すでに公式からアナウンスがありましたように、ゼクスのエクストラデッキであるデュナミスの上限が増えます!!
今まで10枚でしたがこれからは12枚へ。適用されるのはZ/X28弾『星界の来訪者』が発売される4月25日からですねー
この10枠はウェイカー・ディンギルで構成されていましたが、最近はシフトが導入されたことで枠の取り合いが勃発していました。
捲る為の枠も用意していたりすると、泣く泣く諦めざるを得ないカードも出てきます。
結果そのカードを積んでいない為に勝ちを失うこともあったわけです。そう、現在の構築ルールであれば...
これからはデュナミスが2枚追加で入れられます!
よりやりたい動きにコミットしやすくなり、個性を出しやすくなるでしょう。
12枚構築になって変わること
ハイレベルゼクスに変革!
20弾頃にブームを迎えたデッキタイプで、<まだ見ぬ明日へ>や<精神の胎動>などでウェイカーLvを爆速で上げていきます。
上手くいけば3ターン目に<ローリエ>から<エルダー>が立ち、最終的には<クローズライン>を2体並べて相手を詰ませるというデッキでした。
このデッキの特徴はディンギルを一切取らないという点で、その理由はウェイカーLv10を要求する<クローズライン>がいたことでした。
もうお分かりですね、今回の改訂で<クローズライン>の概念が変わります...!
ディンギル・ウェイカーも取れるようになるとこういうことも。
ウェイカーLv10の状態で<覚醒ダンサー>から<サンタジャガー>が登場。2回効果発動でW<クローズライン>達成!
<ファーガトライ>から<ルル>を出しても同じ動きができます。これらは今まで取りたくても取れなかった動きなので、枠が増えたことによる純粋な強化と言えるでしょう。
超弩級ゼクスが登場!
12枚もオープンする必要がありますが、デュナミスはエクストラデッキの総称なので地味にIGOBも条件対象になっています。
そしてロマン砲ともいうなかれ、メタルフォートレスには28弾で<テクネチウム>や<ε17 レプトンν>などハイウェイカー向きのゼクスが登場しています!
過去にも<ε17 ストレンジネス>といった変わり種のアッパーが登場しているので、種族で組んでみても面白いですねー
ブリがもっと積みやすく!
問題は入手の難しさ。アズレンパックが出回っていないので集めるのに苦労するかもしれません。
ク・リトで2種目の無色ディンギル出してくれー
デュナミスの構築の仕方
そういえば前回デッキ作成講座を書いた際、デュナミスについてはサクッと流してしまいましたのでここで触れておきましょう。デュナミスに投入するゼクスエクストラですが、下記の3種に大別されると思います。
- ルート採用
- チャンス採用
- コンボ採用
1.ルート採用
特徴:デッキのルートに組み込まれている
とあるタイミングで重要性が高いカード
<アルダナブ>、<万華フィーユ>、<エヴリン>など。
Lvゼクスの条件を達成する為のカード
<ラストゼオレム>(ドラゴンLv◯◯)、<冥魔クレプス>(ディアボロスLv〇〇)など。
2.チャンス採用
特徴:構築にワンチャンを持たせる
汎用的なカード
<イガリマ>、<ラハム>など。
逆境の解決札になるカード
<告げられし福音ミカエル>、<山城改>など。
3.コンボ採用
特徴:コンボパーツとしても使える
デュナミスを組む時には最初にルート採用のカードから決めると、残りの枠を調整しやすいです。
こうしてみると今回のルール改訂により増える枠は、チャンス採用とコンボ採用のカードになりそうですね。
プリズムマイスターでデュナミスの組み方を解説!
ここでは【プリズムマイスター】を例に、デュナミスを構築する流れを見ていきましょう。
よく採用されている最高Lvは<精錬研磨こだち>のウェイカーLv4です。
<放課後のエース キャノンシェル>を採用されていることも多いため、マイスターLv3も必要ですね。
まだウェイカーが必要なので<アーサー>を積みました。使いたい場面があまりないのでとりあえず1枚...です。
続いてディンギル。ここが粒揃いで迷いますね。
とりあえず安定の<イガリマ>を2枚入れました。強いのでとりあえず入れておけば活躍してくれるでしょう。 ここまでがルート採用枠です。
デュナミス
さて、ここからはコンボ軸の採用を前提にして見ていきます。
<LRヒンデン>を積んでいるとしましょう。
それならマイスターの大型ゼクスをデュナミスから立てられるようにしたい...!
そこで<滅魔の一矢ガーンデーヴァ>に白羽の矢が刺さりました。
<一息キャノンシェル>を1cで登場させ、ディンギルして<滅魔デーヴァ>を出す。
そしてコストで<一息キャノンシェル>を除外すると、また1cで登場させられるんですね。
つまり<滅魔デーヴァ>はコンボパーツとなりうるわけです。ならば、2枚は枠が欲しい!
他にも赤軸のIGOBデッキではおなじみのムーブ。<シフトギルガメシュ>と<ギルガメシュ>でPS6000バーンは外せない...
ここも合計2枠欲しいですね。
デュナミス
これで10枚採用したので残り2枚です。
汎用枠として<イナンナ>、<山城改>、<戸塚尊>、<陽炎ナナヤ>あたりから欲しいです。正直めっちゃ悩む...
行き詰まったので、採用候補のカードをもう一度見直してみると、とある問題が発生しました。
Lv4を達成した後の<フランシスカ>が...腐る!
後半もハンドを除外したい場面は多く、どうしても気になったので<アーサー>を1枚追加しました。
他には連パン要素が少ないなと思ったので<陽炎ナナヤ>を取りました。
<一息キャノンシェル>が出しやすいことで7cディンギルを出す場面も多かった為、<イガリマ>も1枚に戻し<イナンナ>を採用して横に広く取りました。
これにて完成です!
デュナミス
ルート採用
チャンス採用
コンボ採用
なかなかバランス良く構成できたかなと思います。
デュナミスもいわばメインデッキの一部なので構築のコツは変わりません。仮構築が完成したら回して調整し、完成を目指しましょう!
増えるってのはいいことだ
全てのデッキにおいて選択肢が増えるので詰む場面が減り、詰めきれる場面が増えるのではないかと予想しています。
今回のルール改訂で気になるのは物理的な方面ですね。厚めのローダーを使っている方はあらかじめデッキケースに入るか確認しておきましょう。
それでは、新しいZ/Xでもレッツエンジョイ!