
ネイルデッキ解説【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
前回はロアデッキをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ロアデッキ【カマクラル】
公式から一撃必殺型として売り出されていることもあり、破壊力に特化した構築になっていたかと思います。
また、改善案として<ロイヤルデモンズ・デスドゥーム>を軸にすることで、相手の場の最上級モンスター達を一掃しながら、大ダメージを与えられるデッキに仕上げることができました!
さて、本日はネイルデッキをご紹介いたします!
公式からテクニカル型として売り出されており、手札交換を繰り返しながらマキシマム召喚成立を狙う様はまさしくテクニシャンです!
今回も三本立てで解説していきます!
(1)新規カードのレビュー
(2)3箱+ボーナスカードのデッキレシピ
(3)デッキ改良案
それでは早速、ご覧ください!
新規カード考察
(1)コネクタドッグ
レベル4 / 光属性 / サイバース族 / 攻1500 / 守100
ネットワーク世界で情報を運ぶ電子獣。世代交代を経て品種改良され、裏表の無い性格となった。
サイバース族にも攻撃力1500アタッカーが登場しました!
しかし、現状ではマキシマム召喚を狙う戦術の方が強いため、このカードが活躍する機会は少ないかもしれません。
守備力100あるため、<セツリの流転>のコストに使えることは覚えておきましょう!
(2)シグルステート・ソル
レベル7 / 光属性 / サイバース族 / 攻2500 / 守0
【条件】相手フィールドに表側表示モンスター(レベル5以上)がいる場合、手札のモンスター(サイバース族)を2体まで相手に見せて発動できる。
【効果】[この効果の条件で見せたモンスターの数]×300ダメージを相手に与える。
攻撃力2500ラインの最上級モンスターも登場しました!
マキシマム召喚以外の攻め手ではあるものの、単体の効果は今ひとつであり、別軸でデッキを組むにはまだパーツ不足でしょう。
今後のカードプール増加に期待です。
(3)ベルセクタクル・マニ
【条件】自分の墓地のモンスター2体をデッキに戻して発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、その攻撃力をターン終了時まで、[自分フィールドの表側表示モンスター(サイバース族)の数]×300ダウンする。
こちらも戦闘用の最上級モンスターです。
最低でも相手の攻撃力2500ラインの最上級モンスターを突破できるのは偉いですが、墓地コストが重いです。
手札交換要員である<アトロン>達の効果を最大限発揮するには墓地が肥えている必要があるため、既存のテーマとはミスマッチな感があります。
こちらも今後のカードプール増加に期待です。
(4)粒子加速
【条件】自分のフィールドに表側表示モンスター(サイバース族)がいる場合に発動できる。
【効果】相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊する。
サイバース族版の<マジカル・ストリーム>です!
シンプルな魔法・罠破壊カードは無駄がなくて強いですね!
しかし、<天帝龍樹ユグドラゴ>には罠耐性があるため、こちらが攻める場面ではわざわざ相手のセットカードを破壊する必要がありません。
ただ、今回のスターターデッキで登場した攻撃型のサイバース族達であれば相性が良いため、今後に備えて3枚揃えておきたいカードです。
(5)なぞの手錠
【条件】相手がモンスターを召喚した時に発動できる。
【効果】相手フィールドの表側表示モンスター1体を選ぶ。このターン、選んだモンスターが表側表示の間、相手は選んだモンスターをアドバンス召喚のためにはリリースできない。
マキシマムモンスターが入っているスターターデッキには、守備封じの代わりにこの罠カードが入っています。
相手のアドバンス召喚を遅らせることでターンを稼ぎ、マキシマム召喚成立を狙ってほしいということでしょう。
しかし、この罠は状況によっては全く機能しません。
裏守備セットから入られたら発動できないことに加え、手札にモンスターが居れば他のモンスターをリリースにすれば最上級モンスターを出せてしまうからです。
相手が<アメイジング・ディーラー>など攻撃力の低いモンスターを召喚し、効果を使った後にリリース要員にすることを狙うタイミングなら多少の嫌がらせにはなるかもしれませんが、結局他のモンスターをリリースしてアドバンス召喚されたとしたら大きな痛手にはなり得ません。
実際には、あまり使われることは無いと思います。
これらの新規カードを踏まえて、新規ユーザーの方と同じ条件で遊べるように、デッキ3箱とボーナスカードだけで組んだデッキをご紹介いたします!
参考にしていただければ幸いです!
デッキレシピ
ネイルデッキ
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計31枚
デッキコンセプト
「マキシマム3ターンキル」です!とにかく早期にマキシマム召喚を決めるデッキです!
<天帝龍樹ユグドラゴ>さえ場に出せれば、大抵の相手には勝ちまで持っていけます!
序盤は下級モンスターの裏守備セットで耐えながら、ある程度墓地が肥えたら<アトロン>などの手札交換効果を使ってマキシマムパーツを揃えていきましょう!
各カード解説
【マキシマムモンスター】9枚
天帝龍樹ユグドラゴ、[L]、[R]...各3枚
このデッキの軸なので各3積必須!
パーツを手札に戻す手段が無いため、なるべく手札に温存しておきたいカードです。
どうしても壁モンスターとして出さなければいけない時は出し、<セツリの流転>で墓地からデッキに戻しましょう。
基本的にはこのカードを出して3回攻撃すればライフを削り切れる計算になるため、3ターンキルと定義しています。
【上級モンスター】4枚
ピーコック・ハイトロン...3枚
ステータスは低めなので、戦闘には向いていません。
手札にため込むと事故につながるため、効果が発動できない場合は裏守備セットですぐに場に出しましょう。
千年の盾...1枚
何故なら、スターター3箱+ボーナスカードのルールにおいて、このカードの突破は非常に困難だからです。
もちろん、<『守備』封じ>などで突破は可能なので過信はできませんが、上手くいけば数ターンの時間を稼ぐことができます。
その隙に手札にマキシマムパーツを揃えましょう!
このカードが存在するおかげで、<ピーコック・ハイトロン>の裏守備セットも千年の盾を匂わせることができ、相手は攻撃を躊躇するかもしれません。
【下級モンスター】18枚
コネクタドッグ...3枚
しかし、攻め手は<天帝龍樹ユグドラゴ>に依存しているため、実際の役割は<神風剣>のコスト要員です。
サイバース族の通常モンスターは貴重なので3枚の採用。
サイクリプトロン...3枚
<ホーリー・エルフ>が登場するまでは下級最大の守備力でした。
しかし、ホーリー・エルフと違ってこちらは3枚入れることができます!
最上級モンスターへはなす術なしですが、下級モンスターであればほぼ止められるため、このステータスは大きいです。
<神風剣>のコスト要員も兼ねれるため、文句なしの3枚採用!
フェムトロン、アトロン、ゼプトロン、ヨクトロン...3枚
<天帝龍樹ユグドラゴ>を手札に揃える際のサポートとして機能するため、全て3枚フル投入しました!
墓地のカードと効果をよく確認して、出す順番を間違えないようにしましょう!
【魔法カード】9枚
神風剣...3枚
コストとなる下級モンスターの種類も増えたため、今までよりも発動しやすくなりました。そのため、3枚フル投入。
天の加護...3枚
<天帝龍樹ユグドラゴ>の真ん中パーツ以外は基本的にアド損になるのですが、一刻も早くマキシマム召喚を成立させることが勝敗に直結するため、やはり3枚必須です!
セツリの流転...3枚
改良案
スターター縛りに慣れたら、既存のカードを買い揃えてデッキを強化しましょう!<天帝龍樹ユグドラゴ>を軸にしたスタイルは変わりませんが、墓地からマキシマムパーツを手札に回収するカードをフル投入しているため、マキシマム召喚の成功率がぐんと高くなっています!
デッキレシピ
サイバースデッキ
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計30枚
デッキコンセプト
「速攻マキシマム召喚」です!ドローだけでなく、墓地回収手段も加わったことで、早期に手札にマキシマムパーツを揃えることができるようになり、マキシマム召喚の成功率がグーンと高まりました!
また、<楽姫の独演>を採用したことでマキシマム召喚成立までのターンを稼ぐとともに、<セブンスロード・マジシャン>+<セブンスロード・メイジ>のコンボで天帝龍樹ユグドラゴを戦闘破壊しに来たところを止めることもできます。
しかし、<最強戦旗エースブレイカー>による効果破壊や、<幻竜重騎ウォームExカベーター>などのマキシマムモンスターに対して<楽姫の独演>は無力なので過信は禁物です。
数あるマキシマム召喚デッキの中では、随一の成功率を誇るデッキですので、マキシマム召喚を決めて勝ちたい方にはオススメのデッキとなっております!
最後に
今回はネイルデッキをご紹介いたしました。カードプールが増えた今でも、マキシマム召喚を返せる手段を持つデッキは少ないです。
決まれば強いマキシマム召喚ですが、その成功率を極限まで高めたのがこのデッキですので、マキシマム召喚で勝ちたい方にはオススメです!
どんどん広がるラッシュデュエルワールド!
今後も楽しんでいきましょう!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
カマクラルはTwitter及びYouTubeで遊戯王ラッシュデュエルに関する情報を発信しております。
また、参加者370名を超える国内最大級の遊戯王ラッシュデュエル専門Discordのサーバー副管理人も務めており、ガチ対戦のリーグ戦やカジュアル大会の交流会、チーム戦も開催しております。
今回の記事を読んで興味を持たれた方やラッシュデュエルを始めてみたい方、対戦相手をお探しの方は是非とも遊びに来てください!
- Twitter @yugiohbar
- youtube マンゾクテクニカルチャンネル
- 遊戯王ラッシュデュエル専門Discord
- 個人ブログ こちカマ(こちらカマクラルのラッシュデュエル派出所)