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【じょーじ】8弾環境振り返り

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    by じょーじ

    【じょーじ】8弾環境振り返り
    こんにちは、じょーじです。
    5月25日に発売したブースターパック8弾「二つの伝説」から3か月が経過し、8月31日にはブースターパック9弾「新たなる皇帝」が発売となります。
    今回は、9弾発売前に、8弾環境を振り返っていこうと思います。


    5月25日 ブースターパック8弾「二つの伝説」発売
    白ひげ海賊団、百獣海賊団、ビッグ・マム海賊団など、既存の人気テーマに強力なカードが多数追加されました。
    事前評価も高かった<赤青マルコ>、<紫黄プリン>、動物軸の赤系のデッキなど、新規のカードを使ったデッキがスタンダードバトルやフラッグシップバトルなどの大会で結果を残していきました。


    6月1日(土)チャンピオンシップ2024 WAVE1「広島エリア大会」
    ブースターパック8弾発売後の大会となりますが、発売後1週間経過していないため、まだ8弾のカードは使用できません。
    そのため、7弾最終環境という形になりますが、この後の環境との差を感じることが出来ると思いますので、上位16名のデッキを見ていきましょう。
    • 赤紫ロー 6名
    • 黒黄ルフィ 3名
    • 黒ルッチ 3名
    • 青 ハンコック 1名
    • 青 ドフラミンゴ 1名
    • 緑 ボニー 1名
    • 緑黒 ペローナ 1名
    使用率が高いのは、<赤紫ロー><黒黄ルフィ><黒ルッチ>の3種類。
    7弾環境はある程度使用デッキにばらつきが見られたものの、使用率と勝率を加味するとこの3種類のデッキがそれぞれ3竦みのような立ち位置にいるような環境となっていましたね。
    この環境に8弾が追加されるとどんな変化が起こるのか......。
    この後の環境の変遷も見ていきたいと思います。


    6月9日(日) チャンピオンシップ2024 WAVE1「愛知エリア大会」
    8弾のカードが使えるようになって初の大型大会となります。
    発売から2週間経ったとはいえ、まだ手探りに色んなデッキを試してみている期間だったと思いますが、ベスト16はどんなデッキになっていったのでしょうか、見てみましょう。
    • 赤紫ロー 11名
    • 黒黄ルフィ 2名
    • 黒ルッチ 2名
    • 青 ハンコック 1名
    なんと、広島大会でばらけていたリーダーたちがスリムにまとまりました。
    そう、7弾でも使用者が多かった<赤紫ロー>と<黒ルッチ>は8弾で強化が入ったことでさらに勢力を強める形となったのです。
    「赤紫ロー」は<3コストシャーロット・プリン>と<ブラックマリア>が入り、ドン!!が枯渇する可能性が低くなったことで安定性の面が強化、そして有利対面が増加しました。
    「ロブ・ルッチ」は優秀な2000カウンターである<フーズ・フー>が入ったことで、デッキ内にCP特徴を多く投入しやすくなり、また、<ジャック>が入ったことで、継戦能力が向上しました。
    黒黄ルフィ>は特に強化が無いものの、この頭が一つ抜けた2つのデッキの活躍に並んでいます。それはそれですごいですね。

    赤紫ロー11名という驚異の使用者二桁ですが、世界大会で<青黒サカズキ>が規制を受けた際の入賞数と同じであると話題になり、もしや緊急規制があるのでは......?という噂が立っていたのを記憶しています。


    6月15日(土) チャンピオンシップ2024 WAVE1「東京第一エリア大会」
    ということで8弾環境2度目の大会となります。
    こちらもベスト16を見ていきましょう。
    • 赤紫ロー 10名
    • 黄エネル 2名
    • 黒ルッチ 2名
    • 黒黄ルフィ 2名
    • 黄 カルガラ 1名
    相変わらずの上位陣ですが、今回は黄色系のリーダーが2種見えています。
    エネル>は元々人気なリーダーですが、受けデッキということで、環境に適応するためにどういう構築をするのがいいのかという答えを出すのに少し時間がかかってしまうデッキです。そのため、5コスト以下KOのトリガーを多く入れた型、エッグヘッド型など、 この時期はまだ人によって構築が異なっていた印象です。
    カルガラ>は早い盤面展開と、高いガード値で盤面差をつけていくデッキです。盤面のパワーが高いので、黒系のコスト参照除去には弱いものの、パワー参照で除去をする<赤紫ロー>には除去されにくいので、いわゆる"わからん殺し"も加味すると環境的には悪くない立ち位置だったのかなと思います。
    また、「カルガラ」が入賞したことで、初の8弾リーダー入賞となりました。


    6月23日(日) チャンピオンシップ2024 WAVE1「福岡大会」
    ベスト16は
    • 赤紫ロー 11名
    • 黒ルッチ 2名
    • 黄カルガラ 1名
    • 黒黄ルフィ 1名
    • 青ナミ 1名
    相変わらず2桁の入賞を繰り返す<赤紫ロー>。
    そして、東京第二会場に引き続き、<カルガラ>が入賞となりました。
    また、いつぶりかの<青ナミ>の入賞。
    突然現れると、どうやって戦うんだっけ...? と訳が分からなくなってしまう特殊勝利リーダーです。
    デッキ枚数を増やされてしまうこともあって、赤紫ローに対しては明確に不利なのですが、よくこの環境に持ち込み、しかも勝ち進んだと褒められるべきですね。

    また、「愛知」と「東京第二」の2大会では「赤紫ロー」が2連続優勝となりましたが、今回の大会の優勝者の使用デッキは<黒ルッチ>となりました。
    ここまでの大会は明確に「赤紫ロー」の勢いが圧倒的だったのですが、この優勝を皮切りに「黒ルッチ」の使用者がどんどん増えていくようになっていきます。


    2024年6月30日(日)チャンピオンシップ2024 WAVE1「兵庫大会」
    黒ルッチ>の手が優勝に届いた前回大会から1週間。優勝者のデッキリストを参考にしながら、世間ではルッチ研究が進んでいきました。
    そんな中開催された今回大会のベスト16は
    • 赤紫ロー 10名
    • 黒ルッチ 3名
    • 黄エネル 3名
    となりました。
    入賞リーダーは3種類で、依然として二桁入賞の<赤紫ロー>の下に並ぶのは、前回大会優勝の「黒ルッチ」と、<黄エネル>。構築難度が高いこの2デッキが肩を並べて環境の最前線に台頭してきました。
    この大会のベスト4のうちエネルが2人入賞しており、エネルの快進撃を見ることができましたが、そんな中華麗に優勝を攫ったのは「黒ルッチ」。
    赤紫ローが跋扈する環境のなか、黒のリーダーが意地を見せ、見事に2連続優勝となりました。


    2024年7月7日(日)チャンピオンシップ2024 WAVE1「東京第二大会」
    筆者のじょーじも参加した七夕の日の大型大会。
    参加者達の勝利の願いを笹の葉に乗せ、星へと届けたベスト16のリーダーはこちら。
    • 赤紫ロー 11名
    • 黒ルッチ 3名
    • 黄カタクリ 1名
    • 黒黄ルフィ 1名
    黄色エネルは息を潜めたものの、同じ黄色リーダーからカタクリの活躍が見られました。
    大型キャラを連打しながら、ライフトリガーで盤面展開や盤面除去を補助していくデッキです。
    黄エネル>とデッキコンセプトは似ていますが、リーダーでパワー7000でアタックしやすい点や、トリガーで場に出てくるパワー5000以上のキャラが多く採用されている点、<10マム>による詰め性能など、エネルと比べるとかなり攻撃的なデッキです。
    黒ルッチに対して苦手なイメージがあったのですが、<赤紫ロー>と黒ルッチの海を越えて見事入賞し、そのままベスト4まで進出する活躍を見せました。すごい。


    2024年7月15日(月)チャンピオンシップ2024 WAVE1「北海道大会」
    ここまで来るとWAVE1地区大会も佳境となります。そして、ST6種発売前の最後の8弾環境です。
    そんな北海道大会のベスト16は
    • 赤紫ロー 10名
    • 黄エネル 3名
    • 黒ルッチ 1名
    • 黒黄ルフィ 1名
    • 青ナミ 1名
    となりました。
    しっかりと最後まで2桁入賞する<赤紫ロー>に続いて<黄カタクリ>が3人入賞。
    黒ルッチ>、<黒黄ルフィ>、<青ナミ>が1人ずつと、今まで入賞してきたリーダーがしっかりと結果を残す形になりましたが、ベスト4の時点で赤紫ローの使用者4人となり、優勝も赤紫ローと、純粋な8弾環境の最後に有終の美を飾る形になりました。


    2024年7月13日(土)スタートデッキ6種発売
    スタートデッキ6種のカードが追加されました。
    各色に5種ずつ新規カードが配られ、スタートデッキに選ばれた6種のリーダーが強化されたのは勿論、様々なデッキで使える汎用カードも含まれていたので、強化の恩恵を受けたデッキもいくつかありました。
    この追加によって<青ドフラミンゴ>や<緑ウタ>など、環境入り相当の強さの基準を満たしており、さらに<赤紫ロー>との相性差も悪くないデッキが増えました。
    しかし、これらの「赤紫ロー」に対して戦えるようになったデッキは<黒ルッチ>に対しては苦手意識があるものが多く、相対的に環境での「黒ルッチ」の立ち位置が良くなり、「赤紫ロー」の立ち位置が悪くなりました。


    2024年7月28日(日)チャンピオンシップ2024 WAVE1「宮城大会」
    チャンピオンシップWAVE1ラストとなる地区大会は、スタートデッキのカードも使用できる、8.5弾環境で行われました。
    こちらの大会のベスト16は、
    • 赤紫ロー 4名
    • 黄エネル 4名
    • 黒黄ルフィ 3名
    • 黒ルッチ 2名
    • 青ドフラミンゴ 2名
    • 黄ベガパンク 1名
    これまでの大会で一番バランスの取れた入賞数で、特に<黄エネル>が<赤紫ロー>と同じ入賞数となっており、大躍進を見せていました。
    また、スタートデッキ出身の<青ドフラミンゴ>。そしてダークホースである<黄ベガパンク>の入賞も目を惹きます。
    大幅に強化された「ドフラミンゴ」は理解できますが、このタイミングで「ベガパンク」は完全に予想外ですね。
    デッキの方向性は「黄エネル」に近く、対戦相手がいつライフを詰めればいいかわからなくなる系のデッキですが、<赤紫ロー>に対してかなり辛い戦いを強いられる印象があります。
    「赤紫ロー」の使用者が少し減ったことで立ち位置が良くなってはいますが、何より使い手が上手かったのかなと思います。
    こちらの「ベガパンク」はそのままベスト4まで進出する活躍を見せましたが、優勝は赤紫ローが攫っていき、地方大会は幕を閉じました。


    2024年8月12日(月)チャンピオンシップ2024 WAVE1「決勝大会」
    チャンピオンシップ2024 WAVE1の集大成となる決勝大会は京都の地で行われました。
    筆者も早朝にペットに餌をあげてから始発近くの新幹線で京都まで向かいました。
    来年開催の日本一決定戦に進出できる、ベスト32に見事入賞された方々が使用したデッキはこちらとなります。
    • 赤紫ロー 19名
    • 黒ルッチ 8名
    • 黒黄ルフィ 2名
    • 青ドフラミンゴ 2名
    • 黄ベガパンク 1名
    圧倒的<赤紫ロー>の進出数の多さが、スタートデッキ環境前の大会2つ分を集約したような内容となっています。
    そして、直前の北海道大会で結果を多く残していた黄エネルの入賞はなんと0人。
    決勝大会の舞台では、プレイヤーのレベルが少し上がる分、アタック順番などのミスが起こりにくいことが起因するものでしょうか。上位入賞の顔ぶれは変わらないものの、そういった少しの差から読み取れる情報が面白い内容となっていますね。
    このWAVE1を締めくくる決勝戦の一戦は「赤紫ロー」VS<黒ルッチ>。
    全てのエリア大会で猛威を振るった、この環境を代表する2デッキによる世紀の一戦を制したのは「黒ルッチ」となりました。


    2024年8月12日(月) 禁止カード発表
    決勝大会同日、これまでの環境を受けて、禁止制限カードの追加が発表されました。
    禁止カードに選ばれたのは、リーダーの<赤紫ロー>と<黒ルッチ>のキーカードである<エニエスロビー>の2種類。
    「赤紫ロー」は<青黒サカズキ>同様に能力が大きく弱体化された新規リーダーの配布が決定しました。
    ということで、この規制により、「赤紫ロー」と「黒ルッチ」の2デッキが強力だった8弾環境は終息となりました。


    総括
    最後に、8弾~8.5弾環境のベスト16、ベスト4、優勝の総数の統計を取っていきます。
    ベスト16入賞数、ベスト4、優勝のそれぞれの入賞総数は以下となります。

    ベスト16 (全128名)
    赤紫ロー 73名(約57%)
    黒ルッチ 21名(約16%)
    黄エネル 12名(約9%)
    黒黄ルフィ 11名(約8%)
    青ドフラミンゴ 4名(約3%)
    黄カルガラ 2名
    青ナミ 2名
    黄カタクリ 1名
    黄ベガパンク 1名
    青ハンコック 1名

    ベスト4 (全32名)
    赤紫ロー 23名(約71%)
    黒ルッチ4名(約12%)
    黄エネル2名(約6%)
    黄カタクリ1名
    黄ベガパンク 1名
    青ドフラ 1名

    優勝 (全8名)
    赤紫ロー 5名(約63%)
    黒ルッチ 3名(約37%)


    こう見ると、<ルッチ>の優勝率も目を惹きますが、やはり<赤紫ロー>の数が尋常ではないですね。
    特に、ベスト4入賞数が全体の71%と飛びぬけています。
    禁止・制限を当然というのは少し気が引けますが、その理由に納得することができる内容になっている入賞率であると思いました。


    おわりに
    ということで、8弾環境の総括でした。
    本来であれば自分の決勝大会の参加記録などをいったん記事にするべきなのではとも思いましたが、4勝2敗、最終順位35位と、振り返るほどの内容が出せなかったため、いつもの環境振り返り記事の中に練り込む形にさせていただきました。
    使用したデッキについても東京第二大会の記事で紹介したものと同様なので、割愛させていただきます。

    圧倒的な<赤紫ロー>環境。
    そして、<黒ルッチ>がその牙城を崩しにかかるというタイミングでしたが、その前にその2デッキに規制がかかる形となりました。
    盤面除去を得意とするこの2デッキが環境から退いたことで、<青ドフラミンゴ>や<青紫レイジュ>など、息を潜めていたデッキが台頭し、そしてアニバーサリー弾でもあるブースターパック9弾の新リーダーによる、新しい対戦環境が到来します。
    特に9弾は強力な能力を持つカードが多く公開されており、過去弾のリーダーで活躍しそうなカードも多いため、8弾以前の強力なリーダーが復権するのか、それとも9弾の新リーダーが活躍するのか......。これからの環境がどうなっていくのか見逃せませんね。

    それでは、また次回にお会いしましょう。ばいばい!

東京CSベスト8!「ポルチェ」入り赤紫ロー

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    by じょーじ

    東京CSベスト8!「ポルチェ」入り赤紫ロー
    こんにちは、じょーじです。
    7/7の七夕の日に「チャンピオンシップ2024 WAVE1 エリア大会」に参加してきたのですが、なんとBEST8になりました!ぱちぱちぱち


    ということで、今回はせっかくなので使用したデッキなどについて話していく振り返り記事となります。
    デッキレシピは最後の方にあるので、デッキレシピだけ気になるよ~という方は最後まで飛ばしてしまってください。


    まず、現在のワンピースカードの対戦環境について書いていきます。


    現状のブースターパック8弾環境、デッキ選択理由について
    今は圧倒的に「赤紫ロー」環境と言って差し障りありません。
    速攻(アグロ)のような動きが特徴的なリーダーで、高い除去性能も兼ね備えているため、相手の動きを妨害することにも長けています。
    デッキ内にサーチカードが無いため、毎試合一定の動きが狙えるようなリーダーではありませんが、複数回の強化を貰った結果、デッキ内の殆どが強いカードで埋まっているため、大体どんな手札になってもある程度以上戦えてしまうような安定性も兼ね備えています。
    冷蔵庫の中に入っている食材を組み合わせて料理をするような感覚で、手札にあるカードの組み合わせ次第でアグロ系の動きをするか、除去コン系の動きをするか、リソース勝負を仕掛けるか、いずれかを選択して戦っていくことが可能です。

    また、ガード面も強く、+2000カウンターのカードが16枚前後、ブロッカーのキャラも16枚前後入っている場合が多く普通のデッキよりも防御が固いという一面もあります。
    7弾以前は明確な弱点として、自分のドン!!を減らしすぎて後半にパワー不足に陥ってしまう点があったものの、8弾で<ブラックマリア>や<シャーロット・プリン>が追加されたことで、そんな弱点も払拭されやすくなりました。

    攻撃面でも防御面でもリソース面でも安定性の面でも、大抵のデッキよりも優れているという観点から8弾以降使用者分布がとんでもなく増えているリーダーとなります。

    デッキパワーで言えば赤紫ローが圧倒的なのですが、そのメタ的な立ち位置として、次点で使用者が多いのが「CP0黒ルッチ」になります。
    いわゆる除去コントロールの代表というようなリーダーで、毎ターン相手のキャラを2枚前後除去しつつ、さらに盤面も展開するようなデッキになっています。
    黒系のデッキの中でも、コストマイナスのしやすさとトラッシュの貯めやすさが突出しており、ライフ5である点も加味すると、前期に禁止された「<青黒サカズキ>」に並ぶ除去性能と安定性を持っています。
    黒色のカードを代表するオーバーパワーカード<ゲッコー・モリア>との相性が良いのは勿論、前期に「サカズキ」と共に禁止指定された<大噴火>に近い性能を持つ、<エニエス・ロビー>や<嵐脚>を上手く扱うことができ、8弾で追加されたパワカである<ジャック>との相性も抜群です。
    ただ、上で紹介した嵐脚以外のカードはサーチカードの対象外であるため、毎ターンの1枚ドローで引き込まないといけないのが大変で、大型が引けない試合やコストマイナスしか引けない試合がどうしても生まれてしまいます。

    引けた際の爆発力は他のデッキを寄せ付けない強さであり、また、相手のアクションに対して除去で解答していくリアクションデッキのため、自分がこのターンに何をすればいいのか、というプレイの方向性自体はわかりやすく使いやすいデッキであるのも確かなのですが、長期戦を狙う際にカード能力のコストでデッキの下に置くカードの内容や順番を記憶する必要があるため、少し玄人向けのデッキになっており、2番手という立ち位置に収まっています。


    現環境は何処の大会環境だろうと、おおよそこの「赤紫ロー」が35パーセントほどと「黒ルッチ」が20パーセントほど。合わせたら全体の過半数を占めており、残りの45パーセントほどの中に、3番手以降のデッキである「<黄エネル>」「<黒黄ルフィ>」「<緑ボニー>」「<黄カルガラ>」「<青ドフラミンゴ>」、もしくは使用者の相棒リーダーなどが詰まっています。
    これまでの地区大会の上位16名などの上位入賞の比率を見た場合には「赤紫ロー」が70パーセントくらいを占めているので、回戦が進むごとに「赤紫ロー」と当たる確率はどんどん高くなることは把握しているのですが、

    ここで注目するべきは大会全体で「赤紫ロー」or「黒ルッチ」と対戦する確率が一番高い!という部分ではなく、特に予選の序盤は、「赤紫ロー」or「黒ルッチ」に当たる確率と同じくらいの確率で「赤紫ロー」「黒ルッチ」"以外"にあたる確率があるということです。

    大会のオポーネントルール的にも、上位入賞のために一番避けなければならないのは、"序盤の回戦で負けてしまうこと"。
    つまりは、デッキ選択に於いて「赤紫ロー」や「黒ルッチ」に対して勝率がなるべく高いデッキを選ぶのは勿論なのですが、"それ以外のデッキ"に負けてしまう可能性を減らすことも同じくらい重視しなくてはなりません。

    そういった視点で突き詰めていき、様々なリーダーを1つ1つ試していく上で、上位デッキに対しても対等に戦うことができ、マイナーリーダーを含めても不利な対面が少なく、有利なデッキに対しての勝率の高さが異常値であり、手札事故の比率も少ないデッキが見つかりました。



    「赤紫ロー」でした。


    戦績について
    まず参加した東京予選の戦績から。

    予選ラウンド
    1. 青紫レイジュ後攻◯
    2. 赤紫ロー先攻◯
    3. 緑ボニー後攻◯
    4. 赤紫ロー後攻◯
    5. 黄エネル先攻◯
    6. 赤紫ロー先攻◯
    7. CP0ルッチ後攻◯
    8. 赤紫ロー先攻◯
    9. CP0ルッチ先攻◯
    決勝トーナメント
    1. 赤紫ロー先攻◯
    2. 赤紫ロー先攻×(予選8回戦目の方)
    赤紫ローミラーが6回、ルッチが2回、その他のレイジュ、ボニー、エネルが各1回ずつ......と、ルッチ戦が予想より少なかったものの、概ね分布通りの対戦内容でしたね。
    特に赤紫ローミラーは経験値が少なかったので心配でしたが、そこは構築や引きの噛み合いが味方してくれたように思いました。


    使用したデッキリスト
    リーダー
    1


    デッキ概要
    基本的には通常の赤紫ローと同じとはいえ、赤紫ローについて記事内で触れたのが3船長デッキ発売以来ぶりでかなり久しぶりなので基本概要から説明です。
    この赤紫ローというリーダーですが、自分のドン!!の上限枚数を減らすだけで、4コスト以下のキャラを出しつつ、パワー3000以下の相手のキャラを1枚除去することができます。

    例えば、ターンの開始時に3ドン!!しかない状態でも、その3ドン!!をキャラ展開に使いつつ、追加で4コストのキャラを出せて、ついでかのように相手のキャラを除去できます。
    パワー3000以下除去を手札消費のない<海震>と置き換えた場合、3コストしか使えなかったはずのターンに、合計8コストのカードをプレイしていることになります。
    この+5ドン!!分の動きを毎ターンできると言えば、このリーダーの強さが伝わりやすいのではないでしょうか。


    デッキ構築の特徴的な部分
    世間的に流行っている赤紫ローとの相違点として、<ポルチェ><カリファ><FILMロー>が採用されており、代わりに<速攻ゾロ><5コストキッド><1コストお玉>の3種が不採用となっています。

    ポルチェの採用について
    端的に言うとデッキの最大値を上げてくれるカードです。
    このキャラの能力で登場させられるパワー4000以下のキャラは、<シャーロット・プリン><ブラックマリア><カリファ>の3種類となっており、先攻2ターン目にこのキャラ+シャーロット・プリンが揃っていたらリーダーの能力を使わずに2面展開することができたり、<ポルチェ>+ブラックマリアが揃っていたら、リーダーの能力と併用することで、ポルチェ+ブラックマリア+4コストキャラの3枚を展開可能だったり。とにかく、少ないドン!!消費で多面展開がしやすくなります。
    デッキ内にカウンター値の無いカードが増えてしまうという懸念点はあるものの、黒ルッチの除去が追いつかない展開を作りやすくなったり、ミラー戦でこの盤面1枚の差が勝敗に直結しやすかったりで、赤紫ローを使ってきた期間が他の方より短い自分にとっては、防御力を少し減らしてでも、最大値を上げられるこのカードの存在はかなり大きかったです。
    実際、大会中もこのカードのおかげで、盤面を0枚にされた次のターンに4面展開しなおして負け試合を捲ったことなんかもあり、大いに役立ってくれました。

    パワー4000以下のキャラがない場合でも、縦置きエンドした速攻ゾロと同じような感覚で3コストバニラとして運用することが可能なのもいいですね。

    FILMロー採用について
    今の世間の主流の構築では3枚以上の投入が基本となりつつありますが、うちのデッキにも3枚投入されています。
    盤面にアタッカーを出しつつリーダーの能力による除去の対象を増やすためには、アタッカー+<ゴードン>or<お玉>の手札2枚消費が必要になりますが、このカードであればゴードンorお玉を登場させなくてもパワー5000以下を除去可能になるため、手札1枚分の損失を抑えられるのが優秀です。

    このデッキに於いては、ポルチェを絡めた展開をする際手札の消費が激しくなるので、単純に手札消費を抑えられるこのカードをお玉よりも優先して採用している形になります。

    カリファ採用について
    ポルチェ>の能力の対象を増やすために投入。アタック時に<クイーン>と同様の能力を使うことができ、+2000カウンターも持っています。

    ドロー能力を使えるのがこのカードが着地した次の自分のターンからになるため、登場した返しの相手のターンに除去されると単純にマイナスになってしまいますが、4コストかつパワー4000という絶妙に除去されにくいステータスを持っているのが優秀です。
    大抵の場合、このカードを除去するか、ポルチェなどのパワー5000のアタッカーを除去するかの2択を相手に迫ることができます。

    特にリソース差勝負になりやすい赤紫ローミラーで役立ちやすく、このカードが除去されてもそのままアタック回数の多さで相手のリソースを奪うことができるし、このカードが残った場合はドロー能力を使って自分のリソース回復ができるので、どちらに転んでも悪くない展開をすることができます。

    このキャラの隣にパワー6000のブロッカーを出して、このキャラへのアタックを防ぐことで、複数ターンに渡ってドロー能力を使える場合もあります。
    除去が少ないデッキ相手にはそういった動きを狙ってみもいいかもしれません。


    終わりに
    ということで、今回は「チャンピオンシップ2024 WAVE1 エリア大会」の参加レポートでした。
    ベスト32に入ったため、8/12に開催される「チャンピオンシップ2024 WAVE1 決勝大会」の参加権利を手に入れたので、決勝大会に向けて、7/13発売のスターターデッキのカードも含めた次の環境の研究をしていきたいなと思います!

    それでは、また次回に!

【じょーじ】スタートデッキ3種レビュー

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    by じょーじ

    【じょーじ】スタートデッキ3種レビュー
    こんにちは、じょーじです。

    今回は、7月13日発売のスタートデッキ6種の中から「赤 エドワード・ニューゲート」「緑 ウタ」「青 ドンキホーテ・ドフラミンゴ」の3デッキに収録される新カードの紹介をしていきたいと思います。

    今回のデッキセットは各デッキ5種類の新規能力を持ったカードを持っており、デッキの半分以上が再録カードですが、新規カードがどれも強力なものになっています。
    また、再録カードについても集めづらかったものが再録されていたりするので、ここから始める方にはとても良い商品ですね


    スタートデッキ「赤 エドワード・ニューゲート」
    リーダー能力解説
    エドワード・ニューゲート

    • (再録前のイラストです)
    このリーダーは初期ライフと元々のパワーが通常より高いため、防御力の高さ、手札枚数の多さが魅力となっています。
    しかし、毎ターン自分のライフが削れていってしまうので、ライフが0枚の際に相手から高いパワーでアタックされると守り切れなくなってしまう場合もあるのですが、ブロッカーを登場させたり、<バカな息子をそれでも愛そう...>などの

    新規カード解説
    ST15-001アトモス

    評価:★★☆☆☆
    汎用性:★☆☆☆☆

    アタックしたターンの終了時、リーダーの能力でライフを削らなくて良くなります。
    アタックする以外に条件はないので、このカードを相手のアタックから守り続けることで、ライフを取るデメリットを消し続けることも可能ですが、
    パワー5000しかないこのユニットに対して積極的にガードを切っていると、リーダーを守るよりもずっと手札消費が激しくなってしまい、リーダーが6000である意味が無くなってしまうので、本末転倒になってしまう場合もあります。
    アタック前に効果によってKOされてしまう場合もあるので、基本的には1度使えたらラッキーくらいの、使いきりの能力であると考えてしまっていいでしょう。

    ST15-002 エドワード・ニューゲート

    評価:★★★★☆
    汎用性:★★★★☆

    登場したターンに即時でKO能力が使えるのが強力なカードです。
    KOできる範囲もパワー5000以下と広く、相手の厄介なブロッカーなどを倒しつつ、自ターンよりパワー8000のアタッカーとして使うことができます。
    1ドン!!付与の能力は、「<白ひげ>」デッキではリーダーに付与することで7000でアタックできたり、「<赤青マルコ>」デッキで使った場合はリーダーの起動能力が使えるようになるため、このユニットの能力と組み合わせてパワー7000のキャラをKOできたりと、様々なデッキで使い勝手が良さそうに見えます。
    他のデッキに入れるための出張パーツとしても、是非集めておきたいカードです。

    ST15-003 キングデュー

    評価:★★☆☆☆
    汎用性:★★★☆☆

    上述した通り「白ひげ」デッキはブロッカーが重要になってくるので、相手に効果でKOされてしまった場合でもそのターン中防御しやすくなるような能力を持ってくれているブロッカーの存在は見た目以上に強力です。
    役割が<EB01-057 しらほし>に近く、KO除去がメインギミックである黒系のデッキに対して牽制になります。
    また、パワーが4000ある分「<赤紫ロー>」の除去能力に対しても少し耐性があるのが嬉しい点ですね。

    ST15-004 サッチ
    評価:★★★☆☆
    汎用性:★★☆☆☆

    パワーが2000ある代わりに、登場時にライフを削る必要がある<お玉>です。
    基本的にはデメリット持ちのため微妙な印象にも見えるのですが、待望の2種類目の赤の《白ひげ海賊団》の2000カウンターとなります。
    9コスト<エドワード・ニューゲート>を着地した次のターンに出すことで、エドワード・ニューゲートのKO能力の対象範囲を増加させる役割が主となり、そのころにはライフが0枚であることも少なくないので、デメリットとして働かない可能性もあります。
    《白ひげ海賊団》特徴を持ったことで、<イゾウ>のサーチ対象になり、終盤の場面でお玉効果を持つこのカードを手札に加えやすくなった点も含めると十分に強化されていると言っていいでしょう。

    ST15-005 ポートガス・D・エース

    評価:★★★★☆
    汎用性:★★★☆☆

    除去能力耐性持ちの速攻キャラ。
    速攻持ちのため登場したターンにすぐ仕事をしてくれる上に、除去耐性能力によって場持ちもいいので、とても頼りになるカードです。
    ただし、除去耐性があるとはいえ、その除去を耐える代わりにパワー4000にはなってしまうので、除去能力を当てる→パワー6000でこのユニットにアタックする。という流れで簡単に処理されてしまう場合もあります。
    速攻を持っているとはいえ、次のターンにキャラをしっかり残したい場面では、このカードでアタックしないことを選択することも重要になると思われます。


    スタートデッキ「緑 ウタ」
    リーダー能力解説
    ウタ

    • (再録前のイラストです)
    このリーダーはアタック時にデッキトップのカードを1枚手札に加えることができます。
    実質、毎ターン追加で1ドローが可能なため、手札の量の多さが魅力的なリーダーです。
    単純にガード値を多く抱えられることに加え、狙ったカードを引きやすい点から、毎試合似たような動きをしやすい再現性の高さが強力です。
    様々な「ウタ」専用イベントも駆使して戦っていきましょう。

    余談ですが、このスタートデッキの再録は他のスタートデッキよりもかなり豪華になっています。
    映画の入場特典の「『ONE PIECE FILM RED』入場者プレゼント アンコールパック」などの手に入り辛かったPRカードがすべて再録されているので、新規参入の方にはかなり嬉しい内容になっていますね。


    新規カード解説
    ST16-001 ウタ

    評価:★★★★☆
    汎用性:★★☆☆☆

    単に4コスト、パワー6000のブロッカーというスペックだけでもかなり優秀で、毎ターン、バトルでの手札消費を1000カウンター分減らしてくれるので、序盤に適当に出すだけでも活躍してくれます。
    さらに、スタートデッキ Side ウタに収録されている7コスト《モンキー・D・ルフィ》のサポート対象内であるのも強力で、併用することで、7コストターンに7000ブロッカーと6000ブロッカーを同時に展開することができます。
    さらに、あまり使わない能力だとは思われますが、手札を捨てることでドン!!の付与ができるので、リーダーの能力をより発動させやすくなったり、いざという場面でパワーをあげられたりするのも便利ですね。

    ST16-002 ゴードン

    評価:★★☆☆☆
    汎用性:★☆☆☆☆

    手札の<音楽>特徴のイベントカードを1000ガードとして使えるようになるブロッカー。
    「ウタ」デッキを使っている上で、たくさんのガード値がないイベントカードが手札に嵩んでしまい、守れずに負けてしまうという場面は良くあるので、それらが1000ガードに変えられるのはとても便利ですね。
    しかし、もちろんこのキャラの能力を使うには、"相手のアタック時"のタイミングでこのキャラが盤面に居る必要があります。
    このキャラ自身がコスト2、パワー0であり、パワー参照除去やコスト参照除去によって簡単に除去されてしまうため、ガードの要とするには少し心許ないカードになっている点は難しいですね。

    ST16-003 シャーロット・カタクリ

    評価:★★★★☆
    汎用性:★☆☆☆☆

    どちらのターンにも、パワー6000になる可能性のあるコスト3のキャラです。
    条件がレストのカード6枚(自身以外に5枚)となっており、例えば、リーダーがレスト、自分のドン!!カードが4枚レスト、このキャラがレストであれば、パワー6000になります。
    条件が簡単なので、殆どのタイミングで3コストパワー5000のバニラカードよりも強力であり、例えば、ラストターン等の、ドン!!カードを付与しながら相手にアタックしていくタイミングでは、レストのドン!!カードが無くてパワーが上がらないタイミングはあるかもしれませんが、それ以外のタイミングであれば、基本的にはパワー6000のアタッカーとして戦ってくれるだろうと思います。

    ST16-004 シャンクス

    評価:★★★★☆
    汎用性:★★★★☆

    対象範囲の広さが強力な除去能力を持つキャラ。
    リーダー能力でサーチ可能な《FILM》特徴の大型キャラというだけでも便利ですが、パワーが11000と基準よりも高いため、能力とステータスどちらに於いても盤面制圧力が高いのも相まって他のデッキの10コストフィニッシャーと比べても遜色のない強さになっています。
    リーダー指定などがないため、「<緑ボニー>」デッキ等、他のリーダーでも活躍が見込めるカードです。

    ST16-005モンキー・D・ルフィ

    評価:★★★★☆
    汎用性:★☆☆☆☆

    《FILM》特徴の2000カウンター。緑ではこれで3種類目です。
    デッキ内のなるべく多くのカードを《FILM》で埋めたい「ウタ」デッキに於いて、3種類目の追加はこの上なく有難い強化と言えます。
    能力も、場に出した場合でも2コストパワー4000のバニラのような感覚で使えるので、それほど悪くありませんね。


    スタートデッキ「青 ドンキホーテ・ドフラミンゴ」
    リーダー能力解説
    ドンキホーテ・ドフラミンゴ

    • (再録前のイラストです)
    このリーダーはアタック時にデッキトップが4コスト以下の《王下七武海》なら、場に出すことができます。
    手札消費なし、コスト消費なしで盤面展開が可能なので、単純に毎ターン成功させるだけで大量のアドバンテージを取り続けることができます。
    相手とのアドバンテージ差を広げることで勝ちにいきましょう。

    ST17-001 クロコダイル

    評価:★★★☆☆
    汎用性:★★☆☆☆

    登場時にトップが《王下七武海》である必要がありますが、2ドロー、1枚をデッキトップに置くことができます。
    リーダーの能力によって登場させて、このキャラの能力を発動させたいという場合には、リーダーの能力発動時点でデッキの上2枚が《王下七武海》である必要があるという事になるので、発動しにくい場面も多いと思われます。
    しかし、このキャラを先に出して、トップを固定してからリーダーの能力を使うこともできたりするので、不便なカードとも言い切れない絶妙な強さのカードです。
    ただし、デッキすべてを《王下七武海》にした場合には、100パーセント能力が発動するようになり、無類の強さを誇るカードへと変わります。デッキ構築の方向性次第では輝く1枚ですね。

    ST17-002 トラファルガー・ロー

    評価:★★★★☆
    汎用性:★★☆☆☆

    登場時に4コスト以下をバウンス除去可能なカードです。
    コストで味方を戻す必要がありますが、こういった能力では珍しく自分自身も戻すことが可能なので、コストが支払えずに能力を使えないということがありません。
    山札順番を操作できる<ペローナ>などの登場時能力を持つキャラを手札に戻しつつ、相手のアタッカーを手札に戻してしまいましょう。
    盤面が埋まっている状況であれば、味方2枚を手札に戻してカウンターを確保するなどの使い方もアリですね。
    条件はあるものの、手札消費なしで<唐草瓦正拳>を打てると思うと、かなり強そうです。

    ST17-003 バギー

    評価:★★★★★
    汎用性:★★☆☆☆

    トップ3枚を並び替えられるカード。
    「<青ドフラミンゴ>」デッキはリーダーの能力の成功率や出てくるキャラの質によって勝率が大きく左右されるので、2種類目の<ペローナ>があるというだけでかなり心強いです。
    さらにそれがカウンター2000かつ《王下七武海》持ちということで、ケチのつけどころは1つもありません。
    序盤に登場させた後、先ほど紹介した《トラファルガー・ロー》で手札に戻すことで+2000カウンターとして使ってあげましょう。

    ST17-004 ボア・ハンコック

    評価:★★★★★
    汎用性:★★★☆☆

    リーダーの能力で登場できる4コスト6000というだけで採用の余地があったのですが、ブロッカーまで持っています。
    一番真価を発揮しそうなのが、後攻3ターン目(6ドン!!ターン)で、このキャラを手札から登場させることで、デッキの上を操作したのち、1ドンをリーダーに付与でき、そのままリーダーのアタック時能力を使うことができます。
    これまで3コスト<ドンキホーテ・ドフラミンゴ>でやっていた動きを、6000ブロッカーを展開しつつできるようになったのは革命的ですね。
    カウンター値が無い点が弱点ですが、それが気にならないレベルで優秀な1枚です。

    ST17-005 マーシャル・D・ティーチ

    評価:★★★☆☆
    汎用性:★★★★☆

    手札消費をするものの、他のキャラを展開しつつ、さらにリーダーの能力によって狙ったキャラを出せるようにできる1枚。
    元々、手札消費をしにくいデッキなので、1枚くらいトップに置いたとしてもそれほど痛くはなく、狙う価値のあるカードではあると思います。
    場に常駐し続けて、複数ターンに能力の使用機会があるのであれば強力なカードであるといえるのですが、2コストかつパワー3000のため、様々な除去カードの対象になりやすく、そもそも場に残りづらいのは明確な欠点となります。
    ただ、単純に手札1枚をレストドン!!2枚に変換できるのは破格ではあるので、除去されなければ優秀というレベルに収まっているのではないかと思います。
    9コスト<サンジ>との組み合わせなど、トップに好きなものを置けるという点が評価される場合もあるので、今後の再評価の可能性も含め、確保しておきたいカードですね。


    終わりに
    ということで今回は新作のスタートデッキ6種のうち3種のデッキの新カードのレビューでした!
    ここから始める初心者向けデッキ、手に入りにくかったカードの再録、旧リーダーの強化カード、パラレルイラストのリーダーカード、どの視点からみても、定価550(税込み)という値段設定はとても破格なので、早いうちに是非手に入れたいですね!
    残りの3つのデッキについても、そのうち公開するかもしれませんが...、予定は未定です!

    それでは、また次回に。

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