今回はE34 邪竜vs聖竜vs六神竜で強化されたノーブルグローヴを使って相手を封殺する【赤緑ノーブルコントロール】デッキの解説です。
直近のCS2連戦で個人11-3をしました。
まずはデッキレシピの紹介です。
デッキレシピ紹介
赤緑ノーブルコントロール
プレイヤー スタート
計5枚
メインデッキ(IG)
計20枚
メインデッキ(非IG)
計27枚
ZXEX
計16枚
コンセプト
デッキコンセプトとしては『ボンビクスに負けないノーブルを作る』です。- 緑系デッキ(さくらなど)
- ドラゴン系デッキ(バラハラなど)
- リルフィ
- サリアループ
- 紅姫
ノーブルデッキはデッキに必要なパーツが少なく、<ボンビクス>を無理なく採用できそうだったので白羽の矢が立ちました。
<ボンビクス>を<絶夢の神姫 ネムレ>(以下アバターネムレ)で何度も使い回すことで効くデッキをハメます。
しかし6リソしか無くてもアークアーク&アークと動ければ、相手をすり潰せるのが今のゼクスです。なので、相手のスタリソの起動効果を封じるために<トリック・サマー ローリエ>(以下サマ―ローリエ)を採用しました。このカードは詰めでも活躍してくれます。
今の環境は2ターン目PEXを表にしたい関係上、4コストのゼクスの採用枚数が極端に少ないです。なので緑対面に<ボンビクス>を出すと、だいたい<ボンビクス>で殴って倒してきます。なのでこの返しに<ボンビクス>をもう一度叩きつけることが出来れば、相当有利になると考えました。というかそうしないと前述したように<アバターネムレ>で回収されてまた叩きつけられてしまいます。
うーんこの。
<サマ―ローリエ>は<ボンビクス>と<アークノーブル>を叩きつけていれば出てこないので問題ありません。
というように自分の中で環境の結論が出ました。
それではカード解説に移りたいと思います。
カード解説
百華緋命竜 ノーブルグローヴ
自分のリソースを伸ばしながら相手のリソースを削ってくれるため、相手にリソース差を付けて有利に持ち込みやすいです。さらにどっちのターンでも使える起動効果での除去も持っており、序盤中盤終盤自ターン相手ターンすべてで役割を持て、腐りづらいです。
前の【ノーブル信長】記事のコピペです。よかったら読んでみてください。効果がこいつ単体で完結してるせいで追加で書くことが無い。
鉄糸絹虫メタルボンビクス
<アークノーブル>と<ボンビクス>の2枚でリソース差を離してゲームを有利に進めていきます。特に緑系デッキはリソースが伸びないと満足に動けないものが多く、効果は絶大です。
もふもふしててかわいい。
トリック・サマー ローリエ
<アバターネムレ>から出す時はNSにしか出せないのでディンギルなどでまあまあ容易に破壊されてしまいます。次のターンも<ネムレ>を組んで、チャージからリソースにしまって出してもいいのですが、結局抜かれやすいので手札に引き込みやすいように3枚採用にしました。PS<サマ―ローリエ>P横絶界<アークノーブル>しておけばだいたいなんとかなる。
そして<サマ―ローリエ>が生き残ってターンが返ってきたら、<アークノーブル>でPSを剥がして<紅炎の解放者 アビッソ>(以下赤アビッソ)2枚でイデアドライブを無視して連パンを叩き込んで勝ちます。
リバース・アルター ノーブルグローヴ / 桜雅竜【全一】ノーブルグローヴ / 万和の解放 ノーブルグローヴ
相手の先3<ボンビクス>の返しに<アルター>→<アルターブレイク>→<リリイベ>+αで2点取ることができます。<アルターブレイク>の効果で3リソ起こせれば、アイコン+<PEX>表向きor<ボンビクス>まで行けます。なので後攻はリソースに置くカードを考える必要があります。
次のターンも同じように動ければ相手のライフは残り1。最後は絶界<WR百華緋命竜 ノーブルグローヴ>+αでねじ込みましょう。
そういった<ボンビクス>対策を度外視しても、このアルターブレイクパッケージは強いので各4の採用をオススメします。
この3枚を順番にプレイするだけで、リソースが2枚起きてリソースのゼクスを2枚手札に加えることができます。行動数を増やしながら盤面に生き物を展開できるので、後攻でゲームをまくるのに無くてはならない存在です。
特に<万和の無限祈装 クシュル>(以下ULOB)が本当に強くて、軽減無しで<リリイベ>を撃ったとしても『1コス重くなった代わりにパワー10500ある<紅葉狩り>』だと思ってもらえれば強さが分かると思います。詰めのタイミングで<赤アビッソ>2枚と<サマ―ローリエ>が必要になるので、リソース支払の関係で軽減無しで打つことも多いです。軽減無しで打った後に<アルター>出してブレイクすることもあるレベルです。そうするとちょうどリソースが全部起きるんですよね。
<アルター>はパッと見そんなに強くないのですが、こいつは山上から<ボンビクス>を引っ張ってこれます。最高です。あと<アルターブレイク>した後はリブート効果使えません。気を付けよう!
SHiFT, サマーバケーション
さらにリソースにいる時も色事故を解消してくれます。特に詰めの<赤アビッソ>での連パンの時に赤リソの発生源になってくれるのが嬉しい。あとリソース支払いガバった時も自ターンなら何とかしてくれるのも最高。
対<ボンビクス>で考えると<ボンビクス>に邪魔されず山上から<ボンビクス>を探せるというのは非常に強力です。
いずれも<コインフィーバー! ノーブルグローヴ>や<ウェアロングコートチワワ>には無い強みです。
<ドローンリアクター サクラ>はリソブができる点で3ターン目の強さで大きく水を開けられてしまいます。しかしそこはサーチ能力でとんとんだと信じることにしてます。
あと女の子がいっぱい写っているのも他のカードとの差別点です。
絶夢の神姫 ネムレ
他には詰めのタイミング以外で出したり、ライフから出てきた<赤アビッソ>を、チャージからリソースに埋めるために使ったりもします。<赤アビッソ>がトラッシュに落ちると<ワルコン>とデッキリフレッシュ以外で拾えません。
他には詰めの時にVBケアで出す場合があります。ライフから出てきたVBなどで<赤アビッソ>が除去られた時に、<進行形の黒歴史カンナ>(以下25カンナ)をリソースから出すことで面を空けて、<豊穣の神仰 イシュタル>(以下アバターイシュタル)に変換することで後続を引っ張ってこれます。
あとあまり使われていない使い方ですが、このカードは相手のチャージをリソースに埋めることもできます。相手のリソースを除外できる<アークノーブル>と相性のいい効果なので、覚えておくと役に立つと思います。
百烈猫姫 ウェアキャット
よくある使い方としては、<赤アビッソ>で連パンしてる途中にライフから4500の生き物が出てしまって、<赤アビッソ>で2パンしたくないなーって時に実質<赤アビッソ>として使います。そのまま<アバターイシュタル>に変換すれば追加で<赤アビッソ>を回収出来ます。回収しなければ-1リソ1パンです。
他には0コストで出てくる生き物として<アバターネムレ>のタネにすることもたまにあります。<アバターネムレ>のタネにしてそのまま効果で出せば1<赤アビッソ>分のリソースが増えます。だいたい<アバターネムレ>から出すのは<サマ―ローリエ>なんですけどね。
プレイング
<ボンビクス>が刺さる対面と、それ以外の対面でキープ基準やプレイングが大きく変わります。まずは<ボンビクス>が刺さる対面のプレイングの話をします。
そして<ボンビクス>が刺さる対面にも2パターンあります。3ターン目に先アークする為だけにリソブをするネイやドラゴン系のデッキと、常にリソブをして、行動回数を増やし、アドバンテージを獲得する緑系のデッキです。
どちらもキープ基準は<ボンビクス>です。
その他、対先アーク系デッキは<アークノーブル>+リソブ。対緑系デッキは2枚目の<ボンビクス>が重要になります。
後攻の場合はアルターブレイクセットもかなり重要になります。
リソースに置くカードですが、そこまでヴァインドラゴンを意識する必要はありません。というのも、この段階でノータイムでリソースに置けるヴァインドラゴンなんてスタリソくらいしかありません。先攻なら<アルターブレイク>とか要らないですけど、序盤にアルターブレイクしない先攻でリソースのヴァインドラゴンの枚数を気にする必要はありません。
しかし<ボンビクス>ミラーで後攻の場合、<緑界ノーブル>は腐ることが多いのでリソースに埋めましょう。
後攻の時は<アルターシフト>に乗るのを忘れないようにしましょう。後攻だと<ボンビクス>をプレイする関係上<PEX>を表に出来ないので、次のターン<緑界ノーブル>から入っても<アークノーブル>が出せません。なので<アルターブレイク>してリソブをしながらリソースを起こして<PEX>を表にする必要があります。
どちらも手札に無い場合に<アルターシフト>で手札に加えるのは、<アルターブレイク>よりも<アルター>です。<アルター>の効果で<アルターブレイク>を手札に加えられることを祈りましょう。
後攻なら前述の通り<アルターブレイク>+<アークノーブル>を狙いたいです。こちらも前述してますが<ボンビクス>対面の場合はこのタイミングで<アルターブレイク>+<リリイベ>+<ボンビクス>を狙っていきたいです。
3ターン目ブレイク時の注意点としては、トラッシュにヴァインドラゴンが無いときは<スタカ>を踏みつぶしましょう。そうしないと<アルターブレイク>でリソブができず、<アークノーブル>につなぐことが出来ません。チャージに<スタカ>がある分には、ブレイクから<リリイベ>を撃てば<ULOB>効果でリソースを触れるので<スタカ>でリソブができます。
リソースは20程度まで伸ばしましょう。これ以上伸ばすとリフレッシュすることになると思います。相手に得点力が無かったり、<ZDウェアキャット>を手札に抱えられている時はリフレッシュ覚悟でめちゃくちゃなリソブをする時もあります。
<ボンビクス>ミラーの時は先攻なら<アークノーブル>+<アルターブレイク>+αで前に詰めていきます。3リソ起こすことが出来れば<ボンビクス>がプレイできるようになります。
後攻なら<PEX>を表にして<アークノーブル>をプレイします。ここでもやはり<アルターブレイク>がしたいです。<アークノーブル>に<アルカナエンキ>をシフトすることでアルターブレイクパーツを拾うことができます。
デュナミス権は<サマ―ローリエ>を踏み倒す<アバターネムレ>や、リソースを起こしてパンチ数を稼ぐ<アルターブレイク>に使うことが多いです。他には<赤アビッソ>をトラッシュから拾うために<ワルコン>を打つこともあります。
<ボンビクス>ミラーの時はなんか<アークノーブル>に絶界を付与していい感じに立ち回ってください。
なのでキープ基準は<緑界ノーブル>or<仲良しランチ>+<アークノーブル>です。と言っても、そんな手札を目指してマリガンしてたらいつまでもキープ出来ないので、<緑風の天使 ガムビエルちゃん> (以下ガムビエルちゃん)or<サマバケ>+リソブ札or<アークノーブル>でキープしています。
後手だと<アルター>と<アルターブレイク>でもリソブができるのでキープ基準に入ってきます。これらのカードをセットでキープ基準にするよりかはどちらか+<アークノーブル>でキープして、無い方を<【桜華転臨】ノーブルグローヴ>で引っ張って来たいです。
1.2ターン目の小テクとしては、1ターン目<赤アビッソ>で<スタカ>を除外。2ターン目に<リリイベ>を打ってPSに<ULOB>着地、というプレイがあります。
一見強そうに見えますが、<ULOB>がチャージを作らず、ディンギルのタネにも出来ず、2ターン目に4リソ使ってしまうため<PEX>が表に出来ないので、3ターン目に<アークノーブル>を出す難易度が高いという欠陥があります。マリガン後、手札にリソブも<アークノーブル>も無い時にする苦肉の策だと思っておいてください。
<アバターネムレ>から出すゼクスとしては、ディンギル素材に使った<アークノーブル>か<サマ―ローリエ>です。
後攻の場合、最大で<アルターブレイク>+<リリイベ>+PS<アークノーブル>+P横絶界<アークノーブル>の盤面が作れます。
<アバターネムレ>から絶界<アークノーブル>を出す動きも、ある程度は固いので全然OKです。後攻3ターン目の<サマ―ローリエ>はデッキによっては難なく突破されてしまうので気を付けましょう。そのため後攻の<サマ―ローリエ>はリソースに置かず4ターン目に手札からPSにプレイするのもアリです。
5ターン目は<ボンビクス>パターンと同じです。
<赤アビッソ>での殴り方のコツとしては、ライフからパワー3500以上の生き物が出た時、<赤アビッソ>だけで殴ると2パン必要になってしまい得点力が落ちるので、相手のPS脇にリブートのゼクスを残すか、面を空けておいて<アークノーブル>や<ZDウェアキャット>などで攻撃できるようにしておきましょう。
というわけで【赤緑ノーブルコントロール】デッキの紹介でした。
デッキの特徴として、
- <ボンビクス>+<サマ―ローリエ>による相手の効果のコントロール
- <アークノーブル>+<ZDウェアキャット>による相手の攻撃のコントロール
- <25カンナ>による相手の展開のコントロール
- <ガムビエルちゃん>によるライフの確認+VBが4枚入っていることによるライフ攻撃時の裏目
<サマバケ>が<アバターネムレ>のタネにしないと盤面で暇してしまうことが多いので、6コス破天組の採用もアリです。
<ボンビクス>も刺さりませんし、<サマ―ローリエ>でスタリソは止められますが、<蒼穹の彼方より(白)>手打ちから面をこじ開けられてしまいます。
こちらが相手のチャージを触る事がほとんどないのでイグニッションをされてしまい、<蒼穹の彼方へ(黒)>を当てられるとかなり厳しい戦いになります。
さらにこちらの迎撃がすべて起動効果なので、リソースを立てていないと<闇夜に煌めく 姫君と竜>で封じられてしまいます。リソースが立っていても<ケット・シーの市場>で寝かされてしまいます。
ではでは。