
2023年7月リミットレギュレーション【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
公式からの予告通り、6月18日21時に7月1日実装の新リミットレギュレーションが発表されました!
セブンスワンダー、海竜、機械と分布のバラけた環境で、一体どこに規制がかかるか...正直、予想が難しかったです。
しかし、蓋を開けてみると今回は新しい規制はなく、緩和のみという意外な改定でした!
5、6月に行われたギャラクシーカップ2023の予選結果は、今回の制限改定にどれだけの影響を与えたのか何とも言えませんね。
公式の見解として現環境は良環境であり、手を加える必要が無いという判断なのかもしれません。
今回の規制が今後の大会シーンはもちろん、ギャラクシーカップ決勝戦にも多大な影響を与えることは間違いありません!
ギャラクシーカップ2022ではメインにレジェンドカード1種類のみ、リミットレギュレーションも実装前でしたので、昨年とは違った大会となりそうですね!
この記事では各デッキへの影響についても予想しましたので、是非とも最後までお付き合いください!
目次
尚、今回は新しい規制が無いため、緩和されたカードに絞って解説していきます!それでは、早速観ていきましょう!
1.新リミットレギュレーション考察
禁止カード:該当なし
今までは「undefinedを禁止にしろ」という声がありましたが、undefinedの登場によってお手軽ワンキルも狙いにくくなりました。一時期はメイン採用率もかなり高かったですが、今は必ずしもレジェンドカード枠がundefinedではなくなってきています。
ヴォイドヴェルグシリーズとの兼ね合いもありますし、やはり禁止というのは相当ハードルが高そうですね。
たしかに販売したカードを公式の大会で使えませんと言われたら、最初から刷るなと言われかねないですからね。
特定のカードが強くなり過ぎないようにカードプールを増やしていく今の調整の仕方がベストなのかもしれません。
今後も余程のことがない限り、禁止指定は無さそうです。
制限カード(新規):該当なし
前回の改定ではけっこう種類が増えたため、今回はどこまで規制が入るか注目していましたが、何と新規の規制は0でした。セブンスワンダーや海竜のデッキパワーが全く落ちないことになるため、これまで通り握り続ける人は多くなりそうです。
今回の結果から考えるに、一強になると規制を強め、群雄割拠になると緩めるという方針なのかもしれませんね。
今期、セブンスワンダーや海竜が一強になるようなら、次回規制対象となりそうです。
準制限カード(緩和):2種類
エクスキューティーの核となる専用魔法カードと、レベル7通常モンスター専用魔法カードが緩和されました。これらは今期の大会で結果を残しているデッキには入っていないカード達であり、戻しても問題は無いという判断なのでしょう。
ただ、undefinedは緩和されなかったことから、ループデッキに関する縛りは相変わらず強いようです。
と言うのも、しばしば1ターンのプレイ時間に関しては声が上がるからでしょう。
遅延行為の判定は非常に難しく、それ故にジャッジの対応も様々です。
延々と時間を潰されてライフ差で勝つことが横行するようでは、良好な対戦環境とは言い難いですね。
話が少し脱線してしまいましたが、今回緩和されたカードについて解説していきます。
1.エクスキューティー・スクランブル!
いくら一世を風靡したデッキとは言え、その後まったく活躍できなくなるのであれば、カードを買うことを躊躇する人も出てくるのではないでしょうか。
今回は救済措置としての緩和でしょうが、このカードが2枚に増えたところで大きな変化は無いように思います。
もちろん使えないよりは使える選択肢を持てた方が良いですが、せいぜいundefinedを割れるundefinedを出しやすくなる程度ではないでしょうか。
これでエクスキューティーの分布が増えないようなら、次の緩和で3枚になってもおかしくなさそうです。
2.潜入開始
たしかに単体のカードパワーはかなり高いですが、相方となるレベル7通常モンスターをメイン採用しないといけない点が、デッキの選択肢を狭めています。
また、レベル7モンスターは今の環境ですと、undefinedやundefinedで強化されたundefinedの的にされたり、undefinedの効果で破壊されたりと利点が少ないです。
環境の立ち位置的に向かい風ではありますが、このカードを活かせるギャラクシー、機械、ドラゴンあたりがどこまでやれるのか、要注目ですね!
2.各デッキタイプへの影響
新リミットレギュレーションを踏まえて、各デッキタイプへの影響について書いていきたいと思います!展開デッキ:ややパワーアップ
undefinedが緩和されたことで、展開力とパワーを上げることが可能になりました!罠破壊耐性持ちの3200打点が簡単に出てくるため、かなりの強化ですね!
undefinedが緩和されなかったところも追い風になっています。
しかし、レベル7通常モンスターがセットで必要となるため、デッキを選びます。
スタッツの高いundefinedを出張させるかたちでも問題ありませんが、できればシナジーのあるテーマを選びたいですね!
undefinedを自然なかたちで入れられないデッキであれば、大して意味はないため、ややパワーアップと判断しました。
罠型デッキ:ややパワーアップ
罠型デッキの筆頭であるエクスキューティーの専用魔法が緩和されました!ただし、未だにundefinedは制限のままですし、全盛期の力には遠く及びません。
また、undefinedやundefinedといったメタを兼ねた汎用カードが登場したことも、環境的な立ち位置を悪くしました。
とは言え、僅かでも規制が緩和されたことは実質的な強化です!
undefinedからundefinedを特殊召喚し、効果で攻撃前に伏せカードを破壊すれば、undefinedの対策になりますね!
そのため、ややパワーアップと判断しました。
コンボデッキ:変化なし
コンボデッキに入るようなカードは、今回の改定では規制されませんでした。最近のパックにて、閃光のオブリビオンはフュージョン強化、VSパックやトリプルビルドパック ゴッドブレス・ウィングはマキシマム強化が施されています。
そのため、以前に比べれば格段にカードプールが増えて使いやすくなっていますが、一強と呼ぶにはまだ足りない印象です。
ようやく展開デッキや罠型デッキのパワーに追いついたという表現の方がしっくり来ます。
リミットレギュレーションの影響による変化は少ないと思いますが、ネタデッキではなく、環境デッキの一角として活躍しているデッキもあるため、このまま力をつけていって欲しいですね!
3.最後に
前回の制限改定では、結局エクスキューティー一強時代を止められませんでした。しかし、その後の拡張パックによって、エクスキューティーの使用率がガクッと下がりました。
現時点での環境デッキには、カードの規制がかからなかったため、今後は新規のカードの力で環境のパワーをコントロールしていくつもりなのかも知れません。
今期はエクスキューティー一強時代と比べると、考えるべきことが増えて大変です。
しかし、各デッキの強み・弱みをしっかりと把握し、どのデッキを握るのが一番勝率が高いのか、考察するのが好きなプレイヤーには良環境だと思います!
また、undefinedやundefinedといった超パワーカードを使うことで、プレイングに頼らずに勝ちをもぎ取れる点も今期の特徴ですね!
今後も毎日、各デッキの研究を進めていきたいと思います!
また、これからも新リミットレギュレーション対応の色々なデッキをご紹介していきますので、是非とも参考にしてください!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
- Twitter @yugiohbar