
前回に続きミックス振り返りです。
桜子型花単
前環境ではすもも型が主流だったのですが、新規カードがダメージを上げて連続攻撃の桜子型の強化だったため流行してます。2ターン目から2桁ダメージを叩き込むためゲームスピードが早く、手札を整えるような動きを許しません。ゲームプランがシンプルかつ1ゲームが早いためオススメ。
スペックは伸びるほうですが、バトル前に数値を振り分けるため後出しの手札宣言やイベントに対して弱め。流行しているデッキではありますが、その割にはダントツ最強デッキといった感じは薄いですね。
ミラーは先攻ゲームのように思われるかもしれませんが、厳密には手札が強い先手が勝つゲームです。<クムナカラザの姫君/ミナギ>とターンリカバリーが同時に使える関係で後攻は盤面を揃えるのが安定しているのに対して、先攻は初期手札の質が悪いととんでもない展開もありえます。またゲームスピードが早いため、3から4ターンでゲームが終わる中でその遅れを取り戻すのは難しくなるでしょう。
お互いに順番にカードを置いていくという持ち物検査的な雰囲気が強いかもですね。GPでの使用を検討されるなら、先攻か後攻か、序盤か終盤か、どのタイミングで使いたいカードを何枚入れるか考慮の上調整されることをオススメします。
タップ雪
シングル環境を支配していたつり乙2のカードを主体としてミックスにも侵略してきています。シングルより盤面がガチガチにはなりませんが、ドロソと除去が増えて盤面だけでどうにもならない状況を処理できるようになりました。とんでもない除去が飛んできてもドロソで復帰できるよね、くらいの話ですね。
このデッキも相手の攻めを数値で捌いて捌いて捌きまくるのですが、他と比べるとすこし数値が控えめかなと思います。後出しで上げられる数値にしては高いのですが、一回で増える数値が過剰で何列かで高めのスペックをちらつかせられるとちょい足りなくなりがち。
スペックで勝てそうな日ウィニー、除去で凌ぎつつ攻めやすい桜子型や除去メタで悠々戦える芸術雪なんかとはいい勝負かなと思いますが、数値の上がり幅がすごい武田日や連続攻撃と除去メタ、DFのSPでちょいこっちに噛み合いがいいすもも型、盤面をはっちゃめちゃにしてくるイベント宙あたりが苦手と思います。
ミラーは除去、ドロソ、数値が入り混じり複雑になります。除去に対しては除去メタが多く、そのためドロソばかりで悠長にしてられるほど盤面が一方的にはならないしと、結局盤面の数値で勝ちに行くゲームになりそう。
つり乙2に関してはより数値ゲームによせたバージョンですので、数値で勝つマッチにはより強く、コントロール的なマッチにはより弱いです。ミックスかシングルかはお好みでどうぞ。
武田日
<元気で小悪魔な先輩/時雨 亜沙>と<ニライカナイを探す家出少女/海咲>が主な新戦力。手札効率は今までと大差ありませんが、AP上げの効率はかなりすごいです。APが低めのDFで守るデッキが増えているため連続攻撃が使いやすく、再録された<年上の従姉/安場 琥珀>の祭よりも増えてそうですね。
デッキは変わってはいるもののあくまでマイナーチェンジ、根幹のシステムに変わりはないため周囲の流行で強さが大きく変わります。とはいえ、全体的にここは無理!ってほどのマッチも少ないため、普段お使いの方にはオススメ。日ウィニーはいないでしょ!
ミラーは流石に先攻ゲームです。じゃんけんで先攻取りましょう。
日ウィニー
特に強化はないんですが、前環境でも別に中型花に弱くはないデッキだったため戻ってまいりました。タップ雪に頭を抱えるデッキではあるのでデッキの流行具合に左右されるのですが、今の桜子型の勢いならバシバシ使っていけるのではないでしょうか。
<W.F.D>をお持ちの方にはオススメです。
ミラーは先攻ゲームかと思いますが、そこのケアしなきゃなーってなるなら別のデッキを使った方がいいかもしれません。
イベント宙
特に強化はないんですが、前環境でも別に中型花に弱くはないデッキだったため戻ってまいりました。日ウィニーに頭を抱えるデッキではあるのでデッキの流行具合に左右されるのですが、今の桜子型花単の勢いならバシバシ使っていけるのではないでしょうか。
<貴白(エーデルワイス)/鈴宮 凪>をお持ちの方にはオススメです。いや、言うほど必須でもないです。
ミラーについてはここまで息が長いデッキですが正直よくわかりません!
芸術雪
僕も最初使ってて普通に戦えると思っていますが、どんどん周りのデッキが芸術雪に強いデッキばかりになってきてしまいました。日ウィニーがタップ雪の影響で消滅する見込みで使ってたのですが、そもそもタップ雪相手が除去メタで厳しいとなると話が違いますし、日ウィニーが戻ってきたらそれどころではありません。
また別のタイミングで使わせていただきます。
月単
サプライズ系は手間の割に数値が出づらくカウンター頼りの印象。前環境までの孫呉の血脈型や手札宣言カウンターのような形できっちり勝つとこに勝つのがいいかと思います。
大型宙
流石に完成した盤面の数値は凄まじいのですが数値をターン開始時に振り分ける関係で相手から見て良くも悪くも分かりやすいです。数値を出してまっすぐ攻める以外の攻め筋を持たず相性差がはっきり出てしまい桜子型花単が厳しいため、厳しいです。
個人的な感想にはなりますが、限定構築に<聖槍ロンゴミニアド>を奪われてからずっと地味なデッキになってる感じはあるのでなんか派手なカードが欲しいですね。
可能性日
手放しに強いとは言えないんですが<可能性の世界>のリソースが凄まじく、多少パワーの落ちる過去のカードを使ってもデッキになるので<アライブ>とか<風魔の猫耳忍者/風魔 ゆら>とかいろいろ遊べます。小型キャラを入れてもいいしハンデス要素も入れられるしで結構やってても見てても面白かったです。手放しに強いと言えないのは数値が伸びないのとアグレッシブに乏しいのが理由で、数値伸ばしたいならまず<向日葵の教会>を入れてアグレが欲しいなら<甲斐の虎/武田 光璃 晴信>を入れようとなるのが辛いですね...
ということで、Navel2.0で強化されたデッキについても含めて忖度なく振り返りました。GP東京は桜子花、タップ雪、イベ宙、日単の入り混じっての争いになるかと思いますので今から結果が楽しみです。
きゃべつそふとの情報も出揃ってきたタイミングですが、参加される方はGP東京一緒に頑張りましょう。
ではまた。