これからONE PIECEカードゲームの記事を掲載させていただくことになりました、じょーじです。よろしくお願いいたします。
LEVEL.NEOというカードゲームと、Precious Memoriesというカードゲームの全国大会で優勝経験があり、その当時に、遊々亭様の担当者の方にブログの掲載のお誘いを頂いて、それらのカードゲームのブログを寄稿させていただいておりました。
今回も、その頃の担当者の方からお声がけいただいて引き受けたという経緯となります。
そのため、ワンピカードに関しては特に大きな大会で結果を残したわけではなく、2弾に合わせて始めたばかりでまだまだ勉強中となりますが、ONE PIECEカードゲームを研究したい!という気持ちはあるので、ブログを書きながら皆さんと一緒に成長できればいいなと思います!
それでは、よろしくお願いいたします。
早速ですが、今回は自己紹介も兼ねて、ブースターパック第2弾「頂上決戦」の環境で実際に使っていたデッキの中から、「錦えもん」デッキの紹介をしていきたいと思います。
デッキレシピ
デッキステータス
デッキ概要
このデッキは、序盤から強力なキャラクターを登場させていき、中盤からは相手の盤面を一方的に倒してテンポを取っていくという、速攻~中速デッキです。リーダーの<OP02-025錦えもん>の【起動メイン】によって、《ワノ国》特徴のキャラクターのコストを軽減させて登場させることができ、他のデッキよりも早く、強力な盤面を作っていくことができます。
リーダーの能力の対象となる特徴《ワノ国》のキャラクターカードは、<OP02-042 ヤマト>や<OP01-035 お菊>のような、相手のキャラクターをレスト状態にする能力を持つキャラクターが多く、相手のブロッカーをレストさせてブロック不可にしたり、相手の重要なアタッカーをレストしてアタックすることでKOを狙ったりすることができます。
そのため、攻めの場面で有利な状況を作りやすいのが特徴です。
大型キャラも攻撃的なキャラクターが多く、<OP02-030 光月おでん>による2回アタックや<ST02-013 ユースタス・キッド>の無償アタックを組み合わせることで、さらに盤面を制圧することが可能になります。
このデッキの長所と短所
まず、このデッキの長所ですが、- コストの踏み倒しとレスト戦術によって序盤から盤面制圧力が高い。
- サーチ能力を持つ<OP01-041光月モモの助>と<ST02-007 ジュエリー・ボニー>が両方採用されており、複数回試合をした場合でも大きな下振れが起きにくい。
特に、下振れが少ないという点に魅力を感じている人は多く、試合数の多い大会シーンで「錦えもん」デッキの使用者が多いのは、このアベレージの高さが主な要因となっています。
ただ、このデッキにも短所がもちろんあり、
- 「カイドウ」や「ゼット」などの一部のデッキに最大値を出されてしまうと追いつけないことが多い。
- カウンター無しのキャラクターが多めに採用されており、+2000カウンターの採用枚数も他のデッキと比べて若干少なくなっている。
- プレイの難易度が若干高い。
攻めのアベレージが高いものの、最大値で比べると別のデッキの方が少し高め、また、それとは関係なく、引き次第ではカウンターが引けなくてライフが守れずに負けてしまうこともあると言う感じでしょうか。
プレイ難度に関しては、全デッキを通してみれば真ん中くらいかなとも思っているのですが、相手のキャラをレスト状態にする能力が多いからこそ、相手の盤面を倒しに行くか、無視して相手のライフにアタックするかの判断を迫られる場面が他のデッキよりも多く、この判断をミスすると突然不利になってしまうことがあるため、ある程度高めかなと思っています。
ピックアップカード紹介
また、この2種のカードは、サーチ方法が【起動メイン】能力になっており、登場したターン以降も、このサーチ能力を使って手札を増やすことが可能です。
そのため、相手のアタックで狙われやすいのですが、このキャラクターがKOされる代わりにライフへのアタックを守れているため、実質【ブロッカー】のような役割ができているとも捉えられますね。
3コストのキャラクターで、リーダーの能力によって後攻1ターン目に登場させることができるにも関わらず、1ドンをつけてアタックするという簡単な条件で、なんと自分よりもコストが高い、コスト5までのキャラクターを1枚レスト状態にできます。
場に残り続ける限り、毎ターン能力を使うことができ、レストにする対象範囲もかなり広いので、序盤から終盤まで、相手の盤面を崩すのに大いに活躍してくれるカードです。
相手のカウンター値をもろともしない、非常に高いパワーで連続アタックをすることができるため突破力が非常に高く、相手のアタッカーの処理や、最後の詰めの場面などで活躍してくれます。
また、このキャラクターがKOされてしまっても山札から後続となる3コストのキャラクターを出すことができるため、もし倒されてしまっても攻めの手が緩むことがないというのも魅力の1つです。
KOされた時に出すことができる3コストのキャラクターは、超強力アタッカーの<OP01-035 お菊>、手札補充役の<OP01-052 雷ぞう>、登場時能力で相手のキャラクターをレストにしてアタックを防げるかもしれない<OP01-033 イゾウ>の3種。
まあ限定的な状況では「雷ぞう」や「イゾウ」を選ぶこともありますが、殆どの場合は「お菊」を出していれば問題ありません。継続して攻める姿勢を崩さずいきましょう。
このゲームでのパワー6000以上のブロッカーは強力で、例えば、パワー7000でリーダーがアタックされた時に、パワー5000のリーダーで受けた場合は、守るためにはカウンター+3000が必要ですが、このキャラクターでブロックすれば、カウンター+1000を払うだけで耐えられます。
そこにいるだけで手札の消費を抑え続けることができるわけですので、実質ドローソースとも言えますね。言えないかも。
また、このキャラはブロッカーとしてだけではなく、アタッカーとしても優秀で、1ドンつけるだけで、パワー8000でアタックしつつ、相手のターンはパワー7000のブロッカーとして居座ってくれます。
ほぼノーリスクで毎ターンアタックできるのは、見た目以上に強力です。
また、ガード後に<OP01-057 桃源白滝>を打つことで、1ターンに2回ブロックする小テクもあるので、覚えておくと良いでしょう。
3弾環境に向けて
3弾には《ワノ国》や《超新星》のカードの追加はなかったものの、まだまだ現役でいられるのではないかと思います。3弾発売後は、高コストのキャラでも能力でKOできる「エース」「海軍」デッキや、長期戦が得意な「ビッグ・マム海賊団」系デッキが台頭してくる可能性があります。
環境に合わせてデッキを変化させるのであれば、除去耐性を高める+デッキ全体の攻撃力を高めるために、<OP02-030 光月おでん>を4枚にして、追加でブロッカーの<OP02-031 光月トキ>を入れるのもアリかなと思います。
特殊な構築になりますが、ゲームスピードを無理やり早めたいのであれば、<OP01-046 傳ジロー>を入れる選択肢もありますね。
また、もしこのデッキを第3弾のカードで強化するのであれば、《OP03-025 クリーク》が相性が良くオススメです。
特徴が《東の海》のため、ボニー系統のカードでサーチはできないものの、それを抜きにしても、2面除去とダブルアタックの圧は凄まじいですね。
能力的には強化版<OP01-054 X・ドレーク>といった感じなので、《OP03-025 クリーク》を採用するにあたって、「ドレーク」の採用枚数を若干減らしても良いかなと思いますが、同時になるべくデッキ内のカウンター値無しのカードも増やしたくないという気持ちもあるので、もしデッキに入れるのであれば光月おでんと《OP03-025 クリーク》が合計6枚投入くらいに抑えつつ、他の採用カードの枚数配分も少し調整するのが良いかなと思いました。
――ということで、今回は「錦えもん」デッキの紹介でした。
こんな感じで紹介していくよというチュートリアル的な感じになりましたが、いかがでしたでしょうか。
しばらくの間は自分が使っていたデッキの紹介などになるのかなと思いますが、
もし紹介してほしいデッキの要望などありましたら変更されるかもしれませんので、この記事へのリプライなどで教えていただけたら嬉しいです。
それでは、また次回にお会いしましょう。
ONE PIECEカードゲームのような、1種類のアニメ・漫画をタイアップしたカードゲームは、基本的にそのアニメや漫画が好きな人しか買わないというようなイメージだったのですが、このカードゲームはその先入観を覆してくれました。
ゲーム性を評価してONE PIECEカードゲームを始めた人も、カードゲームを通して原作に興味を持ってくれたら、嬉しいですよね。
――ところで、みなさんは「イゾウ」と「お菊」が"兄と弟"だと知っていましたか?
私は最近知りました。
確かに、カードの特徴欄にも《赤鞘九人"男"》って書いてありますもんね。 とはいえ、全然気づきませんでしたが...。
個人的には驚きましたが、意外とその方がお得という意見も多いようです。良かったよかった。
もし気になった方は、原作コミック962話「"大名と家臣"」をチェックしてみてくださいね。
それでは、また次回に。