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【じょーじ】11弾環境振り返り

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    by じょーじ

    【じょーじ】11弾環境振り返り
    こんにちは、じょーじです。
    3月1日に発売したブースターパック11弾「神速の拳」から3か月が経過し、5月31日にブースターパック10弾「師弟の絆」が発売となります。
    今回は、11弾発売前に、10弾環境を振り返っていこうと思います。


    3月1日 ブースターパック11弾「神速の拳」発売
    ホールケーキアイランド編、魚人島編を中心とした新ブースターパック、「神速の拳」が発売となりました。
    新規テーマである"SWORD"のカードを使う<赤黒コビー>、緑や黄色の魚人族、人魚族を中心に戦う<緑ジンベエ><緑黄しらほし>、相手の山札を先読みして戦う<紫カタクリ>など、目新しいデッキがある中、発売前の情報の頃から特に注目されていたのが、リーダー能力が非常に強力な<青黄ナミ>と<青紫ルフィ>の2種。
    「青紫ルフィ」は、<9サンジ>を始めとする既存の大型キャラとの相性の良さで、リーダーだけしか公開されていない頃から既に環境トップレベルで強いと言われており、さらに今弾で入るパーツも強力なものばかりだったため、事前評価の通り環境で活躍することになります。
    「青黄ナミ」は、既存のカードとの相性はそこそこレベルだったものの、条件の軽い1ドローのテキストと、相手のターン中リーダーが常に+2000できるテキストの両方が非常に魅力的だった点、そして女子リーダー枠である点から注目されていましたが、しばらくするとあまり環境上では見なくなってしまいました。

    3月1週目時点での「青紫ルフィ」の構築の流行
    結論から言ってしまうと、この「11弾環境」は始めから終わりまで<青紫ルフィ>を中心とした環境となります。

    ただし、「青紫ルフィ」だけしかいないのではなく、「青紫ルフィ」以外にも流行のデッキは複数種類出てくるのですが、そのたびに「青紫ルフィ」側がデッキ構築を変更することで環境に対応し続けていく、という形になっています。

    今回の「11弾環境」の変遷を見ていく上で、その時々の「青紫ルフィ」の構築を見ていくことで、流行の変化も見ていけると思いましたので、合わせて紹介したいと思います。

    まずは、基本となる、環境初週時点での流行の構築を載せていきます。


    リーダー
    1


    この頃はまだデッキとしての最大値を求めていた頃であり、メタを意識するというよりは、デッキパワーを確かめるような構築になっていたと思います。
    注目するべきは3ドン!!のドン!!加速能力を持つカードが、<3ゾロ十郎><ギア2><しぬほどおいしい>の3種類入っている点。
    先攻でドン!!加速3回して先攻4ターン目にリーダー効果の条件を最速達成することを狙う構築になっています。
    大型キャラも現在では珍しく<7キュロス>や<8ルフィ>が採用されており、10弾環境~EB02環境で多かった<青ドフラミンゴ><緑紫ルフィ><赤緑スモーカー>などを意識した構築になっていました。

    特に、「赤緑スモーカー」のデッキに採用されている<7ホーディ・ジョーンズ>はこのデッキの天敵と言われており、<5ロシナンテ>を採用することでドン!!を多く構え、イベントカウンターでの防御を固めている方も多く見受けられました。

    3月2週目時点での「青紫ルフィ」の構築の流行
    青紫ルフィ>が強いことが波及していった結果、各地の大会で「青紫ルフィ」ミラーが多発していた時期になります。
    この頃には、<7キュロス>対策として<9ミホーク>、<8カタクリ>対策として<10カイドウ>を入れることで、基本構築の「青紫ルフィ」に対応するプレイヤーが現れるようになります。
    9ミホークは<緑紫ルフィ>の<5サンジ&プリン>に対しても刺さりやすいこともあり、少しずつ使用者が増えていった印象です。

    また、3月15日には「ONE PIECEカードゲーム 3on3 CUP in BCGFest」が開催となりました。
    1000名を越える参加者の中、事前情報通り「青紫ルフィ」が中心となる環境になっており、優勝したチームも「青紫ルフィ」、<青ドフラミンゴ>、「緑紫ルフィ」というチームとなっていました。
    現在の一番流行っているデッキ+過去の流行デッキ2種という、デッキパワーを感じるチーム構成ですね。
    ただし、事前評価の高いデッキばかりが活躍したのかと言うとそうではなく、準優勝チームは<赤緑スモーカー><紫カタクリ>「緑紫ルフィ」という構成になっており、こちらは「青紫ルフィ」を抜いている分、「青紫ルフィ」デッキに対して五分以上取れるデッキで固めることでこの環境を勝ち抜くことを選んだ構成となっており、同日に開催された1on1 CUPの優勝者も<青赤マルコ>と、こちらも「青紫ルフィ」に勝てるように構築した、"メタ側"のデッキが活躍する形になっていました。

    3月15日禁止制限発表
    上記「BCG Fest」内で、禁止制限カードの発表がありました。
    緑紫ルフィ>や<青紫ルフィ>が強力な環境となっていたため、<ゴムゴムの巨人>が禁止になるのではないかと噂されておりましたが、実際に禁止制限がかかったのは、
    青ドフラミンゴ>で使われていた<4ジンベエ
    黒ルッチ>など、黒のデッキならどこでも活躍していた<8モリア>と<氷河時代
    黄エネル>で、大型キャラ対策として使えた<雷迎
    の4種類。
    環境上位の2種類のデッキに対してはノータッチであり、逆に「青紫ルフィ」の対抗馬として立ち位置を確立していたデッキたちが軒並み手痛い制限を受ける形になりました。


    3月後期での環境の変化
    4月からの店舗大会に向けての空白となる期間ですが、
    ここで、流行デッキの変化があり、<動物>特徴軸の<赤ゾロ>が、<青紫ルフィ>に対して強力であるとして静かに流行り始めます。
    ただし、禁止制限カードを施行される前に使える最後のチャンスという事で<黒ルッチ>、<青ドフラミンゴ>、<黄エネル>の使用者がこれまでよりも少し多くなったため、 「赤ゾロ」自体のシェア率としてはまだそれほど高くなく、「青紫ルフィ」側も、この時点では特に3月の初週と比べて構築が大きく変化することもありませんでした。
    ただ、この頃にはもう<5ロシナンテ>や<10カイドウ>の採用率が大幅に落ちてきており、構築が固まってきているなと感じました。


    4月前期 禁止制限施行、チャンピオンシップ店舗予選開始
    禁止制限が施行され、同時にエリア予選の参加権利をかけたチャンピオンシップ店舗予選が始まりました。
    青紫ルフィ>が順当に活躍するなか、禁止制限の恩恵を受けているデッキたちが居ました。
    それが、<赤ゾロ>と<赤黄ベロ・ベティ>の2種類のアグロ系デッキでした。
    この頃の「青紫ルフィ」はデッキ内のカウンターレスのカードが多く、速攻戦術が刺さりやすい傾向にあり、また、禁止制限により、これらのアグロ系デッキの天敵だった<青ドフラミンゴ>、<黒ルッチ>、<黄エネル>の3デッキの使用率が揃って激減したため、結果使用者が急増することになりました。
    そこで、「青紫ルフィ」はカウンターレスを減らすために大型キャラの採用枚数をなるべく絞る方向へとデッキ構築がシフトしていきました。
    また、アグロ対策として、後攻を選択し、後攻2ターン目に1ドン!!加速し、後攻3ターン目に<重力刀 猛虎>を打つ構築や、小型ブロッカーを入れて時間稼ぎ兼<9サンジ>の達成ターンの敷居を下げる構築が提案され始めました。
    しかし、「重力刀 猛虎」を複数枚採用している「青紫ルフィ」はそれほど優勝していませんでした。
    「重力刀 猛虎」を入れている相手に対しては分が悪いと見てアグロ系の使用者が少し減り、ミラーでは刺さりにくい「重力刀 猛虎」を採用している「青紫ルフィ」は、「重力刀 猛虎」を採用せずにミラー戦の対策をした「青紫ルフィ」に倒されてしまったことが理由なのかなと思います。
    その代わりに流行したのが、<神誅殺>。ドン!!加速と相手の除去を両方こなすことができ、片方の役割でも十分強力なため、ミラー戦を始め、どの対面にも腐りにくいのが優秀なカードですね。

    4月後期 紫ルフィの流行
    4月後半に差し掛かり、非公認大会で上位入賞したことをきっかけに突然<黒ルッチ>と<紫ルフィ>の使用者が爆発的に増え始めました。
    「黒ルッチ」は、禁止制限によって<8モリア>と<氷河時代>を失い、リソースを得る手段と、大型キャラの除去手段が大きく弱体化デッキですが、<1マンシェリー>を多く採用してリソースを確保し、<10クザン>を採用することで大型キャラも除去可能にする形でリペアされた構築が開発されました。
    元々、低コストキャラの除去は得意なため、<赤黄ベロ・ベティ>や<赤ゾロ>のようなデッキに対しては有利であるのに加え、<7ジャック>と「10クザン」を揃えることで大型キャラを連打する環境にも対応することができたため、使用者を増やしていきました。

    「紫ルフィ」はBCG in Fest内で開催されたジュニア大会にて優勝していますが、そこから1ヶ月経って遂に流行し始めたことになります。
    先攻を取ったときの爆発力など、元々持っていた攻撃性能は据え置きのまま、<8カタクリ>でデッキの防御力を補強することで、流行の<青紫ルフィ>や<緑紫ルフィ>に対しても互角に戦うことができるリーダーに進化しました。
    デッキパワーの高さに加え、使い方も簡単であることも起因して、様々なプレイヤーが使いやすいデッキとして流行を後押しする形になりました。
    これ以降、3on3形式の大会では、「青紫ルフィ」「緑紫ルフィ」「紫ルフィ」という組み合わせのチームが多くみられるようになります。
    また、環境内に「8カタクリ」が採用されているデッキ増えたことで、<ゴムゴムの業火拳銃>や<降三世 引奈落>などの高コスト対策のカードが採用されることが増えてきました。


    4月26日 スタートデッキ「ニューゲート&エース」発売
    新リーダー<青ニューゲート&エース>を始め、17種類のカードが追加されました。
    リーダー自体はそれほど強力とは言えないものの、このデッキセットに収録されている<7おでん>が様々なデッキで出張できる性能を持っていたため、<青黄ナミ>や<青ドフラミンゴ>などのデッキが再度注目されることになりました。
    特に、「青黄ナミ」は<最強ジャンプ ロー>と<8キッド>の2種で相手のライフを削り、<7おでん>と<4プリン>を使ってリーサルアタックを仕掛ける構築が流行しました。
    風が吹けば桶屋が儲かるというようなものですが、「青ニューゲート&エース」の発売が起因して、意外なカードの値段が高騰したことに驚いた方も多かったのではないでしょうか。

    5月10日 チャンピオンシップ25-26 Season 1 3on3 Spring 開催
    店舗予選が終了し、早速チャンピオンシップのエリア決勝大会への切符を手に入れることができる最初のチャンスである「3on3」イベントが開催されました。
    事前評価では、ルフィ3種のデッキや、<赤黄ベロ・ベティ>などのアグロ系が活躍するのではないかと言われていましたが、決勝トーナメントへと進出したベスト16チームが使用したリーダーは以下となりました。

    「青紫ルフィ」:14チーム/16チーム
    「紫ルフィ」:10チーム/16チーム
    「緑紫ルフィ」:8チーム/16チーム
    「赤黄ベロ・ベティ」:5チーム/16チーム
    「黒ルッチ」:3チーム/16チーム
    「赤ゾロ」:2チーム/16チーム
    「赤緑スモーカー」 :2チーム/16チーム
    「黒ティーチ」:2チーム/16チーム
    「紫黒ルフィ」:1チーム/16チーム
    「紫カタクリ」:1チーム/16チーム

    ベスト16の内訳ですが、全体の85%以上のチームが<青紫ルフィ>を使っており、60%以上のチームが<紫ルフィ>を、50%のチームが<緑紫ルフィ>を使っているという結果になりました。
    元々評価の高かった「緑紫ルフィ」の使用率を越えて「紫ルフィ」が活躍するという大躍進。
    ルフィ3種の次点は「赤黄ベロ・ベティ」で、チーム採用率は30%程度ですが、過去同時期に流行していた<赤ゾロ>と比べると2倍以上となっています。
    「赤黄ベロ・ベティ」は、今回の環境で多く使われていた「青紫ルフィ」や「紫ルフィ」に対して勝ちやすいため、3on3形式の大会での立ち位置の良さが、使用率に大きな影響を与えていたのではないかと思います。


    おわりに
    ということで、11弾環境の総括でした。

    端的に言えば、最初から最後まで<青紫ルフィ>が活躍する環境でしたが、「青紫ルフィ」の対抗馬として、
    紫ルフィ>や<緑紫ルフィ>などの別のルフィデッキであったり、
    赤ゾロ><赤黄ベロ・ベティ>などの速攻系のデッキであったり、
    赤緑スモーカー><緑ボニー>などの<7ホーディ・ジョーンズ>を使える緑デッキであったり、
    黒ルッチ><青ドフラミンゴ>などの禁止制限後リペアされたデッキなど、
    意外と多くのデッキが活躍していた面白い環境だったのではないかと思います。

    12弾環境は、このまま「青紫ルフィ」や「緑紫ルフィ」などの、主人公デッキの勢いが止まらないのか、はたまた新たなギミックを持った新規リーダーが活躍するのか、はたまた、強化された既存リーダーたちが活躍するのか、楽しみですね!

    それでは、また次回に。

【じょーじ】「赤ゾロ」デッキ紹介

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    by じょーじ

    【じょーじ】「赤ゾロ」デッキ紹介
    こんにちは、じょーじです。
    今回は現在の店舗予選環境で大活躍中の「赤ゾロ」デッキのご紹介です。
    それでは、さっそくデッキレシピをどうぞ!


    デッキリスト
    赤ゾロ
    リーダー
    1


    リーダーの能力について
    リーダーに1ドン!!付与されていると、味方キャラ全体のパワー+1000することができるリーダー効果と、パワーが3000~4000程度ながら、盤面の展開力が非常に高い〈動物〉キャラを組み合わせることで、〈動物〉キャラのパワーの低さを補いながら序盤からガンガン相手を攻めていく速攻系デッキになっています。


    各ターンの動き
    序盤
    非常に強力な展開能力を持つ<OP08-007 トニートニー・チョッパー>を探すため、<OP01-016 ナミ>、<OP08-015 Dr.くれは>、<EB01-009 うるせェ!!!いこう!!!!>などの、サーチ能力を持つカードを使って手札や盤面に集めていきましょう。

    中盤
    OP08-007 トニートニー・チョッパー>や<OP04-010 トニートニー・チョッパー>の能力を中心に〈動物〉のキャラを盤面に揃えていきましょう。
    アタッカーの頭数を揃えたら、リーダーに1ドン!!付与することで味方全体のパワーを上げて攻めていきます!
    大体、3ターン目にはキャラとリーダー合わせて3回以上アタックできるような体制ができあがっている状態を作ることが望ましい展開になります。
    中盤までの間は高いパワーでのアタックは狙わず、ひたすら相手のリーダーやキャラと同じパワーでアタックして1000カウンター要求を繰り返し、相手の手札を減らすことを狙っていきましょう。

    終盤
    序盤に攻めた勢いを止めないよう、速攻キャラを中心に相手のライフを押し込みましょう。
    このデッキに入っている速攻キャラは<OP01-025 ロロノア・ゾロ>、<EB01-003 キッド&キラー>、<OP08-013 ロブソン>の3種類になります。
    「ロブソン」はパワーが若干低いですが、その他の2種はパワーも高めであり、パワー7000前後のラインを作りやすくなっています。
    中盤に相手の手札を削ったことを活かして、相手のリーダーに対して3000カウンター要求でのアタックを作り、効率よく相手のライフを減らすことを狙っていきましょう。


    ピックアップカード紹介
    OP08-007 トニートニー・チョッパー
    このデッキのコンセプトの中心になっている超重要カードです。
    登場時、アタック時にノーコストで盤面に〈動物〉キャラを展開することができ、自身のコストも3コストと低いため、相手に追いつかれない速度でアタッカーを増やすことができます。
    この効果によって登場できるキャラはパワー4000以下限定であり、アタッカーとしては少し心許ないカードになりますが、リーダーの「赤ゾロ」の効果によってパワーを1000ずつ上げることができるので、相手のリーダーがパワー5000であれば、キャラに追加のドン!!を付与せずともアタックできる数値になります。

    弱点としては、このカードや、このカードによって登場させたキャラはパワーが高くないため、相手のターン中に相手にアタックされると簡単に倒されてしまう点です。
    頑張って守りきろうとしても、攻め切る前に自分の手札の方が先に無くなってしまうため、無理にカウンターで守ろうとするのではなく、『相手のアタック数よりも多い枚数アタッカーを登場させる』ことで、相手のアタックで自分の盤面が壊滅してしまわないようにしましょう!

    OP04-010 トニートニー・チョッパー / EB01-009 うるせェ!!!いこう!!!!
    前述した<OP08-007 トニートニー・チョッパー>以外の盤面展開手段です。
    OP04-010 トニートニー・チョッパー>は、登場時に手札からパワー3000以下の〈動物〉を登場させることができる能力を持っています。
    このキャラ自身が他のカードの効果で登場した場合でも発動できるので、連鎖するようにキャラを展開することができます。
    対象となる〈動物〉のキャラはデッキ内に2種類と少なめながら、アクティブ状態で登場させることができるので、登場させたキャラが返しのターンにアタックされない点が強力です。

    EB01-009 うるせェ!!!いこう!!!!>は、相手のターン中にキャラを展開できる珍しいカウンターイベントです。
    味方キャラでアタックした後、1ドン!!を構えた状態で相手のターンを迎えることで、相手のアタックで減ってしまった盤面をこのカードで補充することで、次のターンのアタッカーを用意することができます。
    相手がアタックしないと使えないため、1ドン!!残しておいても使えるかどうかは相手に依存しており、少し使い方が難しいカードになっていますが、味方のレストキャラがいる場合は、ほぼ確実にアタックされるため、盤面にアタック済みのキャラがいる場合は、積極的に使用を狙っていきましょう。。

    OP01-025 ロロノア・ゾロ / EB01-003 キッド&キラー / OP02-015 マキノ
    終盤にかけて役に立つ、相手の防御の計算を狂わすことができるカードたちです。 <OP01-025 ロロノア・ゾロ>と<EB01-003 キッド&キラー>はもはや説明要らずの優秀な速攻キャラです。
    味方の〈動物〉キャラたちがKOされて盤面が0枚になってしまっても、すぐにアタッカーを用意することができるため、相手の計算を大きく狂わせる可能性を持っています。
    リーダーに1ドン!!付与することで、OP01-025 ロロノア・ゾロはパワー6000、EB01-003 キッド&キラーはパワー8000でアタックすることができます。
    現在の環境に於いて非常に強力なリーダーである<青紫ルフィ>と<緑紫ルフィ>の2種類のデッキが、リーダーのパワーが6000であり、それらに対してもアタックしやすい数値を持っているのが環境的にも非常に適しています。
    OP02-015 マキノ>は、2000カウンター持ちのカードでありながら、1コストキャラのパワーを+3000することができる能力を持っており、序盤に登場させた<ナミ>や<Dr.くれは>などのサーチ系のキャラのパワーを跳ね上げることができます。
    「1ドン!!=パワー+1000」から「1ドン!!=パワー+3000」に変えることができるので、相手のガード値の計算を大幅にズラし、リーサルアタックを押し込める可能性を引き上げてくれます。


    その他の相性の良いカード
    ST21-017 ゴムゴムのモグラ銃
    相手のキャラのパワーを大幅に下げつつ、低パワーのキャラ1体をKOできるイベントカードです。
    パワーダウンとKO効果を組み合わせることで、パワー7000以下のキャラをKOするのが基本的な使い方となりますが、「相手の大型キャラをパワーダウンさせつつ、相手の低パワーのブロッカーをKOする」というような使い方でパワー7000以上の相手のキャラも対処することも可能だったり、
    トリガーのパワーダウン効果によって相手のアタックを妨害することもできるため、見た目以上に用途の多い優秀なカードになっています。
    「赤緑スモーカー」デッキなどに採用されている<OP01-051 ユースタス・キッド>を対策した場合には優先して採用すると良いでしょう。

    ST21-014モンキー・D・ルフィ / OP07-015 モンキー・D・ドラゴン
    中型~大型の速攻持ちキャラです。
    アグロデッキをコンセプトとしているため今回のデッキには採用されていませんが、継戦能力を上げたい場合には、これらのカードの採用しても強力です。
    どちらのカードもリーダーやキャラにドン!!を付与できる効果を持っており、自然にリーダー効果の発動条件を満たすことができる点が優秀です。

    OP01-029 ラディカルビ~~~ム‼‼ / OP04-016 反行儀キックコース
    カウンター効果をもつイベントたちです。
    攻めていくことがコンセプトのデッキのため、守りに徹する状況になることは少ないですが、同系デッキ同士の戦いになった際には、防御の固さが大事になります。
    デッキ内にカウンター値が無いカードも多く採用されているため、相手に攻められると不意に負けてしまう状況になることもあるので、これらのカードを採用することでデッキ全体の防御力を上げておくのも手です。


    終わりに
    ということで、今回は「動物ゾロ」のご紹介でした。

    11弾発売後、現在もなお<青紫ルフィ>が流行している環境ですが、「青紫ルフィ」に対して戦いやすいアグロデッキとして、とても立ち位置がいいデッキになっています。
    既に様々な大会で結果を出していますが、「青紫ルフィ」が中心の環境でいる限り、今後もしばらくはこのデッキの出番が多いのではないかと思います。
    自分でデッキを作って回すことで、対面した時に気を付けるポイントなどもわかるため、試しに作ってみてはいかがでしょうか?

    それでは、また次回に!

【じょーじ】禁止制限後の環境予想

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    by じょーじ

    【じょーじ】禁止制限後の環境予想
    こんにちは、じょーじです。
    今回は3月16日に発表された禁止制限カードの発表の内容と、環境に及ぼす影響について書いていきたいと思います。

    まずは、今回発表された禁止制限カードの内容を見ていきましょう。


    追加された禁止カードリスト
    OP06-086 ゲッコー・モリア / OP07-045 ジンベエ / OP02-117 氷河時代 / EB01-059 雷迎

    各禁止カードの影響範囲
    OP06-086 ゲッコー・モリア
    主な使用デッキ:<黒モリア><黒CP0ルッチ><黒黄ルフィ><赤黒コビー>など

    登場時に2体のキャラをトラッシュから釣り上げられる、言わずと知れた黒の最強キャラです。
    8コストで、合計14コスト分のキャラを登場させることができ、さらに登場させたキャラの登場時効果を使う事ができるため手札1枚の消費で手に入れられるアドバンテージ量が凄まじいカードでした。
    11弾環境では同等レベルのアドバンテージを得られるカードが増えてきたため下火の印象でしたが、今後のカード開発に影響を与え続けてしまうということで禁止カードになりました。
    殆どの黒系のデッキでお世話になっているようなカードのため、禁止による影響範囲が非常に広いカードになっています。

    OP07-045 ジンベエ
    主な使用デッキ:<青ドフラミンゴ><青ハンコック><青緑ゾロ&サンジ>など

    登場時に《王下七武海》のキャラを追加で登場させられるキャラ。
    後攻2ターン目にアタッカースペックのカードを多面展開が可能なカードはいくつかありますが、その中でも登場させられるキャラのスペックが非常に高いのがこのカードの特徴であり、一番相性の良い青ドフラミンゴだけでなく、青ハンコックを始めとする青系のデッキに出張していました。
    恐らく他のデッキで使う分には問題ない範疇に収まっていたと思われますが、青ドフラミンゴの先攻2ターン目で出てきた際に一方的なゲーム展開になってしまうことがある点が問題視されたのではないかと思われます。

    OP02-117 氷河時代
    主な使用デッキ:<黒モリア><黒CP0ルッチ><黒黄ルフィ><黒スモーカー>など

    手札1枚消費+1コストで5コストダウンは、現状のカードプールの中でも破格のスペックになります。
    コスト参照の除去カードを使う黒系のデッキでは、このカードと絡めることで大型キャラも比較的簡単に除去できるため、黒系のデッキに対して大型キャラのプレイをするのがリスクと捉えられる一因を担っていたカードでもあります。
    このカードの禁止により、黒系のデッキ全体のコストダウンカードの選択肢が減り、大型キャラが除去されにくい環境になると思われます。

    EB01-059 雷迎
    主な使用デッキ:<黄エネル><黄ベガパンク><黒黄ルフィ>など

    コスト関係なく確定除去できるイベントカード。
    確定除去系のカードは他にも青の<ゴムゴムの業火拳銃>などのカードもありますが、こちらは黄色に存在している点が環境を歪めてしまっており、
    その中でも特に「黄エネル」の本来あるべきだった"アグロデッキには強く、コントロール系のデッキには弱い"という立ち位置を覆し、"アグロデッキには強く、コントロール系のデッキにも対抗手段がある"という状態になっていました。


    禁止制限が環境に与える影響
    ぱっと禁止制限の内容を見た時点でわかる環境の変化は以下です。
    • 現状で強い<青紫ルフィ><緑紫ルフィ>にはノータッチ
    • 黒系のデッキの弱体化=除去デッキの使用者が減る
    • アグロ系デッキに強い<青ドフラミンゴ>の使用者が減る
    • 大型キャラが生き残りやすい環境になる
    これらの変化を受け、4月から始まる「チャンピオンシップ25-26 Season 1 店舗予選店舗予選」で使用されそうなデッキを予測していきます。

    OP11-040 ルフィ / EB02-010 ルフィ
    現状の11弾環境で2強とされているリーダーです。
    青紫ルフィ>は序盤をドン!!加速で過ごし、10ドン!!達成後は毎ターン大型キャラを並べていくランプ系のデッキです。
    禁止制限によって、黒系のデッキと黄色系のデッキから大型キャラを除去する方法が減ったため更なる追い風となっています。
    緑紫ルフィ>は、<5サンジ&プリン>や<4ゾロ十郎>などのパワー6000以上のキャラで盤面を埋めてアタックしていくミッドレンジ系のデッキです。
    5サンジ&プリンの2枚目が着地する中盤戦以降からの火力が非常に高いものの、出力が盤面の5サンジ&プリンの枚数に依存しているため、除去中心のデッキ相手が厳しかったのですが、黒系のデッキが減ることが追い風になっています。

    OP01-001 ロロノア・ゾロ / OP05-002 ベロ・ベティ
    黒系の除去デッキが減ることで、低コストキャラが生き残りやすくなる点が追い風となっている小型アグロのデッキ。
    環境上位にいる<青紫ルフィ>など、大型中心のデッキはアグロ系のデッキに弱いため、メタ的な立ち位置としても優秀です。
    これら以外にも〈動物〉特徴のカードを使った別リーダーのデッキなども増えるのではないかと予想されます。

    OP09-001 シャンクス / OP08-002 マルコ
    新環境に於ける除去デッキとして台頭する可能性があるのが、パワー参照の除去を採用しているコントロール系のデッキ。
    コスト参照の除去が減るものの、パワー参照系の除去はノータッチの状態になっており、除去デッキが減ったと油断しているランプ系のデッキたちを狩ることが可能です。
    小型除去系のカードを採用することで、ランプ系だけでなくアグロ系のデッキに対しても対抗することが可能でます。

    OP10-001 スモーカー / OP07-019 ジュエリー・ボニー
    様々な環境に適応しやすい緑のコントロール系リーダーに対しても注目が集まります。
    7ホーディ・ジョーンズ>、<8ユースタス・キッド>、<9ロロノア・ゾロ>、<9シャンクス>、<10ドフラミンゴ>などの大型パワーカードがあり、この中から採用するカードや、枚数比を変えることで様々な環境に対して対応することができます。
    特に汎用性の高いリーダー能力を持つ<赤緑スモーカー>や<緑ボニー>は、今後アグロ環境になったとしても、ランプ環境になったとしても適応することができるのではないかと思われます。


    終わりに
    ということで、今回は禁止制限が及ぼす今後の環境の変化を予測する回でした。
    禁止制限の施行は4月1日で、「チャンピオンシップ25-26 Season 1 店舗予選店舗予選」の開始日と同日となります。
    現状でも強い2種のルフィ環境になるのか、はたまた、それらを超える使用率の何かが出てくるのか......今からどんな環境になるのか楽しみですね!

    それでは、また次回に!

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