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【じょーじ】7弾リーダー紹介 ハンコック/ボニー/ルッチ

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    by じょーじ

    【じょーじ】7弾リーダー紹介 ハンコック/ボニー/ルッチ
    こんにちは、じょーじです。
    今回は、2月24日に発売されたブースターパック第7弾「500年後の未来」で新規収録されたリーダーの中からデッキ3種紹介していきます!
    それでは早速どうぞ!
    ※一部のリーダーは、4月1日から施行の禁止制限を適用した後のカードプールでの構築での紹介となります。


    リーダー紹介(ボア・ハンコック)
    自分の効果でキャラが場を離れたときに手札が5枚以下なら、ドローすることができます。
    OP04-056 ゴムゴムの業火拳銃>などで、相手を除去しながらドローもしていく動きが基本となりますが、場を離れるのは相手のキャラだけでなく、自分のキャラでも良いため、<ST12-012 シャーロット・プリン>などのカードを疑似的なドローソースとして利用することができます。
    ただし手札5枚以下という制限があり、手札をため込むことはできないので、しっかりと序盤からガードをして手札を一定の枚数に保つことが大切になります。


    デッキリスト
    リーダー
    1



    デッキ概要
    序盤
    OP07-046 センゴク>や<OP01-073 ドンキホーテ・ドフラミンゴ>の能力を駆使して手札を整えていきましょう。
    序盤から積極的に相手のアタックをガードし、<ST12-012 シャーロット・プリン>の能力によってリーダーの能力を発動させて、ドローしていきましょう。

    中盤
    OP01-078 ボア・ハンコック>や<OP07-053 ポートガス・D・エース>を登場させて盤面を固めていきましょう。
    相手の中コストキャラは<ST03-009 ドンキホーテ・ドフラミンゴ>で手札に戻したり、<OP07-051 ボア・ハンコック>で1ターン止めてから<OP06-058 重力刀 猛虎>で2体以上まとめて吹き飛ばしてしまいましょう。

    終盤
    高いパワーを持つ<OP04-044 カイドウ>を登場させることで盤面有利を取り、相手の高コストキャラは<OP04-056 ゴムゴムの業火拳銃>で、相手のブロッカーは<OP06-058 重力刀 猛虎>で除去することで場を制圧していきましょう。


    その他の相性の良いカード
    OP07-045 ジンベエ
    デッキ内に〈王下七武海〉のカードが多く、採用することで、序盤から一気に展開することができます。
    ただし、その分手札の消費も激しくなるので、<EB01-023 エドワード・ウィーブル>や<ST03-004 ゲッコー・モリア>などの、手札消費を抑えられるキャラも一緒に採用してあげると良いでしょう。

    OP06-119 サンジ / OP01-070 ジュラキュール・ミホーク
    デッキトップを固定するカードがいくつか採用されているため、高コスト枠を「サンジ」と「ミホーク」の両翼を採用するのも強力です。
    「サンジ」からの高コスト踏み倒し登場の動きは毎試合できるわけではありませんので過信は禁物ですが、成功すれば一気に盤面差を付けることができるので、デッキの最大値をあげたいという方にお勧めです。

    OP07-041 グロリオーサ(ニョン婆) / OP07-054 マーガレット
    「センゴク」による〈王下七武海〉サーチだけでなく、〈アマゾン・リリー〉〈九蛇海賊団〉のサーチも入れることで、どちらのサーチにも引っかかる「ボア・ハンコック」が手札に加えやすくなります。

    デッキ内の自分の1コストキャラが増えれば、<OP07-051 ボア・ハンコック>の能力で味方を除去しやすくなり、また、<OP07-057 芳香脚>など強力なイベントも採用しやすくなるのでこういった構築もアリですね。


    リーダー紹介(ジュエリー・ボニー)
    相手のアタック時に1コスト払うことで、相手のリーダーかキャラ1枚をレストにして、アタック不可にすることができます。
    単色リーダーのため元々のライフが5あり、さらに相手のアタックを必ず1回減らすことができるので、耐久力が抜群に高いリーダーになります。
    毎ターン相手のアタック数を減らすことで長期戦を狙い、高コストキャラを並べて盤面有利を取っていきましょう。


    デッキリスト
    リーダー
    1



    デッキ概要
    序盤
    ST02-007 ジュエリー・ボニー>と<OP05-034 ベビー5>のサーチ能力を使って、手札を整えつつ、相手のアタックをこれらのキャラに吸ってもらいましょう。
    なるべくライフへのダメージを抑えながら、中盤以降に備えましょう。

    中盤
    相手の低コストキャラをアタックで倒しながら、相手のアタックを絞っていきます。
    キャラの展開を優先したいところですが、リーダーの能力用のドン!!を残すことが重要なので、<OP07-021 ウルージ>や<EB01-012 キャベンディッシュ>の能力を利用してなるべく毎ターンアクティブのドン!!が1枚残るようにゲームを進めていきましょう。
    また、序盤のサーチで<OP04-119 ドンキホーテ・ロシナンテ>+5コストキャラを揃えることができれば、積極的に展開を狙っていきたいです。

    終盤
    ここまで耐えきったら、<OP06-118 ロロノア・ゾロ>や<OP04-031 ドンキホーテ・ドフラミンゴ>を登場させて、盤面を一気にひっくり返しにいきましょう。
    相手の手札のカウンター値を突破できそうな状況であれば、<OP06-035 ホーディ・ジョーンズ>を出して一気にとどめを刺しに行くこともできるので、お互いの手札や場の状況を見ながら、まだ守りに徹するのか、一気に突っ込むのかを判断ながら戦うと良いでしょう。


    その他の相性の良いカード
    OP01-051 ユースタス・キッド
    現代ではパワー下げや高パワーキャラでのゴリ押し、「プリン」によるハンデスなど、何かしらの対抗手段を持つデッキも多いので、8キッドを出しておけばいい、という環境ではなくなってしまっているのですが、相手のアタック数を減らせるリーダー能力とも相性が良く、急に出されるとツンでしまうようなデッキもまだまだいるので、除去メインのデッキタイプが減ってきた場合などに有用なカードです。

    OP06-036 リューマ / OP01-057 桃源白滝
    〈超新星〉+〈ドンキホーテ海賊団〉ではなく、〈超新星〉+〈ワノ国〉で組む方向性も強力です。
    〈ワノ国〉のカードを採用する場合のメリットは、<OP01-033 イゾウ>などカウンター+2000の能力が実戦向きになることと、<OP06-036 リューマ>と<OP01-054 X・ドレーク>の2枚体制にすることで序盤のキャラの取り合いを有利に進めやすくなること。
    その代わり、高コスト帯のカードに触りづらくなるので、後半にかけて苦戦する場合もあるかもしれません。
    〈ドンキホーテ海賊団〉のサーチを入れるメリットは、<OP04-119 ドンキホーテ・ロシナンテ>や<OP04-031 ドンキホーテ・ドフラミンゴ>を集めやすくなり、終盤以降の動きが強くなりやすい点なので、メリットデメリットを天秤にかけながら構築していくと良いと思います。


    リーダー紹介(ロブ・ルッチ)
    アタック時にデッキ2枚をトラッシュしつつ、相手のキャラ1枚のコスト-1。
    黒系デッキで大切になるドロップ肥やしとコストダウンの両方をこなすことができます。
    CPのカードを中心に組み合わせ、相手のキャラを大量に除去していきましょう。

    デッキリスト
    リーダー
    1
    メインデッキ
    50
    UCつる
    3枚
    4枚
    4枚
    4枚
    Rカク
    4枚
    SRカク
    4枚
    R嵐脚
    4枚
    R指銃
    4枚



    デッキ概要
    序盤
    リーダーの能力や<OP03-086 スパンダム>の能力を使って、トラッシュの枚数を増やしていきましょう。
    トラッシュの枚数をなるべく増やしたいので、序盤の除去は、<EB01-046 ブルック>を中心に行い、トラッシュの消費はなるべく抑えていきます。

    中盤
    OP03-080 カク>や<EB01-051 指銃>で相手のキャラを除去しながら、盤面有利を作っていきます。
    常に相手のアタック可能なキャラは1枚以下になるようにコントロールし続けるように狙ってみましょう。

    終盤
    OP07-096 嵐脚>などのコスト下げの能力と低コスト除去を組み合わせて、相手のキャラをどんどん除去していきましょう。
    自分の手札や盤面が少ない場面では、<OP06-086 ゲッコー・モリア>を出すことで、一気にリソースを回復できます。
    OP06-086 ゲッコー・モリアの能力で<OP05-091 レベッカ>と<OP03-086 スパンダム>を登場させ、OP05-091 レベッカの能力で<EB01-043 スパンダイン>を登場させ、EB01-043 スパンダインの能力で<OP05-093 ロブ・ルッチ>を登場させれば、一気にキャラを5枚登場させつつ、相手の場も2枚除去することが可能です。
    相手が高コストのキャラを次々に出してくるようなデッキの場合は、<OP07-085 ステューシー>でその高コストキャラをピンポイントで倒しながら有利な状況を作っていきましょう。


    その他の相性の良いカード
    OP02-096 クザン / ST06-008 ヒナ / OP02-117 氷河時代
    大幅にコストを下げることができるカード群です。
    コストを下げ切れれば、<EB01-046 ブルック>や<OP05-093 ロブ・ルッチ>で簡単に相手のキャラを一掃することができるので、これらのカード群も未だに強力です。
    これらのカードを現状のCP軸にちょい足しするだけでも働いてくれますが、どれも《海軍》特徴のカードなので、いっそ<OP03-089 ブランニュー>を採用して、〈海軍〉を中心に組んでしまっても面白いと思います。

    OP03-098 エニエス・ロビー
    リーダーがCPであるメリットを活かしたい場合はこのカード。
    リーダーの能力と合わせると毎ターン3コスト下げることができるようになります。
    懸念点としては、このカード自体が〈世界政府〉特徴しか持たず<OP03-086 スパンダム>ではサーチ不可能のため、安定性という面であまり良くない点ですが、それでも、ライフから直接貼られる可能性があることも含めて最大値がかなり上がるので、狙ってみるのも面白いでしょう。


    終わりに
    ということで、今回はブースターパック第7弾「500年後の未来」の新規リーダーのデッキ紹介でした!
    7弾のカードプールが追加されただけでなく、3月3日のバンダイカードフェスにて禁止制限の発表があったことで、これまでの環境は一変しそうですね。

    今まで猛威を振るってきた「サカズキ」デッキがいなくなったことで、「サカズキ」と競っていた「エネル」や「赤紫ロー」といったデッキが順当にTier1として君臨するのか、サカズキデッキに対して辛かったデッキたちが解放されたことで、評価が相対的に上がり、また様々なデッキが上位に浮上するのか......これからの環境はまた暫く魔境になりそうで。楽しみですね!

    それでは、また次回に!

【じょーじ】6弾環境振り返り

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    by じょーじ

    【じょーじ】6弾環境振り返り
    こんにちは、じょーじです。

    2023年11月25日にブースターパック6弾「双璧の覇者」から早3か月が経過し、今月末にはブースターパック7弾「500年後の未来」が発売となります。
    今回の記事では、6弾発売後の環境を振り返っていこうと思います。


    11月25日ブースターパック6弾「双璧の覇者」
    FILM・魚人族・スリラーバーク・ジェルマ・ワノ国と、様々な新ギミックが収録された第6弾。
    発売前から注目されていたリーダーやキャラカードも多く、リーダーではどんな時もダブルアタックを持つ<OP06-022 ヤマト>が、キャラでは、特に派手な能力を持つ高コストキャラの<OP06-086 ゲッコー・モリア>や<OP06-118 ロロノア・ゾロ>がよく話題に上がっていました。
    各地方で公式大会「チャンピオンシップ2023 2次予選」が開催真っ只中だったこともあり、様々なデッキが研究されていきました。


    12月2日(土)チャンピオンシップ2023 2次予選 エリア大会「宮城大会」
    そんな、アレが強いコレが強いと様々な噂が立つような混沌とした環境のまま、発売後初めての「エリア大会」が開催されました。
    そんな、注目が集まる大会の中、予選を抜けて決勝トーナメントに進んだリーダーは、以下の16名でした。
    • 黒 モリア 5名
    • 青黒 サカズキ 3名
    • 黄 カタクリ 2名
    • 緑黄 ヤマト 2名
    • 黄 エネル 2名
    • 赤 ニューゲート 1名
    シェア率一位は新弾から「ゲッコー・モリア」のデッキでした。シェア率としては高いものの、そのデッキ内容は意外とバラけており、この頃は純粋な〈スリラーバーグ〉のカード主体のでデッキを作っている人も多く、構築に幅があったような印象です。
    2位は5弾リーダーの「サカズキ」。こちらは以前から強力なリーダーだったものの、苦手な「紫ルフィ」の使用率の高さの影響で、5弾環境の中では少しだけ息を潜めていたリーダーになります。
    OP06-086 ゲッコー・モリア>という強力なキャラカードを手に入れたことで、こちらもシェア率が高くなりました。
    こういった新規環境は安定してプレイできる、手に馴染んでいる既存のデッキを使った方が自分側のミスが減る分勝ちやすい傾向にあるのですが、新規のデッキをしっかりと仕上げてきた方もいて素晴らしいですね。
    そして、決勝トーナメントの結果、見事優勝に輝いたのは「緑黄ヤマト」を使ったWKT選手、準優勝は「赤ニューゲート」を使ったミンゴ選手となりました。
    ミンゴ選手使用の「白ひげ」は、1コストサーチ2種類、速攻キャラ多めの前のめりな構築。
    WKT選手の「緑黄ヤマト」は、<OP06-025 ケイミー>を使って、<OP06-035 ホーディ・ジョーンズ>にアクセスしやすくする《魚人島》軸。
    どちらも、攻めに寄った構築をして、大型大会を走り抜けた末に決勝卓で出会ったような印象でした。


    2023年12月9日(土)チャンピオンシップ2023 2次予選 エリア大会「東京大会」
    関東圏での大型大会「東京大会」は「宮城大会」の1週間後に開かれました。
    このネット上での意見交換が盛んな情報社会の中では、2週間もすれば、どれが強いデッキなのかというような情報は世に出回りまくっています。
    宮城大会では「ヤマト」が優勝したというのに、世の中はもう既に「サカズキ」「モリア」環境であるという印象が定着しつつありました。
    ということで、そんな中行われた東京大会で上位16名に入賞し、決勝トーナメントに進出したリーダーは以下となります。
    • 黒 モリア 6名
    • 黄 カタクリ 2名
    • 黄 エネル 2名
    • 緑黒ペローナ 1名
    • 緑黄 ヤマト 1名
    • 青紫 レイジュ 1名
    • 青黒 サカズキ 1名
    • 赤 ニューゲート 1名
    「モリア」だらけで、事前評価の高い「サカズキ」は1名のみという珍しい状態になりました。
    代わりに、黄色系等の「カタクリ」と「エネル」が増えています。
    道中の動きが下ブレていても、ここぞという場面でトリガーを引ければ逆転できたり、トリガーによって計算を狂わせることで相手のミスを誘えるという黄色特有の強みがあるので、こういった大型大会では、常にある程度の優位さが担保されているようにも感じますね。
    さて、そして決勝トーナメントの結果、見事優勝に輝いたのは「緑黄ヤマト」を使ったmaster選手、準優勝は「黄エネル」を使ったよっしー選手となりました。
    よっしー選手の「黄エネル」は、大型キャラを多く入れることで、リーダーの能力で延命している間に盤面有利を取っていく構築。
    master選手の「緑黄ヤマト」は、〈空島〉軸であり、前回大会とはリーダーこそ同じものの、大きく構築が異なるデッキとなっていました。
    決勝の対戦だけ見ると、〈空島〉のカードが活躍したというより、リーダー+<OP06-101 おナミ>のダブルアタックバニッシュが非常に凶悪だったという印象でしたが......。


    2023年12月23日(土)チャンピオンシップ2023 2次予選 エリア大会「福岡大会」
    さて、チャンピオンシップ2023 2次予選も最後の開催となる「福岡大会」となります。
    ここまでは2回連続で「ヤマト」が優勝となりましたが、今回はどうなるのでしょうか。
    早速、決勝トーナメント進出者の16名を見ていきましょう。
    • 青黒 サカズキ 6名
    • 黒 モリア 3名
    • 黄 カタクリ 3名
    • 緑黒ペローナ 3名
    • 緑黄 ヤマト 1名
    入賞したリーダーは5種類のみと、だいぶコンパクトになりました。
    最終予選まできて、突然「モリア」の入賞数が減り、代わりに「サカズキ」の使用人数が一気に伸びてました。
    元々入賞するスペックはあったものの、構築が右往左往しているイメージはあったのですが、この頃にはもうだいぶ構築が定まってきていたイメージがあります。
    そして、そして決勝トーナメントの結果、見事優勝に輝いたのは「緑黒ペローナ」を使ったキナジャム選手、準優勝は「青黒サカズキ」を使ったパープル式部選手となりました。
    パープル式部選手の「青黒サカズキ」は、<OP05-051 ボルサリーノ>を抜いて<OP06-056 天叢雲剣>を入れ、序盤から最後まで除去の取りこぼしが無いように戦っていくような安定性を見た構築でした。

    キナジャム選手の「緑黒ペローナ」は、4コスト以下除去のカードで序盤の相手の攻撃をいなして、中盤以降は<8コスト ゲッコー・モリア>や<10コスト ドフラミンゴ>などの高コストキャラに繋げて盤面を支配していく構築。
    ここにきて、突然現れた「緑黒ペローナ」の優勝。そして、「青黒サカズキ」や「黒ゲッコー・モリア」は常に強いといわれ続けたものの6弾環境の公式大会では、無冠の王という形になりました。

    ここまで来るとかなりわかりやすいですが、6弾環境は「黒」系統のデッキと「黄色」系統のデッキが非常に強力な環境でしたね。
    黒は<OP06-086 ゲッコー・モリア>による盤面展開とリソース確保によって盤面負けにくくなり、黄色は<OP06-104 菊之丞>と<OP06-116 排撃>の存在によってイージーウィンしやすくなった印象です。


    12月23日アルティメットデッキ「3兄弟の絆」発売
    「ルフィ」「エース」「サボ」の3兄弟をテーマにしたデッキセットが発売され、3種類のリーダーカードと14種類の黄色のカードがカードプールに追加されました。
    既存のデッキが大幅に強化されるというようなことはありませんでしたが、条件を満たすことで毎ターンリーダーのパワーを9000に上げて鉄壁の状態を作れる「黒黄ルフィ」と、低コスト速攻キャラを大幅にパワー上昇させて突っ込んでいく「赤黄サボ」の2種は、大会環境でもそこそこ多く見かけるようになりました。
    ただし、どちらも"初見殺し"感が強く、発売後2週間も経つ頃には、使用率が落ち着いた印象です。


    2024年1月21日(日)チャンピオンシップ2023 2次予選 決勝大会
    全国のエリア予選を勝ち上がった猛者だけが出場できる決勝大会。
    これを勝ち上がったプレイヤーは日本一を決める大会へ駒を進めることができます。
    そんな174名が参加した大会の中、決勝トーナメントに進出した32名が使用したリーダーは以下になりました。
    • 青黒 サカズキ 17名
    • 黄 カタクリ 5名
    • 黄 エネル 3名
    • 黒 モリア 2名
    • 緑黄 ヤマト 2名
    • 青紫 レイジュ 1名
    • 黒黄 ルフィ 1名
    • 赤紫 ロー 1名
    「サカズキ」の人数が進出者の中の過半数を占めるという非常事態です。
    エリア予選時点では自分の好みでデッキを決める人もいますが、とにかく勝ちに行きたいという気迫を感じられるような入賞比率でとても好感が持てますね。
    使用率2位、3位は黄色から「カタクリ」と「エネル」。これらのデッキの2番手的な立ち位置はもう鉄板になっていますね。
    珍しいところですと、「青紫レイジュ」、「赤紫ロー」。直近商品からも「黒黄ルフィ」の入賞者が1名います。
    このあたりの活躍もあって、全体でみれば偏りはあるものの、リーダーは全色が存在しているという事でいいバランスに見えますね。

    ということで、この「サカズキ」だらけの海を越えて、チャンピオンシップ2次予選の一位に輝いたのは、パスカル選手の「黄カタクリ」。準優勝はビー選手の「青黒サカズキ」となりました。
    前期のチャンピオンシップ1次予選決勝は「青ナミ」の優勝、2次予選決勝は「黄カタクリ」ということで、どちらも3弾リーダーが頂点を獲った形になりました。
    こういったトリガーが強力なデッキが勝ち上がった際、「運がよかった」と言う方もいますが、もはや黄色系統のデッキはトリガーなしで回しても普通に強く、その上でさらにトリガーによる上振れも存在するという強力なデッキになっています。
    上振れしなくても勝ち上がる実力を持っている上で、同時に、ここぞという場面でトリガーを引く運も持ち合わせているのは間違いなく強者ですね。すごい。


    2024年1月27日エクストラブースター 「メモリアルコレクション」発売
    初のエクストラブースターの発売となりました。
    新リーダーは3種類。58種の新カードがそれぞれの色に配られ、既存のリーダーすべてのパワーが全体的に底上げされるような内容のカードセットとなっていました。
    新規リーダーは事前評価こそ、そこそこ高かったものの、環境入りするかという視点で見ると微妙なところでした。
    旧リーダーも大幅に強化をもらいましたが、この「メモリアルコレクション」の注目点は<EB01-003 キッド&キラー>や<EB01-061 Mr.2・ボン・クレー(ベンサム)>のような汎用カードの追加されたことで、「既存リーダーすべて」が強化された点。
    まんべんなく全リーダーが強化されたことで、もともと強かった「青黒サカズキ」や「黄カタクリ」のようなリーダーも強くなりました。
    結果、デッキの中身は変わったものの、環境上位にいるリーダーは殆ど変わらずな印象でしたね。


    2024年2月10日(土)チャンピオンシップ2023 日本一決定戦
    日本一決定戦は、チャンピオンシップ1次予選、2次予選をそれぞれ通過した合計29名のプレイヤーで行われました。
    予選5回戦の後、上位8名が決勝トーナメントに進むことになります。
    まず、参加した29名のプレイヤーが使用したデッキの内訳から紹介します。
    • 青黒 サカズキ 11名
    • 黄 カタクリ 7名
    • 緑黄 ヤマト 4名
    • 緑 ウタ 2名
    • 黄 エネル 1名
    • 黒 モリア 1名
    • 青紫 レイジュ 1名
    • 青 ナミ 1名
    • 赤 ゾロ 1名
    内訳は、細かくは違うものの「2次予選 決勝大会」の上位32名と大きくは変わらずといった形ですね。「青黒サカズキ」と「黄エネル」のシェア率がダントツで多いです。
    ここで面白かったのは、「メモリアルブースター」発売後に世間的評価が高めだった「赤紫ロー」の使用者が一人もいないこと。 日本の大型決勝大会では、こういった最大値は高いものの、どうしても下ブレの可能性がチラついてしまうデッキは嫌われる傾向にありますね。 続いて、予選BEST8で、決勝トーナメントに進んだのは以下の8デッキ。
    • 青黒 サカズキ 3名
    • 黄 カタクリ 1名
    • 緑黄 ヤマト 1名
    • 緑 ウタ 1名
    • 黄 エネル 1名
    • 赤 ゾロ 1名
    使用者率が一番多かった「青黒サカズキ」はそのまま3人の入賞と、自力の高さが伺える内容となりました。
    その他のリーダーも複数人いたリーダーは1名ずつ、元々1名だったリーダーも「エネル」と「ゾロ」の2種類が上位8名に入賞しています。
    残りの3回戦を勝ち上がり決勝へと歩みを進めたのは月ウサギ選手が使う「緑ウタ」としロッコくん選手が使う「黄カタクリ」。
    OP05-102 ゲダツ>や<OP06-104 菊之丞>を中心にガンガン攻めていく「カタクリ」側に、早い段階で「ウタ」側がライフ0となりましたが、<OP01-051 ユースタス・キッド>を使った要塞戦術によって戦況は逆転。
    「カタクリ」側の攻めをいなし続け、見事、月ウサギ選手の「緑ウタ」が優勝となりました。

    一度も入賞経験のない「緑ウタ」でしたが、「メモリアルコレクション」の強化による後押しもあり、日本一の証明である優勝賞品の「シャンクス」を迎えることを叶えるというドラマチックかつエモい展開で、その日は「ウタがシャンクスに会えた」とSNSがとても盛り上がりましたね。


    終わりに
    ということで、6弾環境は一貫して、「黒」か「黄」を含んだリーダーを使おう!
    ......というような環境だったのですが、大型大会で優勝したデッキだけで見れば
    • 「緑黄ヤマト」2回
    • 「緑黒ペローナ」1回
    • 「黄カタクリ」1回
    • 「緑ウタ」1回
    となり、優勝数は「緑」が4回、「黄」が3回、「黒」が1回になっています。
    使用率が高かった「青黒サカズキ」がずっと入賞しなかったという背景もありますが、実は「黒」や「黄」だけでなく、「緑」環境だとも言えたのかもしれませんね。

    7弾発売後も「青黒サカズキ」を中心とした環境が続くのか、それとも新リーダーが台頭するのか、今後の動向がたのしみです。

    それでは、また次回に。

【じょーじ】メモリアルコレクション 赤緑おでんデッキ紹介

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    by じょーじ

    【じょーじ】メモリアルコレクション 赤緑おでんデッキ紹介
    こんにちは、じょーじです。
    本日はエクストラブースター「メモリアルコレクション」の発売日となりますね!

    初めてのエクストラブースターということで、種類数は少ないものの、旧弾リーダーを中心に様々なリーダーが強化されているのが魅力的なパックとなっています。
    また、新リーダーも3種実装され、こちらも併せて環境に変化を与えること間違いなしですね。
    ということで、今回はそんな新リーダーの中から「赤緑おでん」のデッキの構築例を紹介していこうと思います。
    それでは、さっそくデッキレシピからどうぞ!
    「おでん」デッキリスト
    リーダー
    1
    メインデッキ
    50


    デッキ概要
    序盤
    光月モモの助>の能力を活かして、手札に《ワノ国》のカードを揃えていきましょう。

    序盤で使うEB01-013 光月日和>+<EB01-002 イゾウ>などの5コストキャラの組み合わせを最優先に探し、
    次点でOP01-040 錦えもん>+<OP01-035 お菊>等の3コストキャラの組み合わせを揃えることを狙いましょう。

    中盤
    EB01-002 イゾウ>などの5コストキャラがいれば、リーダーに1ドン付与するだけでリーダーが自ターン中7000、相手のターン6000となり、攻めやすく守りやすい状況を作ることができます。
    パワー7000でのアタックで相手のキャラを狙い、盤面を制圧していきましょう。
    OP01-040 錦えもん>のセットが揃っている場合は、優先して登場させましょう。
    揃えることで、<OP02-030 光月おでん>が場に出たのと遜色ない攻め方が可能になります。
    終盤
    リーダーのパワーを高くすることで守りやすい状況を作りながら、<OP01-040 錦えもん>による連続アタックを活かして攻めていきます。
    もしOP01-040 錦えもんを出せなかったり、KOされてしまう場合でも、隙を見つけて<OP06-118 ロロノア・ゾロ>を登場させることができれば、3連続アタックで一気に勝負を決めに行きましょう。

    ピックアップカード紹介
    EB01-013 光月日和/EB01-002 イゾウ

    EB01-013 光月日和>は、4コストの消費で5コストのキャラを登場可能にすることができます。
    EB01-002 イゾウ>は、登場時に1ドン付与+毎ターン手札1枚を2000カウンターに変化させる能力を持っています。
    これら2枚を組み合わせることで、後攻2ターン目の時点で、リーダーの能力の発動条件である"5コスト以上の《ワノ国》がいて、リーダーに1ドン付いた状態でアタックする"という条件を両方満たすことが可能です。
    後手2ターン目の時点でリーダーが往復パワー6000になるので、確実に相手のライフを削りつつ、返しのターンにキャラ展開を優先するかアタックを優先するかの2択を相手に迫ることができるのが強力ですね。
    EB01-002 イゾウはパワー-2000の能力の方も非常に使い勝手がよく、捨てるカードも対象もなんでもよし、マイナスは"そのターン中"なので、連続アタック系のテキストに対しても有用です。
    OP01-040 錦えもん/OP01-035 お菊

    OP01-040 錦えもん>は、登場時に3コスト以下の《赤鞘九人男》を登場させる能力と、アタック時に3コスト以下の《赤鞘九人男》をアクティブにして、連続アタック可能にさせる能力を持っています。
    OP01-035 お菊>はアタック時に5コスト以下をレストにできる能力を持つブースター1弾のオーバーパワーカードです。
    共にブースターパック1弾産のカードですが、今になって強く使えるのは面白いですね。 「お菊」に2ドン付与、「錦えもん」に1ドン!!付与、リーダーに1ドン!!付与してそれぞれアタックしていくと、4ドン!!の消費だけで相手の5コスト以下を1枚レストにしながら、パワー7000で4回アタックすることができます。
    10ドンスタートであれば6ドン!!余るので、残りのドン!!をさらにアタッカーに振り分けてアタックしていくのも良いですし、6ドン!!を使って「お菊」でレストにした相手のキャラを<OP06-036 リューマ>でKOしつつ<OP01-029 ラディカルビ~~~ム‼‼>を2枚構えるなんてことも可能です。

    OP06-118 ロロノア・ゾロ/EB01-003 キッド&キラー

    錦えもん>の組み合わせが揃わなかった時など、あと1押しが足りない場合にはこれらのカードを使っていきましょう。
    ロロノア・ゾロ>は3回アタック可能な非常に強力なキャラですが、アタックするまで1ターンの猶予を相手に与えてしまうので、その相手に渡す1ターンをいかに凌げるかが勝負になります。
    キッド&キラー>は4コストで7000速攻という既存のカードと比べると破格の性能をしています。「ゾロ」とは違って、その場で相手の計算を大きく崩すことができる切り札となっていますので、相手が意識していない一瞬の隙を付いて走り切ってしまいましょう!
    その他の相性の良いカード
    OP01-121 ヤマト/OP02-030 光月おでん

    いろいろな「おでん」です。
    OP01-121 ヤマト>がパワーが5000しかない点がやはり気になってしまう部分ではありますが、ダブルアタック+バニッシュという唯一無二の性能やはり強力です。
    今回の構築でも5コスト以上の《ワノ国》が引けずにリーダーの能力が使えないというケースがそれなりにあったので、5コストの《ワノ国》持ちキャラを増やしたい場合にも有力候補になります。
    OP02-030 光月おでん>はフィニッシャーになれる性能を持つ高コストキャラ。"赤緑"の強力な高コストキャラはそれなりに多いですが、《ワノ国》持ちのためリーダーの能力が発動しやすくなり、デッキ全体のカウンター値も高くなるのがこのカードの魅力的ですね。

    OP02-004 エドワード・ニューゲート/OP01-051 ユースタス・キッド

    大型採用の別案としては、これらのカードが個人的におすすめです。
    OP02-004 エドワード・ニューゲート>は単純にリーダーのパワーを往復2000アップしてくれるので、リーダーの能力と合わせてリーダーのパワーが8000まで上昇します。相手のターンにパワーが8000ある強さは、「白ひげ」デッキや「赤紫ルフィ」のデッキが教えてくれた通りです。
    ただし、この動きをすると10ドンすべてを使ってしまうので、カウンターイベントを構えにくいのが欠点ではありますね。
    OP01-051 ユースタス・キッド>は、盤面にいる限り、他のカードへのアタックを防げるので、実質リーダーのパワーが8000になったかのような状況にすることができます。 また、3コストの《赤鞘九人男》を登場させやすく、守りやすい状況になるので、<OP01-040 錦えもん>などの他カードとのかみ合いも悪くありません。
    OP02-004 エドワード・ニューゲートと違う点は、除去やパワーマイナスに弱く、相手に対処されやすい点です。
    このカードがKOされてしまうと他のカードへのアタックを解禁されてしまうので、出すだけで、ひと安心というようにはならない分扱いが少し難しいのが難点ですね。
    終わりに
    ということで、今回はエクストラブースター「メモリアルコレクション」で追加された「赤緑おでん」のデッキ紹介でした!
    最初にも触れましたが、今回の弾は旧弾のデッキパワーを底上げするカードが多く収録されており、今までの弾で一番多くのデッキに影響を与える弾になっています。
    もちろん環境にも大きな変化を与えることが予想されますので、3月に開催される世界大会や3on3に向けて、いろんなデッキを触ってみて研究したいですね。
    使い勝手がよさそうな旧弾リーダーが見つかれば、今後も紹介していきたいです。

    ということで、エクストラブースター「メモリアルコレクション」は本日発売となります!
    それでは、また次回に!

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