
オーダーミッションデッキ解説【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
前回はセブンスロードデッキをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
セブンスロードデッキ解説【カマクラル】
ラッシュデュエル黎明期から活躍し続ける魔法使い族の最新デッキです!
アニメ遊戯王SEVENSの主人公テーマということもあり、かなり優遇された種族となっています!
さらに6月発売予定のメガロードパックにて、公式から新カード情報が公開されており、強化が確定しています!
今後、要注目のテーマですね!
さて、今回は5/14(土)に開催された第12回マキブラ杯にて私が握ったデッキをご紹介いたします!
第11回マキブラ杯から早1ヶ月、パラレルオーダーデッキはどのような進化を遂げたのか?
今回も細部に至るまで惜しみなく全てを解説していきます!
それでは、早速どうぞ!
デッキレシピ
オーダーミッションデッキ
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計17枚
魔法
計20枚
前大会の振り返り
直近の大型大会である第11回マキブラ杯では、パラレルオーダータイプがTier1で約3割のプレイヤーが選択しており、結果も2~4位と上位を独占していました。次点はTier2かつ優勝を飾ったサンメロデッキですが、分布を見ると使用者がパラレルオーダーの半分以下でした。
同じ展開型デッキでありながら、何故ここまで差がついたのか?
そこには4つの要素があると分析しています。
次の項目で一つずつ詳しく解説していきます!
パラレルオーダーの優位性
- 展開の下準備が少ない
- シナジーが高い
- 自由枠の多さ
- 致命的なメタが無い
1.展開の下準備が少ない
サンメロデッキが墓地に最上級モンスターを4種類貯めなければいけないことに比べ、パラレルオーダーデッキは2、3体で済みます。つまり、展開に必要な下準備が圧倒的に少ないです。
ラッシュデュエルは展開が決まるまでのスピードが重要ですが、かなり早い段階での展開が可能となります!
また、<パラレルバース・ゲート>1枚で最上級モンスター2体を特殊召喚できるため、展開に必要な枚数が少ないです。
上記の理由から、現環境の中で最も早く簡単に最上級モンスターを展開できるデッキであると言えるでしょう。
2.シナジーが高い
サンメロデッキの場合、最上級の効果モンスターには<潜入開始>が使えないため、潜入開始を引いても発動できないタイミングが存在します。一方、パラレルオーダーデッキは全ての最上級モンスターが潜入開始に対応しているため、発動機会が2倍になると言えます。
噛み合いを必要とするケースが少ないため、無駄がなく常に安定したパフォーマンスを発揮できる点が優秀ですね!
3.自由枠の多さ
サンメロデッキはデッキ内の固定枠が多く、空きスロットがほとんどありません。それは環境に合わせてカスタマイズすることが難しいことを意味します。
それに比べるとパラレルオーダーデッキは固定枠が少なく、環境に応じたメタカードを積む余裕があります。
これはコンボに必要なカードの枚数が少ないことにも関係していますが、単体のカードパワーが高いとも言えますね!
これにより、相手のメタカードをさらにメタるということも可能です!
4.致命的なメタが無い
現在のラッシュデュエルには魔法カードを無効化するカードがありません。そもそも遊戯王OCGと違ってチェーンという概念が無いため、カウンター罠が登場することも無さそうです。
そうなると自分が発動した魔法カードは100%効果が通ることになります!
つまり、魔法カードを主としているパラレルオーダーデッキは自分の行動を妨害されることがありません!
これがサンメロデッキであれば、召喚反応系の<聖塔の危機>などで妨害されてしまいます。
もちろん、墓地の最上級モンスターをデッキに戻されると展開力は落ちますが、サンメロデッキのように動きが完全に止まってしまう訳ではありません。
<潜入開始>は手札からの特殊召喚にも対応しているため、デッキに戻されたモンスターを引いてもそのまま出せるケースが多々あります!
このように、致命的な弱点が無いところも強いデッキの特徴ですね!
デッキコンセプト
「弱点の克服」です!前回の大会結果を見て、やはり多くのプレーヤーがパラレルオーダーを選択して勝ち上がっているということが分かりました。
そして、おそらく今回も同じように、勝てば勝つほどミラー対面が多くなると予想しました。
前大会でベスト4をとった時は運にも助けられて上振れていましたが、準決勝と3位決定戦は0-2のストレート負けでかなり失速しました。
その敗因は単純明快で、最上級モンスターが手札で溜まってしまう手札事故でした。
それもそのはずで、当時はデッキ内にレベル7モンスターを12枚も採用していたのです。
新弾発売から1週間と調整期間が短かったこともありますが、その時はそれでも回ると思っていました。
デッキパワーは間違いなく高いはずなのに、それを発揮できずに負けてしまい、かなり悔しい思いをしました。
その反省を踏まえて今回の構築ではレベル7モンスターを8枚に減らし、デッキの動きをサポートする優秀な下級モンスターを9枚採用しました。
ミラーの調整を繰り返すうち、やはりライフを大幅に減らされるとその後の展開がかなり厳しかったため、序盤からライフを取られない立ち回りが必要と感じました。
ある程度墓地が肥えてしまえば、必要な札は墓地から引っ張ってこれるため、その後は高いパフォーマンスを発揮し続けられるからです!
下級モンスターでは<ドスオドン>、そして罠カードの<ハーディフェンス・ミッション>がこの構築のイチ押しポイントです!
それでは、各カードの解説の方で詳しく書いていきます!
各カード解説
【最上級モンスター】8枚
ギャラクティカ・オブリビオン、ミルキーウェーブ・ネオ...各3枚
単純なステータスの高さと、<メテオ・チャージ>との相性を考慮して、各3枚必須です!
最強戦旗タフストライカー.魔法羊女メェ~グちゃん...各1枚
2種類に分けることで、少しでも相手のヨミを撹乱できないかという考えです。
また、相手が機械族デッキで<ビーストギア・ワールド>を使ってきた場合にも対抗することができます!
やはり最上級モンスターを入れ過ぎると手札事故率がアップするため、この枚数に留めました。
【下級モンスター】9枚
トランザム・ライナック...3枚
レジェンドカードを除けば、下級モンスターで守備力1600を超えるモンスターは皆無なので、相手の下級セットモンスターを問答無用で突破できます!
何気に<メテオ・チャージ>の発動条件を満たせたり、<ビックリード・ドラゴン>と相打ちを取れたりと使い勝手が良いため3枚採用しました。
キャノン・ソルジャー...3枚
<ドスオドン>の棒立ちをケアすることにも役立ちます!
あとは自身を最上級モンスターのリリース要員にできたり、盤面を空けて墓地から特殊召喚するためのスペースを確保したりと使い勝手が良いです!
3枚必須のカードです!
ドスオドン...3枚
しかし、調整を繰り返すうちに最上級モンスターが手札に溜まってしまうことが最も避けたい要因であることが分かりました。
1枚分の損失は<パラレルバース・ゲート>で取り戻せますし、自身をリリース要員にも使えるため、思ったより弱くはなかったです。
<天使の施し>の下位互換ながら、3枚入れられることと、裏守備セットの壁にも使えてライフを守れるために3枚採用しました!
特に罠で守って生き残った場合、次のターンも効果を使えるところが意外と強かったです!
【魔法】20枚
潜入開始...3枚
それくらいデッキのタイプを問わず、手軽に戦線・盤面を強化するカードです!
このカードを強く使いたいがために、採用している最上級モンスターは全てこのカードに対応させています。
他デッキと比べて、このカードの発動タイミングが多いことが強みの一つですね!
絶対に3積み必須です!
パラレルバース・ゲート...3枚
ちょっとカードパワーが高過ぎますね!笑
重ねて引いてしまっても、デッキトップを墓地に送る効果として発動できるため、全く無駄がありません。
こちらも絶対に3枚必須!
七宝船...3枚
2ドローではなく、1ドローしてから追加の1ドローを選べるため、手札0枚で<パラレルバース・ゲート>を打つためにあえてストップするという択もとれます!
こちらも絶対3枚採用です!
魔法石の採掘...3枚
レジェンド級のパワーを持つカード達を使い回せるのですから、弱い訳がありませんね!
手札コスト2枚もパラレルバース・ゲートの追加効果発動の手助けとなるため、むしろメリットです!
絶対に3積み必須のカード!
ゴースト・サイクロン...3枚
手札の損失なく、第二の手札と言われるセットカードを破壊してくれるため、後攻の不利を覆してくれます!
特にセットの可能性が高いミラー戦において強さを発揮しますが、サンメロデッキなど、魔法・罠をあまりセットして来ない相手の場合は手札コストに使うようにしましょう。
場に伏せたは良いものの、自分の場にモンスターがいたり、相手のセットカードが無い場合は自分の魔法・罠ゾーンを埋めてしまうため注意が必要です。
ちなみに1ドローは選択効果ですので、ドローし忘れることがないように注意しましょう!
昂光の裁き...2枚
<パラレルバース・ゲート>での展開後は手札0枚になるため、墓地バウンスしながら相手の盤面を削り、手札事故の誘発まで狙えます!
ただし、単体で強く打てるタイミングが限られており、手札にダブついても連続でバウンスできないため、2枚の採用に留めました。
また、デッキに戻すモンスターは自分の墓地も選べるため、<ゴースト・サイクロン>の追加1ドロー効果を狙える際は自分の下級モンスターを戻すのも有効です!
ハンマークラッシュ...1枚
特にこのデッキは<聖なるバリア -ミラーフォース->に弱く、場にモンスターが居る場合は<ゴースト・サイクロン>が打てないため、このカードの出番となります!
魔法・罠のセットカードは第二の手札ですので、そこのカードを潰せるのは強いですね!
手札コストがむしろメリットにはたらく機会もあるのですが、重ねて引いてしまうと使いにくいことと、サンメロデッキなどバック破壊が効きにくいデッキも環境に存在することから1枚の採用に留めました。
メテオ・チャージ...1枚
<貫通!>及び<『攻撃』封じ>、<『守備』封じ>を合わせたようなカードで、1枚で2枚分の役割を果たしてくれる場合があります!
しかし、毎ターン使えるような効果ではなく、噛み合いも必要で強く打てる場面が限られてしまうため、1枚の採用に留めました。
環境内に<ビックリード・ドラゴン>などの壁モンスターが増えるようなら、枚数を増やしていいかもしれません。
手札活殺...1枚
しかし、必ず他のカードと組み合わせる必要があることから、使い勝手は今ひとつです。
採用するかどうかも迷いましたが、マキシマムデッキと当たった際に詰んでしまうことを防ぎたかったため、1枚のみ採用しました。
【罠】3枚
ハーディフェンス・ミッション...2枚
<潜入開始>の罠破壊耐性から使いにくいのではと思っていたのですが、<パラレルバース・ゲート>やアドバンス召喚したモンスターに加え、潜入開始の次のターンで耐性がなくなったモンスターに対しては有効なので、意外と有効でした。
<カウンター・シールド>や<ヴァキュア・アナイアレイション>と違って単体で仕事をするところが偉く、このカードのおかげで相手の盤面を空けながらライフを守れるケースが多々ありました。
特にマッチ戦においては罠への警戒心を強められるため、相手の攻め手が鈍る効果もあります。
2枚採用というところが絶妙で、1枚の時よりは期待値が高く、3枚の時ほど邪魔にならなかったです。
サンメロデッキ相手には打ちにくい場面もありますが、それを差し引いても決まった際のリターンが大きいカードですので、一度試してみることをオススメします!
聖なるバリア -ミラーフォース-...1枚
マッチ戦ということもあり、相手の攻め手を鈍らせるためにこのカードを採用しました!
主な役割は<ハーディフェンス・ミッション>と同じですが、こちらは攻撃力1600の<ビックリード・ドラゴン>や下級モンスターもまとめて破壊できるところが強かったです!
ただ、ここは自由枠なので、何を重視するかによって他のレジェンドカードと変えていいと思います。
採用を迷ったカード
【モンスターカード】
コスモ・タイタン
しかし、攻撃力2300とステータスが今ひとつで、単体で押し負けてしまうことが多いため採用を見送りました。
今後さらにギャラクシー族サポートのカードが増えたら再度検討したいカードです。
ビックリード・ドラゴン
特に攻撃力2500が場に並ぶ昨今において、盤面を返しながら一瞬でライフを削りとる性能は魅力的です!
対パラレルオーダーデッキに対しては滅法強いカードですが、サンメロデッキの餌食になってしまうために今回は不採用としました。
アメイジング・ディーラー
試した結果、<ドスオドン>で事足りると判断し、採用を見送りました。
【魔法カード】
天の加護
場に伏せておいて必要なタイミングで打てる点は強いのですが、モンスターカード1枚のタイミングではドローにつなげられず、手札が魔法カードだらけでライフを取られて負けるケースが多かったことから風として使える<ドスオドン>を優先しました。
ミート・アンド・グリード
古のルール
壁として使うこともできず、カードパワー的にも4枚目以降の潜入開始にはなり得ないと判断し採用を見送りました。
JAM:Pセット!
サンメロデッキが横行するなら検討の余地はありますが、噛み合いの必要な遅いカードという評価で不採用としました。
死者への手向け
普通なら出された瞬間に詰んでしまうマキシマムモンスターもこれで除去できます!
手札コストはあるものの、魔法カードなので<魔法石の採掘>で使い回しも可能です!
感触的にはそこまで悪くはなかったですが、絶対にこのカードでなければダメだった場面もありませんでした。
これが<聖なるバリア -ミラーフォース->ならワンチャンスあったという場面に何度か遭遇したため、採用を見送りました。
環境にマキシマムデッキが増えるようなら採用もアリだと思います。
天使の施し
しかし、どれだけドローをしても、解決札が無いと負けるという結論に達しました。
もちろんかなり強力なカードではありますが、<ドスオドン>の投入でデッキ回転率が上がった分、他のパワーカードに置き換えたいと思い、<聖なるバリア -ミラーフォース->の方を採用しました。
フォローウィング・ワールド
しかし、多くのデッキで採用されている相手の<ミルキーウェーブ・ネオ>の打点もアップさせてしまうことから、思ったほど有効にはたらきませんでした。
他にも<潜入開始>で超えられてしまったり、<メテオ・チャージ>で寝かされたり、<昂光の裁き>で戻されたりと突破方法も多かったです。
重ねて引いてしまうと事故要因となり、逆に引かないと<ハンディーレディ>が弱いため、いっそ入れない方がいいという結論になりました。
【罠カード】
聖塔の危機
しかし、特殊召喚を主とするパラレルオーダーデッキに対しては事故要因になってしまうため、デッキ分布的にナシにしました。
ヴァキュア・アナイアレイション
ただし、レベル7のギャラクシー族通常モンスターが場に居ないと発動できない点が少し重たいです。
破壊するモンスターの数も不確定なため、強く打てる場面が限られると判断し、不採用にしました。
カウンター・シールド
しかし、墓地にモンスターがいないと打てないことから序盤は腐りがちとなり、思ったほどの活躍はしてくれませんでした。
そもそも1枚入れたくらいでは発動機会も少なく、それなら最初からなくても大して変わらないという結論に至りました。
各デッキとの相性
対パラレルオーダー ○やや有利
ミラーのメタカードを多分に積んでいるため、こちらが有利だと言えます!しかし、有利といってもデッキパワー自体は拮抗しているため、わずかに有利という程度でしょうか。
後攻スタートでも、<ゴースト・サイクロン>や<昂光の裁き>が絡めば先後をひっくり返せるくらいの盤面を作れるため、ワンチャンスある点が良いですね!
対サンメロ ×不利
もともと魔法カードの比率が高いことに加え、罠まで採用してしまっているため、サンメロデッキの無限ループには滅法弱いです。ミラーと違ってバック破壊カードが有効打になりにくい点も向かい風ですね。
対機械 △五分
<ハーディフェンス・ミッション>で鋼機神ミラーイノベイターを破壊できない点がかなり厳しいです。また、<バトル左遷>や<獣機界奥義 獣之拳>といった破壊以外の妨害罠が多く、<潜入開始>でさえ有効打になり得ないケースがあります。
ただし、展開力や個々のカードパワーはこちらが上ですので、バランス的には拮抗していると言えるでしょう。
このデッキの弱点
バック破壊カードに弱いです!<ハーディフェンス・ミッション>は相手の攻撃ありきのカードですので、発動前に破壊されてしまうとこちらの計算が狂ってしまいます。
同様にサンメロデッキの無限ループコンボにも弱いので、環境内にサンメロデッキが多いようなら<ハーディフェンス・ミッション>を抜いて<聖塔の危機>などで対抗しましょう!
プレイングのコツ
デッキが回れば<潜入開始>や<パラレルバース・ゲート>の威力が発揮できるため、最上級モンスターが手札に溜まらないようにガンガン回していきましょう!<ドスオドン>は生き残れば次のターンも効果を使えるため、罠で守っていきましょう。
最後に
長文にお付き合いいただき誠にありがとうございました。今回はミラーに強くすることを意識して、採用カードはかなり厳選しました。
それぞれの採用理由、不採用理由についても参考にしていただけますと幸いです。
6/4(土)発売予定のメガロードパックは、テーマ強化カードに加えて汎用性の高いカードも多数収録されているため、環境も変わりそうで楽しみです!
今後も様々なデッキをご紹介していきますのでお楽しみに!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
カマクラルはTwitter及びYouTubeで遊戯王ラッシュデュエルに関する情報を発信しております。
また、参加者460名を超える国内最大級の遊戯王ラッシュデュエル専門Discordのサーバー副管理人も務めており、ガチ対戦のリーグ戦やカジュアル大会の交流会、チーム戦も開催しております。
今回の記事を読んで興味を持たれた方やラッシュデュエルを始めてみたい方、対戦相手をお探しの方は是非とも遊びに来てください!
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