【1ページ目】じょーじ | ONE PIECEカードゲーム | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

【1ページ目】じょーじ | ONE PIECEカードゲーム

ONE PIECEカードゲーム 遊々亭Blogです。遊々亭一押しのプレイヤーさん達による攻略情報やゲームに関する様々な情報、担当のおすすめなど、ONE PIECEカードゲームに関する情報を配信していきます。Twitterでも情報配信中です!
遊々亭@ONE PIECEカードゲーム担当アカウント@yuyutei_opc 遊々亭公式アカウント@yuyuteiNews

じょーじ アーカイブ

タイトル一覧へ ≫

【じょーじ】青黄ハンコックデッキ紹介

    posted

    by じょーじ

    【じょーじ】青黄ハンコック
    こんにちは、じょーじです。
    今回はブースターパック14弾「蒼海の七傑」で強化された、<青黄ハンコック>デッキのご紹介です。
    それでは、さっそくデッキレシピをどうぞ!
    デッキリスト
    青黄ハンコック
    リーダー
    1


    リーダーの能力について
    相手のターン中に自分のキャラが登場するごとに1枚引ける効果と、
    1ターンに1回、自分のパワー5000以上の《九蛇海賊団》か《アマゾン・リリー》のキャラがKOされた時に、相手のライフを手札に加えさせる効果を持っています。

    自分のライフにダメージを受けてトリガー効果を持つキャラが出た時や、自分のキャラがKOされた時に効果を発揮する、カウンターパンチが得意なデッキタイプです。
    相手の攻め方が強力なほど、こちらの盤面も強力になっていく特性に加え、自分のライフ回復や、相手のライフを直接削る効果も組み合わせることで、相手とのライフレースを有利に立ち回っていきましょう。

    各ターンの動き
    序盤
    1ターン目に出せるカードは今回の構築では採用していません。
    先攻2ターン目はドン!!カードはリーダーに付与してアタックし、相手のライフを削りに行きましょう。
    後攻2ターン目は<ST17-004 ボア・ハンコック>を登場させ、次のターンに引くカードを操作しながら、リーダーにドン!!を付与してアタックしましょう。
    先攻後攻どちらでも、相手がこちらのリーダーアタックしてきた場合には、ライフで受けて、トリガー効果の発動を狙っていきましょう!

    中盤
    中盤からは、相手とのライフ差をつけることを狙っていきます。
    攻めたい場合には<EB03-053 ナミ>を登場させて、相手のライフを減らし、
    守りたい場合には<OP12-119 バーソロミュー・くま>を登場させて、ライフを回復しましょう。
    ライフを回復することで、相手のアタックから守りやすくなるだけでなく、トリガー効果でキャラを登場できる可能性も上がるため、結果的に攻めやすい状況を作り出すことが出来ます。
    相手とライフ差のある有利な状態を作りながら、自分のリーダーや、トリガー効果で出てきたキャラにドン!!を付与して相手のリーダーにアタックしていきましょう。
    終盤
    OP14-112 ボア・ハンコック>を登場させることで、こちらのライフを回復しつつ、相手のライフを削るダメ押しをしていきます。
    相手のライフが0枚になったら、<OP07-057 芳香脚>でOP14-112 ボア・ハンコックにブロックされない効果を付与して、一気に勝負を決めましょう!
    相手の手札が多い場合は、<OP06-047 シャーロット・プリン>を登場させてカウンター値を削るのを狙うのも強力です。
    ピックアップカード紹介
    OP14-114 ラン/OP14-105 ゴルゴン三姉妹/OP14-115 リンドウ
    トリガー効果で登場できるカード群です。
    これらのカードはトリガー時にコストなしで登場させることができるので、リーダー効果でリソースを稼ぎながら盤面を強化することができます。

    4ラン>は起動メインでレストのドン!!を1枚付与することができ、リーダー効果に必要な1ドン!!付与を満たしてくれたり、中盤~終盤までパワーラインの底上げをしてくれます。
    地味ながら、非常に重要な役割をしてくれるカードです。

    6ゴルゴン三姉妹>は、自分のキャラとリーダーに1枚ずつドン!!を付与することができる効果を持っています。
    役割としては「4ラン」に近いですが、自分のキャラが多く並べば並ぶほど恩恵が強力になっていくので、トリガー効果でパワー5000前後のキャラを横並べしていくデッキコンセプトとかみ合っています。
    また、ドン!!を付与する対象として《アマゾン・リリー》以外のキャラも選べるので、<4菊之丞>や<6バーソロミュー・くま>などのキャラにも付与できるのが強力です。
    コストが若干重いので気を付けないといけませんが、2000カウンター持ちのキャラとしては破格の効果を持つカードと言えるでしょう。

    5リンドウ>はKOされた時にライフを1枚追加したあと1ダメージ受けるという独特な効果を持っています。
    つまりはKOされた時に1ドローできる効果の亜種みたいなものですが、1ダメージ表記のため、これで出たトリガー効果を使うことができます。
    KOされてしまっても後続を用意できる可能性があるため、攻め手を緩めたくない場面で活躍するキャラになっています。
    EB03-053 ナミ/OP14-112 ボア・ハンコック
    相手のライフを直接減らせる効果を持つカードです。

    5ナミ>は、登場時に自分のリーダーにドン!!を付与しつつ、相手のライフが3枚以上の場合は、ライフ1枚を手札に加えさせる効果を持ち、また、KOされた時に手札からパワー6000以下を登場させることができる効果も持っています。
    登場時にリーダー効果に必要な1ドン付与を満たしてくれる上に、相手のターン中にKOされた時も、KO時効果で後続のアタッカーを登場させつつ、リーダー効果で1枚引くことができます。
    《アマゾン・リリー》や《九蛇海賊団》ではなかったり、トリガーを持っていない点は玉に瑕ですが、それを抜きにしても、上下どちらの効果もこのデッキの目指す動きとかみ合っている相性の良いカードになっています。

    9ハンコック>はこのデッキのフィニッシャーとなるカードです。
    「5ナミ」では削り切れない相手ライフの残り1枚を取り切りつつ、自分のライフを回復することで、ゲームの決着ターンを遅らせてくれます。
    手札のキャラを登場させるトリガー効果を持っていますが、このカード自体も強力なので、トリガー効果を発動するか、このカードを手札に加えるかは状況次第で見極めましょう。
    OP06-047 シャーロット・プリン/OP07-057 芳香脚
    4プリン>は、相手の手札を5枚になるように減らせるカードです。
    特にカウンターイベントなどでガッチリ構えられているときに防御を崩すことができるのが強力で、相手のライフが少ない状態で使えば、無理やりゲームを終わらせることも可能です。
    基本的には終盤に使うカードですが、相手の手札が8枚ほどであれば、道中で使ってしまうのもアリです。

    芳香脚>は、《王下七武海》のキャラにブロックされない効果を付与できるカードです。
    「ハンコック」ネームのカードであれば誰でも付与できるので、相手のライフが0枚になったら、リーダーや<9ハンコック>にブロックできない効果を付与して、一気に突撃してしまいましょう。

    その他の相性の良いカード
    ST07-010 シャーロット・リンリン

    相手のライフを減らすカード、自分のライフを回復するカードであれば、大抵のものはこのデッキと噛み合うので、試してみるのもアリです。
    7リンリン>は、相手依存ながら両方の効果を持っています。
    可能であれば、相手のライフ破棄を率先して使いたいですが、このデッキであれば、ライフ回復を選ばれたとしてもトリガー効果を発動できる確率があがるので、どっちに転んでもおいしいですね。パワーが8000と高めなのも魅力です。

    OP14-118 わらわ こわい...
    1コストで相手のキャラ1枚のアタックを止めることができるカウンターイベント。

    アタックを止めるキャラの範囲に制限がなく、10コストのパワー12000のようなキャラのアタックでも止めることができるため、終盤に持っていれば、容易に相手のリーサルアタックをずらすことができます。
    トリガー効果もリーダーと噛み合っており、単体性能としてはかなり上位のカードですが、今回は不採用としています。
    2枚ほど採用するだけでも働いてくれるカードなので、<4プリン>のような攻めっけのあるカードを減らしてこちらにする構築も考えられます

    終わりに
    ということで、今回は<青黄ハンコック>のご紹介でした。

    ブースターパック14弾「蒼海の七傑」は、これまでのブースターよりも新規リーダーの追加枚数が多く、研究のし甲斐のある弾になっています。
    大会環境を想像すると、どうしても<赤青エース>や<黒イム>の存在が脳裏にチラついてしまいますが、追加されたリーダーはどれも、それらの環境上位リーダーに対しても引けを取らない水準のカードをもらっていますので、研究次第で化ける可能性を持っています。
    僕自身も、今回紹介した「青黄ハンコック」だけでなく、様々なデッキを試してみたいなと思っておりますが、すべてのカードプールを試すには広すぎる状態になってきたので、みなさんも強い構築が見つかったらこっそりと教えてもらえたら嬉しいです!笑

    それでは、また次回に!

【じょーじ】赤紫シュガー

    posted

    by じょーじ

    【じょーじ】赤紫シュガー
    こんにちは、じょーじです。
    今回はエクストラブースターONE PIECE Heroines Editionで強化された、<赤紫シュガー>デッキのご紹介です。

    それでは、さっそくデッキレシピをどうぞ!


    デッキリスト
    赤紫シュガー
    リーダー
    1
    1枚


    リーダーの能力について
    自分のターン終了時にパワー6000以上の〈ドンキホーテ海賊団〉がいると1ドンアクティブにできる能力と、相手のターン中にイベントを使用すると1ドン!!加速できる能力を活かして、相手のアタックをカウンターイベントで守りながら、早い段階から強力な高コストキャラを登場させましょう。


    各ターンの動き
    序盤
    相手のターンにイベントカウンターを打つことで、ドン!!加速を狙っていきます。
    序盤に打ちたいのは、<家族を笑う者はおれが許さん・・・!>や<OP13-076 神避>。
    特に、OP10-078 家族を笑う者はおれが許さん...!!!は中盤以降に使うパーツを揃えられるのでオススメです。OP13-076 神避は、手札コストを捨てないことで、+3000をせずに、イベントカードのプレイのみすることが可能(0ドンでリーダー効果を起動できる)なので、アクティブのドン!!がなくても使えるイベントカードとして優秀ですので覚えておきましょう。

    また、リーダー効果でターン終了時にドン!!をアクティブにするためにはパワー6000以上の《ドンキホーテ海賊団》のキャラが必要なので、先攻・後攻の2ターン目から<EB03-005 シュガー>の効果でパワー6000のキャラの登場を狙っていきます。
    登場させるキャラは<PRB02-011 ドンキホーテ・ドフラミンゴ>か<EB03-010 モネ>が理想的ですが、登場させられるのであれば他のキャラでも強力なので、EB03-005 シュガーとパワー6000のキャラが揃っていれば優先的に登場させましょう。

    中盤
    中盤からは、イベントカウンターをドン!!加速ではなく、守りに使うことも視野にいれながら、キャラを展開していきます。
    終盤に向けてライフを2枚以上残しておきたいので、それ以上削られないように、<OP10-018 カマクラ十草紙>を中心に相手のアタックから場のキャラやライフを守っていきましょう。
    また、後攻3ターン目あたりからは、<OP10-071 ドンキホーテ・ドフラミンゴ>の効果でのキャラ展開も狙っていきます。
    このあたりのターンからは、ターン終了時にドン!!をアクティブにできる<OP10-072 ドンキホーテ・ロシナンテ>が非常に強力になってくるので、手札にある場合は優先して登場させるようにしましょう。

    終盤
    後攻4ターン目あたりに10ドン!!に辿りつくので、達成し次第<OP09-004 シャンクス>を登場させましょう。
    OP09-004 シャンクスを登場させることで、相手のキャラすべてにデバフを与えることができ、バトルを有利に進めることが出来るようになります。
    OP09-004 シャンクスの効果で相手の盤面の出力を抑えつつ、相手のアタックは<OP02-089 地獄の審判>や<OP07-076 ノロノロビームソード>でさばき、中盤までに登場させた《ドンキホーテ海賊団》のキャラたちでアタックしていくことで、盤面を支配しましょう。


    ピックアップカード紹介
    PRB02-011 ドンキホーテ・ドフラミンゴ / EB03-010 モネ / OP10-072 ドンキホーテ・ロシナンテ
    リーダー効果を起動させるために必要となるパワー6000のドンキホーテ海賊団のキャラです。
    5ドフラミンゴ>は、登場時にドン!!加速持ちのブロッカーです。
    ドン加速持ちということで序盤に登場させることが理想のキャラですが、ブロッカー効果によって終盤までリーダーの脆さを補ってくれます。

    5モネ>は、登場時に5ルックサーチができるブロッカーです。
    サーチ範囲が「パワー1000以下」or「イベントカード」と少し特殊ですが、序盤に必要な各種「シュガー」を集められる貴重なカードであり、序盤から終盤まで常に必要な「イベントカード」を集めてくれるのも非常に優秀です。
    「ドフラミンゴ」同様ブロッカーも持っているので、どんな状況でも活躍してくれるカードです。

    5ロシナンテ>は、登場時にイベントカードを捨てて2ドローする効果と、ターン終了時に2ドン!!をアクティブにできる効果を持っています。
    特にドン!!をアクティブにする効果が強力で、高コストキャラを登場させた返しの相手のターンにもアクティブドン!!を残しやすくなり、イベントカウンターを打ちやすくなります。
    終盤は1ターンに複数回のカウンターイベントを打たないと守れない状況になることも多いので、特に重要になります。可能なら2体場にいてほしいカードです。

    EB03-005 シュガー / OP10-071 ドンキホーテ・ドフラミンゴ
    パワー6000の《ドンキホーテ海賊団》のキャラを登場させるのに役立つカードたちです。

    3シュガー>は手札消費が多くなるものの、最速2ターン目から前述した5コストキャラを登場させることができるカードです。
    シンプルに2ターン目にパワー6000のアタッカーが出せるというだけでも強力ですが、早い段階でリーダー効果を起動できるようになる利点もあるので、序盤は可能な限り登場させたいカードです。
    5ドフラミンゴ>を登場させることで、さらなるドン!!加速を狙えるので、手札に揃っていたら優先して登場させましょう。

    8ドフラミンゴ>も、3シュガーと同様に、登場時に追加で手札から5コストキャラを登場させることができるキャラです。
    登場後に仕事がほとんどない3シュガーと比べると、このキャラ自身がパワー9000とかなり高めなのがシンプルに強力であり、終盤に向けて盤面制圧に一役買ってくれます。

    OP10-018 カマクラ十草紙 / OP07-076 ノロノロビームソード
    このデッキの防御の要となるカウンターイベントです。

    カマクラ十草紙>は、1枚でバトル中の3000カウンターしつつ、1体にターン中2000マイナスをかけることができます。
    単に2回分のアタックに対するカウンターとして打てるだけでなく、アタック中のキャラを2000マイナスすることで5000カウンターとして使うことができたり、連続アタック効果を持つカードに対して複数回分のアタックを弱体化させたりと、様々な使い方ができる汎用性の高さが魅力です。

    ノロノロビームソード>は2000カウンターとして使いつつ、追加で相手のキャラ1体をレストできるイベントです。
    比較的軽いコストなのに対し、相手のアタック数や(次のターンの)ブロック数を1回減らすことができる、リターンの大きいイベントカードです。
    中盤~終盤にかけて、相手の思惑を大きく崩すことができるのが魅力で、特に最終ターンの相手のアタックを止めるためには非常に有効です。
    ワンピースカードの定石的にパワーが低いキャラから順番にアタックされることが多いので、相手の低いパワーのキャラのアタックをカウンターで止めながら、パワーの高いキャラをレストにしやすいのも強力ですね。


    その他の相性の良いカード
    OP13-077 頂点まで行って来い!!! / OP10-080 小熊玩具
    現在デッキに採用しているイベントカウンターの他にも、採用レベルのイベントがたくさんあります。
    OP13-077 頂点まで行って来い!>は、1コスト3000カウンターとして使えるイベントカウンターですが、メイン中に使うことで、合計4コスト消費で相手のパワー4000以下1枚と3000以下1枚をKOすることができます。
    除去範囲が狭いため、カウンターとして使うのが基本となりますが、終盤に相手の低コストブロッカーを複数枚除去できる選択肢があるカードとして優秀なカードです。

    OP10-080 小熊玩具>は、条件を満たすことで、1ドロー+4000カウンターとして使えるイベントカウンターです。
    3コストと重めですが、手札消費なしで4000カウンターが打てる<ゴムゴムの巨人>に近いカードになります。
    コストの関係上、複数枚入れると打ち切れない可能性が高く、《ドンキホーテ海賊団》特徴持ちでサーチしやすいので、2枚ほど入れておくとうまく働いてくれます。

    EB01-061 Mr.2・ボン・クレー(ベンサム)
    EB03-010 モネ>の効果でパワー1000以下のキャラをサーチできるため、パワー1000以下の優秀なキャラを採用するのも強力です。
    特に、<4ボン・クレー>は、登場時にドン!!追加ができるので、このデッキの序盤の不安定さを支えてくれる相性のよいカードになっています。

    OP09-119 モンキー・D・ルフィ / OP09-118 ゴール・D・ロジャー
    今回の構築では、中盤に展開したパワー6000キャラが終盤でパワー不足にならないよう、<10シャンクス>を採用しましたが、他の高コストキャラの採用も考えられます。
    9ルフィ>は速攻持つ大型キャラです。パワーが10000あるためバトルでKOされづらく、登場時にドローできるため手札消費を抑えることができてイベントカードを引き込みやすい点がこのデッキと噛み合っています。

    10ロジャー>は、ワンピースカード界隈で最大パワーを持つ、速攻持ちのキャラです。
    いずれかのライフが0枚の場合、相手のブロッカーの使用を封じることができるので、特に最終ターンで非常に強力です。
    最終ターンの"詰め"の手段が少ないデッキなので、こういった切り札的カードを入れるのもアリですね。


    終わりに
    ということで、今回は<赤紫シュガー>のご紹介でした。

    エクストラブースターONE PIECE Heroines Editionで新規で追加されたリーダーは<赤青ビビ>のみですが、今回紹介した赤紫シュガーをはじめ、様々な既存のリーダーが大幅に強化されています。
    個人的には<緑ウタ>や<緑紫リム>なども作っていますが、どれも過去と比べてかなり強化されていてデッキを作るのが楽しいです。
    みなさんも、昔使っていたデッキや、気になるデッキを強化してみてはいかがでしょうか!

    それでは、また次回に!

【じょーじ】13弾環境振り返り

    posted

    by じょーじ

    【じょーじ】13弾環境振り返り
    こんにちは、じょーじです。
    8月23日に発売したブースターパック13弾「受け継がれる意志」から2か月が経過し、10月25日にはエクストラブースター「Heroines Edition」、11月22日にはブースターパック14弾「蒼海の七傑」が発売となります。
    今回は、Heroines Edition、14弾発売前に13弾環境を振り返っていこうと思います。


    禁止制限改定
    青紫ルフィ><緑紫ルフィ>の2種のリーダーが特に強力だった12弾環境でしたが、まずは禁止制限カードの改定によって、環境が一気に変わることになります。

    禁止制限が追加でかけられたのは、以下のカードになります。

    禁止ペア(このリーダーを使う場合、デッキに1枚も入れられなくなるペアになります)
    青紫ルフィ>は、11弾発売以降、常に環境の最前線に居座り続けたデッキですが、このデッキの長期戦を可能にしていた一因である、ビッグマム海賊団の大型キャラが規制されることに。
    赤レイリー>や<緑ゾロ>、<緑紫ルフィ>などの、攻める速度が早いデッキへの対応力が急激に落ち、上記2種の大型キャラと並ぶような強力な大型キャラも無かったため、環境最前線からは退くことになってしまいました。

    禁止リーダー
    こちらは、環境上位デッキというわけではありませんでしたが、発売以来、エリア大会で優勝できるポテンシャルを持ち続けたデッキです。
    このカードは強さでの規制というよりは、このカードが環境にいる限り、ドローするカードの作成や、守りを強化するカードの作成が困難になってしまうという理由から禁止となりました。
    このカードが規制されることもあってか、今まで作成できなかった鬱憤を晴らすかのように、13弾にはドロー系のカードを多く作られています。
    また、このカードが規制されたことで、<青黒サカズキ>や<赤紫ロー>と同じように、<新規の「ナミ」のリーダー>が作成されています。
    元々のリーダーと比べると《東の海》しかデッキに入れられなくなっている分非常に弱体化しているものの、こういった、特殊勝利系のデッキってロマン位でも問題ないよなあという感想です。
    元々の「ナミ」はブロックアイコンが1だったので、あと半年間しか使えなかったのに対し、こちらはブロックアイコン4になったので、3年間使えるようになったのは再発行されたメリットになっているのかなと思います。


    禁止解除
    強さ的に問題ないだろうと判断されて解除となりました。
    リーダー効果の強さ的には現代リーダーと比べてもそれなりに強いですが、禁止以前と比べると<8モリア>、<氷河時代>、<大噴火>などの主要カードが軒並み禁止されてしまっているため、このリーダーを活かせる土台はありません。
    禁止解除直後には一度注目されましたが、再流行することはありませんでした。

    青ナミ>デッキで使った際に非常に強力なカードでしたが、「青ナミ」の禁止に合わせて、解除されることになりました。


    ブースターパック13弾「受け継がれる意志」発売
    周年記念パックということもあり、強力なカードが多い弾となりました。
    その中でも、新弾から最初に注目されたリーダーは<黒イム>と<赤青エース>です。
    「黒イム」は、デッキに入っている五老星特徴のキャラすべてが"相手のカードの効果で除去されない"効果を持っており、禁止制限改定で解除された<青黒サカズキ>のような、除去をメインに戦うデッキに対して強気に出ることができるリーダーです。
    さらに<虚の玉座>によって<10五老星>を3ドン!!で登場させることができ、その「10五老星」で5種類の五老星特徴のキャラすべてを場に出すことが出来るのですが、合計4ドン!!で、それぞれが強力な効果を持っているパワー7000のキャラを5面展開するという動きがこれまでのワンピースカードの常識を覆すような強さであり、殆どの既存のデッキを、この動きのみで完封することができます。
    この動きの派手さも相まって、「黒イム」は一気に環境で流行することになりました。

    一方「赤青エース」は、リーダーのパワーが6000、ライフが3という構成は<青紫ルフィ>に似ていますが、リーダー効果や、<4マルコ>、<5ヤマト>などの効果によって序盤から圧倒的な手札枚数を抱えることができる防御力の高さが特徴のリーダーです。
    青の<ブロッカー10ニューゲート>、<ハンデス10ニューゲート>、赤の<9ニューゲート>それぞれが別のデッキタイプに刺さる防御能力を持っており、<10ロジャー>や<4プリン>など、所謂フィニッシャーと呼ばれるカードの層も厚いので、様々なデッキに対して広く対応できる対応力の高さも魅力です。
    このデッキの防御力を突破できる既存のデッキは多くなく、特に小型キャラを並べて戦う<赤ゾロ>のようなデッキはこのデッキの存在に阻まれることになりました。

    これら、2つのリーダーはどちらも、サーチ効果を持つカードも多く入れることができるため、動きの安定感が高いことも流行の理由の一端を担っていたように思います。

    また、この2リーダーと比べると若干使用者は少なかったものの、<赤紫ロジャー>の人気も順調に伸ばしていました。
    安定感の部分で上記2リーダーよりも劣っているのものの、動きの最大値の高さという面では他のデッキの追随を許さないリーダーになっています。
    また、非常にデッキの動かし方が非常に簡単なため、ワンピースカードにあまり慣れていない人でも使いやすいのも特徴的で、初心者の方を中心に人気デッキとなっていきました。

    これらのような強力な新規リーダーが多く使われることになりましたが、新弾によって強化されたいくつかの既存リーダーについても、いくつか話題になっていました。
    既存リーダーの中で発売直後に特に話題になったリーダーは、<緑紫リム><青緑ゾロサンジ><紫ルフィ>の3種。
    「緑紫リム」については、<10シャンクス>と<5サンジ>の追加による強化、そして、最速<9ゾロ>登場が「赤青エース」や「黒イム」などの上位リーダーに対しても刺さりやすく勝ちやすいのではないかという意見から、一時期話題になりました。
    「5サンジ」は、登場時の効果によって実質3ドン!!の消費で登場させることができる5コスト7000のキャラです。
    このキャラを入れることで先攻3ターン目にアタッカーを2面展開できるようになり、早い段階から複数体のアタッカーで攻めていくことが可能になりました。

    「10シャンクス」は、後攻4ターン目以降活躍するカードになっています。通常であれば、このキャラを登場させた後手札からキャラをプレイできなくなってしまうのですが、「緑紫リム」のリーダー効果を使うことで、「10シャンクス」の登場後でもキャラを登場させることができるという裁定があります。
    大型キャラを展開と通常のキャラ展開を同時にできるようになり、余ったドン!!をキャラに付与してアタックすることもできるので、このデッキの動きに柔軟さを与えてくれるようになった1枚です。
    これら2枚の追加により、主にキャラの展開力に磨きがかかり、話題になったリーダーとなります。
    「緑青ゾロサンジ」についても、「緑紫リム」と同様、デッキの問題点だった展開力が強化された形になります。
    このデッキで主に使われるようになったカードは、<4ゾロ>、「5サンジ」、<6ロー>、<6SECルフィ>の4種です。
    「4ゾロ」は実質2ドン!!の消費で登場できるアタッカーで、ターン終了時にアクティブ状態に戻る効果を持っており、相手のアタックでKOされづらく場持ちが良いため、安定してリーダー効果による連続アタックをしやすくなりました。
    ST12-003 ジュラキュール・ミホーク>の効果で登場させることで、実質1コスト消費で2面展開するようなコンボを組み込むこともでき、このデッキを始め様々な緑系のデッキに出張しています。

    「5サンジ」は「緑紫リム」と同様、3ドン!!消費で登場できるパワー7000のキャラとしての採用です。
    リーダー効果用のドン!!を残しながらアタッカーを展開することができ、このキャラ自身もリーダー効果で連続アタックするキャラとして適正があるので、このデッキとの相性がかなり良いカードです。

    「6ロー」は、サーチ効果持ちの1コストキャラなどを手札に戻しつつ、「5サンジ」や、<5スモーカー>などの、高いパワーのキャラを展開することができるキャラです。
    緑の5コスト帯のキャラは強力なキャラが多いため、このデッキ以外のデッキでも、上記の「3ミホーク」や「4ゾロ」などと合わせて一緒に出張する様子が多く見られるようになりました。

    「6SECルフィ」は、実質2ドン!!消費で登場できる、ダブルアタック持ちのキャラです。
    余ったドン!!をキャラに付与することで、攻め手を緩めずに展開できるパワー7000キャラというだけでも強いですが、ダブルアタックを持っており、リーダー効果で連続アタックさせるのに最も適しています。
    「紫ルフィ」は新弾強化で追加されたのは<8レイリー>。
    キャラのレストと速攻を両方持つ大型キャラですが、デッキ内はなるべく《麦わらの一味》特徴でまとめたいうえ、元々強力な大型はある程度揃っていたので、クリティカルな強化というわけではありませんでした。 「紫ルフィ」が注目されたのは新弾の追加ではなく、「黒イム」、「赤青エース」に対して、<5マゼラン>や<8バレット>が刺さりやすいからという理由で注目されはじめました。
    「5マゼラン」は、「黒イム」の10ドン!!達成や、「赤青エース」の8ドン!!達成を1ターン遅らせることで、「10五老星」や各種「10ニューゲート」の登場を遅くすることができます。
    「紫ルフィ」が元々持つ、大型キャラの早期展開と組み合わせることで、相手の大型キャラの着地を阻害し、長い時間ボードアドバンテージを取り続けられる点が強力でした。

    「8バレット」は、コストが重いものの、コスト6以下2枚をレストしつつダブルアタックも持つことができます。「黒イム」の<4ウォーキュリー聖>や、「赤青エース」の<4マルコ>など、退場時効果を持つブロッカーをどかしながらダブルアタックで攻めていく動きに注目され、採用率が上昇しました。


    8/30 8/31 禁止制限適用・ONE PIECEカードゲーム フェスタ 3on3 CUP 開催
    新弾リーダーを中心に新デッキが考案されていく中、発売から1週間後に3on3の大型大会が行われました。
    全体使用率が多かったのは、<黒イム>、<赤青エース>、<赤紫ロジャー>。次点で<緑ゾロ>となっていました。
    事前評価が高かった<紫ルフィ>や<緑紫リム>などもいましたが、予選中にどんどんと散っていくことになりました。

    2日目(8/31)に開催された方の3on3大会のみ、上位16チームに入賞した人たちが使ったデッキが公開されていましたので、そちらも見ていきましょう。
    • 赤青エース 15人
    • 黒イム 15人
    • 緑ゾロ 6人
    • 赤紫ロジャー 5人
    • 赤レイリー 2人
    • 紫ルフィ 2人
    • 赤黄ベティ2人
    • 赤緑ルフィ 1人
    「赤青エース」と「黒イム」は、16チーム中15チームが採用と非常に偏りのある状態ですが、3番手のリーダーの枠は、「緑ゾロ」と「赤紫ロジャー」が多いもののチームによってまばらとなりました。
    この結果、2日間で、計2回の3on3形式の大会が開かれましたが、それぞれの大会で優勝した2チームは両方とも「黒イム」「赤青エース」「緑ゾロ」という構成。
    新弾デッキの中でも突出して強力な「黒イム」と「赤青エース」の2デッキはおおよそ予想通りの優勝となりましたが、優勝の3枠目は「緑ゾロ」となりました。
    「緑ゾロ」は、前述した<青緑ゾロサンジ>同様、<4ゾロ>や<6ロー>によって大幅に強化されたデッキです。
    これまで通りの、<ルフィは海賊王になる男だ>を使って、リーダーの高いパワー連続攻撃で攻めていく動きのほかに、「4ゾロ」や「6ロー」で複数面のキャラ展開をして相手の手札を少しずつ減らしていく攻め方ができるようになりました。
    中盤域からの攻撃力が高く、守りが薄いライフ4リーダーに対しては非常に強力なデッキで、防御力が非常に高いとされている「赤青エース」に対しても簡単に攻め切ることができる力を持っています。

    「緑ゾロ」は、この大会中ではまだ使用者が極端に多いことはありませんでしたが、この3on3を機に、コントロールデッキに対して強い「黒イム」、速攻系デッキに対して強い「赤青エース」、中速デッキに対して強い「緑ゾロ」という3大巨頭それぞれが、有利なデッキに蓋をして抑え込むような環境になっていきました。


    9/1 交流会ロジャー配布開始・チャンピオンシップ店舗予選期間
    9月1日より、エリア予選へと繋がるチャンピオンシップ店舗予選が開始となりました。
    3on3で活躍していた<黒イム>、<赤青エース>、<緑ゾロ>が中心に活躍する環境となりましたが、様々なリーダーが研究されていた時期でもあります。
    上位勢とは一歩引くものの、9月初旬に台頭し始めたのは<赤黒サボ>と<赤紫ロジャー>。
    「赤黒サボ」は、ライフ5リーダーながら防御力の高いデッキで、<6SECサボ>を登場させるだけで、リーダーのパワーを6000に上げつつ、パワー8000のブロッカーを立てられる動きが強力で、この「6サボ」登場後の防御力の高さがウリです。
    後攻3ターン目に「6SECサボ」を登場させ、後攻4ターン目に<8ドラゴン>で「6サボ」を登場、後攻5ターン目に<9ステューシー>で相手の大型キャラをKOする、というような動きをすることで、後攻であれば「赤青エース」や「黒イム」などとも対等に戦えるスペックがあることから、使用者を増やしていきました。
    「赤紫ロジャー」は、チャンピオンシップ店舗予選と、交流会の参加賞である<8ロジャー>の配布により、強化が入りました。
    若干条件はあるものの、「赤紫ロジャー」では、最速後攻4ターン目にリーダーのパワーを9000に上昇させることができるキャラです。
    《ロジャー海賊団》特徴を持っているためサーチしやすく、<10シャンクス>や<10ロジャー>などの繋ぎとして非常に優秀です。
    リーダーのパワーを上げることで、中型キャラ複数体でアタックして攻めてくるデッキに対して有利になるので、「黒イム」などのデッキに対して戦いやすくなりました。

    この「8ロジャー」は、効果にリーダー指定などがないので、店舗予選終盤では、この「8ロジャー」を使った<青紫ルフィ>のデッキの入賞も見かけるようになりました。
    青紫ルフィ>は禁止制限改定によって防御力に大幅な弱体化を受けましたが、「8ロジャー」が追加されたことで防御力を少し取り戻しました。
    しかし、それでもこれまでのようにゆっくり戦っていくほどの猶予はなくなってしまったため、
    先攻4ターン目に10ドン!!を達成させ、<9サンジ>から「8ロジャー」を登場させてリーダーのパワーを8000にし、<ゴムゴムの巨人>を構えることを目指すような、リーダー効果の最速達成を目標とする構築が流行していきました。
    この動きをすることで、「赤青エース」の後攻4ターン目の「10ニューゲート」よりも早く大型キャラを登場させ、相手の「10ニューゲート」には<ゴムゴムの業火拳銃>を打つことで、一方的な展開を強いることができるため、環境上位デッキにも対抗できるリーダーとして再評価を受けた形になります。


    10/11 チャンピオンシップ Season 2 3on3 Autumn開催
    3on3形式の大型大会となる、「チャンピオンシップ Season 2 3on3 Autumn」が開催となりました。
    9月の店舗予選期間を経たことで、プレイヤー層のかなり練習量が自然と多くなっている状態での開催となりますね。
    上位入賞すればチャンピオンシップ全国大会の参加チケットを手に入れられるので、それぞれがしっかりと"勝ち"を本気で目指して戦う大会となっています。
    そんな大会のベスト16となった強豪プレイヤー達が選択したデッキは、以下になります。
    • 黒イム 16人
    • 赤青エース 15人
    • 緑ゾロ 12人
    • 青紫ルフィ 2人
    • 赤紫ロジャー 2人
    • 赤黄ベティ 1人
    16チームすべてが<黒イム>を入れており、<赤青エース>を採用しているチームが15チーム、<緑ゾロ>を採用しているチームが12チーム。
    ONE PIECEカードゲーム フェス3on3の頃と比べると、3番手の枠が「緑ゾロ」で確定したことで、見事なまでの3強環境になっています。
    少し予見はしていたものの、ここまで偏るのは珍しいですね。

    他にも<青紫ルフィ><赤紫ロジャー>「赤黄ベティ」と、上位デッキに対してもワンチャンスあると言われていたデッキが入賞しているものの、店舗予選ごろに流行していた<赤黒サボ>や<赤レイリー>などのデッキは一人も入賞できなかった形になります。


    おわりに
    ということで、13弾環境の総括でした。

    13弾は<黒イム><赤青エース>が環境トップとして居座り続け、そこに食らいつけたのが<緑ゾロ>のみになりました。
    ただし、大会で優勝しているのは上記リーダーだけなのかと言うと、そういうわけではなく、<青紫ルフィ>や<赤紫ロジャー>、<赤黒サボ>など、他にも活躍していたデッキは多くあります。

    13弾環境で行われる大型大会は、残すところ10月25日(土)の「チャンピオンシップ福岡エリア大会」のみとなりましたが、3on3と個人戦では若干環境が変わるため、3強以外のデッキが入賞ないし優勝する確率がまだあります。

    この環境で開催される唯一の大型公式大会の個人戦はどんな結果になるのか楽しみですね。


    それでは、また次回に。

【じょーじ】青黄ハンコックデッキ紹介

by じょーじ

READ MORE

【ガチャ】『紫黄クロコダイル』デッキ紹介

by ガチャ

READ MORE

【じょーじ】赤紫シュガー

by じょーじ

READ MORE

【ガチャ】『青ジンベエ』デッキ紹介

by ガチャ

READ MORE

【ガチャ】『赤青ビビ』デッキ紹介

by ガチャ

READ MORE

ワンピカード 蒼海の七傑 販売ランキング

by -遊々亭- ワンピ担当

READ MORE

ワンピカード 超買取強化カード紹介!!(11/20)

by -遊々亭- ワンピ担当

READ MORE