていますか?」や「〇〇の種族デッキを作りたいんだけど」や「こういう動きをするデッキを作りたいんだけど」って聞いてみましょう!きっと快く対応してることでしょう。
    更にお店によってはオリジナルの構築済みデッキが売られてる所もあります。そういうお店では結構Z/Xに詳しい店員さんがいらっしゃるので、少し踏み込んだ相談にも乗ってくれるはずです。

    私個人も自分のTwitter(@CanCrow_TCG)等にリプをもらえれば、できるかぎりの相談には乗りますのでお気軽にどうぞ!

    今後遊々亭のデッキレシピの方も増やしていけたらなとは思ってますので、こちらも首を長くして待っていただけたらなと思います。
    次回の記事は赤の世界のあれやこれやって感じのものになりそうです。
    プレイヤーやパートナー、種族についても触れていこうかなと思っています。
    もしかしたら予定を変えてB22を使った種族デッキのレシピとかになるかもしれませんけど、大目に見てください。

    ではでは。

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