
爆魔デッキ【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
前回はデュエルディスク ユウディアスverの記事を執筆しましたが、いかがでしたでしょうか?
デュエルディスク ユウディアスver【カマクラル】
強力な効果を持つ付属カードが多数収録されたことで、<魔法の筒>ケアなどの新たな概念が生まれました!
また、ドラゴン族・機械族・ギャラクシー族の強化に加え、入手困難だった<ブラック・マジシャン・ガール>が手に入るのも嬉しい限りです!
しかも、<ブラック・マジシャン・ガール>はイラスト違いですので、コレクターにとっても朗報でしたね!
さて、今回は2022年最後の記事になります。
デュエルディスク ユウディアスverに収録される<ライトウェーブ・ドラゴン>と<碧牙の爆速竜>のコンボが強力だと発売前から話題になっていましたが、そのギミックを無理なく組み込んだのが今回のデッキです!
巷では、オーバーラッシュパックで登場したエクスキューティーやパラレルオーダーなど展開力のあるデッキが流行していますが、それらのデッキと同等以上のパワーを持つデッキが完成しました!
それが「爆魔」デッキです!
目次
それでは、早速観ていきましょう!1.デッキレシピ
爆魔デッキ
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計28枚
2.デッキコンセプト
「全破壊」です!モンスターの戦闘による盤面の返し合いが基本のラッシュデュエルにおいて、戦闘を介さない破壊が強いことは言うまでもありません!
その中でも、黎明期の<ダーク・リベレイション>をはじめ、その上位互換である<聖なるバリア -ミラーフォース->、そして最新弾に収録された<ブラック・ホール>は強さの格が違います!
苦労してフィールドに展開した最上級モンスター達がノーコストで全破壊される...
モンスターの破壊に重たいコストを設定してきたラッシュデュエルにおいて、このカード達の登場はまさに革命でした!
あまりにも汎用性が高いため、とりあえずレジェンドカードはこれらのカードを選べばいいというプレイヤーも多く、他のレジェンドカード達が影を潜めた原因にもなりました。
特に能動的に自分の好きなタイミングで打てる<ブラック・ホール>は、破壊するモンスターのレベル制限も表示形式の指定もありません。
一瞬で相手の場をガラ空きにして直接攻撃を叩き込めます!
どんなに優位な盤面を築いたとしても、このカード1枚で崩壊し、返しの攻撃で決着するパターンもかなり多いです。
ラッシュデュエルは<ブラック・ホール>を引いたもん勝ちなゲームに成り果てたと言っても過言ではありません。
そんな中、<ブラック・ホール>を打たれても耐えられるデッキは無いかと探して行き着いた結論が<ダーク・リベレイション>でした!
場にモンスターが居ない状況で打てる罠カードの中で無類の強さを誇ります!
<聖なるバリア -ミラーフォース->と違ってレジェンドルールにも引っかからず、3枚積むことができます!
さらに<破滅の竜魔導士>で使い回せるようになったことも追い風となりました!
そして、このデッキに更なるパワーを与えてくれたのが<ライトウェーブ・ドラゴン>と<碧牙の爆速竜>のコンボです!
- <碧牙の爆速竜>
- <ブラック・ホール>
- <ダーク・リベレイション>
3.メインデッキ解説
【最上級モンスター】7枚
碧牙の爆速竜...3枚
墓地を肥やしながら、大抵の表側表示モンスターを全破壊できます!
しかも、攻撃力アップのオマケ付き!
3体破壊で900アップの3400となるため、場がガラ空きになった相手に大ダメージを叩き込めます!
手札消費もなく、必要なカードの枚数も少ないため、まさに破格のコンボです!
登場した当初はイマイチ使いどころの無い効果というイメージでしたが、<ライトウェーブ・ドラゴン>の登場で評価が一変しました。
出張性能も高いため、集めておいた方がいいカードだと思います!
3積み必須です!
破滅の竜魔導士...2枚
コストで墓地のリソースを削ってしまいますが、このデッキには墓地を肥やすカードを多分に採用しています。
また、ほぼ全てのモンスターが魔法使い族かドラゴン族なので、すぐにコスト確保できます!
<ダーク・リベレイション>がバレバレの状態ではありますが、相手に対処を強いれる点が強いですね!
序盤は機能しない効果なので、2枚の採用に留めました。
セブンスロード・マジシャン...2枚
最大攻撃力3900になるよう、デッキに6属性揃えました!
さらに、<セブンスロード・メイジ>とのコンボでマキシマムモンスターも突破できますね!
罠型のデッキはマキシマム召喚成立で詰んでしまうことも多々ありますが、このカードの採用によって弱点をカバーしました。
最上級モンスターを採用し過ぎてしまうと手札事故の要因になるため、2枚の採用に留めました。
ただ、<破滅の竜魔導士>、<ことのはの妖精>、<ダーク・リベレイション>とこのカードをデッキに戻せるカードが多いため、何度も使い回すことが可能です!
【下級モンスター】21枚
ライトウェーブ・ドラゴン...3枚
仮に<碧牙の爆速竜>に繋げられなかったとしても、強力な墓地肥やし性能なので無駄になりません!
下級のドラゴン族を墓地から特殊召喚するような汎用カードが無いため、基本は素引き頼みです。
是非とも引き込みたいカードなので、絶対3積み確定です!
フィーラン・ドワーフ...3枚
自身が魔法使い族である点も優秀で、あっという間に<ダーク・リベレイション>の墓地コストを確保することができます!
打点も準アタッカークラスなので、現環境なら下級のセットモンスターを突破できる可能性も高いです!
相手の魔法・罠カードをデッキの下に戻す追加効果は、貪欲な壺など墓地にあることでメリットになるカードを取り除けるので、意外と役立ちます!
また、カードの効果でデッキをシャッフルされたとしても、デッキ内の魔法・罠比率を高めておけば、モンスターカードを引けない手札事故を誘発できる可能性があります!
その時々の状況に応じて、戻すかどうか判断していきましょう!
ミスティック・ディーラー...3枚
自身も魔法使い族なので、早期に墓地の魔法使い族を貯めることができますね!
魔法使い軸なら3積み確定カードです!
ことのはの妖精...3枚
デッキの約半分が魔法使い族なので、追加効果を狙いやすい点も高評価ですね!
こちらの墓地リソースを削ってしまうものの、デッキの墓地肥やし性能が高いため、そこまで影響はありません。
風属性を担うカードでもあるため3枚採用しました!
アメイジング・ディーラー...3枚
特にこのデッキにおいては、<破滅の竜魔導士>、<ことのはの妖精>、<ダーク・リベレイション>と墓地のモンスターをデッキに戻す手段が豊富なため、中盤以降でも効果を使う機会に恵まれるでしょう!
自身が魔法使い族ということもあり、入れない理由を探す方が難しいです。
当然3枚の採用です!
シードラゴン・ナイト...2枚
ただし、破壊が不確定な上、墓地のリソースを削ってしまうこと、海竜族というシナジーの無い種族である兼ね合いから2枚の採用に留めています。
セブンスロード・メイジ...2枚
大抵の罠型デッキはマキシマム召喚成立で窮地に追いやられますが、詰んでしまわないようにするための採用です。
<セブンスロード・マジシャン>とのコンボでマキシマムモンスターの打点を大幅に下げ、戦闘破壊を目指します!
ただし、エクスキューティーに対しては機能しないため、環境によっては<ピーキング・マジシャン>の方がいいかもしれません。
環境分布によって採用が変わるカードです。
今回は2枚の採用に留めました。
フェニックス・ドラゴン...2枚
そのため、2枚の採用に留めました。
【魔法】9枚
七宝船...3枚
もともと最上級モンスターの数が少なめなので、即打ちする機会は少ないと思います。
ただ、どうしてもカードを引かなければ活路が見い出せない場合は1ドローでも使っていきましょう!
<ブラック・ホール>や<ダーク・リベレイション>など、現状を打破するカードがたくさん採用されているため、逆転の一手となるかもしれません。
ブラフで伏せることで相手の攻撃をためらわせる役割もあるため3枚採用です。
マジカル・ストリーム...3枚
デッキの約半分が魔法使い族なので、打てないタイミングはほとんどありません。
特に相手の場がガラ空きのタイミングで確実に攻撃を通したい際に重宝します!
その他、機械が<世紀末獣機界ビーストギア・ワールド>を貼ってきた際に優先的に割ることもできます。
こちらは環境によっては採用の変わるカードではありますが、今回は3枚フル投入しました。
魔法石の採掘...2枚
そのため、主な役割は<ブラック・ホール>の再利用です!
一見、手札コストが重いように見えますが、<ダーク・リベレイション>が決まればこちらの盤面が維持されるため、手札を消費しません。
逆に手札を減らして交換率を高めなくてはならないため、能動的に手札を切れるカードは重宝します。
<七宝船>同様、一旦は場に伏せておき、発動するタイミングまで待ちましょう。
ブラック・ホール...1枚
このカードの登場後は、どちらが先にこのカードに辿り着くかの勝負となりました。
どんなに強固な盤面でも、これ1枚で全破壊できますし、直接攻撃でライフをごっそり持っていかれます。
大抵の場合はそれでゲームエンドです。
自分の場にモンスターが居ない状況で有効打となる罠は<聖なるバリア -ミラーフォース->か<ダーク・リベレイション>だと思います。
ただし、<聖なるバリア -ミラーフォース->を採用する場合は<ブラック・ホール>を採用できません。
一番強いカードを抜いて二番目に強いカードを入れる行為が果たして正解か...は難しい問いですね。
また、<ダーク・リベレイション>は墓地の魔法使い族の枚数から予測されてケアされる可能性が高いです。
もちろん強いことには変わりありませんが、潜入開始で特殊召喚したモンスターのみで攻撃されたり、ギャラクティカ・オブリビオンを壁にして残りのモンスターで攻撃してきたりと、盤面全破壊まで持っていくのは意外と難しいです。
諸々考慮した結果、レジェンドカードは<ブラック・ホール>一択となりました!
【罠】3枚
ダーク・リベレイション...3枚
デッキの約半分が魔法使い族であることに加え、墓地を肥やすカードが多投されているため、実質的に<聖なるバリア -ミラーフォース->が3積みされているようなものです!
加えて、このデッキには<破滅の竜魔導士>を採用しているため、墓地の<ダーク・リベレイション>を使い回すことができます!
墓地からセットされたこのカードはバレバレですが、それでも相手が解決札を引かない限りは分かっていても攻めることができなくなります。
ターンが経てば経つほど、<ブラック・ホール>や<碧牙の爆速竜>のコンボなどに到達できる確率が上がるため、このカードは入れ得だと思います!
絶対3積み必須です!
4.各デッキとの相性
爆魔は罠型デッキに分類されます。それぞれの相性を見ていきましょう!
展開デッキ(風サイキック、サンメロなど) 相性:○有利
相手が展開してきたモンスター達を一掃するカードが多いため、相性はこちらが有利です!ただし、相手がバック破壊を多投していたり、<人造人間-サイコ・ショッカー>などの罠対策をしてきている場合はその限りではありません。
とは言え、デッキの枠的にそれらのメタカードを採用するスロットもそんなに無いため、メイン戦での有利で動かないと思います。
マッチ戦の2戦目以降は罠対策されるため、注意が必要です。
罠型デッキ(竜魔、機械など) 相性:△五分
互いに罠を構えながら、スローテンポのゲームになることが予測されます。相手のデッキに採用されているカードを予測し、踏みに行くのか、破壊するのか、先を読んだプレイングが求められます。
罠破壊耐性付与として<破滅の竜魔導士>、直接破壊するカードとして<マジカル・ストリーム>を採用しているため、これらを使うタイミングの見極めが重要です。
ただ、個人的にはこうしたやり取りがラッシュデュエルの醍醐味だと思うため、このタイプの対戦が一番やりごたえがあると感じます。
デッキパワー的には拮抗しているため、相性は五分としました。
コンボデッキ(フュージョン、マキシマムなど) 相性:△五分
マキシマムモンスターに対して<ダーク・リベレイション>が無力な分、このデッキの持ち味は半減します。また、裏守備3セットで固められるとライフが取れないため、その辺りも厳しいことには変わりません。
しかし、<セブンスロード・マジシャン>+<セブンスロード・メイジ>のコンボでマキシマムモンスターを打点突破できる点は大きな特徴ですね!
罠型デッキながら、<終焔魔神ディスペラシオン>で詰むことが無い点は高評価です!
相手のマキシマムモンスターを返す手段があることから、デッキパワーは五分と判断しました。
5.新ルール移行後
レジェンドカード1枚ルールはレジェンドカードを引いたもん勝ちになりますが、各種1枚の合計3枚ルールはその限りではありません。さらにマッチ戦ともなれば、レジェンドカードの組み合わせは何百ものパターンになり得ます。
とは言え、現実的には、魔法カードは<ブラック・ホール>、罠カードは<聖なるバリア -ミラーフォース->と偏ってくることでしょう。
読まれても強い定石のレジェンドカードを選ぶのか、相手の意表をつくためにトリッキーなレジェンドカードを採用するのか、プレイヤーの個性が出て面白くなりそうですね!
パワーカードを複数枚積めるようになるため、これまでより派手な対戦となりそうで今から楽しみです!
このデッキにおいては、モンスターカードは<創世神>、魔法カードは<ブラック・ホール>、罠カードは<魔法の筒>あたりを環境に合わせて選んでいくかたちになりそうです。
また、モンスターのレジェンドカードとして、<人造人間-サイコ・ショッカー>や<ミラージュ・ドラゴン>などの罠対策カードが流行るようであれば、<ダーク・リベレイション>が通りにくくなるため、構築を変える必要がありますので注意しましょう。
6.最後に
新ルール・リミットレギュレーション実施まで残り僅かとなりました。新環境では罠が通りにくくなる可能性もあるため、是非とも規制前に使っていただきたいです!
そして、この記事が2022年最後の記事となります。
本年もお付き合いいただき誠にありがとうございました。
来年は新ルール・リミットレギュレーション対応の色々なデッキをご紹介していきますので、是非とも参考にしてください!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
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また、参加者460名を超える国内最大級の遊戯王ラッシュデュエル専門Discordのサーバー副管理人も務めており、ガチ対戦のリーグ戦やカジュアル大会の交流会、チーム戦も開催しております。
今回の記事を読んで興味を持たれた方やラッシュデュエルを始めてみたい方、対戦相手をお探しの方は是非とも遊びに来てください!
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