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【ヴァルモニカ】デッキ解説

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by Hearth

【ヴァルモニカ】デッキ解説
皆様こんにちは。Hearth(ハース)です。

今回は、2023年8月26日に発売された『デッキビルドパック ヴァリアント・スマッシャーズ』にて登場した【ヴァルモニカ】のテーマ紹介記事を担当いたします。

今までの記事とはまた違ったタイプで、不慣れなところも散見されるかと思います。
イラストの美しさ、コンセプトの面白さなど、【ヴァルモニカ】の魅力を伝えていけるような記事にできていれば幸いでございます。


各カードの解説
ヴァルモニカのカードは合計で10枚。
それらをまずはざっくりと解説していきます。
説明を簡易化するために、こちらで勝手に番号を振ることもありますが、ご容赦くださると幸いです。

天使の聲 / 悪魔の聲
  1. 手札から他のカードを1枚捨てて、手札の自身と相方をPゾーンに置く効果
  2. 自身を召喚・特殊召喚したターンのメインフェイズに、墓地の「ヴァルモニカ」通常魔法・通常罠を除外して、それぞれに対応した効果を適用する効果
  3. もう片方のPゾーンに相方の種族のモンスターカードが存在する場合に回復/ダメージを受ける度に響鳴カウンターを1つ置く効果
とペンデュラムモンスターらしく、多くの効果を持っています。
特に1.の効果に関してはかなり優秀で、手札コストを1枚要求するものの、簡単にスケール3とスケール5を揃えることができるため、レベル4を多く出したいというデッキでは出張採用も検討できるでしょう。
2.の効果という盤面に出してもメリットがあるカードの為、手札に複数枚引き込んだとしても腐るどころか、後述するリンクモンスターの素材にしやすい(出張採用ならランク4などの素材にしやすい)という点から各種3枚ずつ採用できるのは純構築・出張のどちらの利点から見ても明確な利点と言えるでしょう。

ヴァルモニカの異神-ジュラルメ / ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ
L召喚を行うために、Pゾーンに自身と同じ種族のカードに響鳴カウンターが3つ以上乗っている必要があり、1ターンに1度しか、同名を特殊召喚できない制約効果を共通として持つ。
ヴァルモニカの異神-ジュラルメ>は3体以上のモンスター破壊と3回攻撃、
ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ>は響鳴カウンターを消費することでフィールドのカードに破壊耐性を付与するのと、相手ターンに墓地・除外状態の「ヴァルモニカ」通常魔法・通常罠1枚の発動時の効果を適用する効果を持っています。

ヴァルモニカの異神-ジュラルメ>は、できれば相手ターンにP効果でリンク召喚したいところですね。攻撃宣言時というところはタイミングとしてはモンスター、Pゾーンのカードがそれぞれ破壊されている可能性があるので怖いところですが、通れば一気に盤面破壊で相手の動きを崩すことができるポテンシャルを秘めています。

ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ>は逆に守り・展開用のカードで、理想を言うならば自分のターン中に展開してアドバンテージを稼いでおきたい一枚です。
任意のタイミングで墓地の魔法・罠をコピーできるのは強力で、罠をコピーすることで事実上の妨害カードとなるのも嬉しいところですね。

ヴァルモニカ・シェルタ / ヴァルモニカ・イントナーレ / ヴァルモニカ・ヴェルサーレ
Pゾーンに「ヴァルモニカ」カードが存在しない場合に適用する効果を相手が選ぶという制約と、自分のライフを500回復するか、500ダメージを受け、その後、アドバンテージを稼ぐ効果を持っているカード群になります。
響鳴カウンターの存在から、先んじてPゾーンにセットしてから魔法を発動するという立ち回りが重要になってくるでしょう。
Pゾーンにセット、状況に応じて効果を選びアドバンテージを稼いでいくのが基本的な運用方法となってきます。
1ターンに1枚の同名の制約こそついているものの、<天使の聲><悪魔の聲><ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ>で効果をコピーすることもできるため、ハンドによっては予想以上にカウンターを溜めることもできるでしょう。

特に強力なのは<ヴァルモニカ・シェルタ>です。
両方の効果がどちらも強く、
  • 複数枚引き込んでしまった手札の質を変えることができる回復効果
  • 確実にヴァルモニカのカードを増やすことができるダメージ効果
と、Pゾーンに「ヴァルモニカ」カードが存在せず、適用する効果を相手が選んだとしても最低限の仕事をこなすキーカードです。これは文句なしに3枚投入のカードとなるでしょう。

天魔の聲選器-『ヴァルモニカ』
発動時の効果処理としてデッキから「ヴァルモニカ」モンスター1体をサーチする効果。
自分のPゾーンに響鳴カードが置かれ、そのカウンターの数が3つになった場合に、相手フィールドのモンスター1体を攻撃のみ制限してコントロールをエンドフェイズまで奪う効果を内包しています。

現状、デッキの性質上初手にPスケールを揃えたいため、文句なしの3投どころか<テラ・フォーミング>の使用も積極的に行いたいフィールド魔法です。
手札に複数枚引き込んでいたとしても1枚が2枚になるカードではありますから、次のターンまで温存したり、Pカードたちのハンドコストにしたりと無駄がないのも嬉しいところですね。

コントロール奪取に関してはリンク素材にしてしまうのが一番手っ取り早いでしょう。相手ターン中にカウンターを3つ乗せてコントロールを奪い、そのまま相手ターンリンク召喚という形にすれば消費を抑えて相手の妨害にすることもできます。

ただ、注意点としてですが、このカードは4つ目以上のカウンターが溜まっても効果を発揮しません。ゆえに、Pゾーンの響鳴カウンターに関してはあえて調整するプレイングが必要になるでしょう。

選律のヴァルモニカ / 律導のヴァルモニカ
「ヴァルモニカ」カードが存在しないと発動できず、「ヴァルモニカ」Lモンスターが存在する場合、両方の効果を適用できる罠カードたちです。
罠カードに関しては妨害効果がどちらも優秀なため、構えた上で<ヴァルモニカの神異-ゼブフェーラ>の効果でコピーして2回妨害に繋げるのが理想形となります。
ヴァルモニカ・ヴェルサーレ><ヴァルモニカ・シェルタ>によって墓地肥やし・サーチができるため、デッキ構築の際は事故防止のために1枚ずつの採用が良いかと思われます。
デッキレシピ
ヴァルモニカ
プレイヤー:Hearth


レシピに関して
純構築の【ヴァルモニカ】です。様々なデッキレシピが考えられますが自傷ダメージを受けるのが得意な「BF」や「Em」と混ぜてしまうと純構築とは言い難いと感じて<インスペクト・ボーダー>を中心としたメタビートに寄せる形としました。
インスペクト・ボーダー>は制圧力が高く、単体で出せるレベル4な上に、盤面に残りやすいためL素材としても有効になりやすい点での採用となります。逆にリンク召喚を縛ってしまうという理由で<フォッシル・ダイナ パキケファロ>は採用していませんが、レベル4を多めに採用したい場合は、<エフェクト・ヴェーラー>などの枚数を減らして<ライオウ>を採用するのもありかもしれません。
デッキ考察
現在の「ヴァルモニカ」はまだまだパワー不足な面も見受けられますが、今後強力なレベル4の登場によってまだ可能性を秘めているテーマです。
イラストの美しさやモチーフの面白さから今後人気になった場合は値段が上がるでしょうから、興味があるなら今のうちにパーツを抑えておくのも手ではないでしょうか。
また、レベル4を展開したいけれどイマイチ展開力が足りないテーマ、というところで見れば出張パーツとしてもかなり優秀です。「光天使」などでは属性的な面でさらにシナジーもあるため、一考の余地もあるかもしれません。

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