
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
公式からの予告通り、3月17日21時に2024年4月1日実装の新リミットレギュレーションが発表されました!
今期は爬虫類、ロイヤルデモンズ、闇魔、プライム、セレブローズといったデッキが活躍しており、群雄割拠の良環境という印象です。
そんな中、どのような規制が入るか注目していましたが、思った以上に数が多くて驚きました。
闇魔が<キャットロワ チョイス>に続いての連続規制、汎用性の高いレジェマジセットも規制を受け、多くのデッキが構築の見直しを余儀なくされました。
今回の規制の影響は、環境デッキの分布を変えるものだと思います。
規制の影響を受けたデッキが減り、ダメージの少ないデッキのシェアが増えそうです。
特に非公認大会でも良い結果を残している爬虫類デッキは、規制の影響をほとんど受けていないため、トップシェアになるかもしれません。
もともとアド獲得の地力が高く、構築の幅も広く取れるため、常勝するためのデッキとして多くのプレイヤーに選ばれそうです。
今回のリミットレギュレーションが今後の大会シーンにどのような影響を与えるのか、これから考察していきたいと思います。
是非とも最後までお付き合いください!
目次
尚、前回同様に新しく規制されたカードに絞って解説していきます!
それでは、早速観ていきましょう!
1.新リミットレギュレーション考察
結界像は必要悪という声がある一方で、やはり手軽に特殊召喚を封じる効果は多くのデッキに大きな影響を及ぼします。
ラッシュデュエルの醍醐味は盤面を返し返されするシーソーゲームにあると思っているのですが、それを否定してしまうカードは都合が悪いですね。
<レジェンド・ストライク>に規制が入っても禁止は覆らなかったため、ここはしばらく禁止のままでしょう。
下手したら永久に禁止かもしれません。
同弾にてデッキを回転させる魔法カードである<魔導書棄却>や<魔力抽出>が登場した事で、あっという間に墓地が肥え、4000打点を優に超える事がざらにありました。
そんな高打点お化けが<黒魔術師の宝石>からポンと場に出てきて、何なら複数並ぶのですからとんでもない事です。
前回のリミットレギュレーションにて<キャットロワ チョイス>が制限カードとなり理不尽なループは消えたものの、それでも環境上位に留まり続けたのはこのカードが居たからだと思います。
今回の規制でこのカードを複数体並べられなくなったため、パワーダウンは避けられません。
しかし、デッキを回転させるパーツ達は健在なので、まだまだ環境に居座りそうですね。
流行りの<プライム・ドワーフ>を受けないデッキとしても高評価なので、闇魔には今後も注目です!
エクスキューティーの強化もそうですが、ロイヤルデモンズデッキの強化でもありますね!
このカードは複数枚積める事でパワーが全然違ってきますので、嬉しい緩和です!
いくら環境がインフレしているとは言え、流石に無制限はやり過ぎな感じがするため、この辺りが良い落とし所ではないでしょうか。
個人的にはここが一番の良改定だと思います!
妥当な規制と思いつつも、どちらかが準制限になると考えていたので、両方かかったのは少し以外でした。
とは言え、デッキタイプを問わずに採用できるパワーがあるため、ここを規制しないとデッキ構築が似たり寄ったりになってしまいますね。
僕は各6枚持っているため、2デッキ分だったのが3デッキ分で使えるようになり、少しお得な感じがしています!笑
これも良改定ですね!
たしかに壊れカードなのですが、環境におけるハーピィのシェアはそこまで多くない印象だったため、スルーされると考えていました。
実際にこのカードが減ると大幅なパワーダウンだと思います。
もともと上級モンスターの打点をこれで上げて盤面を返したりライフを取り切るイメージだったため、キルの速度が下がってしまいますね。
遊戯王OCGから続く人気テーマという事でちょくちょく新規も貰えていましたが、新しい壊れカードが来ない限りは少し厳しい気がします。
<黒曜の魔導兵>のパワーを最大限に活かすカードという認識だったため、はたして4月からの闇魔に2枚入れるかは微妙です。
むしろガイアやワンダーといったフュージョン体に装備する方がこのカード自身のパワーを引き出せそうですね!
特にガイアは新規のフュージョン体も貰えているため、環境に復権する可能性は大きいと思います!
ワンダーについては、カードプールが増えた事で<救惺望御>の採用率が減ればワンチャン...とは思いますが、流行れば容易にメタられてしまうため、忘れた頃に使うぐらいが丁度いいかもしれません。
闇魔への規制のとばっちりを受けたテーマ達は歓喜ですね!
ここに新弾が加わった時に環境がどう変化していくのか、今から楽しみです!
2.各デッキタイプへの影響
新リミットレギュレーションを踏まえて、各デッキタイプへの影響について書いていきたいと思います。各デッキタイプの定義は以下の通りです。
デッキを回転させたり展開することに重きを置くため、メタカードを積んだり、罠で守りを固めることは二の次です。
自分のやりたいことを押し通すタイプなので、どの対面でも基本的な回し方は同じですね。
デッキ例:闇魔、悪魔
ビートダウンが短期決着に全フリしているのに対し、ミッドレンジは中・長期戦も戦えるような構築になっています!
ただし、デッキの配分をバランス良くしている分、単純な速攻勝負ではビートダウンに敵いませんし、勝負を決め切れずにもたつくとコンボデッキのコンボが成立してしまいます。
環境を読んだデッキ構築や相手のデッキに合わせたプレイングなどプレイヤーの腕が求められる難易度の高いデッキです。
デッキ例:爬虫類、ガイア
主にフュージョン、マキシマムデッキをコンボデッキと定義しています。
基本的にはフュージョン召喚、マキシマム召喚のいずれかを成立させて勝ち切るデッキなので、ビートダウンやミッドレンジと比べると速度は遅めです。
しかし、対面によってはコンボ成立=勝ちや返し札がなく詰みの状態まで持っていけるため、噛み合った際のデッキパワーは随一ですね!
デッキ例:プライム、セレブローズ
以上の内容を踏まえた上で、各デッキタイプへの影響を一つずつ解説していきます!
また、レジェストセットが減ったためにバックが破壊されにくくなったり、<七宝神-良財>や<サンセットリバース>の登場でバック破壊の難度が上がりました。
これにより、環境の速度は少しゆっくりめになるのでは無いかと予測します。
ビートダウンの強みを活かせる要素が少ないため、パワーダウンと判断しました。
また、昨今は罠の性能が格段に向上しており、幅広いタイミングで強く打てるカードが増えたのも追い風です!
環境速度が下がった事と罠を強く打てる要素が揃った事でパワーアップと判断しました!
環境に罠デッキが増えれば、<サイコ・ショッカー>が強くなるため、その点も注目したいですね!
また、昨今のコンボデッキはコンボ成立のスピードも上がっているため、上振れなくても3、4ターンもあれば盤面を固めてくる印象です。
ミッドレンジの立ち位置を上げた<七宝神-良財>や<サンセットリバース>はコンボデッキにおいても有用であり、コンボパーツを守りながらターンを稼ぐ事ができますね!
次のリミットレギュレーションでは<七宝神-良財>と<サンセットリバース>に規制が入るかもしれません。
自由枠が少ない分、ミッドレンジほどの恩恵は受けていないと判断し、ややパワーアップとしました。
3.最後に
すぐに勝敗がつくのがラッシュデュエルの醍醐味ではありましたが、昔と違って最近は決着までの時間が伸びた気がします。カードプールが増え、環境が複雑化した事で戦略性やプレイングの重要度が上がりましたね。
単なる引きゲー、運ゲーではない勝負になって、個人的にはとても楽しいです!
5月からは2024年度のギャラクシーカップ予選も始まります!
2年連続の全国大会出場を目指しているため、今からとても楽しみです!
これから新リミットレギュレーション対応の色々なデッキをご紹介していきますので、お楽しみに!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
- X(旧Twitter) @yugiohbar